2011年ベルリン国際映画祭 受賞発表

2011年(第61回)ベルリン国際映画祭の受賞結果です。

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コンペティション部門出品16作品 紹介 (シネマトゥデイ) → こちら


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2011年(第61回)ベルリン国際映画祭 受賞発表
(The Berlin International Film Festival)



金熊賞 Golden Bear
別離
英題:A Separation(Nader And Simin, A Separation)
原題:Jodaeiye Nader az Simin
監督:アスガー・ファルハディ Asghar Farhadi
製作国:イラン
※ アスガー・ファルハディ監督は2009年度に『彼女が消えた浜辺』にて銀熊賞(監督賞)を受賞しています。
※ ソニー・ピクチャーズ・クラシックスが北米での配給権を獲得。(2011/05/03付け)




銀熊賞(審査員大賞) Silver Bear, Jury Grand Prix
二ーチェの馬 
英題:The Turin Horse
原題:A Torinói ló
監督:タル・ベーラ Béla Tarr
共同監督:フラニツキー・アーグネシュ Ágnes Hranitzky
製作国:ハンガリー




銀熊賞(監督賞) Silver Bear, Best Director
ウルリッヒ・コーラー Ulrich Köhler
作品:スリーピング・シックネス(←東京国際映画祭での邦題)
英題:Sleeping Sickness
原題:Schlafkrankheit
製作国:ドイツ
※ 2011年東京国際映画祭で上映予定。(WORLD CINEMA にて)




銀熊賞(男優賞) Silver Bear, Best Actor
『別離』(英題:A Separation 〔Nader And Simin, A Separation〕)の男性キャスト




銀熊賞(女優賞) Silver Bear, Best Actress
『別離』(英題:A Separation 〔Nader And Simin, A Separation〕)の女性キャスト




銀熊賞(脚本賞) Silver Bear, Best Screenplay
ジョシュア・マーストン Joshua Marston, Andamion Murataj
作品:The Forgiveness of Blood
製作国:アメリカ
※ サンダンス・セレクト(Sundance Selects)が北米での配給権を取得。(2011/04/06付け)




銀熊賞(芸術貢献賞) Silver Bear, Extraordinary Artistic Achievement
Wojciech Staron [撮影]
Barbara Enriquez [プロダクション・デザイン]
作品:プライズ ~秘密と嘘がくれたもの~
英題:The Prize
原題:El premio
製作国:メキシコ




アルフレード・バウアー賞 Alfred Bauer Prize
Andreas Veiel
英題:If Not Us, Who?
原題:Wer wenn nicht wir
製作国:ドイツ


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(2011/02/21 記)今回の審査員として参加予定であったイランのジャファール・パナヒ監督が現政権を握る保守派と対立する革新派の支持者であったことにより逮捕され(現在は釈放)、出国許可が降りなかったという経緯もあり、映画業界人たちの政治的な主張が多分に反映された結果のようにみえます。(もちろん、作品自体の出来栄えもいいのでしょうが。) 施政者に対する抗議デモが多くの国々で起きている今の中東情勢を考えればこれも無理もない、ということでしょうか。

(2012/02/25 記)「受賞は、まずは作品自体の出来の良さがあってこそ」だったということですね。しかし、もちろん審査員や映画人たちの政治的意見が反映されてもいるはずです。




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