2011アカデミー賞外国語映画賞:ポルトガルからの出品作が決定

ポルトガルは、ミゲル・ ゴンカルベス・メンデス(Miguel Gonçalves Mendes)監督のドキュメンタリー作品を代表作として選出しました。


『José and Pilar(英題)』は1998年にノーベル文学賞を受賞したジョゼ・サラマーゴ(José Saramago / 2010年6月に逝去)とその妻である Pilar del Río に関するドキュメンタリーで、サラマーゴの小説 "The Elephant's Journey" の出版キャンペーンで世界中を旅して回っている間の夫妻の様子を追った作品のようです。

今作は2010年サンパウロ国際映画祭 最優秀ブラジルドキュメンタリー部門 観客賞などを受賞しています。



ポルトガルからの出品作
José and Pilar
原題:José e Pilar
監督 ミゲル・ ゴンカルベス・メンデス Miguel Gonçalves Mendes


IMDb|José e Pilar
http://www.imdb.com/title/tt1789810/



José e Pilar - Trailer - English version(英語字幕版付き)


著名だからこそ世界中からお呼びがかかり高齢でもハードなスケジュールをこなさなければならないのか?著名であっても自分の創作物を見てもらうにはここまで懸命にキャンペーンしなければならないのか?どっちなのか分からないけれど、とにかく「創作物を人様に見てもらう」「自分の創作物を売って生活費を得る」ということは……ああ、なんといったらいいのか。「自分の内から何かを作り出し、その自分の創作物を公表し販売すること」を、一旦、自分の生業としてしまうと、さぞかししんどいことでしょう。(自分の作り出したものに対して真摯であればあるほど。)そのしんどさが、このトレーラーという短い映像から伝わってきます。




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