2011年ゴッサム賞 ノミネーション発表

アメリカ製インディペンデント系映画を審査対象とする映画賞、ゴッサム賞(開催地はニューヨーク)のノミネーション発表がありました。


【参照】 indieWIRE
“Descendants,” “Martha Marcy” Lead the Fox Searchlight-Friendly Gotham Award Nominations



『ツリー・オブ・ライフ』はインディペンデント作品にしては多めの製作費がかけられていたようで、審査対象作品の製作費用としてゴッサム賞が定めているラインを超えてしまい対象外とされるのではないかという懸念もあったようですが、無事(?)ノミネートされました。



2011年(第21回)ゴッサム賞の受賞発表は(現地時間で)2011年11月28日です。(Cipriani Wall Street 〔ニューヨーク〕 にて) 授賞式の司会はオリヴァー・プラットとイーディ・ファルコ。



● ゴッサム賞 公式サイト(トップページ)
 The Gotham Independent Film Awards


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2011年(第21回)ゴッサム賞 ノミネーション発表
(The Gotham Independent Film Awards)



【作品賞】 Best Feature
 
人生はビギナーズ Beginners
監督:マイク・ミルズ Mike Mills




ファミリー・ツリー The Descendants
監督:アレクサンダー・ペイン Alexander Payne




Meek’s Cutoff
監督:ケリー・ライヒャルト Kelly Reichardt




テイク・シェルター Take Shelter
監督:ジェフ・ニコルズ Jeff Nichols




ツリー・オブ・ライフ The Tree of Life
監督:テレンス・マリック Terrence Malick




【アンサンブル演技賞】 Best Ensemble Cast Performance

人生はビギナーズ Beginners 
(配給:フォーカス・フューチャーズ)
ユアン・マクレガー、クリストファー・プラマー、メラニー・ロラン、
ゴラン・ヴィシュニック、カイ・レノックス、
メアリー・ペイジ・ケラー、キーガン・ブース




ファミリー・ツリー The Descendants 
(配給:フォックス・サーチライト・ピクチャーズ)
ジョージ・クルーニー、シャイリーン・ウッドレー、
ボー・ブリッジス、ロバート・フォスター、ジュディ・グリア、
マシュー・リラード、ニック・クラウズ、アマラ・ミラー、
メアリー・バードソング、ロブ・ヒューベル




マージン・コール Margin Call
(配給:ロードサイド・アトラクションズ)
ケヴィン・スペイシー、ポール・ベタニー、
ジェレミー・アイアンズ、ザカリー・クイント、ペン・バッジリー、
サイモン・ベイカー、メアリー・マクドネル、デミ・ムーア、
スタンリー・トゥッチ、アーシフ・マンドヴィ




マーサ、あるいはマーシー・メイ Martha Marcy May Marlene 
(配給:フォックス・サーチライト・ピクチャーズ)
エリザベス・オルセン、クリストファー・アボット、
ブラディ・コーベット、ヒュー・ダンシー、
マリア・ディッツィア、ジュリア・ガーナー、
ジョン・ホークス、ルイザ・クラウス、サラ・ポールソン




テイク・シェルター Take Shelter 
(配給:ソニー・ピクチャーズ・クラシックス)
マイケル・シャノン、ジェシカ・チャステイン、トヴァ・スチュワート、
シェー・ウィガム、ケイティ・ミクソン、キャシー・ベイカー、
レイ・マッキノン、リサ・ゲイ・ハミルトン、ロバート・ロングストリート




【ブレイクスルー監督賞】 Best Breakthrough Director

マイク・ケイヒル Mike Cahill
作品: アナザー プラネット  Another Earth
(配給:フォックス・サーチライト・ピクチャーズ)




ショーン・ダーキン Sean Durkin
作品:マーサ、あるいはマーシー・メイ Martha Marcy May Marlene 
(配給:フォックス・サーチライト・ピクチャーズ)




ヴェラ・ファーミガ Vera Farmiga
作品:Higher Ground
(配給:ソニー・ピクチャーズ・クラシックス)




エヴァン・グローデル Evan Glodell
作品:ベルフラワー Bellflower
(配給:オシロスコープ・ラボラトリーズ)




ディー・リース Dee Rees
作品:Pariah 
(配給:フォーカス・フューチャーズ)




【ブレイクスルー演技(男優/女優)賞】 Best Breakthrough Actor/Actress

フェリシティ・ジョーンズ Felicity Jones
作品:今日、キミに会えたら Like Crazy
(配給:パラマウント・ヴァンテージ)




エリザベス・オルセン Elizabeth Olsen
作品:マーサ、あるいはマーシー・メイ Martha Marcy May Marlene
(配給:フォックス・サーチライト・ピクチャーズ)




ハーモニー・サンタナ Harmony Santana
作品:Gun Hill Road 
(配給:モーション・フィルム・グループ)




シャイリーン・ウッドレー Shailene Woodley
作品:ファミリー・ツリー The Descendants 
(配給:フォックス・サーチライト・ピクチャーズ)




ジェイコブ・ワイソッキー Jacob Wysocki
作品:Terri
(配給:ATO ピクチャーズ)




【ドキュメンタリー映画賞】 Best Documentary

Better This World
監督:ケイティ・カロウェイ Katie Galloway,
   ケリー・デュアン Kelly Duane (Kelly Duane de la Vega)




Bill Cunningham New York
監督:リチャード・プレス Richard Press




Hell and Back Again
監督:ダンファン・デニス Danfung Dennis




The Interrupters
監督:スティーヴ・ジェームズ Steve James




The Woodmans
監督:C・スコット・ウィリス C. Scott Willis




【未公開映画賞】 Best Film Not Playing at a Theater Near You

Codependent Lesbian Space Alien Seeks Same
監督:Madeleine Olnek




Green
監督:Sophia Takal




The Redemption of General Butt Naked
監督:Eric Strauss
   Daniele Anastasion




Scenes of a Crime
監督:Blue Hadaegh
   Grover Babcock




Without
監督:マーク・ジャクソン Mark Jackson




【カルバン・クライン 女性映画監督へのスポットライト 'Live the Dream' 奨学金】
Calvin Klein Spotlight on Women Filmmakers 'Live the Dream' grant

Jenny Deller
作品:Future Weather




Lucy Mulloy
作品:Una Noche




Rola Nashef
作品:Detroit Unleaded




【観客賞】 Audience Award

Girlfriend (2010年)
監督:ジャスティン・ラーナー Justin Lerner




Buck (2011年)
監督:シンディ・ミール Cindy Meehl




Being Elmo: A Puppeteer's Journey (2011年)
監督:コンスタンス・マークス Constance Marks




Wild Horse, Wild Ride
監督:アレックス・ドーソン Alex Dawson
    Greg Gricus




おじいさんと草原の小学校 (2010年) The First Grader
監督:ジャスティン・チャドウィック Justin Chadwick


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ニコラス・ウィンディング・レフン監督『ドライヴ』、ケイリー・ジョージ・フクナガ監督『ジェーン・エア』、ウディ・アレン監督『ミッドナイト・イン・パリ』、オーレン・ムーヴァーマン監督『Rampart』、トーマス・マッカーシー監督『WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々(英題:Win Win)』はノミネートを逃しました。

なお、ゴッサム賞はアメリカのインディペンデント映画を対象としているため、有望視されているインディペンデント系作品のいくつか(例えばトーマス・アルフレッドソン監督『裏切りのサーカス』、スティーヴ・マックィーン監督『SHAME シェイム』、リン・ラムジー監督『少年は残酷な弓を射る』、パディ・コンシダイン監督『思秋期(英題:Tyrannosaur)』、サラ・ポーリー監督『テイク・ディス・ワルツ』など)は入っていませんが、これらは審査対象外ということでしょう。また、上記の『ジェーン・エア』『ミッドナイト・イン・パリ』など、複数の国が関わっている作品は出資の割合がアメリカより他国のほうが多いとかそういう問題もひょっとしたらあるのかもしれません。



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