2011年度ナショナル・ボード・オブ・レヴュー賞 受賞発表
毎年、批評家関連賞発表の先鞭をつけていたナショナル・ボード・オブ・レヴュー賞。今年はニューヨーク映画批評家協会賞にその役をとって替わられましたが、受賞結果の衝撃度からすればニューヨーク映画批評家協会賞なんて目じゃありませんよ。非常に面白い結果が出ました。
ナショナル・ボード・オブ・レヴュー賞（The National Board of Review Awards / NBR賞）
公式サイト内の発表 → こちら
● 公式サイト The National Board of Review Awards
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2011年度ナショナル・ボード・オブ・レヴュー賞（NBR賞） 受賞発表
（The National Board of Review Awards）
作品賞 Best Film
ヒューゴの不思議な発明 Hugo
トップ10作品 Top Ten Films （アルファベット順）
（ 「Best Film 〔作品賞〕 を除いた、上位10作品」です ）
● アーティスト The Artist
● ファミリー・ツリー The Descendants
● ドライヴ Drive
● ドラゴン・タトゥーの女 The Girl with the Dragon Tattoo
● ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2
● スーパー・チューズデー 正義を売った日 The Ides of March
● J・エドガー J. Edgar
● ツリー・オブ・ライフ Tree of Life
● 戦火の馬 War Horse
インディペンデント映画トップ10作品 Top Independent Films （アルファベット順）
● 50/50 フィフティ・フィフティ 英題：50/50
● アナザー プラネット Another Earth
● 人生はビギナーズ Beginners
● 明日を継ぐために A Better Life
● バッドトリップ！ 消えたNO.1セールスマンと史上最悪の代理出張 Cedar Rapids
● マージン・コール Margin Call
● SHAME シェイム Shame
● テイク・シェルター Take Shelter
● 少年は残酷な弓を射る We Need To Talk About Kevin
● WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々 英題：Win Win
外国映画賞 Best Foreign Language Film
別離 （英題：A Separation） （イラン）
外国映画トップ5作品 Top Five Foreign Films （アルファベット順）
● 十三人の刺客 13 Assassins
● エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE Elite Squad: The Enemy Within
● Footnote
● ル・アーヴルの靴みがき Le Havre
● この愛のために撃て Point Blank （原題：À bout portant）
ドキュメンタリー映画賞 Best Documentary
Paradise Lost 3: Purgatory
ドキュメンタリー映画トップ5作品 Top Five Documentaries （アルファベット順）
● Born to be Wild
● Buck
● ジョージ・ハリスン リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド
George Harrison: Living in the Material World
● プロジェクト・ニム Project Nim
● アイルトン・セナ 音速の彼方へ Senna
アニメーション映画賞 Best Animated Feature
ランゴ Rango
監督賞 Best Director
マーティン・スコセッシ （ヒューゴの不思議な発明）
Martin Scorsese, Hugo
新人監督賞 Debut Directors
J・C・チャンダー （マージン・コール）
J.C. Chandor, Margin Call
主演男優賞 Best Actor
ジョージ・クルーニー（ファミリー・ツリー）
George Clooney, The Descendants
主演女優賞 Best Actress
ティルダ・スウィントン （少年は残酷な弓を射る）
Tilda Swinton, We Need to Talk About Kevin
助演男優賞 Best Supporting Actor
クリストファー・プラマー （人生はビギナーズ）
Christopher Plummer, Beginners
助演女優賞 Best Supporting Actress
シャイリーン・ウッドリー （ファミリー・ツリー）
Shailene Woodley, The Descendants
アンサンブル・キャスト賞 Best Ensemble Cast
ヘルプ 心がつなぐストーリー The Help
ブレイクスルー演技賞 Breakthrough Performance （2名）
● フェリシティ・ジョーンズ （今日、キミに会えたら Like Crazy）
Felicity Jones, Like Crazy
● ルーニー・マーラ（ドラゴン・タトゥーの女）
Rooney Mara, The Girl with the Dragon Tattoo
脚本賞 Best Original Screenplay
アレクサンダー・ペイン、ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ （作品：ファミリー・ツリー）
Alexander Payne and Nat Faxon & Jim Rash
脚色賞 Best Adapted Screenplay
ウィル・ライザー （作品：50/50 フィフティ・フィフティ）
Will Reiser, 50/50
特別映画製作業績賞 Special Filmmaking Achievement
「ハリー・ポッター」シリーズ （原作の映画化に対し）
The Harry Potter Franchise - A Distinguished Translation from Book to Film
スポットライト賞 Spotlight Award
マイケル・ファスベンダー
（危険なメソッド, ジェーン・エア, SHAME -シェイム-, X-MEN：ファースト・ジェネレーション）
Michael Fassbender (A Dangerous Method, Jane Eyre, Shame, X-Men: First Class)
NBR 表現の自由賞 NBR Freedom of Expression （2作品）
● Crime After Crime
● Pariah
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作品賞受賞作にも驚きましたが、トップ10作品に『マネーボール』でも『ヘルプ 心がつなぐストーリー』でもなく『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が入っているというのもちょっとびっくり。興行的に大成功しシリーズ内の作品には作品評価の高いものも含まれている巨大シリーズの最終作ですし『～死の秘宝 PART2』自体批評家の評価は高かったので入っておかしくはないのですが、この作品がこの賞のトップ10作品リストに載ることを予想した人は少ないと思いますよ。外国映画トップ5作品に日本映画（三池崇史監督の『十三人の刺客』）が入っているのも珍しいことではないでしょうか。
やっぱりここの団体はクリント・イーストウッド監督が大好きですね。昨年もイーストウッド監督作『ヒア アフター』をトップ10に入れてきたのですが、今年も『J・エドガー』がトップ10にちゃんと入ってますよ。マーティン・スコセッシ監督作はドキュメンタリー映画トップ5作品にも入っていますし、イーストウッドだけでなくスコセッシ愛にも溢れた団体ということ!?
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ナショナル・ボード・オブ・レヴュー賞（The National Board of Review Awards / NBR賞）
公式サイト内の発表 → こちら
● 公式サイト The National Board of Review Awards
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2011年度ナショナル・ボード・オブ・レヴュー賞（NBR賞） 受賞発表
（The National Board of Review Awards）
作品賞 Best Film
ヒューゴの不思議な発明 Hugo
トップ10作品 Top Ten Films （アルファベット順）
（ 「Best Film 〔作品賞〕 を除いた、上位10作品」です ）
● アーティスト The Artist
● ファミリー・ツリー The Descendants
● ドライヴ Drive
● ドラゴン・タトゥーの女 The Girl with the Dragon Tattoo
● ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2
● スーパー・チューズデー 正義を売った日 The Ides of March
● J・エドガー J. Edgar
● ツリー・オブ・ライフ Tree of Life
● 戦火の馬 War Horse
インディペンデント映画トップ10作品 Top Independent Films （アルファベット順）
● 50/50 フィフティ・フィフティ 英題：50/50
● アナザー プラネット Another Earth
● 人生はビギナーズ Beginners
● 明日を継ぐために A Better Life
● バッドトリップ！ 消えたNO.1セールスマンと史上最悪の代理出張 Cedar Rapids
● マージン・コール Margin Call
● SHAME シェイム Shame
● テイク・シェルター Take Shelter
● 少年は残酷な弓を射る We Need To Talk About Kevin
● WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々 英題：Win Win
外国映画賞 Best Foreign Language Film
別離 （英題：A Separation） （イラン）
外国映画トップ5作品 Top Five Foreign Films （アルファベット順）
● 十三人の刺客 13 Assassins
● エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE Elite Squad: The Enemy Within
● Footnote
● ル・アーヴルの靴みがき Le Havre
● この愛のために撃て Point Blank （原題：À bout portant）
ドキュメンタリー映画賞 Best Documentary
Paradise Lost 3: Purgatory
ドキュメンタリー映画トップ5作品 Top Five Documentaries （アルファベット順）
● Born to be Wild
● Buck
● ジョージ・ハリスン リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド
George Harrison: Living in the Material World
● プロジェクト・ニム Project Nim
● アイルトン・セナ 音速の彼方へ Senna
アニメーション映画賞 Best Animated Feature
ランゴ Rango
監督賞 Best Director
マーティン・スコセッシ （ヒューゴの不思議な発明）
Martin Scorsese, Hugo
新人監督賞 Debut Directors
J・C・チャンダー （マージン・コール）
J.C. Chandor, Margin Call
主演男優賞 Best Actor
ジョージ・クルーニー（ファミリー・ツリー）
George Clooney, The Descendants
主演女優賞 Best Actress
ティルダ・スウィントン （少年は残酷な弓を射る）
Tilda Swinton, We Need to Talk About Kevin
助演男優賞 Best Supporting Actor
クリストファー・プラマー （人生はビギナーズ）
Christopher Plummer, Beginners
助演女優賞 Best Supporting Actress
シャイリーン・ウッドリー （ファミリー・ツリー）
Shailene Woodley, The Descendants
アンサンブル・キャスト賞 Best Ensemble Cast
ヘルプ 心がつなぐストーリー The Help
ブレイクスルー演技賞 Breakthrough Performance （2名）
● フェリシティ・ジョーンズ （今日、キミに会えたら Like Crazy）
Felicity Jones, Like Crazy
● ルーニー・マーラ（ドラゴン・タトゥーの女）
Rooney Mara, The Girl with the Dragon Tattoo
脚本賞 Best Original Screenplay
アレクサンダー・ペイン、ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ （作品：ファミリー・ツリー）
Alexander Payne and Nat Faxon & Jim Rash
脚色賞 Best Adapted Screenplay
ウィル・ライザー （作品：50/50 フィフティ・フィフティ）
Will Reiser, 50/50
特別映画製作業績賞 Special Filmmaking Achievement
「ハリー・ポッター」シリーズ （原作の映画化に対し）
The Harry Potter Franchise - A Distinguished Translation from Book to Film
スポットライト賞 Spotlight Award
マイケル・ファスベンダー
（危険なメソッド, ジェーン・エア, SHAME -シェイム-, X-MEN：ファースト・ジェネレーション）
Michael Fassbender (A Dangerous Method, Jane Eyre, Shame, X-Men: First Class)
NBR 表現の自由賞 NBR Freedom of Expression （2作品）
● Crime After Crime
● Pariah
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作品賞受賞作にも驚きましたが、トップ10作品に『マネーボール』でも『ヘルプ 心がつなぐストーリー』でもなく『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が入っているというのもちょっとびっくり。興行的に大成功しシリーズ内の作品には作品評価の高いものも含まれている巨大シリーズの最終作ですし『～死の秘宝 PART2』自体批評家の評価は高かったので入っておかしくはないのですが、この作品がこの賞のトップ10作品リストに載ることを予想した人は少ないと思いますよ。外国映画トップ5作品に日本映画（三池崇史監督の『十三人の刺客』）が入っているのも珍しいことではないでしょうか。
やっぱりここの団体はクリント・イーストウッド監督が大好きですね。昨年もイーストウッド監督作『ヒア アフター』をトップ10に入れてきたのですが、今年も『J・エドガー』がトップ10にちゃんと入ってますよ。マーティン・スコセッシ監督作はドキュメンタリー映画トップ5作品にも入っていますし、イーストウッドだけでなくスコセッシ愛にも溢れた団体ということ!?
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