2011年度アメリカ映画俳優組合賞 ノミネーション発表 （劇場用映画部門）
注目のアメリカ映画俳優組合賞のノミネーションの発表がありました。意外な候補の入賞、入賞確実視されていた候補の落選…個人的にはちょっとびっくりしました。
公式サイト内での発表
The 18th Screen Actors Guild Awards Nominees
2011年度（第18回）アメリカ映画俳優組合賞授賞式は
2012年01月29日の予定です。
（授賞式開始は東部時間（ET）で午後8：00、太平洋時間（PT）で午後5：00より）
● アメリカ映画俳優組合賞 公式サイト（トップページ）
Screen Actors Guild Awards
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2011年度（第18回）アメリカ映画俳優組合賞ノミネーション
The Screen Actors Guild Awards （SAG Awards）
【映画 Theatrical Motion Pictures】
主演男優賞
Outstanding Performance by a Male Actor in a Leading Role
デミアン・ビチル Demián Bichir
（明日を継ぐために A Better Life）← 邦題は2011東京国際映画祭時のもの。
ジョージ・クルーニー George Clooney
（ファミリー・ツリー The Descendants）
レオナルド・ディカプリオ Leonardo DiCaprio
（J・エドガー J. Edgar）
ジャン・デュジャルダン Jean Dujardin
（アーティスト The Artist）
ブラッド・ピット Brad Pitt
（マネーボール Moneyball）
主演女優賞
Outstanding Performance by a Female Actor in a Leading Role
グレン・クローズ Glenn Close
（アルバート・ノッブス Albert Nobbs）
ヴィオラ・デイヴィス Viola Davis
（ヘルプ 心がつなぐストーリー The Help）
メリル・ストリープ Meryl Streep
（マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 The Iron Lady）
ティルダ・スウィントン Tilda Swinton
（少年は残酷な弓を射る We Need to Talk About Kevin）
ミシェル・ウィリアムズ Michelle Williams
（マリリン 7日間の恋 My Week with Marilyn）
助演男優賞
Outstanding Performance by a Male Actor in a Supporting Role
ケネス・ブラナー Kenneth Branagh
（マリリン 7日間の恋 My Week with Marilyn）
アーミー・ハマー
（J・エドガー J. Edgar）
ジョナ・ヒル
（マネーボール Moneyball）
ニック・ノルティ Nick Nolte
（Warrior）
クリストファー・プラマー Christopher Plummer
（人生はビギナーズ Beginners）
助演女優賞
Outstanding Performance by a Female Actor in a Supporting Role
ベレニス・ペジョ Bérénice Bejo
（アーティスト The Artist）
ジェシカ・チャステイン Jessica Chastain
（ヘルプ 心がつなぐストーリー The Help）
メリッサ・マッカーシー Melissa McCarthy
（ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン Bridesmaids）
ジャネット・マクティア
（アルバート・ノッブス Albert Nobbs）
オクタヴィア・スペンサー Octavia L. Spencer
（ヘルプ 心がつなぐストーリー The Help）
アンサンブル演技賞（キャスト賞）
Outstanding Performance by a Cast in a Motion Picture
アーティスト The Artist
ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン Bridesmaids
ファミリー・ツリー The Descendants
ヘルプ 心がつなぐストーリー The Help
ミッドナイト・イン・パリ Midnight in Paris
スタントアンサンブル賞
Outstanding Performance by a Stunt Ensemble in a Motion Picture
アジャストメント The Adjustment Bureau
カウボーイ＆エイリアン Cowboys & Aliens
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 Harry Potter And The Deathly Hallows Part 2
トランスフォーマー ダークサイド・ムーン Transformers: Dark of the Moon
X-MEN：ファースト・ジェネレーション X-Men: First Class
TV（プライムタイム）部門は こちら
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有力視されていて落選した候補は以下のとおり。
主演男優賞部門
ゲイリー・オールドマン （裏切りのサーカス）
マイケル・ファスベンダー （SHAME シェイム）
ライアン・ゴズリング （ドライヴ）（スーパー・チューズデー 正義を売った日）
マイケル・シャノン（テイク・シェルター）
主演女優賞部門
シャーリーズ・セロン （ヤング≒アダルト）
エリザベス・オルセン （マーサ、あるいはマーシー・メイ Martha Marcy May Marlene）
助演男優賞部門
アルバート・ブルックス （ドライヴ）
マックス・フォン・シドー （ものすごくうるさくて、ありえないほど近い）
パットン・オズワルト （ヤング≒アダルト）
助演女優賞部門
シャイリーン・ウッドレー（ファミリー・ツリー）
ヴァネッサ・レッドグレーヴ（英雄の証明）
キャリー・マリガン（SHAME シェイム）
アンサンブル演技賞
おとなのけんか
スーパー・チューズデー 正義を売った日
マージン・コール
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2
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批評家協会賞で圧勝中のアルバート・ブルックス（ドライヴ）の落選は本当にびっくり。主演男優賞部門でのデミアン・ビチル（A Better Life）の入賞も驚きです。米国インディペンデント・スピリッツ賞でノミネートされていますが、それ以外で名前が挙がっていたことはなかったような気がします。さほど話題にはなっていなかったこの規模の小さい作品が少なくとも俳優たちの間ではきちんと鑑賞されていたということが証明されたわけだし、『A Better Life』という作品に関わった人々やインディペンデント映画業界にとっては嬉しいことでしょう。デミアン・ビチルの入賞で一般観客へのアピール度も増すでしょうし、その点でも入賞は喜ばしいことです。
意外な結果にびっくりしたのは私だけでなく、多くの人が驚いているようです。12月末公開予定の作品、例えばつい最近まで編集中だった『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』などは俳優組合会員たちがまだ見ていない可能性も高いのではないかという見かたもあります。また、批評家や一般観客の見かたと同業者である俳優の見かた・好みは少し異なるということかもしれません。今年は各地の批評家協会賞の結果をみても分かるとおり、リードしている作品・俳優はあるにはありますが昨年と違って比較的ばらけています。技術部門を含めどの部門も混戦気味!?
ゲイリー・オールドマン（Tinker, Tailor, Soldier, Spy）、ヴァネッサ・レッドグレーヴ（Coriolanus）は俳優組合賞ではノミネートするだろうと踏んでいたのですがダメでしたね。ただ、アカデミー賞での逆転入賞はどの部門でも起こりうるのではないでしょうか。
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公式サイト内での発表
The 18th Screen Actors Guild Awards Nominees
2011年度（第18回）アメリカ映画俳優組合賞授賞式は
2012年01月29日の予定です。
（授賞式開始は東部時間（ET）で午後8：00、太平洋時間（PT）で午後5：00より）
● アメリカ映画俳優組合賞 公式サイト（トップページ）
Screen Actors Guild Awards
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2011年度（第18回）アメリカ映画俳優組合賞ノミネーション
The Screen Actors Guild Awards （SAG Awards）
【映画 Theatrical Motion Pictures】
主演男優賞
Outstanding Performance by a Male Actor in a Leading Role
デミアン・ビチル Demián Bichir
（明日を継ぐために A Better Life）← 邦題は2011東京国際映画祭時のもの。
ジョージ・クルーニー George Clooney
（ファミリー・ツリー The Descendants）
レオナルド・ディカプリオ Leonardo DiCaprio
（J・エドガー J. Edgar）
ジャン・デュジャルダン Jean Dujardin
（アーティスト The Artist）
ブラッド・ピット Brad Pitt
（マネーボール Moneyball）
主演女優賞
Outstanding Performance by a Female Actor in a Leading Role
グレン・クローズ Glenn Close
（アルバート・ノッブス Albert Nobbs）
ヴィオラ・デイヴィス Viola Davis
（ヘルプ 心がつなぐストーリー The Help）
メリル・ストリープ Meryl Streep
（マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 The Iron Lady）
ティルダ・スウィントン Tilda Swinton
（少年は残酷な弓を射る We Need to Talk About Kevin）
ミシェル・ウィリアムズ Michelle Williams
（マリリン 7日間の恋 My Week with Marilyn）
助演男優賞
Outstanding Performance by a Male Actor in a Supporting Role
ケネス・ブラナー Kenneth Branagh
（マリリン 7日間の恋 My Week with Marilyn）
アーミー・ハマー
（J・エドガー J. Edgar）
ジョナ・ヒル
（マネーボール Moneyball）
ニック・ノルティ Nick Nolte
（Warrior）
クリストファー・プラマー Christopher Plummer
（人生はビギナーズ Beginners）
助演女優賞
Outstanding Performance by a Female Actor in a Supporting Role
ベレニス・ペジョ Bérénice Bejo
（アーティスト The Artist）
ジェシカ・チャステイン Jessica Chastain
（ヘルプ 心がつなぐストーリー The Help）
メリッサ・マッカーシー Melissa McCarthy
（ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン Bridesmaids）
ジャネット・マクティア
（アルバート・ノッブス Albert Nobbs）
オクタヴィア・スペンサー Octavia L. Spencer
（ヘルプ 心がつなぐストーリー The Help）
アンサンブル演技賞（キャスト賞）
Outstanding Performance by a Cast in a Motion Picture
アーティスト The Artist
ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン Bridesmaids
ファミリー・ツリー The Descendants
ヘルプ 心がつなぐストーリー The Help
ミッドナイト・イン・パリ Midnight in Paris
スタントアンサンブル賞
Outstanding Performance by a Stunt Ensemble in a Motion Picture
アジャストメント The Adjustment Bureau
カウボーイ＆エイリアン Cowboys & Aliens
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 Harry Potter And The Deathly Hallows Part 2
トランスフォーマー ダークサイド・ムーン Transformers: Dark of the Moon
X-MEN：ファースト・ジェネレーション X-Men: First Class
TV（プライムタイム）部門は こちら
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有力視されていて落選した候補は以下のとおり。
主演男優賞部門
ゲイリー・オールドマン （裏切りのサーカス）
マイケル・ファスベンダー （SHAME シェイム）
ライアン・ゴズリング （ドライヴ）（スーパー・チューズデー 正義を売った日）
マイケル・シャノン（テイク・シェルター）
主演女優賞部門
シャーリーズ・セロン （ヤング≒アダルト）
エリザベス・オルセン （マーサ、あるいはマーシー・メイ Martha Marcy May Marlene）
助演男優賞部門
アルバート・ブルックス （ドライヴ）
マックス・フォン・シドー （ものすごくうるさくて、ありえないほど近い）
パットン・オズワルト （ヤング≒アダルト）
助演女優賞部門
シャイリーン・ウッドレー（ファミリー・ツリー）
ヴァネッサ・レッドグレーヴ（英雄の証明）
キャリー・マリガン（SHAME シェイム）
アンサンブル演技賞
おとなのけんか
スーパー・チューズデー 正義を売った日
マージン・コール
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2
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批評家協会賞で圧勝中のアルバート・ブルックス（ドライヴ）の落選は本当にびっくり。主演男優賞部門でのデミアン・ビチル（A Better Life）の入賞も驚きです。米国インディペンデント・スピリッツ賞でノミネートされていますが、それ以外で名前が挙がっていたことはなかったような気がします。さほど話題にはなっていなかったこの規模の小さい作品が少なくとも俳優たちの間ではきちんと鑑賞されていたということが証明されたわけだし、『A Better Life』という作品に関わった人々やインディペンデント映画業界にとっては嬉しいことでしょう。デミアン・ビチルの入賞で一般観客へのアピール度も増すでしょうし、その点でも入賞は喜ばしいことです。
意外な結果にびっくりしたのは私だけでなく、多くの人が驚いているようです。12月末公開予定の作品、例えばつい最近まで編集中だった『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』などは俳優組合会員たちがまだ見ていない可能性も高いのではないかという見かたもあります。また、批評家や一般観客の見かたと同業者である俳優の見かた・好みは少し異なるということかもしれません。今年は各地の批評家協会賞の結果をみても分かるとおり、リードしている作品・俳優はあるにはありますが昨年と違って比較的ばらけています。技術部門を含めどの部門も混戦気味!?
ゲイリー・オールドマン（Tinker, Tailor, Soldier, Spy）、ヴァネッサ・レッドグレーヴ（Coriolanus）は俳優組合賞ではノミネートするだろうと踏んでいたのですがダメでしたね。ただ、アカデミー賞での逆転入賞はどの部門でも起こりうるのではないでしょうか。
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タグ：映画賞
