2012アカデミー賞外国語映画賞:ドイツからの出品作が決定 (『東ベルリンから来た女』)

ドイツの代表作は、2012年ベルリン国際映画祭メイン・コンペティションへエントリーされ銀熊賞(監督賞)を受賞した、クリスティアン・ペツォールト監督作『東ベルリンから来た女』(原題:Barbara / 読み:バーバラ)に決まりました。


ドイツは同部門へのノミネート(そして受賞)常連国であり、2000年代へ入ってからだけでもノミネートが6回(うち、受賞2回 〔2002年度『名もなきアフリカの地で』 / 2006年度『善き人のためのソナタ』〕)という好成績を納めています。今作も前々から「国内予選を勝ち抜きドイツ代表作として選出されてきたらノミネート有力候補になるだろう」と言われていました。



ドイツからの出品作
東ベルリンから来た女
英題/原題|Barbara
監督|クリスティアン・ペツォールト Christian Petzold



(『Barbara(バーバラ)』 シネマトゥデイの作品紹介〔2012年ベルリン国際映画祭時〕より) 【ストーリー】1980年、東ドイツの夏。女医のバーバラは、西側への移住申請をしたが、小さな村の診療所への左遷の命が下される。彼女は郊外の生活に魅力を感じられないまま、西側にいる恋人の手引きによる国外逃亡を計画していた。/ハルーン・ファロッキ監督とハルトムート・ビトムスキー監督の下でアシスタントを経験した「ベルリン派」のクリスティアン・ペツォルト監督。本映画祭コンペ部門への出品は『幻影』『イェラ』に次ぐ3作目となる。リアルさと政治色にこだわる作風で、女性主人公の「監視されることに対する恐れ」という人間心理を突く意欲作だ。ニーナ・ホスは『イェラ』で本映画祭主演女優賞に輝き、昨年の審査員を務めた。監督と女優のコラボはベネチア映画祭に出品した『ジェリコ(原題) / Jerichow』も含め5度目ゆえ、地元ベルリンの期待値は高い。




Barbara (2012) - Trailer






『東ベルリンから来た女』 日本版予告編



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ドイツ は、最終選考に残った 8作品(うち、2作品はドキュメンタリー映画)のショートリストを発表していました。最終選考に残っていた作品は以下のとおり。


東ベルリンから来た女  Barbara
(クリスティアン・ペツォールト監督)
※ 2012ベルリン映画祭 銀熊賞(監督賞)受賞



Combat Girls 原題:Kriegerin
(David Wnendt 監督)



ハンナ・アーレント
Hannah Arendt 
(マルガレーテ・フォン・トロッタ監督)
※ 2012トロント映画祭ガラ部門出品



Hotel Lux
(Leander Haußmann 監督)



あの日 あの時 愛の記憶
英題:Remembrance  原題:Die verlorene Zeit 
(アンナ・ジャスティス監督)



Schutzengel
(ティル・シュヴァイガー監督)



以下、ドキュメンタリー作品

Farewell to the Frogs 原題:Abschied von den Fröschen
(Ulrike Schamoni 監督)



This Ain't California
(Marten Persiel 監督)




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