2012アカデミー賞外国語映画賞:韓国からの出品作が決定(『嘆きのピエタ』) 

韓国代表作は2012年ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞したキム・ギドク監督作『嘆きのピエタ』に決まりました。2012年トロント国際映画祭マスターズ部門でも選出されています。

キム・ギドク監督作は2003年度に『春夏秋冬そして春』で韓国代表作に選ばれていて、今回二度目の代表作選出です。


韓国代表作はアカデミー賞外国語映画賞部門にノミネートされたことはまだ無く、「最終選考に残る9作品」にも入ったことがありません。イ・チャンドン監督作『オアシス』(2002年度)『シークレット・サンシャイン』(2007年度)、ポン・ジュノ監督作『母なる証明』(2009年度)等、有力視された作品もありましたが、残念ながら入選を果たせませんでした。



韓国からの出品作
嘆きのピエタ 
Pieta
監督 キム・ギドク Kim Ki-duk


IMDb|Pieta
http://www.imdb.com/title/tt2299842/

(シネマトゥデイの作品紹介より)頼る者もなく孤独に生きてきたカンドは、手段を選ばず債務者たちから借金を取り立てる悪魔のような男として悪名をはせていた。ある日、突然彼の前に母親だと名乗る謎の女性が姿を現し、カンドの運命は思わぬ方向へと向かうことになる……。



ピエタ 【(イタリア語)Pieta】とは
《敬虔の心、慈悲心の意》
キリストの遺体をひざに抱いて嘆き悲しむ聖母マリアを表す絵画・彫刻の主題。
嘆きの聖母像。




Pieta (피에타) - Trailer


韓国は昨年度はもっと早い時期に代表作を発表しましたが、それと比べると今年は少しだけ遅めです。おそらくベネチア映画祭の結果が出るのを待って代表作を選定したのでしょう。




映画『嘆きのピエタ』日本版予告編



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韓国は、最終選考に残った5作品のショートリストを発表していました。
最終選考に残っていた作品は以下のとおり。


  ・ 3人のアンヌ  In Another Country
    ホン・サンス(洪尚秀)監督 Hong Sang-soo
    ※ 2012年カンヌ国際映画祭コンペティションに選出


  ・ 王になった男   Masquerade
    チュ・チャンミン(秋昌民)監督 Choo Chang-min


  ・ 悪いやつら  Nameless Gangster
    ユン・ジョンビン監督 Yun Jong-bin


  ・ 嘆きのピエタ  Pieta
    キム・ギドク監督 Kim Ki-duk
    ※ 2012年ベネチア映画祭金獅子賞受賞


  ・ 蜜の味 ~テイスト オブ マネー~  The Taste of Money
    イム・サンス(林常樹)監督 Im Sang-soo
    ※ 2012年カンヌ国際映画祭コンペティションに選出




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