2012アカデミー賞外国語映画賞:マレーシアからの出品作が決定

マレーシア代表作は昨年(2011年)のトロント国際映画祭ディスカバリー部門へ選出された『Bunohan(原題)』に決まりました。本作は2011年台湾金馬賞にてNETPAC賞を受賞しています。

マレーシアからの出品は2004年度に続き今回で2度目です。


マレーシアからの出品作
Bunohan(2011年)(←2013年 ”シネ・マレーシア2013★マレーシア映画の現在” での邦題)
英題|Return to Murder
別英題|Bunohan: Return to Murder
原題|Bunohan
監督|デイン・サイード(デイン・イスカンダー・サイード) Dain Said(Dain Iskandar Said)


IMDb|Bunohan(2011年)
http://www.imdb.com/title/tt2041321/


(「シネ・マレーシア2013★マレーシア映画の現在」の作品紹介(こちら)より)久しぶりに故郷へ舞い戻った殺し屋イルハムは、タイ人の手配屋デーンより、ブンガ・ラランという男を殺すよう指令を受ける。都会で学校教師をしていたバカーは、事業による成功を掴むため、父親の持つ先祖代々の土地を開発会社に売りたいと願う。二人の弟アディルは、トモイと呼ばれるマレーシアの伝統格闘技のボクサーとしてリングに立っている。実は兄イハムが殺さなければならないブンガ・ラランとは、アディルのリング・ネームであった。影絵師である父親は先祖伝来の土地を売る事を頑なに拒み、その遺産相続を巡る諍いの中で3人の出生の秘密が明かされようとしていた。/マレーシアの東海岸、タイ国境に近い架空の街ブノハンを舞台に、殺し屋、ビジネスマン、ボクサーの三兄弟が繰り広げる、限りなく美しくも、残酷で悲劇的なドラマ。ノワール映画の枠組みを借りたマレーシア版「カラマーゾフの兄弟」と形容したくなる物語を土台に、伝統文化ワヤン・クリッの世界観とマレーシアの土着の記憶を掘り起こすような風景が重層的に紡がれている。破壊されて行く土着の文化・自然・コミュニティー…この物語を操る人物はいったい誰なのか。今までにないマレー映画の質感、重厚感に注目。



Bunohan - Trailer(英語字幕付き)




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