2013年カンヌ国際映画祭:特別上映作品・ミッドナイト上映作品等 トレーラー&ビデオクリップ

2013年(第66回)カンヌ国際映画祭は、2013年05月15日から05月26日まで。


● カンヌ国際映画祭 公式サイト(日本語ページ)
 http://www.festival-cannes.com/jp.html


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【コンペティション外】 Out of Competition


オール・イズ・ロスト 最後の手紙  (アクション) 106分
英題:All Is Lost
監督  J・C・チャンダー J.C. Chandor
製作国 アメリカ

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) インド洋一人旅の最中、ある男(ロバート・レッドフォード)が目を覚ますと、漂流していたコンテナと衝突した際に、12メートルあるヨットの船体に穴が開いているのに気づきました。ラジオもナビゲーションもなく、男は激しい嵐に見舞われます。修理や船員としての資質、年齢よりもある肉体的な力にもかかわらず、かろうじて生き延びました。しかし照りつける太陽やサメの脅威、わずかな備蓄も枯渇し、並外れた彼も死が迫っていることを実感します。


All Is Lost (2013) - Clip> (実質、1分17秒)


登場人物もロバート・レッドフォードただ一人のようですが、とにかく(冒頭にナレーションはあるらしいのですが)作品内に台詞がたった一つしかないそうです。どうやらかなりの意欲作のようです。海とボートとレッドフォード(と、サメ?)しかいない。けど、レッドフォードがその存在感とパフォーマンスで画面を持たせている、とのこと。鑑賞後の作品の評価はどうであれ、キャリアがまだ浅い監督のこういう意欲作こそコンペに入れるべきじゃないのかなあ。



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【コンペティション外】 Out of Competition


マイ・ブラザー 哀しみの銃弾 (犯罪 / ドラマ / サスペンス) 144分
英題:Blood Ties
監督  ギョーム・カネ Guillaume Canet
製作国 フランス / アメリカ
※ ロードサイド・アトラクションズ(Roadside Attractions)が北米での配給権を獲得。(2013/05/22付け)

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) ニューヨーク、1974年。殺人事件の罪に問われた50代のChris(クライヴ・オーウェン)は数年を牢獄で過ごした後、素行の改善によって釈放されます。若き弟であり有望な警察Frank(ビリー・クラダップ)はしぶしぶとした様子で牢獄の前にいます。Chris とFrankを隔てたのは。「キャリア」の選択ではなく、人生と幼少の頃からのライバル関係によるものです。男手一人で育てた父Léon(ジェームズ・カーン)は被害を出し、牢獄にいたにもかかわらず目に見えるようにChrisをひいきにしていました。しかし、Frankは兄が変わったことを望み、チャンスをやろうとします。: 彼を住まわせ、仕事を見つけ、子供と元妻Monica(マリオン・コティヤール)とやり直すのを手伝います。こうした試みにも関わらず、Chrisはすぐに過去にとらわれ、同じ道を歩みます。Frankにとってこれは最後の裏切りであり、Chrisのためにはもう何もしてあげようとしません。しかし時既に遅く、2人の兄弟の運命は永遠に結ばれるのでした…


Blood Ties (2013) - Teaser Trailer> (1分46秒)





Blood Ties (2013) - Clip (25秒)




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【コンペティション外】 Out of Competition


不正義の果て (ドキュメンタリー) 220分
英題:The Last of the Unjust
原題:Le dernier des injustes
監督  クロード・ランズマン Claude Lanzmann
製作国 フランス / オーストリア
 
(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 1975年ローマ。 Claude Lanzmann がテレージエンシュタットのゲットーの最後のユダヤ人評議会長Benjamin Murmelsteinを撮影しました。この「ユダヤ人の首席司祭*」だけが戦争で殺されませんでした。ウィーンのユダヤ教シナゴーグの祭司、1938年ドイツによるオーストリア併合の後、MurmelsteinはEichmannと何週間も、7年間徹底的に戦い、12万人のユダヤ人を移民させるのに成功し、ゲットーの清算を逃れました。2012年、Claude Lanzmannは87歳 。人間の時の経過を隠すどころか、ゲットーの信じられない永続性を見せ、ローマでのインタビューを発掘、演出し「ヒトラーによりユダヤ人に与えられ」「ゲットーのモデル」であった町、世界を欺くためにAdolf Eichmannに選ばれた偽りのゲットー、テレージエンシュタットに戻ります。ここではBenjamin Murmelsteinの素晴らしい人格が見られます。人を惹きつける溢れた知性、確固たる勇気、例のない記憶力、素晴らしい皮肉、冷笑と真実の語り手。この3つの時代を通してニスコからテレージエンシュタット、ウィーンからローマまで映画はかつてないほど最終解決案の形成を明らかにし、Eichmannの素顔を映し出し、ユダヤ評議会の野蛮な矛盾を包み隠さず見せています。(*ナチスの専門用語)



↓この記事内の説明のほうが上↑の解説より分かりやすいです。



The Last of the Unjust - Clip (1分28秒)




※ 『The Last of the Unjust』のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内で見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers/outOfCompetition.html?year=2013


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【ミッドナイト上映(ミッドナイト・スクリーニング)】 Midnight Screenings


Monsoon Shootout  (サスペンス) 82分
監督  アミット・クマール Amit Kumar
製作国 インド
撮影  Rajeev Ravi

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) ムンバイにモンスーンの雨が降る間、初めて任務についた若き警察Adi(Vijay Verma)は人生を変える選択をしなければなりません。撃つか撃たないか。一つ一つの決定に、彼の理念への妥協を要するシステムに対する旅が彼を巻き込みます。全ての選択に価値があります。


Monsoon Shootout (2013) - Clip 1  (52秒)



Monsoon Shootout (2013) - Clip 3  (59秒)


撮影、素晴らしい。この撮影監督 Rajeev Ravi 氏はこの映画祭のガラ上映作品である『Bombay Talkies』の撮影も担当しているのですね。 同じアジア地域の他国作品でこういうのを見てしまうと哀しい気分になる。日本映画は映像(撮影)の面でアジア地区の国々に完全に置いていかれてる。(これはあくまでも、個人的な印象・感想です。)


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【ミッドナイト上映(ミッドナイト・スクリーニング)】 Midnight Screenings


名探偵ゴッド・アイ  (犯罪 / ドラマ) 127分
英題:Blind Detective
原題:盲探 / Man Tam
監督  ジョニー・トー(杜琪峰) Johnnie To
製作国 香港

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 非常に有能な彼(アンディ・ラウ)は任務中、盲目になりましたが探偵業をあきらめたくありません。それからは警察の未解決事件を担当して生活の糧を得ています。彼女は若く有望な探偵、幼馴染が行方不明になってから罪悪感に苛まれています。彼の事件を解決する妙技に驚き、幼馴染を探して欲しいと頼むことにしました。彼はあることを胸に秘めてOKします。


Blind Detective (盲探) - Teaser Trailer (55秒)




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【ジェリー・ルイス トリビュート】 Jerry Lewis Tribute


Max Rose  (ドラマ) 83分
監督  ダニエル・ノア Daniel Noah
製作国 アメリカ


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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Muhammad Ali's Greatest Fight  (TVムービー) 97分
監督  スティーヴン・フリアーズ Stephen Frears
製作国 アメリカ

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) モハメッド アリが頂点を極めた時、彼はベトナム戦争に召集されます。宗教的信念から米軍への奉仕を拒むと、国の最も高い法廷機関である最高法院に提訴され、かつてない法の戦いが引き起こされました。敬意を払われている裁判官Harlan(クリストファー・プラマー)は事務所に最近加わったメンバー、若きConnolly(ベンジャミン・ウォーカー)が問題としている自分の取り組みを検討します。そのためニクソン大統領から指名された裁判官を含む8人の裁判官を説得し、モハメッド アリの罪状を扱わなければなりません。



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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Stop The Pounding Heart  98分
監督   ロベルト・ミネルヴィーニ Roberto Minervini

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) サラ(Sara Carlson)は山羊の牧畜を営む一家に育つ若い娘。彼女の両親は12人の子供たちを家で教育し、聖書の厳しい教えを説きます。姉妹たちと同様、サラが学ばなければならなかったのは、敬虔な女性であること、男たちに仕えること、無垢な心と純潔を結婚するまで守ることです。ロデオ好きの若者コルビーに出会ったサラは、それまで彼女が知っていた唯一の生き方に疑問を投げかけます。近代アメリカと、美しい景色をちりばめた島の共同体の姿を感動的に描きだす『Stop the PoundingHeart』は、思春期、家族、社会通念、男性と女性の役割、宗教の問題をアメリカ南部の田舎の中で探り出します。


Stop The Pounding Heart - Trailer  (1分40秒)




※ 『Stop The Pounding Heart』のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内で見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers/specialScreenings.html?year=2013


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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Weekend of A Champion (2012年)  93分
監督   フランク・サイモン Frank Simon
製作国 イギリス / フランス

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 1971年、モータースポーツファンのロマンポランスキーは、F 1の世界チャンピオン、ジャッキースチュワートと一緒に週末を過ごしました。モナコグランプリ開催期間中のことであり、この年、ジャッキースチュワートはモナコグランプリで優勝を手にしました。ポランスキーはスチュワートに独占的に会い、3日間にわたってサーキット内外でスチュワートの様子を追います。その結果として、高いIQを持つアスリートの私生活の貴重な時を、勝利の頂点で見ることができるのです。40年後、ポランスキーとスチュワートが再会し、年と共に大きく変化したF1について、自然かつユニークな、比類のない方法で語り合います。



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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Seduced And Abandoned (ドキュメンタリー) 95分 
監督  ジェームズ・トバック James Toback
製作国 アメリカ

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 『SEDUCED AND ABANDONED』はアレック・ボールドウィンとジェームズ・トバックが誘う冒険の旅。カンヌ映画祭、芸術としての映画、金、グラマラス、死など、映画の世界に親密に関係する面を通して展開します。第65回カンヌ映画祭(2012年)の開催期間中のまばゆい映像を収めた『SEDUCED AND ABANDONED』が見せてくれるものの中でも、とりわけ素晴らしいのは、驚くべき豪華なポートレート。ベルナルド・ベルトルッチ、フランシス・コッポラ、ロマン・ポランスキー、マーティン・スコセッシ、ライアン・ゴズリング、ジェシカ・チャステイン、ベレニス・ベジョ、ダイアン・クルーガー、ジェームズ・カーンら錚々たる人物たちが登場します。


Seduced And Abandoned (2013) - Clip (1分26秒)
※ 冒頭にCMが流れることもあります。



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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Otdat Konci  101分
英題:Bite the Dust
監督  Taisia Igumentseva
※ Taisia Igumentseva……2012年(第65回)カンヌ国際映画祭シネフォンダシヨン第一位受賞者。

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) この極めて小さな村では誰もが知り合いです。老いた羊飼いのVassilitchはすべての時間を Praline と名付けた、子供のような目をした乳牛の世話をして過ごし、隠遁生活を送る老女のZinaは政府をののしり、女房たちは他人の亭主に色目を使い、地元の発明家 Ivanは子供たちと一緒に工夫を凝らした道具で遊んでいます。ある日、恐ろしいニュースが届きます。テレビが地球の歴史上もっとも強いコロナ質量の放出を発表したのです。人類は24時間以内に滅びると宣告されました。最初の衝撃が去り、村の住民たちは人生に別れを告げる非常に風変わりな方法を考え出します。村を挙げてお祭りを行うのです。テーブルを準備し、パテやケーキを焼き、何人かは勇気を振り絞ってこの最後の瞬間にあたって人生の重要な決断を下します。しかし世界の終焉はいつも来ないもの…手におえない状況になってしまいます。人々は気付くのです。もう以前のような暮らしには戻れないということに…


Otdat Konci (Bite the Dust) - Trailer (1分27秒)


オフビート・コメディ、ということでいいのかな。



※ 『Otdat Konci』のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内でも見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers/specialScreenings.html?year=2013



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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Homeland
原題:Né quelque part
監督  Mohamed Hamidi
製作国 アルジェリア / フランス
出演  Tewfik Jallab、ジャメル・ドゥブーズ、他

Né Quelque Part (2013) - Trailer (2分05秒)


面白そう。



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【ガラ上映(ガラ・スクリーニング) インドへのトリビュート(トリビュート・トゥ・インディア)】
Gala Screening, Tribute to India


Bombay Talkies  115分
監督  Zoya Akhtar
     Dibakar Banerjee
     Karan Johar
     Anurag Kashyap
製作国 インド
撮影   Rajeev Ravi

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 『Bombay Talkies』は4人の監督による4つの短編作品を含む映画です。その中には映画、セレブ、ダンス、俳優の遊びといったインド映画の要素がつまっています。インドにとってインド映画100周年と、映画の新世紀の始まりです。


Bombay Talkies (2013) - Official Trailer (2分10秒)


これも面白そう。





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