2013アカデミー賞外国語映画賞:サウジアラビアからの出品作が決定(『少女は自転車にのって』)

2012年ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門へ選出され併設賞の C.I.C.A.E.賞をはじめ3賞を受賞した『少女は自転車にのって』がサウジアラビア代表作に決まりました。


今年度、サウジアラビアは初めてアカデミー賞外国語映画賞部門へ代表作を出品します。アメリカ国内で劇場公開(限定公開)されましたが作品評価も高く、同部門のノミネート有力候補にも挙げられています。



サウジアラビアからの出品作
少女は自転車にのって(2012年)
英題|Wadjda
独題|Das Mädchen Wadjda
監督|ハイファ・アル=マンスール Haifaa al-Mansour
製作国|サウジアラビア / ドイツ


IMDb|Wadjda
http://www.imdb.com/title/tt2258858/



映画.com 2013年10月10日付け記事
映画館のないサウジアラビア初の長編映画「少女は自転車にのって」予告編公開

映画館の設置が法律で禁じられているサウジアラビア初の女性監督が、同国俳優を起用し、すべて国内で撮影したサウジアラビア初の長編映画「少女は自転車にのって」。 <中略> イスラム教の戒律が厳しいサウジアラビアでは、女性がひとりで外出することや車を運転することを禁じており、映画に出演したり、公の場に出ることもタブー視されている。メガホンをとったハイファ・アル=マンスール監督はこれまで短編やドキュメンタリー、テレビなどの仕事を通して、隔離された状態で生活するサウジアラビアの女性の声に耳を傾け、本作では、慣習や規律に柔軟な子どもの目線で、サウジの抱える矛盾を描き出した。 10歳のおてんば少女ワジダは、幼なじみの少年アブドゥラと自転車競走がしたいが、母親は女の子が自転車に乗ることに反対する。そんな時、学校でコーラン暗唱コンテストが行われることになり、ワジダはその賞金で自転車を買おうと一生懸命コーランの暗唱に取り組むが……。



Wadjda - Official Trailer #1





『少女は自転車にのって』日本版予告編


主題が明確だし、とっつきやすい演出。




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