ジャーニー(Journey)「セパレイト・ウェイズ」 Separate Ways (Worlds Apart) (ミュージックビデオ:1983年)|TBS系列でのWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)中継でBGMとして使用
ジャーニー「セパレイト・ウェイズ」(1983年リリース)
Journey - Separate Ways (Worlds Apart) (Music Video, 1983)
(ボーカル:スティーヴ・ペリー Vocal: Steve Perry)
● Separate Ways (Worlds Apart) 歌詞
http://www.lyricsfreak.com/j/journey/separate+ways_10154284.html
常に嘲笑の対象となるジャーニーの「セパレイト・ウェイズ」〔英題:Separate Ways(Worlds Apart)〕のミュージック・ビデオ。確かにこれは笑われても仕方ないだろうという、演出意図不明の妙な感じはあるわけですが、演じているメンバーたちがこの演出に納得して演じていたわけではないということは言えるのではないかと私は思っています。現に、このミュージック・ビデオを含めこういうタイプのMVを3本ほど撮っていますが、メンバーからはマネージメント側に対し「もう(「チェイン・リアクション(英題:Chain Reaction)」や「セパレイト・ウェイズ」のような、こういうタイプの)MVは作りたくない」という申し出があり、マネージメント側としてはMTV時代真っ只中なのにMTVに流すプロモーションビデオが無いのは困るので苦肉の策としてコンサート・ツアーの様子やライブ風景を繋いだ「フェイスフリー(時への誓い)」(英題:Faithfully)や「マイ・ラヴ」(英題:Send Her My Love)のようなPVを作るようになりました。
「セパレイト・ウェイズ」は曲調が力強く、PVの映像でも威勢よく前のめりな振付で歌われているのでスポーツ・シーンで使われることも多いのですが、歌詞の内容は「別れてしまったけれど、でも、彼女をまだ愛している」という未練たっぷりの男性の心情を歌ったものです。「君が別れたいならしかたない、そうしよう。でも、本当は今も好きなんだ」って、威勢よく歌っているんです。そういう内容で何故こんなに前のめりで威勢がいいのか? よくわからない(笑)。でも、未練はあっても「俺のところへ戻ってきてくれ」とかそういうぐずぐずしたところや付きまとってストーカー化する感じが全然無いのが「セパレイト・ウェイズ」の歌詞のいいところ。
嘲笑冷笑の対象になるビデオかもしれない。けれど、確実に楽しい気持ちになれるので私は大好きです。これとヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」のMVは楽しいビデオ。80年代の米国ロック・ミュージシャンのサービス精神の旺盛さには感心しますよ。
ジャーニーの「セパレイト・ウェイズ」がBGM。
2009ワールド・ベースボール・クラシック (2009年3月5日~3月23日)
WBC 2009 ENDING
「フェイスフリー(時への誓い)」
Journey - Faithfully (Music Video, 1983)
「マイ・ラヴ」
Journey - Send Her My Love (Music Video, 1983)
「セパレイト・ウェイズ」(ライブ) 1983年3月 東京武道館公演
Journey - Separate Ways (Live In Tokyo, 1983)
ココロカラ ドウモ アリガト トウキョウ!
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映画『トロン: レガシー』(2010年)での『セパレイト・ウェイズ』使用シーン。
『トロン: レガシー』(英題|Tron: Legacy)(2010年)
TRON Legacy (2010) - Flynn's Arcade Scene
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ボーカル(当時)のスティーヴ・ペリーは、1985年の『ウィ・アー・ザ・ワールド』(英題:We Are The World)のソロ・パートを担当した歌い手の一人でもあります。(↓このビデオクリップで2分26秒に登場。)
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約8分で振り返るバンド「ジャーニー」の来歴。
Journey and Steve Perry: History of "Don't Stop Believin" Band
● You-Tube VEVO ジャーニー(Journey)チャンネル
http://www.youtube.com/user/journeyVEVO
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スティーヴ・ペリーは、ソロ曲「Oh,シェリー」(英題:Oh Sherrie)のミュージック・ビデオの中で演出家に対し「こういう妙な演出はおかしいでしょ。やってられない」と抵抗し演出家やマネージャーにやってくれと説得されるシーンを入れています。これはジャーニーで撮ったMVへ対する反発と批判とみるのが妥当ではないかと思います。芝居がかった演出ではなくて楽曲の力・声の力を見せればいいんじゃないのと周囲の喧騒を遮るようにアカペラでばんと歌い出すというところにスティーヴ・ペリーのMVや音楽の売り方に関する考え方と最盛期の彼が持っていた自信が表れていると私は思っています。
Steve Perry - Oh Sherrie (Music Video, 1984)
でも、当時の恋人シェリーちゃん本人をこのビデオに登場させちゃったのは……、シェリーちゃんが身近にいるのは当時のペリーにとっては自然なことだったでしょうが、傍からみれば芝居がかった演出にみえちゃったりするわけで。
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(2014/02/20 追記)
amass 2014/02/17付け記事
ジャーニー「Separate Ways」のミュージック・ビデオをリメイクしたビデオがYouTubeで話題に
パロディ化して撮影された個人的「セパレイト・ウェイズ」クリップって前からあるのに、なんでこのビデオだけ取り上げられてるんだろう???
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(2017/03/19 追記)
スポーツ紙の記事ってもうほんと、どうかしてるよね(笑) 敢えてやっているんだろうけど。
産経ニュース WEST 2017年3月19日付け 筆|吉原知也
【スポーツの舞台裏】WBCのテーマソング、実は男女の別れを歌った名曲 イントロのリズムが侍ジャパンの名シーンとともに( ttp://www.sankei.com/west/news/170319/wst1703190010-n1.html )
アメリカン・ロックの名作の一つに数えられ、エイティーズの洋楽ファンなら誰もが知る「ツウな選曲」……??? えっ、「アメリカン・ロックの名作の一つに数えられている」? それが本当なら有り難いことだけどさ(笑)。 それに ”通(ツウ)” じゃないと思う。誰もが知っているものはツウじゃない (笑) 「歌詞の意味を読み解く」……この歌に読み解かなければならないほどの深い内容など無いと思う(笑)
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(2017/04/19追記)
音楽ナタリー 2017/04/18付け記事
レキシがアントニー、デニス植野らと“80年代ロックバンド”結成( ttp://natalie.mu/music/news/229186 )
レキシ -「KATOKU」 Music Video (YouTube ver.) (2017年)
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Journey - Separate Ways (Worlds Apart) (Music Video, 1983)
(ボーカル:スティーヴ・ペリー Vocal: Steve Perry)
● Separate Ways (Worlds Apart) 歌詞
http://www.lyricsfreak.com/j/journey/separate+ways_10154284.html
常に嘲笑の対象となるジャーニーの「セパレイト・ウェイズ」〔英題:Separate Ways(Worlds Apart)〕のミュージック・ビデオ。確かにこれは笑われても仕方ないだろうという、演出意図不明の妙な感じはあるわけですが、演じているメンバーたちがこの演出に納得して演じていたわけではないということは言えるのではないかと私は思っています。現に、このミュージック・ビデオを含めこういうタイプのMVを3本ほど撮っていますが、メンバーからはマネージメント側に対し「もう(「チェイン・リアクション(英題:Chain Reaction)」や「セパレイト・ウェイズ」のような、こういうタイプの)MVは作りたくない」という申し出があり、マネージメント側としてはMTV時代真っ只中なのにMTVに流すプロモーションビデオが無いのは困るので苦肉の策としてコンサート・ツアーの様子やライブ風景を繋いだ「フェイスフリー(時への誓い)」(英題:Faithfully)や「マイ・ラヴ」(英題:Send Her My Love)のようなPVを作るようになりました。
「セパレイト・ウェイズ」は曲調が力強く、PVの映像でも威勢よく前のめりな振付で歌われているのでスポーツ・シーンで使われることも多いのですが、歌詞の内容は「別れてしまったけれど、でも、彼女をまだ愛している」という未練たっぷりの男性の心情を歌ったものです。「君が別れたいならしかたない、そうしよう。でも、本当は今も好きなんだ」って、威勢よく歌っているんです。そういう内容で何故こんなに前のめりで威勢がいいのか? よくわからない(笑)。でも、未練はあっても「俺のところへ戻ってきてくれ」とかそういうぐずぐずしたところや付きまとってストーカー化する感じが全然無いのが「セパレイト・ウェイズ」の歌詞のいいところ。
嘲笑冷笑の対象になるビデオかもしれない。けれど、確実に楽しい気持ちになれるので私は大好きです。これとヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」のMVは楽しいビデオ。80年代の米国ロック・ミュージシャンのサービス精神の旺盛さには感心しますよ。
ジャーニーの「セパレイト・ウェイズ」がBGM。
2009ワールド・ベースボール・クラシック (2009年3月5日~3月23日)
WBC 2009 ENDING
「フェイスフリー(時への誓い)」
Journey - Faithfully (Music Video, 1983)
「マイ・ラヴ」
Journey - Send Her My Love (Music Video, 1983)
「セパレイト・ウェイズ」(ライブ) 1983年3月 東京武道館公演
Journey - Separate Ways (Live In Tokyo, 1983)
ココロカラ ドウモ アリガト トウキョウ!
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映画『トロン: レガシー』(2010年)での『セパレイト・ウェイズ』使用シーン。
『トロン: レガシー』(英題|Tron: Legacy)(2010年)
TRON Legacy (2010) - Flynn's Arcade Scene
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ボーカル(当時)のスティーヴ・ペリーは、1985年の『ウィ・アー・ザ・ワールド』(英題:We Are The World)のソロ・パートを担当した歌い手の一人でもあります。(↓このビデオクリップで2分26秒に登場。)
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約8分で振り返るバンド「ジャーニー」の来歴。
Journey and Steve Perry: History of "Don't Stop Believin" Band
● You-Tube VEVO ジャーニー(Journey)チャンネル
http://www.youtube.com/user/journeyVEVO
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スティーヴ・ペリーは、ソロ曲「Oh,シェリー」(英題:Oh Sherrie)のミュージック・ビデオの中で演出家に対し「こういう妙な演出はおかしいでしょ。やってられない」と抵抗し演出家やマネージャーにやってくれと説得されるシーンを入れています。これはジャーニーで撮ったMVへ対する反発と批判とみるのが妥当ではないかと思います。芝居がかった演出ではなくて楽曲の力・声の力を見せればいいんじゃないのと周囲の喧騒を遮るようにアカペラでばんと歌い出すというところにスティーヴ・ペリーのMVや音楽の売り方に関する考え方と最盛期の彼が持っていた自信が表れていると私は思っています。
Steve Perry - Oh Sherrie (Music Video, 1984)
でも、当時の恋人シェリーちゃん本人をこのビデオに登場させちゃったのは……、シェリーちゃんが身近にいるのは当時のペリーにとっては自然なことだったでしょうが、傍からみれば芝居がかった演出にみえちゃったりするわけで。
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(2014/02/20 追記)
amass 2014/02/17付け記事
ジャーニー「Separate Ways」のミュージック・ビデオをリメイクしたビデオがYouTubeで話題に
パロディ化して撮影された個人的「セパレイト・ウェイズ」クリップって前からあるのに、なんでこのビデオだけ取り上げられてるんだろう???
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(2017/03/19 追記)
スポーツ紙の記事ってもうほんと、どうかしてるよね(笑) 敢えてやっているんだろうけど。
産経ニュース WEST 2017年3月19日付け 筆|吉原知也
【スポーツの舞台裏】WBCのテーマソング、実は男女の別れを歌った名曲 イントロのリズムが侍ジャパンの名シーンとともに( ttp://www.sankei.com/west/news/170319/wst1703190010-n1.html )
TBS系列での中継番組では、番組内で流されるロックの名曲が「侍ジャパン」をもり立てる。米ロックバンド、ジャーニーの「セパレート・ウェイズ」。鋭く力強いリズムは、世界の舞台で頂点を目指す武者たちのイメージを引き立てる。日本代表が世界一の奪還を成し遂げたとき、興奮と感動とともに、あのイントロのリズムが再び記憶に刻まれるに違いない。スポーツの大会と音楽との関係をまとめてみた。
きらびやかなシンセサイザーのイントロに、ギターとドラムのキレ味のあるリズムが刻む。そこにスティーブ・ペリーの伸びやかでさわやかなハスキーボイスが乗ることで、骨太な音のうねりを作り出していく…。これが、1983年に発表された「セパレート・ウェイズ」。アメリカン・ロックの名作の一つに数えられ、エイティーズの洋楽ファンなら誰もが知る「ツウな選曲」。今回、侍ジャパンの活躍を通して、お茶の間に改めて広く知られることになったが、この曲の歌詞の意味を読み解いてみると、非常に興味深い。 実は、この曲は男女の別れに際した男の赤裸々な心境を歌ったもの。野球と何かの関係ある歌かといえば、そうではない。しかし、日本の視聴者や野球ファンのイメージの中には、80年代の音楽シーンを彩ったジャーニーと、WBCが印象付けられているといえる。
アメリカン・ロックの名作の一つに数えられ、エイティーズの洋楽ファンなら誰もが知る「ツウな選曲」……??? えっ、「アメリカン・ロックの名作の一つに数えられている」? それが本当なら有り難いことだけどさ(笑)。 それに ”通(ツウ)” じゃないと思う。誰もが知っているものはツウじゃない (笑) 「歌詞の意味を読み解く」……この歌に読み解かなければならないほどの深い内容など無いと思う(笑)
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(2017/04/19追記)
音楽ナタリー 2017/04/18付け記事
レキシがアントニー、デニス植野らと“80年代ロックバンド”結成( ttp://natalie.mu/music/news/229186 )
レキシ -「KATOKU」 Music Video (YouTube ver.) (2017年)
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2013-11-08 12:15