2014アカデミー賞外国語映画賞:ブラジルからの出品作が決定

ブラジル代表作は2014年ベルリン国際映画祭 国際映画批評家連盟賞(パノラマ部門)&テディ賞 受賞のダニエル・リベイロ監督作『The Way He Looks(英題)』に決まりました。



ブラジルからの出品作
The Way He Looks
原題|Hoje eu quero voltar sozinho
監督|ダニエル・リベイロ Daniel Ribeiro


IMDb|Hoje Eu Quero Voltar Sozinho
http://www.imdb.com/title/tt1702014/



The Way He Looks - Hoje Eu Quero Voltar Sozinho | official trailer (2014)



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ブラジルは、代表作選考にエントリーされた18作品のリストを発表していました。以下のとおり。

【参照先】
ブラジル文化省(Ministério da Cultura / MinC) 
公式サイト http://www.cultura.gov.br/
2014年09月14日付け E o Oscar vai para...(英訳|And the Oscar goes to ...)


■印……ブラジル代表作


A Grande Vitória
監督|Stefano Capuzzi


A Oeste do Fim do Mundo
監督|Paulo Nascimento


アマゾン大冒険 世界最大のジャングルを探検しよう!(ドキュメンタリー作品)
原題/英題|Amazonia
監督|ティエリー・ラコベール Thierry Ragobert
製作国|ブラジル / フランス
※ 2013年ベネチア国際映画祭 クロージング上映作品


Dominguinhos
監督|Eduardo Nazarian
   Joaquim Castro
   Mariana Aydar


Sheep's Clothing
原題|Entre Nós
監督|パウロ・モレッリ Paulo Morelli
製作国|ブラジル
※ 2013年ローマ国際映画祭コンペティション部門へ選出


Exercício do Caos
監督|Frederico Machado


Getúlio
監督|João Jardim


The Way He Looks
原題|Hoje eu quero voltar sozinho
監督|ダニエル・リベイロ Daniel Ribeiro
製作国|ブラジル
※ 2014年ベルリン国際映画祭 国際映画批評家連盟賞(パノラマ部門)&テディ賞 受賞


Jogo de Xadrez
監督|Luís Antônio Pereira


Minhocas
監督|Paolo Conti e Arthur Nunes


Não pare na pista: a melhor história de Paulo Coelho
監督|Daniel Augusto


O Homem das Multidões
監督|Marcelo Gomes e Cao Guimarães


A Wolf at the Door
原題|O Lobo atrás da Porta(O Lobo Atrás da Porta)
監督|フェルナンド・コインブラ Fernando Coimbra
製作国|ブラジル
※ 2013年サン・セバスティアン国際映画祭 オリゾンテ賞(=オリゾンテ・ラテーノス部門 最優秀作品賞) 受賞


O menino e o mundo
監督|Alê Abreu


O menino no espelho
監督|Guilherme Fiúza Zenha


Praia do Futuro
監督|カリム・アイノズ Karim Aïnouz
製作国|ブラジル / ドイツ
※ 2014年ベルリン国際映画祭コンペティション部門へ選出


Serra Pelada
監督|Heitor Dhalia


Tatuagem
監督|Hilton Lacerda


ブラジル文化省のサイトでブラジル代表作選考にエントリーしている全作品名を公表しているんだよ。全作品、予告編付きで。すごいなあ。このアカデミー賞外国語映画賞部門への出品をブラジル映画を世界へ売り込むための国家戦略の一環として重視しているということの証ですよ。我が国の代表作選考&公表の仕方とのこの違いようったら……日本では何名で(誰が)選んでいるのか、エントリーされた作品の数や作品名が一切公表されない。世間の人も(そして映画ファンすらも)代表作選考過程なんて殆ど関心無いみたいだし、映画業界の人からも「選考内容をオープンにすべき」などという提言もない。マスコミも指摘しない。オープンにしたらマズイことでもあるんでしょうかね。(これじゃたとえ不正があったって分かりゃしない。一切、公表しないでおいて「不正などあり得ない」とか主張されたってねぇ) 日本も、選考委員の数とその名前/代表作選考への応募総数/最終選考に残った作品名、くらいは日本映画製作者連盟のサイトで公表すべきだと思う。



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