2015年度(第88回)アカデミー賞外国語映画賞|ハンガリーからの出品作 決定(『サウルの息子』)

本年度(=2015年度)アカデミー賞外国語映画賞への出品作公表の先陣を切ったのはハンガリーでした。

異様なほど早い時期に代表作を決定してしまったハンガリー。その発表時期の早さに、「なんとしても獲ってみせる!我が国代表作が受賞する!」という外国語映画賞受賞へ向けての断固たる決意と圧倒的自信を感じさせます。


そのハンガリー代表作は2015年カンヌ国際映画祭にて初長編監督作で初コンペ入りし高評価を得てグランプリを受賞したネメシュ・ラースロー監督の『サウルの息子』です。すでに本年度アカデミー賞外国語映画賞の大本命とみなされています。



【参照】 ScreenDaily.com  2015/06/12付け記事
Hungary selects Cannes winner ‘Son of Saul’ for Oscars
( ttp://www.screendaily.com/awards/hungary-selects-cannes-winner-son-of-saul-for-oscars/5089298.article?blocktitle=LATEST-FILM-NEWS-HEADLINES&contentID=42422 )



●『サウルの息子』は2015年度(第88回)アカデミー賞外国語映画賞受賞しました。



ハンガリーからの出品作
サウルの息子
英題|Son of Saul
原題|Saul fia
監督|ネメシュ・ラースロー Laszlo Nemes
米国配給|ソニー・ピクチャーズ・クラシックス
日本配給|ファインフィルムズ(日本での劇場公開は2016年1月23日の予定)


IMDb|Saul fia
http://www.imdb.com/title/tt3808342/



〔シネマトゥデイの解説(こちら)より〕【ストーリー】1944年、アウシュビッツ収容所。ハンガリー人捕虜のソウル・アウスランダーはナチスの特殊部隊・ゾンダーコマンドの一員として火葬場で働いていた。ソウルは自分の息子のように思っていた少年をラビに埋葬してもらうため、少年の死体を奪おうと計画する。/【ここに注目】 第2次世界大戦下のアウシュビッツ収容所を舞台にした戦争ドラマ長編デビュー作でコンペティションに選ばれたハンガリーの新人、ラースロー・ネメス。短編映画『ウィズ・ア・リトル・ペイシェンス(英題) / With a Little Patience』が世界中の映画祭で25冠を達成して注目を浴びた。


〔2015年カンヌ国際映画祭の作品紹介(こちら)より〕1944年10月。アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所。Saul Ausländer は、ユダヤ人収容者グループ「ゾンダーコマンド(特別労務班員)」の一員です。彼らはほかのユダヤ人とは隔離され、ナチス党員によるユダヤ人殺戮を補助する役目を与えられています。 彼は焼却炉で働いている時、自分の息子だと思われる死体を発見します。 「ゾンダーコマンド(特別労務班員)」が蜂起を企む一方、彼は大それた計画を実行しようとします。子供の体を炎から守り、子供に真の墓を与えようとするのです。




Son of Saul - Official Trailer #1





『サウルの息子』日本版予告編





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