2016年度(第89回)アカデミー賞外国語映画賞|ブラジルからの出品作 決定

ブラジル代表作は『Little Secret(英題)』に決まりました。



ブラジルからの出品作
Little Secret
原題|Pequeno Segredo
監督|David Schurmann


IMDb|Pequeno segredo
http://www.imdb.com/title/tt1352393/




Pequeno Segredo - Trailer




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今年度のアカデミー賞外国語映画賞ブラジル代表作品の選考に関してはトラブルが起きていた模様。



【参考】
Variety.com  2016年8月26日付け記事
Oscars: Controversy Erupts Over Brazilian Film ‘Aquarius’( ttp://variety.com/2016/film/in-contention/oscars-controversy-aquarius-brazil-1201845672/ )


The New York Times  2016年9月27日付け記事
Brazilian Politics Smother a Film’s Oscar Ambitions( ttp://www.nytimes.com/2016/09/28/world/americas/brazilian-politics-smother-a-films-oscar-ambitions.html?_r=1 )



3作品(『Neon Bull(英題)』/『Don't Call Me Son(英題)』/『To My Beloved(英題)』)がブラジル代表作選考委員会に抗議の意を示すため代表作選考選から外れることを選択しました。

それは、2016年カンヌ国際映画祭のコンペティション部門へ選出された映画『アクエリアス』(2016年東京国際映画祭での邦題/英題:Aquarius)のクルーとキャストが同映画祭でブラジル(元)大統領ジルマ・ルセフに対する弾劾に反対する声明を出したことでブラジル代表作選考委員のメンバーが映画『アクエリアス』に対し選考以前より批判的だったことが原因で、そういう(偏見を持った)委員を選考会に入れることに対し抗議するためだそうです。


アカデミー賞外国語映画賞ブラジル代表作品の選考において最有力視されていた映画『アクエリアス』は、ブラジル大統領の弾劾と罷免による失職そして新政府との関係をめぐりブラジル代表作選考委員との間に起きた論争の影響を受け、代表作選考にて落選したとされています。ブラジルの批評家は「ブラジル代表作選考委員会での選択は映画の芸術的価値とは無関係だった(政治的発言や言動は選考に影響していない)」と発言しているようですが、その通りには受け取られてはいないようで、『アクエリアス』の関係者たちは「代表作選考委員会の選択は我々に対する報復であった」と主張しているようです。


高評価を受けている『アクエリアス』でしたが、国内選を突破出来ずに終わりました。



Aquarius (2016) - Cannes Trailer (英語字幕付き)





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