2016年度(第89回)アカデミー賞外国語映画賞|フランスからの出品作 決定(『エル ELLE』)

フランス代表作は2016年カンヌ国際映画祭のコンペティションへ選出されたポール・ヴァーホーヴェン監督作のフランス語映画『エル ELLE』に決まりました。

『エル ELLE』は2016年トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門でも上映されました。



ポール・ヴァーホーヴェン監督作は過去に4回オランダ代表作になっており、1973年度(第46回)には『ルトガー・ハウアー/危険な愛』にてアカデミー賞外国語映画賞へノミネート、2006年度(第79回)には『ブラックブック』にて最終戦選考に残った9作品入りをしています。

今回はフランス代表作として同部門へ10年ぶりに戻ってきました。



フランス代表作は昨年度(2015年度/第88回)『裸足の季節』にて同部門へノミネートされています。近々10年間でもノミネート3回、最終選考に残った9作品入りが2回という高成績をあげている常連国です。



フランスからの出品作
エル ELLE
英題/原題|Elle
監督|ポール・ヴァーホーヴェン Paul Verhoeven
製作国|フランス / ドイツ / ベルギー
米国配給|ソニー・ピクチャーズ・クラシックス


IMDb|Elle
http://www.imdb.com/title/tt3716530/



〔シネマトゥデイ|2016年カンヌ国際映画祭特集の作品紹介(こちら)より〕【ストーリー】欧州屈指のゲーム会社代表のミッシェルは何者かに襲われる。家をのぞいている男の目撃証言や、パソコンのハッキングなど不可解な出来事が続き、彼女はある対策を講じる。【ここに注目】『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』の原作者として知られるフィリップ・ジアン著の小説を映画化した、イザベル・ユペール主演のスリラー映画。 正体不明の存在に襲われたときに、生活や思考が一変していく過程を捉えている。 監督自身「強姦(ごうかん)や復讐劇ではない」と明言しており、これまでにない作品が期待できそう。 ヴァーホーヴェン監督にとってクライムサスペンス映画『氷の微笑』以来の本映画祭出品となる。





ELLE (2016) - Official Trailer(英語字幕付き)


外国語映画賞部門ノミネート有望候補として名をあげられることになるのは間違いないでしょう。イザベル・ユペールの演技も高評価。アカデミー賞主演女優賞候補へ推す声もあります。


------------------------------------------------------------------------------------------

フランスは最終選考に残った4作品のショートリストを発表していました。
最終選考に残っていた作品は以下のとおり。


エル ELLE
英題/原題|Elle
監督|ポール・ヴァーホーヴェン Paul Verhoeven



The Innocents
監督|アンヌ・フォンテーヌ Anne Fontaine



婚約者の友人
英題/原題|Frantz
監督|フランソワ・オゾン François Ozon



Cézanne and I
監督|ダニエル・トンプソン Danièle Thompson




共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。