2016年度アメリカ監督組合賞 ノミネーション発表

アカデミー賞監督賞ノミネーションの試金石となる、アメリカ監督組合賞のノミネーションが発表になりました。



● 公式サイトでの発表 
(2017/01/12付け)DGA Announces Nominees for Outstanding Directorial Achievement in Feature Film for 2016( ttp://www.dga.org/News/PressReleases/2017/170112-Awards-Feature-Film-Noms.aspx )


(2017/01/11付け)DGA Announces Nominees for Outstanding Directorial Achievement in Television, Commercials and Documentary for 2016( ttp://www.dga.org/News/PressReleases/2017/170111-69th-Annual-DGA-Awards-Television-Commercial-and-Documentary-Nominees-Announced.aspx#documentary )



2016年度(第69回)アメリカ監督組合賞授賞式は(現地日付で)2017年2月4日の予定です。



● アメリカ監督組合 公式サイト(トップページ)
 The Directors Guild of America


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2016年度(第69回)アメリカ監督組合賞ノミネーション
(The Directors Guild of America Awards / DGA)
(3部門のみ。他部門は公式サイトをご覧ください)



長編映画部門 Outstanding Directorial Achievement in Feature Film
(監督名<ラストネーム>のアルファベット順に)

デイミアン・チャゼル Damien Chazelle
作品|ラ・ラ・ランド
英題|La La Land
※ DGA賞、初ノミネート




ガース・デイヴィス Garth Davis
作品|LION/ライオン ~25年目のただいま~
英題|Lion
※ ガース・デイヴィスは今回、長編映画部門と第一回監督映画部門の2部門へノミネート。過去には、CM部門でDGA賞へノミネート経験あり(2009年度)。 長編映画部門&第一回監督映画部門へは初ノミネート。




バリー・ジェンキンス Barry Jenkins
作品|ムーンライト
英題|Moonlight
※ DGA賞、初ノミネート




ケネス・ロナーガン Kenneth Lonergan
作品|マンチェスター・バイ・ザ・シー
英題|Manchester By The Sea
※ DGA賞、初ノミネート




ドゥニ・ヴィルヌーヴ Denis Villeneuve
作品|メッセージ(2016年)
英題|Arrival
※ DGA賞、初ノミネート





第一回監督映画部門(新人監督部門) First-Time Feature Film Director Award
(監督名<ラストネーム>のアルファベット順に)

ガース・デイヴィス Garth Davis
作品|LION/ライオン ~25年目のただいま~
英題|Lion
※ ガース・デイヴィスは長編映画部門と第一回監督映画部門の2部門へノミネート。長編映画部門&第一回監督映画部門へは初ノミネート。




ケリー・フレモン・クレイグ Kelly Fremon Craig
作品|スウィート17モンスター
英題|The Edge of Seventeen
※ DGA賞、初ノミネート




ティム・ミラー Tim Miller
作品|デッドプール
英題|Deadpool
※ DGA賞、初ノミネート




ネイト・パーカー Nate Parker
作品|バース・オブ・ネイション
英題|The Birth of a Nation
※ DGA賞、初ノミネート




ダン・トラクテンバーグ Dan Trachtenberg
作品|10 クローバーフィールド・レーン
英題|10 Cloverfield Lane
※ DGA賞、初ノミネート





ドキュメンタリー映画部門 Outstanding Directorial Achievement in Documentary
(監督名<ラストネーム>のアルファベット順に)

オットー・ベル Otto Bell
作品|The Eagle Huntress(英題)




エズラ・エデルマン Ezra Edelman
作品|O.J.: Made in America(英題)




ジョシュ・クリーグマン Josh Kriegman
エリス・スタインバーグ Elyse Steinberg
作品|ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ
別邦題|ウィーナーのスキャンダル
英題|Weiner




ラウル・ペック Raoul Peck
作品|I Am Not Your Negro(英題)




ロジャー・ロス・ウィリアムズ Roger Ross Williams
作品|ぼくと魔法の言葉たち
英題|Life, Animated



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ノミネート候補として名前が挙がっていたけれど落選した主な候補(劇場用長編映画部門)

デヴィッド・マッケンジー David Mackenzie
作品|最後の追跡
英題|Hell or High Water



メル・ギブソン Mel Gibson
作品|Hacksaw Ridge



セオドア・メルフィ Theodore Melfi
作品|Hidden Figures



トム・フォード Tom Ford
作品|Nocturnal Animals



ジェフ・ニコルズ Jeff Nichols
作品|ラビング 愛という名前のふたり
英題|Loving



デンゼル・ワシントン Denzel Washington
作品|Fences



マーティン・スコセッシ Martin Scorsese
作品|沈黙 -サイレンス-
英題|Silence


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長編映画部門と第一回監督映画部門は全員がそれぞれの部門へ初ノミネート、ということで、フレッシュな顔ぶれ。この組合賞も世代交代を感じさせるラインナップ。 ”有望新人さん、ウェルカム” な態度はアメリカの映画業界の良いところ。(成功したニューカマーな監督を古株の監督が妬んでdisってドヤ顔しているとか、そういう風土の残るどこぞの国とは違うわね。)

過去の行状に関するスキャンダルによって映画の興行とご本人のイメージがズタボロになっている、『バース・オブ・ネイション』のネイト・パーカーがなんと第一回監督映画部門へノミネート。捨てる神あれば拾う神あり。

『沈黙 -サイレンス-』はいよいよマズイ状況です。



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