ミュージック・ビデオ|レキシ「KATOKU」(2017年)|ジャーニー(Journey)「セパレイト・ウェイズ」[ Separate Ways (Worlds Apart) ] のMVをパロディ化

RO69  2017年4月18日付け記事
レキシの新MVに芸人アントニー、植野行雄ら参加。レキシネームの名付けも( ttp://ro69.jp/news/detail/159227 )

レキシが、2017年4月26日(水)に発売するニューシングル『KATOKU』のミュージックビデオをYouTube、特設サイトなどで公開した。 (中略) “KATOKU”ミュージックビデオのキーワードは、80年代ロック。そして、バンドメンバー役としてアントニー(マテンロウ)、植野行雄(デニス)、ファビアン(フランキー)、風味堂の渡和久がゲスト出演している。横浜某所の倉庫で撮影され、レキシ、バンドメンバー役の面々がそれぞれ撮影現場入するとまずは衣装合わせが行われた。 (中略) このミュージックビデオでのバンドメンバーは、ボーカル・レキシ、ベース・アントニー、キーボード・植野行雄、ドラム・フランキー、そして風味堂の渡和久は、レキシバンドではキーボードを担当するも今回はギター役として出演。また、今回撮影に使用されたカメラは、80年代にプロユース機材として使用され、現存台数は数台〜数数十台と言われているIKEGAMIの真空管式ビデオカメラの名機「HL-95」が使用された。今回の撮影も全カットほぼ一発撮りとなり、バンドメンバー役の面々には撮影内容はほぼ知らされてなかったため、OK続きでスピーディーに進む撮影に、アントニーは「大丈夫ですか?ちゃんと使われますよね?笑」とコメントする一幕も。





『KATOKU』特設サイト スペシャルラーナーノーツ♪ より  
( ttp://rekishi-ikechan.com/free/special/feature/katoku/notes.html )

サウンドも自分の中にはあまりなかったAOR的なロックサウンドでしょ。産業ロック的なサウンドって言うんですかね、それが妙に新鮮で。TOTOとか、ジャーニーとか、最近になって聴いてみたら、わかりやすくていい! 誤解を怖れずに言えば『ダサかっこいい』感じ。逆にそれが自分には新しいって言うか」(レキシ)

でも『KATOKU』の曲調、実際はTOTOとかジャーニーっぽくはないんですよね。フォリナーとかREOスピードワゴンとかでもないし。検索したら「フィル・コリンズっぽい」と指摘していらっしゃる方がいて、なるほど、そうですね。どちらかといえばそちらの感じですよね。オメガトライブ(杉山清貴時代、カルロス・トシキ時代)っぽくもある。


AOR的なヌケのいいサウンドと「世襲制〜!」で始まるキャッチーな歌詞が耳に残る、ダイハツ「Thor(トール)」のCMソング。「CMソングとしてサビの部分だけを先に作ったわけですけど、その時点でサウンドイメージは出てきてましたね。すぐにバンドメンバーと全体のオケを録ったので、この曲は『オケ先行』なんですよ。そこから歌詞に合わせて構成を変えたり、録り直したり。とにかく『世襲制』が言いたかったから、その発音からつながる語呂がいい英語のフレーズが入ってますけど……深い意味は……ないです(笑)。今回は、フィーチャリングなしで制作しましたけど、例えば親子のアーティストをフィーチャーするとかね、今後の展開もあるかも。かも、ですが」(レキシ)






レキシ -「KATOKU」 Music Video (YouTube ver.) (2017年)


”ジャーニーの『セパレイト・ウェイズ』MVは「大っぴらに嘲り笑ってもOKなもの」として認識され、そのように扱われる” ということを再確認するだけ。”このMVのパロディなら炎上もしないだろうし、何かあっても「これはリスペクトです。オマージュです」で逃げ切れる” っていう安全なところを選んできた。次回はぜひ邦楽の有名ミュージシャンのMVもこういうふうにパロディ化して欲しいよね。








(パロディ化したMVと比較しても意味ないかもしれないけれど)人物の動きの再現度からしたらこちらのほうが上。

Journey "Separate Ways" Music Video Remake


amass 2014/02/17付け記事
ジャーニー「Separate Ways」のミュージック・ビデオをリメイクしたビデオがYouTubeで話題に








ジャーニー「セパレイト・ウェイズ」(1983年)
Journey - Separate Ways (Worlds Apart)


34年経ってもこうして多くの人々の記憶に残り続けるようなMVになるとは。怪我の功名か。 パロディはその対象となるものが広く認知されていなければならないわけだから、こうしてパロディ化されるのも「34年経っても忘れられていない / 語り継がれている」ということで、喜ばしいことなんだろうと思う。(『ドント・ストップ・ビリーヴィン』がドラマシリーズ『glee』で取り上げられた時に「(僕らの楽曲が)宝箱に入れられクローゼットの奥に押し込まれたままよりはいいんじゃないかな」とスティーヴ・ペリーも言ってたし。)



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