2017年度(第90回)アカデミー賞外国語映画賞|スウェーデンからの出品作 決定(『ザ・スクエア 思いやりの聖域』)

スウェーデンの代表作は2017年(第70回)カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作であるリューベン・オストルンド監督作『ザ・スクエア 思いやりの聖域』に決まりました。


アカデミー賞外国語映画賞部門のノミネート有力候補として名を挙げられてもおかしくない作品です。でも、今作は英語作品だったはず。(IMDbによると、使用言語は「英語 / スウェーデン語 / デンマーク語」の3つとなっています。) 

英語の台詞が一定割合を超えてしまうと同部門のエントリーを受理されなくなるはずです。そのへんは大丈夫でしょうか。ちょっと心配ですね。



スウェーデンからの出品作
ザ・スクエア 思いやりの聖域
英題/原題|The Square
監督|リューベン・オストルンド Ruben Östlund
製作国|スウェーデン / デンマーク / アメリカ / フランス

使用言語|英語 / スウェーデン語 / デンマーク語

米国配給|マグノリア・ピクチャーズ



IMDb|The Square (2017)
http://www.imdb.com/title/tt4995790/




The Square (2017) - Official trailer #1


アメリカの配給がマグノリア・ピクチャーズってのも不安。この配給会社は今まで賞キャンペーンに熱心ではなかったので。




The Square – New clip (3/3) official from Cannes


猿のような声をあげる上半身裸体の人を演じているのはテリー・ノタリー(Terry Notary)さん。モーション・キャプチャー・パフォーマー&ムーヴメント・コレオグラファー&アクター。『猿の惑星』シリーズ、『ウォークラフト』、『キングコング:髑髏島の巨神』などに出演されているそうです。




このシーン ↓ はこの通り、英語。

The Square Clip | TIFF 2017



----------------------------------------------------------------------


リューベン・オストルンド監督は、『フレンチアルプスで起きたこと』(英題|Force Majeure / Turist)で2014年度(第87回)アカデミー賞外国語映画賞のスウェーデン代表作となり、同部門の「最終選考に進む9作品」に残り(言ってみれば「一次予選突破」というところですね)ノミネートされるかどうか発表の瞬間を迎えた時のビデオが話題にもなりました。


監督のリューベン・オストルンド(Ruben Östlund)とプロデューサーのエリク・ヘンメンドルフ(Erik Hemmendorff)の二人がニューヨークのトランプ・ホテル (!) の一室で発表を待っています。



Swedish director freaks out when he misses out on Oscar nomination.(2015年1月15日)(6分8秒)


ああ、切ない叫び……。『フレンチアルプスで起きたこと』はノミネートの有力候補に挙げられていたから期待がかなり高まっていたはず。でもさぁ、この2年後にはカンヌのパルムドールを獲るんだから。ねぇ。(エリク・ヘンメンドルフは『The Square』でもプロデューサーを務めています)



2014年度(第87回)アカデミー賞 外国語映画賞|ノミネート作品
イーダ(英題|Ida)(ポーランド)
裁かれるは善人のみ(英題|Leviathan)(ロシア)
みかんの丘(英題|Tangerines)(エストニア)
人生スイッチ(英題|Wild Tales)(アルゼンチン)
禁じられた歌声(英題|Timbuktu)(モーリタニア)




共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。