Gold Derby による 2011トニー賞 受賞予想

2011年6月13日付け投稿に受賞結果をUPしてあります。 (2011/06/13)

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米ブログ Gold Derby による トニー賞 受賞予想です。
【参照】 Experts predict Tony Award winners


2011年(第65回)トニー賞授賞式は
(現地時間で) 2011年6月12日(日)、日本時間で13日(月) です。

印(◎本命 〇二番手)は上記参照記事にある表からみた、おおよその印象です。
詳しくは参照記事をご覧ください。


Best Play 
演劇作品賞
  〇Good People (グッド・ピープル)
    Jerusalem (エルサレム)
    The Motherf**ker with the Hat (ザ・マザー**カー・ウィズ・ザ・ハット)
  ◎War Horse (ウォー・ホース)

Best Musical 
ミュージカル作品賞
  ◎The Book of Mormon (ザ・ブック・オブ・モルモン)
  〇Catch Me If You Can (キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン/同名映画のミュージカル版) 
    The Scottsboro Boys (ザ・スコッツボロ・ボーイズ)
    Sister Act (シスター・アクト/映画『天使にラブソングを』のミュージカル版)


Best Revival of a Play 
演劇リバイバル作品賞
    アルカディア Arcadia
  〇真面目が肝心 The Importance of Being Earnest
    ヴェニスの商人 The Merchant of Venice
  ◎ノーマル・ハート The Normal Heart


Best Revival of a Musical
ミュージカル・リバイバル作品賞
  ◎エニシング・ゴーズ Anything Goes
    ハウ・トゥー・サクシード How to Succeed in Business Without Really Trying


Best Book of a Musical  
脚本賞(ミュージカル部門)
    Bloody Bloody Andrew Jackson (ブラディ・ブラディ・アンドリュー・ジャクソン)
  ◎The Book of Mormon (ザ・ブック・オブ・モルモン)
  〇The Scottsboro Boys (ザ・スコッツボロ・ボーイズ)
    Sister Act (シスター・アクト)


Best Original Score (Music and/or Lyrics) Written for the Theatre
(作詞・作曲賞<オリジナル楽曲賞>)
  ◎The Book of Mormon (ザ・ブック・オブ・モルモン)
  〇The Scottsboro Boys (ザ・スコッツボロ・ボーイズ)
    Sister Act (シスター・アクト)
    Women on the Verge of a Nervous Breakdown
     (神経衰弱ぎりぎりの女たち/同名映画のミュージカル版)


Best Performance by an Actor in a Leading Role in a Play 
演劇主演男優賞
    ブライアン・ベッドフォード (真面目が肝心) 
       Brian Bedford, The Importance of Being Earnest
    ボビー・カナヴェイル (ザ・マザー**カー・ウィズ・ザ・ハット) 
       Bobby Cannavale, The Motherf**ker with the Hat
  〇ジョー・マンテロ (ノーマル・ハート) 
       Joe Mantello, The Normal Heart
    アル・パチーノ (ベニスの商人) 
       Al Pacino, The Merchant of Venice
  ◎マーク・ライアンス (エルサレム) 
       Mark Rylance, Jerusalem


Best Performance by an Actress in a Leading Role in a Play
演劇主演女優賞
  〇ニーナ・アーランダ (ボーン・イエスタデイ) 
       Nina Arianda, Born Yesterday
  ◎フランシス・マクドーマンド (グッド・ピープル) 
       Frances McDormand, Good People
    リリー・レーブ (ベニスの商人) 
       Lily Rabe, The Merchant of Venice
    ヴァネッサ・レッドグレイヴ (ドライビング・ミス・デイジー) 
       Vanessa Redgrave, Driving Miss Daisy
    ハンナ・イェランド (ブリーフ・エンカウンター〔『静物画』〕/映画版は『逢びき』という邦題)
       Hannah Yelland, Brief Encounter


Best Performance by an Actor in a Leading Role in a Musical
ミュージカル主演男優賞
    ノーバート・レオ・ブッツ (キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン) 
      Norbert Leo Butz, Catch Me If You Can
    ジョシュ・ギャット (ザ・ブック・オブ・モルモン) 
      Josh Gad, The Book of Mormon
    ジョシュア・ヘンリー (ザ・スコッツボロ・ボーイズ) 
      Joshua Henry, The Scottsboro Boys
    アンドリュー・ランネルズ (ブック・オブ・モルモン) 
      Andrew Rannells, The Book of Mormon
  ◎トニー・シェルダン (プリシラ、クイーン・オブ・ザ・デザート) 
      Tony Sheldon, Priscilla Queen of the Desert (映画『プリシラ』のミュージカル版)
※ この部門は激戦部門のようで、本命はともかく二番手候補は予想が割れています。


Best Performance by an Actress in a Leading Role in a Musical
ミュージカル主演女優賞 (今年は4名のみのノミネート) 
  ◎サットン・フォスター (エニシング・ゴーズ) 
       Sutton Foster, Anything Goes
    ベス・リーヴェル (ベイビー・イッツ・ユー) 
       Beth Leavel, Baby It's You!
  〇パティナ・ミラー (シスター・アクト) 
       Patina Miller, Sister Act
    ドナ・マーフィ ( ピープル・イン・ザ・ピクチャー) 
       Donna Murphy, The People in the Picture


Best Performance by an Actor in a Featured Role in a Play
演劇助演男優賞
    マッケンジー・クルック (エルサレム) 
      Mackenzie Crook, Jerusalem
    ビリー・クラダップ (アルカディア) 
      Billy Crudup, Arcadia
  ◎ジョン・ベンジャミン・ヒッキー (ノーマル・ハート) 
      John Benjamin Hickey, The Normal Heart
    アリアン・モアイエッド (ベンガル・タイガー・アット・ザ・バグダッド・ズー) 
      Arian Moayed, Bengal Tiger at the Baghdad Zoo
  〇ユル・ヴァスケス (ザ・マザー**カー・ウィズ・ザ・ハット) 
      Yul Vázquez, The Motherf**ker with the Hat


Best Performance by an Actress in a Featured Role in a Play
演劇助演女優賞
  ◎エレン・バーキン (ノーマル・ハート) 
      Ellen Barkin, The Normal Heart
  〇イーディ・ファルコ (ザ・ハウス・オブ・ブルー・リーヴス) 
      Edie Falco, The House of Blue Leaves
    ジュディス・ライト (ロンバルディ) 
      Judith Light, Lombardi
    ジョアンナ・ラムレイ (La Bête) 
      Joanna Lumley, La Bête
    エリザベス・ロドリゲス (ザ・マザー**カー・ウィズ・ザ・ハット) 
      Elizabeth Rodriguez, The Motherf**ker with the Hat


Best Performance by an Actor in a Featured Role in a Musical
ミュージカル助演男優賞
    コールマン・ドミンゴ (ザ・スコッツボロ・ボーイズ) 
      Colman Domingo, The Scottsboro Boys
    アダム・ゴドリー (エニシング・ゴーズ) 
      Adam Godley, Anything Goes
  ◎ジョン・ラロクエット (ハウ・トゥー・サクシード) 
      John Larroquette, How to Succeed in Business Without Really Trying
    フォレスト・マクレンドン (ザ・スコッツボロ・ボーイズ) 
      Forrest McClendon, The Scottsboro Boys
  〇ローリー・オマリー (ザ・ブック・オブ・モルモン) 
      Rory O'Malley, The Book of Mormon


Best Performance by an Actress in a Featured Role in a Musical
ミュージカル助演女優賞
  ◎ローラ・ベナンティ (神経衰弱ぎりぎりの女たち) 
      Laura Benanti, Women on the Verge of a Nervous Breakdown
    タミー・ブランチャード (ハウ・トゥー・サクシード) 
      Tammy Blanchard, How to Succeed in Business Without Really Trying
    ヴィクトリア・クラーク (シスター・アクト) 
      Victoria Clark, Sister Act
    ニッキー・M・ジェームズ (ザ・ブック・オブ・モルモン) 
      Nikki M. James, The Book of Mormon
    パティ・ルポーン (神経衰弱ぎりぎりの女たち) 
      Patti LuPone, Women on the Verge of a Nervous Breakdown
※ この部門も二番手候補は予想が割れています。


Best Scenic Design of a Play
演劇装置デザイン賞
    トッド・ローゼンタール (ザ・マザー**カー・ウィズ・ザ・ハット) 
      Todd Rosenthal, The Motherf**ker with the Hat
  ◎ラエ・スミス (ウォー・ホース) 
      Rae Smith, War Horse
    ウルツ (エルサレム) 
      Ultz, Jerusalem
    マーク・ウェンドランド (ベニスの商人) 
      Mark Wendland, The Merchant of Venice
※ この部門も二番手候補は予想が割れています。


Best Scenic Design of a Musical
ミュージカル装置デザイン賞
    Beowulf Boritt,
     The Scottsboro Boys (ザ・スコッツボロ・ボーイズ)
  〇Derek McLane,
     Anything Goes (エニシング・ゴーズ)
  ◎Scott Pask,
     The Book of Mormon (ザ・ブック・オブ・モルモン)
    Donyale Werle,
     Bloody Bloody Andrew Jackson (ブラディ・ブラディ・アンドリュー・ジャクソン)


Best Direction of a Play
演劇演出賞(演劇監督賞)
  ◎マリアンヌ・エリオット & トム・モリス (ウォー・ホース)
      Marianne Elliott and Tom Morris, War Horse
  〇ジョエル・グレイ & ジョージ・C・ウルフ (ノーマル・ハート)
      Joel Grey & George C. Wolfe, The Normal Heart
    アンナ・D・シャピロ (ザ・マザー**カー・ウィズ・ザ・ハット)  
      Anna D. Shapiro, The Motherf**ker with the Hat
    ダニエル・サリバン (ヴェニスの商人)
      Daniel Sullivan, The Merchant of Venice  


Best Direction of a Musical
ミュージカル演出賞(監督賞)
    ロブ・アシュフォード (ハウ・トゥー・サクシード)
      Rob Ashford, How to Succeed in Business Without Really Trying
  〇キャサリン・マーシャル (エニシング・ゴーズ)
      Kathleen Marshall, Anything Goes
  ◎ケーシー・ニコロー & トレイ・パーカー (ザ・ブック・オブ・モルモン)
      Casey Nicholaw and Trey Parker, The Book of Mormon
    スーザン・ストローマン (ザ・スコッツボロ・ボーイズ)
      Susan Stroman, The Scottsboro Boys


Best Choreography
振付賞
    ロブ・アシュフォード (ハウ・トゥー・サクシード)
      Rob Ashford, How to Succeed in Business Without Really Trying
  ◎キャサリン・マーシャル (エニシング・ゴーズ)
      Kathleen Marshall, Anything Goes
    ケーシー・ニコロー (ザ・ブック・オブ・モルモン)
      Casey Nicholaw, The Book of Mormon
  〇スーザン・ストローマン (ザ・スコッツボロ・ボーイズ)
      Susan Stroman, The Scottsboro Boys



共通テーマ:演劇

2011年カンヌ国際映画祭:受賞作のトレーラー

コンペティション部門

パルム・ドール
ツリー・オブ・ライフ The Tree of Life (アメリカ) 
   監督: テレンス・マリック Terrence Malick

(カンヌ国際映画祭公式サイトの作品解説より) 1950年代のテキサス。ジャック(ハンター・マクラッケン/中年期:ショーン・ペン)は威圧的な父(ブラッド・ピット)と寛容で優しい母(ジェシカ・チャステイン)の間ですくすくと育つ。やがて2人の弟が生まれるとその無条件の愛情は自分だけのものではなくなり、さらには息子たちの成功に固執する父の異常なまでの個人主義に反感を抱くようになる。そしてある日、その不安定な平静を壊す痛ましい事故が起こる。

The Tree of Life - Movie Trailer - Official


出演 ブラッド・ピット、ショーン・ペン、ジェシカ・チャステイン、ハンター・マクラッケン、
    フィオナ・ショウ、ジョアンナ・ゴーイング、ダリープ・シン、カリ・マチェット、
    ジャクソン・ハースト



審査員特別グランプリ (2作品)

● 少年と自転車 Le Gamin au velo (英題: The Kid With The Bike) (ベルギー)
    監督: ダルデンヌ兄弟 (ジャン=ピエール & リュック・ダルデンヌ)
        The Dardenne Brothers (Jean-Pierre Dardenne, Luc Dardenne)

(カンヌ国際映画祭公式サイトの作品解説より) もうすぐ12歳を迎える少年シリル(Thomas Doret)。彼の頭の中にあるのはただ1つ。かつて一時的に自分を児童相談所へ預けた父を見つけることだった。ある日、シリルは美容院を経営するサマンサ(セシル・ドゥ・フランス)と出会い、週末を彼女の家で過ごすこととなる。だが、シリルはサマンサが向ける愛情に気付くことができずにいた。自分の怒りを静めるために彼が必死に求めていたその愛情に...。


Le Gamin au velo (The Kid With The Bike) - Movie Trailer


出演 Thomas Doret, セシル・ドゥ・フランス、ジェレミー・レニエ、オリヴィエ・グルメ



● Bir Zamanlar Andolu'da (英題: Once Upon A Time In Anatolia) (トルコ)
   監督: ヌリ・ビルゲ・ジェイラン Nuri Bilge Ceylan  

(カンヌ国際映画祭公式サイトの作品解説より) 小さな町での生活は、草原地帯の只中を旅することに似ている。丘を越えれば「今までにない斬新な」何かが現れるかもしれない。けれども、結局、先細りするか永遠に続くかわからない、単調で寸分たがわぬ道が続くだけ...。

Bir Zamanlar Andolu'da (Once Upon A Time In Anatolia) - Movie Trailer (1分37秒)


出演 ムハッメド・ウズネル、ユルマズ・エルドアン 



審査員賞
Polisse (フランス)  
   監督: マイウェン・ル・ベスコ(マイウェン)  Maïwenn Le Besco (Maïwenn)

(カンヌ国際映画祭公式サイトの作品解説より) パリ警視庁の未成年保護分隊(BPM)。彼らの日常は、小児性愛者を拘束し、未成年すりを逮捕するだけで終わるのではなく、ランチタイムには互いの恋の悩みを打ち明けあうこともある。神経過敏な隊員のフレッドは、分隊の写真集を作成するために内務省から派遣されたカメラマン、メリッサの視線に耐えることができずにいた。警官らは自分たちのプライベートと、日々直面する現実との均衡をどのように保っているのか。本作品には、虐待を犯した親への聴取や子供たちの証言、青少年に広がる乱れた性の実態、同僚との連帯、想像もつかない場面でのつい大爆笑してしまう瞬間、そして、最悪の存在を知りそれと共に生きていく彼らの姿が収められている。

Polisse - Movie Trailer

出演 マイウェン・ル・ベスコ、 リッカルド・スカマルチョ、カリン・ヴィアール、
    ニコラ・デュヴォシェル、サンドリーヌ・キベルラン、アントニー・ドロン、
    フレデリック・ピエロ



監督賞
ニコラス・ウィンディング・レフン Nicolas Winding Refn
   作品: 『ドライヴ』(Drive) (アメリカ)

(カンヌ国際映画祭公式サイトの作品解説より) 昼は無口で無名のスタントドライバーで、夜はマフィアの雇われ運転手という2つの顔を持つ主人公(ライアン・ゴズリング)。その腕前は実に見事なものだったが、ある日、1つの仕事がうまくいかず、地獄の追跡劇に巻き込まれる。彼は自分を裏切った者への復讐を企て...。

Drive - Movie Trailer


出演 ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、クリスティーナ・ヘンドリックス、
    ロン・パールマン、ブライアン・クランストン、アルバート・ブルックス



男優賞
ジャン・デュジャルダン Jean dujardin
   作品: 『アーティスト』(The Artist)
※ 『アーティスト』に出演のワンちゃん アギー(Uggy) は
  今年のパルムドッグ賞 (Palm Dog Award) を受賞しました。 

(カンヌ国際映画祭公式サイトの作品解説より) 1927年、ハリウッド。ジョージ・バレンタイン(ジャン・デュジャルダン)はサイレント映画のスターで人気者。しかし、音の出る映画の到来が彼の存在感を薄め人々の忘却の中へと追いやる。一方、若い端役のペピー・ミラー(ベレニス・ベジョ)はスターダムに押し上げられていく。

The Artist - Movie Trailer


出演 ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ、ジョン・グッドマン、
    ミッシー・パイル、ジェームズ・クロムウェル、
    ペネロープ・アン・ミラー、ベス・グラント、ジョエル・マレー



女優賞
キルスティン・ダンスト Kirstin dunst
   作品: 『メランコリア』(Melancholia)  (ラース・フォン・トリアー監督)

(カンヌ国際映画祭公式サイトの作品解説より) 新郎新婦のジャスティン(キルスティン・ダンスト)とマイケル(アレクサンダー・スカルスガルド)。2人の結婚パーティーがジャスティンの姉夫婦の家で盛大に行われていた。その間、メランコリアという惑星が地球に向かっていて...。 

Melancholia - Movie Trailer


出演 キルスティン・ダンスト、シャルロット・ゲンズブール、
    キーファー・サザーランド、シャーロット・ランプリング、
    アレクサンダー・スカルスガルド、ステラン・スカルスガルド、
    ジョン・ハート、イェスパー・クリステンセン、ブラディ・コーベット、ウド・キア



脚本賞
フットノート Hearat Shulayim (英題: Footnote) (イスラエル)
   監督: ヨセフ・シダー Joseph Cedar

(カンヌ国際映画祭公式サイトの作品解説より) シュコルニク家は父子共に研究者の一家。純粋主義者で社交嫌いの大学教授エリザー・シュコルニク(Shlomo Bar-Aba)はいつも不運に見舞われてきた。一方、息子のユリエル(Lior Ashkenazi)は同僚たちに一目置かれる存在だった。ところがある日、父子の立場は一転。エリザーにその分野で最も栄誉ある賞が贈られるという知らせが届き、認められたいという彼の想いが爆発する。

Hearat Shulayim (Footnote) - Movie Trailer


出演 Shlomo Bar-Aba, Lior Ashkenazi, Alma Zack



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ある視点部門

ある視点部門賞 (2作品)
● アリラン Arirang  (韓国)   
    監督:キム・ギドク Kim Ki-duk

(カンヌ国際映画祭公式サイトの作品解説より) アリラン は、キム・ギドクが三役を演じる物語。アリランを通じて、私は人生の丘を越え、人を理解しようと努力し、自然に感謝し、現況を受け入れている。 人々の欲望が割拠する今の世の中と、悲しみに満ちた亡霊の世界と、私たちの夢が隠された想像の世界との間で、始まりもなく終わりもなく、私たちは次第に狂ってきている。私の心の中に留まる愛情とは、朽ち果ててしまった愛情とは何だろう?なぜいつもそれは私の感情に問いかけながら頭の天辺に残っているのだろう? 憐れみの情を試すかのように、なぜそれはいつも私の心の奥に隠れているのだろう?他者に心を開かない私は、悪い人間となり、そのことにさえ気付かないが、心を開いた相手には、まるで臆病者のように、自分より先にこの世界から旅立ってほしくないと思う。おお、アリラン。そうだ、心の中で殺し合おう。今でも、心で激怒していても微笑むことができるように、嫉妬にかられても愛し、嫌悪しても許し、たとえ殺意に震えながらでも、私は自制している。 私が自殺するまで待っていてくれ。あなたをいつまでも覚えている私が、死ぬまでは。


Arirang - Movie Trailer


出演 キム・ギドク 



● Halt auf freier Strecke (英題:Stopped on Track) (ドイツ) 
    監督:アンドレアス・ドレセン Andreas Dresen 

(カンヌ国際映画祭公式サイトの作品解説より) 医者は本当のことを告げた。時間は決まっていた。どうして僕でどうして今なんだ?妻と子供、両親、友達、隣人に過去の愛人、彼の人生の一部となった人の全てを後に残す男。毎日一つのちょっとした別れ。徐々に減る言葉、長くなる沈黙。窓の外では、年月が色を変えていく。死、最後の仕事… 全くの孤独でありながら、ひとりではない、それもいいのかもしれない。

Halt auf freier Strecke (Stopped on Track) - Movie Trailer


出演 シュテフィ・キューネルト(シュテッフィ・クーネルト)、ミラン・ペシェル、
    ウルスラ・ヴェルナー



審査員特別賞
● エレナの惑い Elena (ロシア)
    監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ Andrei Zvyagintsev(Andrey Zvyagintsev) 

(カンヌ国際映画祭公式サイトの作品解説より) エレナとウラジーミルは年老いた夫婦。二人は異なる社会階層の出身だった。裕福で冷淡な男、ウラジーミル。質素で従順な女、エレナ。人生の遅い時期に出会った二人にはそれぞれ、前の結婚での子供がいた。エレナの息子は職を失い、自分の家族の生活を支えることができず、絶えず母親に金を無心する。ウラジーミルの娘は若く怠惰で自由奔放なところがあり、父親とは距離をとっている。心臓発作を起こし入院したウラジーミルは、病院で間もなく自分が死ぬであろうことを知る。短くも甘い時間を娘と一緒に過ごすという思いからウラジーミルは重大な決心をする-全ての財産を娘に相続させる。自宅へ戻ったウラジーミルはエレナにこのことを告げる。息子を金銭的に援助する希望が全て崩れ落ちるのを見るエレナ。内気で従順な主婦が人生の真のチャンスを息子と孫に与えるため、あるプランを練る。

Elena - Movie Trailer


出演 Andrey Smirnov, Nadezhda Markina, Elena Lyadova, Alexey Rozin 



監督賞
● グッドバイ Bé Omid é Didar (英題: Good Bye)  (イラン)
    監督:モハマド・ラスーロフ Mohammad Rasoulof

Bé Omid é Didar (Good Bye) - Movie Trailer


出演 Leyla Zareh, Fereshteh Sadreorafai,
    シャハブ・ホセイニ (Shahab Hoseini), Roya Teymorian



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カメラ・ドール(新人監督賞) Caméra d'Or
監督: パブロ・ジョルジェーリ(パブロ・ジオジェリ)  Pablo Giorgelli 
   作品: 『Las Acacias』 (アルゼンチン/スペイン) ※ 批評家週間エントリー作品。

Las Acacias - Movie Trailer


出演 Germán de Silva, Hebe Duarte, Nayra Calle Mamani


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The Queer Palm Award クィアパルム賞
● Skoonheid (英題:Beauty) (南アフリカ) ※ ある視点部門エントリー作品。
    監督:オリヴァー・ハーマナス  Oliver Hermanus

(カンヌ国際映画祭公式サイトの作品解説より) フランソワ(ディオン・ロッツ)は、南アフリカのブルームフォンテーンでごく平凡な生活を送っています。ふたりの娘を持つ真面目な父、そして良き夫のフランソワ。ある偶然の出会が、全く穢れのない真面目な人生を揺るがします。旧友の息子、クリスチャン(チャーリー・キーガン)、23歳。それは誰が見ても、男盛りと呼ばれる男性の美を具現したかのような青年です。フランソワはひそかに心の紐を解き、激しい情熱と危うい欲望に身を任せます。自分に対する嫌悪の中で生きてきた彼が、ついにずっと押し殺してきた感情を露出させ、心の底でずっと探し求めていたもの ―喜び― をつかもうとするのです。


Skoonheid (Beauty) - Movie Trailer


出演 ディオン・ロッツ、チャーリー・キーガン、ミシェル・スコット、アルバート・マリッツ



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国際映画批評家連盟賞
● ル・アーヴルの靴みがき Le Havre  (フィンランド)  
    監督:アキ・カウリスマキ Aki Kaurismäki
※ 『ル・アーヴルの靴みがき』に出演のワンちゃん Laika は
  今年のパルムドッグ審査員特別賞 (Palm Dog Award:A special Jury Prize) を
  受賞しました。

(カンヌ国際映画祭公式サイトの作品解説より) 元作家で有名なボヘミアンのマルセル・マルクス(アンドレ・ウィルム)は、港町ル アーブルで隠棲を送っていた。彼は立派な仕事だけれどほとんど稼げない靴磨きをしながら、人と身近に接することのできる喜びを感じていた。作家として大成するという夢をあきらめ、馴染みのビストロと仕事と妻アレッティ(カティ・オウティネン)という3点のトライアングルの中で幸せに暮らしていたある日、運命のいたずらか、突如としてアフリカ出身の黒人の移民の子供と出会う。同じ頃、妻が重病に冒され寝たきりとなり、マルセルは再び、唯一の武器である生来の楽観主義と近所の人々との堅い連帯感を味方に、人間の無関心という冷たい壁に立ち向かう。ところが彼の前には、西側法治国家の無分別な仕組みが立ちはだかり、警察の万力によって難民の少年は次第に締め付けられていく。さあ、マルセルが自分の靴を磨いて立ち上がるときがやってきた。

Le Havre - Movie Trailer   


出演 アンドレ・ウィルム、カティ・オウティネン、ジャン=ピエール・ダルッサン、
     エリナ・サロ、イヴリーヌ・ディディ



● L'exercice de l'État (英題:The Minister)  (フランス)
    監督:ピエール・ショレール Pierre Schöller 

(カンヌ国際映画祭公式サイトの作品解説より) プライベートセクレタリーによって真夜中に起こされた運輸大臣Bertrand Saint-Jean(オリヴィエ・グルメ)。バスが峡谷へ転落した。現場に駆けつけるほかはない。こうして、錯綜した敵対的な世界の中で国家の一人として探求が始まる。スピード、権力の闘争、混乱、経済危機…気も狂わんばかりの事件の連鎖。ひとつの事件がまた他の事件を巻き起こす。人は何を犠牲にできるか?貪り食う国家に仕えいつまで生き残れるか?
  
L'exercice de l'État (The Minister) - Movie Trailer


出演 オリヴィエ・グルメ、アーリー・ジョヴァー、ザブー・ブライトマン、
    ミシェル・ブラン、ロラン・ストーケル、アブデルハフィド・メタルシ

  

● テイク・シェルター Take Shelter  (アメリカ)  
    監督:ジェフ・ニコルズ Jeff Nichols
 ※ 『Take Shelter』は批評家週間のグランプリとPrix SACDも受賞。

Take Shelter - Movie Trailer
出演 マイケル・シャノン、ジェシカ・チャステイン、シェー・ウィガム、レイ・マッキノン、
    キャシー・ベイカー、リサ・ゲイ・ハミルトン、ケイティ・ミクソン



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エキュメニカル審査員賞 Ecumenical Jury award
● きっと ここが帰る場所 
  Questo deve essere il posto (英題:This Must Be The Place) (イタリア)
    監督:パオロ・ソレンティーノ Paolo Sorrentino

(カンヌ映画祭公式サイトの作品解説より) かつてロックスターだったシェイエン(ショーン・ペン)。50歳となった現在、いまだに「ゴス」調ファッションを守りつつ、ダブリンで印税生活を送っていた。絶交していたた父の死によりニューヨークへ渡った彼は、そこで父があることに固執していたことを知る。それはかつて受けた侮辱の恨みを晴らすというものだった。シェイエンはその真相を探る決意をし、自分なりのペースでアメリカ横断の旅へと出かける。

Questo deve essere il posto (This Must Be The Place) - Movie Trailer


出演 ショーン・ペン、フランシス・マクドーマンド、ジャド・ハーシュ、
    ハリー・ディーン・スタントン、ケリー・コンドン、イヴ・ヒューソン(U2:ボノの娘)



エキュメニカル・スペシャル・メンション Ecumenical Special Mentions
● ル・アーヴルの靴みがき Le Havre  (フィンランド)  
    監督:アキ・カウリスマキ Aki Kaurismäki 


● En maintenant, on va ou? (英題: Where Do We Go Now?)  (レバノン共和国) 
    監督:ナディーン・ラバキー Nadine Labaki
  ※ ソニー・ピクチャーズ・クラシックス(Sony Pictures Classics)が北米配給権を獲得。
    (2011/09/28付け)
(カンヌ映画祭公式サイトの作品解説より) イスラム教とキリスト教。戦争によって引き裂かれた国。『Where do we go now ?』は宗教の異なる女性たちが外部から脅かされる自分達の村や家族を守る決意を語った心温まる物語。墓場に向かう途中、暑い日差しが照りつける。黒をまとった女たちの行列。それぞれの夫や父親、息子達の写真をしっかりと握りしめている女たち。何人かはベールを覆い、何人かは十字架をつけていたが、不幸かつ無駄である戦争という結果が招いた死別の悲しみをすべての女性が分け合っていた。墓地の入口に到着したとき、葬列が二つに分かれた。永遠の友情によって団結した女たちは、利発で滑稽な計画で男連中の宗教の違いによる怒りや対立を忘れさせようとした。が、しかし事件が悲劇に変わったとき、残った者を助けるために女たちはどこまで出来るのか?

En maintenant, on va ou? (Where Do We Go Now?) - Movie Trailer


出演 ナディーン・ラバキー、Claude Moussawbaa, Layla Hakim, Antoinette Noufaily



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監督週間 

The Label Europa Cinemas Award
  Atmen (英題: Breathing)  (オーストリア)
    監督    カール・マルコヴィクス Karl Markovics  

Atmen (Breathing) - Movie Trailer


出演 トーマス・シューベルト、Karin Lischka, ゲルハルト・リーブマン、ゲオルク・フリードリヒ


Art Cinema Award
  Les Géants (英題:The Giants) (ベルギー / フランス / ルクセンブルク)
    監督 ブーリ・ランネール  Bouli Lanners
※ 『Les Géants (英題:The Giants)』は Prix SACD も受賞。

Les Géants(The Giants) - Movie Trailer


出演 Paul Bartel,Zacharie Chasseriaud, Martin Nissen, マルト・ケラー


Prix SACD
  Les Géants (英題:The Giants) (ベルギー / フランス / ルクセンブルク)
    監督 ブーリ・ランネール  Bouli Lanners


Séance "Coup de coeur"
  プレイ(←東京国際映画祭での邦題)
  Play  (スウェーデン / フランス / デンマーク)
    監督  ルーベン・エストルンド(リューベン・オストルンド) Ruben Östlund 
※ 2011東京国際映画祭コンペティションへエントリーされました。 (2011/09/20付け)

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2011年カンヌ国際映画祭|受賞結果|パルム・ドールはどの作品?

2012年カンヌ国際映画祭の授賞式が行われ、受賞結果が発表されました。

● 2012年カンヌ国際映画祭 公式サイト内での発表
http://www.festival-cannes.fr/jp/archives/2011/allAward.html

2012年(第65回)カンヌ国際映画祭は 2011年05月11日から05月22日まで でした。


メイン・コンペティション部門 
審査員長
  ロバート・デ・ニーロ Robert De Niro
  (アメリカの俳優、プロデューサー、監督) 
審査員
  マルティナ・グスマン Martina Gusmán
  (アルゼンチンの女優、プロデューサー)
  ナンサン・シー(施南生) Nansun Shi
  (中国〔香港〕のプロデューサー)
  ユマ・サーマン Uma Thurman
  (アメリカの女優、脚本家、プロデューサー)
  リン・ウルマン Linn Ullmann
  (ノルウェーの作家、評論家)
  オリヴィエ・アサイヤス Olivier Assayas
  (フランスの映画監督)
  ジュード・ロウ Jude Law
  (イギリスの俳優)
  マハマット=サレー・ハルーン Mahamat-Saleh Haroun
  (チャド共和国の映画監督)
  ジョニー・トー Johnnie To
  (中国〔香港〕の映画監督、プロデューサー)


短編映画部門 (シネフォンダシヨン部門審査員と兼任)
審査委員長
  ミシェル・ゴンドリー Michel Gondry
  (フランスの映画監督、脚本家)
審査員
  ジュリー・ガイエ Julie Gayet
  (フランスの女優、プロデューサー)
  ジェシカ・ハウスナー Jessica Hausner 
  (オーストリアの監督、プロデューサー)
  コルネリウ・ポルンボユ Corneliu Porumboiu 
  (ルーマニアの監督)
  ジョアン・ペドロ・ロドリゲス João Pedro Rodrigues 
  (ポルトガルの監督)


カメラ・ドール
審査委員長
  ポン・ジュノ Bong Joon-ho
  (韓国の監督、脚本家)
審査員
  ダニエル・ヘイマン Danièle Heymann
  (フランスの映画批評家) 
  エヴァ・ヴェゼル Eva Vezer
  (ハンガリー Magyar Filmuno EFPディレクター)
  ロベール・アラズラキ Robert Alazraki
  (フランス カメラマン / フランス映画撮影監督協会副会長)
  ダニエル・カラード Daniel Colland
  (フランス 現像ディレクター/FICAM 代表)
  ジャック・マイヨ Jacques Maillot
  (フランスの映画監督) 
  アレックス・メイソン Alex Masson
  (フランスの批評家 / Syndicat Français de la Critique de Cinéma 代表)



● カンヌ国際映画祭 公式サイト(日本語ページ) → こちら


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2011年カンヌ国際映画祭 受賞結果
(Le Festival International du Film de Cannes / Festival de Cannes)
(Cannes International Film Festival)



【コンペティション部門】 In Competition

パルム・ドール Palme d'Or
ツリー・オブ・ライフ (ドラマ)
英題:The Tree of Life
監督  テレンス・マリック Terrence Malick
製作国 アメリカ
脚本  テレンス・マリック
音楽  アレクサンドル・デプラ(アレクサンドル・デスプラ)
撮影  エマニュエル・ルベツキ
編集  ハンク・コーウィン
    ジェイ・ラビノウィッツ
    ダニエル・レゼンデ
    ビリー・ウェバー
    マーク・ヨシカワ
出演  ブラッド・ピット、ショーン・ペン、
    ジェシカ・チャステイン、ハンター・マクラッケン、
    フィオナ・ショウ、ララミー・エップラー、
    タイ・シェリダン、アイリーン・ベダード、
    ウィル・ウォレス、ジョアンナ・ゴーイング、
    ダリープ・シン、カリ・マチェット、
    ジャクソン・ハースト、他
北米配給 フォックス・サーチライト
日本配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
※ 公式記者会見同様、テレンス・マリック監督は授賞式へも姿を現さず。 



審査員特別グランプリ Grand Prix   ※ 2作品の タイ受賞
少年と自転車  (ドラマ)
英題:The Kid With The Bike
原題:Le gamin au vélo
監督  ダルデンヌ兄弟(ジャン=ピエール & リュック・ダルデンヌ)
    The Dardenne Brothers (Jean-Pierre Dardenne, Luc Dardenne)
製作国 ベルギー / フランス / イタリア
脚本  ジャン=ピエール・ダルデンヌ
    リュック・ダルデンヌ
撮影  アラン・マルコァン
編集  マリー=エレーヌ・ドゾ
出演  トマス・ドレ、セシル・ドゥ・フランス、
    ジェレミー・レニエ、ファブリツィオ・ロンジョーネ、
    エゴン・ディ・マテオ、オリヴィエ・グルメ、他
北米配給 サンダンス・セレクツ Sundance Selects
日本配給 ビターズ・エンド



昔々、アナトリアで (犯罪 / ドラマ)
英題:Once Upon A Time In Anatolia
原題:Bir Zamanlar Andolu'da
監督  ヌリ・ビルゲ・ジェイラン Nuri Bilge Ceylan
製作国 トルコ
脚本  ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
     エブル・ジェイラン
     Ercan Kesal
撮影  Gökhan Tiryaki
出演  ムハッメド・ウズネル、ユルマズ・エルドアン、他
北米配給 The Cinema Guild



審査員賞 Prix du Jury (The Jury Prize)
Polisse (犯罪 / ドラマ)
監督  マイウェン(マイウェン・ル・ベスコ)
    Maïwenn(Maiwenn Le Besco)
製作国 フランス
脚本  マイウェン
    エマニュエル・ベルコ
音楽  スティーヴン・ウォーベック
撮影  ピエール・エイム
編集  ロール・ガルデット
出演  マイウェン・ル・ベスコ、 リッカルド・スカマルチョ、
    カリン・ヴィアール、ニコラ・デュヴォシェル、
    サンドリーヌ・キベルラン、アントニー・ドロン、
    フレデリック・ピエロ、他
北米配給 サンダンス・セレクツ Sundance Selects



監督賞 Prix de la mise en scène (The Best Director Award)
ドライヴ (アクション / 犯罪 / ドラマ / サスペンス)
英題:Drive
監督  ニコラス・ウィンディング・レフン Nicolas Winding Refn
製作国 アメリカ
脚本  ホセイン・アミニ
原作  ジェイムズ・サリス James Sallis  「ドライブ」(Drive)
音楽  クリフ・マルティネス
撮影  ニュートン・トーマス・サイジェル
編集  マシュー・ニューマン
出演  ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、
    クリスティーナ・ヘンドリックス、ロン・パールマン、
    ブライアン・クランストン、アルバート・ブルックス、他
北米配給 フィルム・ディストリクト FilmDistrict
日本配給 クロックワークス



脚本賞 Prix du scénario (The Best Screenplay Award)
Footnote (ドラマ)
原題:Hearat Shulayim
監督  ヨセフ・シダー Joseph Cedar
製作国 イスラエル
脚本  ヨセフ・シダー
音楽  アミット・ポズナンスキー
撮影  ヤロン・シャーフ
編集  Einat Glaser-Zarhin
出演  Shlomo Bar-Aba, Lior Ashkenazi, Alma Zack、他
北米配給 ソニー・ピクチャーズ・クラシックス



男優賞 Prix d'interprétation masculine (The Best Actor Award)
ジャン・デュジャルダン Jean dujardin
作品:アーティスト The Artist (ドラマ / コメディ / モノクロ / サイレント)
    監督  ミシェル・アザナヴィシウス Michel Hazanavicius
    製作国 フランス
    北米配給 ワインスタイン・カンパニー The Weinstein Company
    日本配給 ギャガ



女優賞 Prix d'interprétation féminine (The Best Actress Award)
キルスティン・ダンスト Kirstin dunst
作品:メランコリア Melancholia (ドラマ / SF)
    監督  ラース・フォン・トリアー Lars von Trier
    製作国 デンマーク / スウェーデン / フランス / ドイツ
    北米配給 マグノリア・ピクチャーズ Magnolia Pictures  
    日本配給 ブロードメディア・スタジオ



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【短編映画部門】  Short Films

パルム・ドール Palme d'Or du court métrage (The Short Film Palme d'Or)
Cross (Cross Country) (14分)
監督  Maryna Vroda
製作国 フランス


審査員賞 Prix du Jury du court métrage (The Short Film Prix du Jury)
Badpakje 46 (15分)
監督  Wannes Destoop
製作国 ベルギー


※ 『ふたつのウーテル』の田崎恵美監督、受賞ならず。


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カメラ・ドール(新人監督賞) Caméra d'Or
パブロ・ジョルジェーリ(パブロ・ジオジェリ)  Pablo Giorgelli
作品  アカシアの通る道 Las Acacias ※ 批評家週間エントリー作品。
製作国 アルゼンチン / スペイン
出演  Germán de Silva, Hebe Duarte, Nayra Calle Mamani, 他


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パルムドッグ賞 Palm Dog Award

パルムドッグ賞 Palm Dog Award
アギー Uggy
作品  アーティスト The Artist
監督  ミシェル・アザナヴィシウス Michel Hazanavicius
製作国 フランス


パルムドッグ賞:審査員特別賞 A special Jury Prize
ライカ Laika
作品  ル・アーヴルの靴みがき Le Havre 
監督  アキ・カウリスマキ Aki Kaurismäki
製作国 フィンランド / フランス / ドイツ





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2011年カンヌ国際映画祭:エキュメニカル審査員賞 受賞発表

2011年カンヌ国際映画祭 エキュメニカル審査員賞の受賞結果が発表になりました。


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【Ecumenical(エキュメニカル)】 とは
[形容詞]
1. 全般の;普遍の;全世界的の
2. 全キリスト教会の[を代表する]
3. 世界教会運動の

【Ecumenism(エキュメニズム)】とは
(ウィキペディアより抜粋) エキュメニズム (Ecumenism) は、キリスト教の超教派による結束を目指す主義、キリスト教の教会一致促進運動のことである。世界教会主義(せかいきょうかいしゅぎ)ともいう。転じて、キリスト教相互のみならず、より幅広くキリスト教を含む諸宗教間の対話と協力を目指す運動のことをさす場合もある。


エキュメニカル審査員賞は、「人間の精神的苦痛や弱点ならびに可能性にいかに関わるかということを通じて人間の神秘に満ちた深遠さを示現するという映画の力を証明した芸術的優秀性のある作品を表彰する」という目的で、キリスト教徒の映画製作者、映画評論家、その他映画専門家によって1974年のカンヌ国際映画祭時に創設されました。

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2011年カンヌ国際映画祭:エキュメニカル審査員賞 受賞結果 
Le Festival International du Film de Cannes / Festival de Cannes
(Cannes International Film Festival )
The Prize of the Ecumenical Jury


エキュメニカル審査員賞 Ecumenical Jury Award

きっと ここが帰る場所  
英題:This Must Be The Place
原題:Questo deve essere il posto
監督  パオロ・ソレンティーノ Paolo Sorrentino
製作国 イタリア / フランス / アイルランド
※ 北米での配給会社、変更。
  ワインスタイン・カンパニー(The Weinstein Company)が北米での配給権を獲得。 
  (2011/09/21付け)



エキュメニカル・スペシャル・メンション Ecumenical Special Mentions

● ル・アーヴルの靴みがき Le Havre
  監督  アキ・カウリスマキ Aki Kaurismäki
  製作国 フィンランド / フランス / ドイツ
 

● Where Do We Go Now?
  原題:En maintenant, on va ou?
  監督  ナディーン・ラバキー Nadine Labaki
  製作国 レバノン共和国
※ ソニー・ピクチャーズ・クラシックス(Sony Pictures Classics)が北米配給権を獲得。
  (2011/09/28付け)




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2011年カンヌ国際映画祭:国際映画批評家連盟賞 受賞発表

2011年カンヌ国際映画祭 国際映画批評家連盟賞の受賞結果が発表になりました。

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2011年カンヌ国際映画祭:国際映画批評家連盟賞 受賞結果 
Le Festival International du Film de Cannes / Festival de Cannes
(Cannes International Film Festival )
The International Federation of Film Critics (FIPRESCI) Award


コンペティション部門より In Competition
ル・アーヴルの靴みがき Le Havre
監督  アキ・カウリスマキ Aki Kaurismäki
製作国 フィンランド / フランス / ドイツ
※ 『ル・アーヴルの靴みがき』に出演のワンちゃん ライカ(Laika)は
  今年のパルムドッグ審査員特別賞 (Palm Dog Award:A special Jury Prize)を
  受賞しました。 
※ ヤヌス・フィルム(Janus Films)が北米での配給権を獲得。 (2011/07/27付け)



ある視点部門より Un Certain Regard
The Minister (原題:L'exercice de l'État)
監督  ピエール・ショレール Pierre Schöller
製作国 フランス



「批評家週間」もしくは「監督週間」より Critics' Week or Directors' Fortnight
テイク・シェルター Take Shelter
監督 ジェフ・ニコルズ Jeff Nichols
製作国 アメリカ
※ 『Take Shelter』は、今年のカンヌ国際映画祭「批評家週間」(Critics' Week) の
  グランプリ(Grand Prix Nespresso)とPrix SACD をすでに受賞しています。




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