2011年カンヌ国際映画祭:ジャファール・パナヒ監督作、追加上映決定

イランの映画監督 ジャファール・パナヒ&モジタバ・ミルタマスブ、モハマド・ラスーロフの作品(2作品)が追加作品としてカンヌ映画祭で上映されることになりました。

カンヌ国際映画祭公式サイト内 プレスリリース (2011年05月07日)
Jafar Panahi and Mohammad Rasoulof in the Cannes Official Selection !


ある視点部門 追加作品
グッドバイ (原題:Bé Omid é Didar / 英題:Good Bye)
(イラン / 2011年 / 100分)
  監督 モハマド・ラスーロフ Mohammad Rasoulof
  出演 Leyla Zareh, Fereshteh Sadreorafai,
      シャハブ・ホセイニ (Shahab Hoseini)、Roya Teymorian


特別上映 追加作品
これは映画ではない (原題:In Film Nist / 英題:This is not a Film) 
(イラン / 2011年 / 75分)
  監督 ジャファール・パナヒ Jafar Panahi
      モジタバ・ミルタマスブ Mojtaba Mirtahmas


【ジャファール・パナヒ監督の主な作品】
  白い風船 (1995)        第48回カンヌ国際映画祭カメラ・ドール 受賞
  チャドルと生きる (2000)    第57回ベネチア国際映画祭金獅子賞 受賞
  クリムゾン・ゴールド (2003)
  オフサイド・ガールズ (2006)  第56回ベルリン国際映画祭審査員特別賞(銀熊賞) 受賞



ジャファール・パナヒ監督は、イランの現政権を握る保守派と対立する革新派の支持者であったことにより2010年3月に逮捕されました。(現在は釈放。6年の禁固刑と20年の映画製作の禁止を言い渡されているため現在控訴中。) 昨年度(第63回)カンヌ映画祭そして本年度のベルリン国際映画祭の審査員として選ばれていましたが出国許可が降りずやむなく欠席した、という経緯があります。2010年に逮捕された際には、マーティン・スコセッシ、スティーヴン・スピルバーグ、コーエン兄弟をはじめ多くの映画人たちがジャファール・パナヒ監督ら逮捕されたイランの映画人たちを擁護し、逮捕に抗議・釈放を要求しました。現在もイランが出した判決に反対し抗議の声をあげています。



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