2011年度アカデミー賞授賞式のプロデューサー決定

映画芸術科学アカデミーは、本年度(第84回)アカデミー賞授賞式のプロデューサーをブレット・ラトナーとドン・ミッシャーが務めると発表しました。 (08月04日付け)

【参照】 
映画芸術科学アカデミー(The Academy of Motion Picture Arts and Sciences)
公式サイト内 プレスリリース
Brett Ratner and Don Mischer to Produce 84th Academy Awards[レジスタードトレードマーク] Telecast


ブレット・ラトナー Brett Ratner
『ラッシュアワー』シリーズ、『レッド・ドラゴン』(2002年)、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006年)などの監督。TVドラマシリーズ『プリズン・ブレイク』のプロデュースも。アカデミー賞授賞式の演出は初。
【※注】 ブレット・ラトナーは、自身の監督作『ペントハウス』(英題:Tower Heist)の試写会での質疑応答の中でゲイを中傷する発言をした(ゲイを軽蔑する単語"fag”を使った)ことで批判を受け、アカデミー賞授賞式プロデューサーの辞表を映画芸術科学アカデミーの会長トム・シェラック(Tom Sherak)に対して提出。トム・シェラックはこの辞表を受理したことを(現地日付)11月08日にて発表しました。また、ブレット・ラトナーはエンターテイメント業界に向けても謝罪文を公表しました。 ブレット・ラトナー辞退後の後任プロデューサーはブライアン・グレイザー(Brian Grazer)が務めました。


ドン・ミッシャー Don Mischer
エミー賞やスーパーボウルのハーフタイムショーの演出を数多く手がけている。アカデミー賞授賞式の演出は昨年に続き2度目。


【追記】(2011/10/18)
マイケル・B・セリグマン(Michael B. Seligman)が製作スーパーバイザー(= supervising producer)として参加することが発表されました。セリグマンは70年代からアカデミー賞授賞式のショーに関わっているベテラン。第82回(2009年度)の授賞式にも製作スーパーバイザーとして参加しています。


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また、ジェームズ・アール・ジョーンズとディック・スミスの両名にアカデミー賞名誉賞が、オプラ・ウィンフリーにジーン・ハーショルト友愛賞が授与されることが先日発表になりました。 (08月02日付け)

【参照】 The Academy of Motion Picture Arts and Sciences - Press Releases
James Earl Jones, Dick Smith and Oprah Winfrey To Receive Academy’s Governors Awards

俳優 ジェームズ・アール・ジョーンズ James Earl Jones
1969年にトニー賞ドラマ部門主演男優賞受賞、1970年にアカデミー賞主演男優賞・ゴールデングローブ賞ドラマ部門主演男優賞 ノミネート、1991年にエミー賞受賞(主演男優賞と助演男優賞のダブル受賞)など数多くの表彰を受けている。舞台・映画・TVと活動範囲は幅広い。2009年にはアメリカ俳優組合から生涯功労賞(Life Achievement Award)も授与されている。


メイクアップ・アーティスト(特殊メイク) ディック・スミス  Dick Smith
『アマデウス』(1984年)でアカデミー賞メイクアップ賞受賞。
『真夜中のカーボーイ』(1969年)、『ゴッドファーザー』(1972年)、『ゴッドファーザーPART II』(1974年)、『エクソシスト』(1973年)、『エクソシスト2』(1977年)、『タクシードライバー』(1976年)、『スターマン/愛・宇宙はるかに』(1984年)、『フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白』(1992年)、『TATARI タタリ』(1999年)、など。特に70年代の活躍はめざましい。


オプラ・ウィンフリー Oprah Winfrey
テレビ番組の司会者兼プロデューサー。1986年に始まり今年9月に終了予定の「オプラ・ウィンフリー・ショー」の司会者として人気を博す。女優として1985年度(第58回)アカデミー賞助演女優賞へのノミネート実績もあり。慈善家でもある。



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