2011アカデミー賞外国語映画賞:ドイツからの出品作が決定( 『Pina /ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』)

ドイツは、フランスと並んでアカデミー賞外国語映画賞部門ノミネートの常連と言ってもいいような存在。今年もドイツが何を送り込んでくるのか大注目でしたが、個人的にはちょっと意外に思う、そんな作品が選ばれてきました。


『Pina(英題)』は、トロント国際映画祭(マスターズ部門)、サン・セバスティアン国際映画祭(The Zabaltegi-Pearls Section) でも上映予定。

この作品はドキュメンタリー的要素も含まれているダンス映画で、ドキュメンタリーはアカデミー賞外国語映画賞部門では良い結果を出していないジャンルです。思い切ったチョイスです。

なお、アカデミー賞外国語映画賞部門にドキュメンタリー作品が出品されるのは初、という記述を見かけましたが、そんなことはありません。2009年度(第82回)にもイギリスから出品された『Afghan Star』という作品がありますし。(『Afghan Star』は登場人物たちが喋っている言語が英語ではないので同部門へ出品可能。)




ドイツからの出品作
Pina/3D ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち
英題:Pina
原題:Pina – Tanzt, tanzt sonst sind wir verloren
監督 ヴィム・ヴェンダース Wim Wenders




Pina (2011)- Trailer


このトレーラーの赤い衣装の女性ダンサーは日本人の瀬山亜津咲さんという方だそうです。

【参照記事】 シネマトゥデイ 2012年2月17日付け記事
アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート作品に日本人ダンサー出演の快挙!





『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』 日本版予告編



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ドイツは、最終選考に残った7作品のショートリストを発表していました。
最終選考に残っていた作品は以下のとおり。


 ・ The Day I Was Not Born
   (監督:フローリアン・コッセン Florian Cossen)
 

 ・ Pina
   (監督:ヴィム・ヴェンダース Wim Wenders)


 ・ The Poll Diaries
   (監督:クリス・クラウス Chris Kraus)


 ・ Promising the Moon
   (監督:ハンス・シュタインビッヒラー Hans Steinbichler)


 ・ Stopped on Track (原題:Halt auf freier Strecke) 
   (監督:アンドレアス・ドレセン Andreas Dresen)
    ※2011カンヌ映画祭 ある視点部門賞 受賞作。


 ・ Three (原題:3)
   (監督:トム・ティクヴァ Tom Tykwer)


 ・ Wunderkinder
   (監督:マーカス・O・ローゼンミューラー Marcus O. Rosenmüller /
       マルクス・ローゼンミュラー Markus Rosenmüller)



私は、トム・ティクヴァ監督の『Three(原題:3)』が選ばれるかなあーと思っていたんですが予想は外れました。


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【更新記録】
※ 追記しました。 (2011/09/09 16:00)
※ 追記しました。 (2011/09/14)
※ 追記しました。 (2011/09/17)
※ 追記しました。 (2011/09/27)
※ 追記しました。 (2011/10/11)
※ トレーラーを追加、追記しました。 (2012/01/14)
※ 追記しました。 (2012/02/17)
※ 修正しました。 (2016/08/14)




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