2011アカデミー賞外国語映画賞:ポルトガルからの出品作が決定

ポルトガルは、ミゲル・ ゴンカルベス・メンデス(Miguel Gonçalves Mendes)監督のドキュメンタリー作品を代表作として選出しました。


『José and Pilar(英題)』は1998年にノーベル文学賞を受賞したジョゼ・サラマーゴ(José Saramago / 2010年6月に逝去)とその妻である Pilar del Río に関するドキュメンタリーで、サラマーゴの小説 "The Elephant's Journey" の出版キャンペーンで世界中を旅して回っている間の夫妻の様子を追った作品のようです。

今作は2010年サンパウロ国際映画祭 最優秀ブラジルドキュメンタリー部門 観客賞などを受賞しています。



ポルトガルからの出品作
José and Pilar
原題:José e Pilar
監督 ミゲル・ ゴンカルベス・メンデス Miguel Gonçalves Mendes


IMDb|José e Pilar
http://www.imdb.com/title/tt1789810/



José e Pilar - Trailer - English version(英語字幕版付き)


著名だからこそ世界中からお呼びがかかり高齢でもハードなスケジュールをこなさなければならないのか?著名であっても自分の創作物を見てもらうにはここまで懸命にキャンペーンしなければならないのか?どっちなのか分からないけれど、とにかく「創作物を人様に見てもらう」「自分の創作物を売って生活費を得る」ということは……ああ、なんといったらいいのか。「自分の内から何かを作り出し、その自分の創作物を公表し販売すること」を、一旦、自分の生業としてしまうと、さぞかししんどいことでしょう。(自分の作り出したものに対して真摯であればあるほど。)そのしんどさが、このトレーラーという短い映像から伝わってきます。




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2011アカデミー賞外国語映画賞:レバノンからの出品作が決定

今年(=2011年/第64回)のカンヌ映画祭のある視点部門へエントリーされ、エキュメニカル審査員賞スペシャル・メンションを受賞した『Where Do We Go Now?(英題)』が選ばれました。

『Where Do We Go Now?(英題)』の監督は、女優として活動しているナディーン・ラバキー。処女作そして第2作目ともに、レバノン代表作としてアカデミー賞外国語映画賞部門へ選出されました。


2011年トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門、2011年サン・セバスティアン国際映画祭パール部門でも上映予定。米国配給権はソニー・ピクチャーズ・クラシックス(Sony Pictures Classics)が獲得。



レバノンからの出品作
Where Do We Go Now?
原題|Et maintenant on va où?
監督 ナディーン・ラバキー Nadine Labaki


IMDb|Et maintenant on va où?
http://www.imdb.com/title/tt1772424/


(カンヌ映画祭公式サイトの作品解説より)イスラム教とキリスト教。戦争によって引き裂かれた国。『Where do we go now ?』は宗教の異なる女性たちが外部から脅かされる自分達の村や家族を守る決意を語った心温まる物語。墓場に向かう途中、暑い日差しが照りつける。黒をまとった女たちの行列。それぞれの夫や父親、息子達の写真をしっかりと握りしめている女たち。何人かはベールを覆い、何人かは十字架をつけていたが、不幸かつ無駄である戦争という結果が招いた死別の悲しみをすべての女性が分け合っていた。墓地の入口に到着したとき、葬列が二つに分かれた。永遠の友情によって団結した女たちは、利発で滑稽な計画で男連中の宗教の違いによる怒りや対立を忘れさせようとした。が、しかし事件が悲劇に変わったとき、残った者を助けるために女たちはどこまで出来るのか?




Where Do We Go Now? - US Trailer



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【更新記録】
※ 追記しました。 (2011/10/25)
※ 修正しました。 (2016/08/15)




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