2011アカデミー賞外国語映画賞:イランからの出品作が決定(『別離』)

今年(=2011年)のベルリン国際映画祭金熊賞受賞作『別離』がアカデミー賞外国語映画賞部門へのイラン代表作として選ばれました。今作は金熊賞だけでなく銀熊賞(男優賞)と銀熊賞(女優賞)も受賞しています。

サン・セバスティアン国際映画祭パール部門、トロント国際映画祭コンテンポラリー・ワールド・シネマ部門でも上映予定。


アスガー・ファルハディ監督作は2009年度にもイラン代表作としてアカデミー賞外国語映画賞部門へ出品されました。(『彼女が消えた浜辺』〔英題:About Elly〕)



● 映画『別離』は、2011年度アカデミー賞外国語映画賞を受賞しました。 (2012/02/27)



イランからの出品作
別離 
英題|A Separation
別英題|Nader and Simin, A Separation
原題|Jodái-e Náder az Simin
監督|アスガー・ファルハディ Asghar Farhadi


IMDB|Jodaeiye Nader az Simin
http://www.imdb.com/title/tt1832382/



(2011年[第21回]アジアフォーカス・福岡国際映画祭 公式サイト内の作品紹介より)テヘランに住むナデル(ペイマン・モアディ)とシミン(レイラ・ハタミ)夫婦には11歳の娘テルメーがいる。シミンは夫と娘とともにイランを出国したいと考えているが、ナデルは迷っている。同居しているアルツハイマー病の父親を心配してのことだ。すでに出国に必要な手続きを終えたシミンはそれを拒否したナデルとの離婚を決意する。家庭裁判所に訴えたが、離婚は認められない。シミンは夫と娘を残し、実家へと帰ってしまう。ナデルは、父の世話のためにラジエー(サレー・バヤト)という若い娘を雇うことにした。ナデルは知らなかったが、彼女は妊娠していた。ある日、ラジエーは用事があって外出し、ナデルの父をベッドにしばり閉じ込めて出かける。帰宅したナデルは意識不明でベッドから落ちた父を見つけることになる。激怒したナデルはラジエーが戻ってくると彼女をどなりつけアパートから押し出すが、その勢いでラジエーは階段から落ち、妊娠していた赤ん坊を流産してしまう。ナデルは訴えられ、裁判にかけられる。妊娠を知っていたのであれば殺人罪に問われることになる。一方、ラジエーは老人の虐待を責められる。ラジエーの夫のホッジャト(シャハブ・ホセイニ)から、生まれなかった息子の殺人の罪で服役するかそれとも金銭的賠償をするか、の選択を迫られるナデル。そして、離婚の危機が迫っている。追いつめられたナデルの運命は…。





A Separation - Official Trailer





『別離』 日本版劇場用予告編




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【更新記録】
※ 追記しました。 (2011/12/03)
※ トレーラーを追加しました。 (2011/12/28)
※ 追記しました。 (2012/02/27)
※ 修正しました。 (2016/08/15)




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