2011アカデミー賞外国語映画賞:フィリピンからの出品作が決定(『浄化槽の貴婦人』)

フィリピンからはインディペンデント系のコメディ作品が代表作に選出されました。フィリピン国内での評判も良く、インディペンデント映画の国内興行記録を塗り替えるほどヒットしたとのこと。主役の女優ユージーン・ドミンゴが「スターとしてのユージーン・ドミンゴ本人」を演じているようです。

アカデミー賞外国語映画賞部門ではコメディ作品がノミネートされるのは稀です。コメディだってもっと選ばれてもいいのにね。


※ 2011年[第24回]東京国際映画祭(アジアの風-フィリピン最前線~シネマラヤの熱い風)にて上映。



フィリピンからの出品作
浄化槽の貴婦人(←2011年東京国際映画祭での邦題)
英題|The Woman in the Septic Tank
原題|Ang Babae Sa Septic Tank
監督|マーロン・リベラ(マーロン・N・リベラ) Marlon Rivera(Marlon N. Rivera)


IMDb|Ang babae sa septic tank
http://www.imdb.com/title/tt1961179/


2011年[第24回]東京国際映画祭の作品解説&あらすじシネマラヤ2011ニュー・ブリード部門(新鋭監督作部門)グランプリほか4賞受賞作。本作は、野望あり、情熱あり、だけど勘違いの多い3人の監督たちのある1日を描いている。彼らはスターバックスで手早くプリプロを始める。そして、主演女優のミラ(ユージン・ドミンゴ)に挨拶に行き、主要ロケ地であるごみ捨て場脇の不法占拠地へ視察に行く。自分たちには素晴らしい脚本と、夢を実現させるエネルギーとパワーがあると信じている。彼らが知っているほとんどの監督と同様、彼らも自分たちの文化の本質である“貧困”を描く脚本を考えていた。




The Woman in the Septic Tank (2011) - Trailer


主演の女優さん、魅力的です。それに貴重です。こういう役どころで映画の主役を張れる人は意外といませんよ。スター役がふさわしいだけの華もあって且つ無様なところを曝け出せる中年女優さんはねえ。


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フィリピンは、最終選考に残った8作品のショートリストを発表していました。
最終選考に残っていた作品は以下のとおり。

 
  ・ Ang Babae Sa Septic Tank

  ・ Dalaw

  ・ Ikaw Ang Pag-ibig

  ・ Presa

  ・ Rosario

  ・ Senior Year

  ・ Thelma

  ・ Zombading: Patayin sa Shokot si Remington


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【更新記録】
※ 追記しました。 (2011/10/26)
※ 修正しました。 (2016/08/15)




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