2011アカデミー賞外国語映画賞:スロベニアからの出品作(※失格となりました)

【追記】(2011/10/14付け)


スロベニア代表作『Silent Sonata(英題)』(原題|Circus Fantasticus)は映画芸術科学アカデミーにより出品資格を剥奪され失格となりました。


スロベニア代表作を選出した団体が何らかの誤解によって映画芸術科学アカデミーへの提出期限を守らなかったため失格、とのこと。


※ 記述を修正しました。(2016/08/16付け)


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スロベニア代表作が Janez Burger 監督作『Silent Sonata(英題)』に決まりました。


『Silent Sonata(英題)』(原題|Circus Fantasticus)は2010年度スロベニア映画祭9部門ノミネート、作品賞をはじめ6部門を受賞。2011年ヨーロッパ映画賞作品賞候補45作品の中にも入っています。


Janez Burger 監督作は2005年にも『Rusevine(原題)』がスロベニア代表作として出品されています。



スロベニアからの出品作 ※ スロベニアからの同国代表作の出品は失格扱いとなりました。
Silent Sonata(2010年)
原題|Circus Fantasticus
監督|Janez Burger


IMDb|Circus Fantasticus
http://www.imdb.com/title/tt1156528/



Silent Sonata (2010) - Trailer





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2011アカデミー賞外国語映画賞:マケドニア共和国からの出品作が決定

マケドニア共和国からは2011年カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭イースト・オブ・ザ・ウエスト・コンペティション部門作品賞を受賞した『Pankot ne e mrtov(原題)』が代表作に選ばれました。偏屈者揃いのおじさんパンクロックバンドの再結成にまつわるブラックコメディだそうです。


マケドニアの映画は1994年度に『ビフォア・ザ・レイン』(監督:ミルチョ・マンチェフスキー)でアカデミー賞外国語映画賞部門にノミネートを果たしています。




マケドニア共和国からの出品作
Punk's Not Dead
原題|Pankot ne e mrtov
監督|Vladimir Blazevski


IMDb|Pankot ne e mrtov
http://www.imdb.com/title/tt1493068/



Pankot ne e mrtov / Punk's Not Dead - Trailer


おっ、これもコメディですね。




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2011アカデミー賞外国語映画賞:クロアチアからの出品作が決定

ダニロ・セルベッジア(ダニロ・シェルベッジア)が監督、父であるレイド・セルベッジア(ラデ・シェルベッジア)出演のコメディドラマが代表作に選出されました。IMDbによると、ダニロ・セルベッジアの劇場用映画初監督作品のようです。



クロアチアからの出品作
72 Days
原題|Sedamdeset i dva dana
セルビア題|72 dana
監督|ダニロ・セルベッジア(ダニロ・シェルベッジア) Danilo Serbedzija


IMDb|Sedamdeset i dva dana
http://www.imdb.com/title/tt1401672/




72 DANA - Trailer


どういう物語なのかよく分かりませんけど、でもなんか面白そうですよ。フィリピン代表作とかデンマーク代表作とかもコメディですけど、こういうコメディ作品はやはり出品されてくると楽しいですね。




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2011アカデミー賞外国語映画賞:ニュージーランドからの出品作が決定(『サイリの決断』)

今年(=2011年)のベネチア国際映画祭オリゾンティ部門に選出されオリゾンティ部門スペシャル・メンションをはじめ2賞を受賞した『The Orator(英題)』がニュージーランド代表作として選ばれました。


英語版ウィキペディアによると、この作品は「サモアを舞台にした物語で、現地サモアにてサモア人キャストにより製作された、初めてのサモア語長編映画」だそうです。

サモア語作品(=非英語作品)なので、英語圏であるニュージーランドから外国語映画賞部門へ出品できるのですね。撮影担当は『クジラの島の少女』(2002年)のレオン・ナービー。


なお、ニュージーランドが外国語映画賞部門へ参加・出品するのは今回が初めてとのこと。




ニュージーランドからの出品作
サイリの決断(←2012年なら国際映画祭での邦題)
英題|The Orator
原題|O Le Tulafale
監督|トゥシ・タマセセ Tusi Tamasese


IMDb|O le tulafale
http://www.imdb.com/title/tt1846783/



(2012年なら国際映画祭時の作品紹介より)ストーリー|サモア諸島の貧しい昔ながらの村で、愛する家族と慎ましく暮らすサイリ。 そんな彼が自分達の土地と家族を守るべく立ち上がる。愛する者のために声を上げるのだった。全編サモアで撮影された初サモア映画。アメリカアカデミー賞にもノミネートされ、ヴェネチア国際映画祭ではオリゾンティ賞とCICAE賞の2冠に輝いた作品。

↑この作品紹介には「アメリカアカデミー賞にもノミネートされ、……」という記述がありますが、ニュージーランド代表作として出品されただけでノミネートも受賞もしていません




The Orator (O Le Tulafale) - Trailer





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2011アカデミー賞外国語映画賞:シンガポールからの出品作が決定(『TATSUMI マンガに革命を起こした男』)

今年(=2011年)のカンヌ国際映画祭 ある視点部門へピックアップされたエリック・クー監督の『TATSUMI マンガに革命を起こした男』がシンガポール代表作として選出されました。


シンガポールは公用語のひとつとして英語が使われている国ですが、この『TATSUMI マンガに革命を起こした男』は日本語作品(=非英語作品)なので出品可能というわけです。


シンガポールでは2011年9月15日から劇場公開開始。イギリスでは2012年1月に公開予定。日本では2011年東京国際映画祭〔アジアの風-中東パノラマ〕にて上映予定。



エリック・クー作品はアカデミー賞外国語映画賞部門へ2度出品されています。2005年度(第78回)に『Be With Me』が、2008年度(第81回)に『My Magic』が、シンガポール代表作となっています。


ただし2005年度の『Be With Me』は英語で喋っている部分が全体の50%を超えるとみなされ規定違反となり出品資格を剥奪されました。




シンガポールからの出品作
TATSUMI マンガに革命を起こした男
英題|Tatsumi
監督|エリック・クー(邱金海) Erik Khoo
原作|辰巳ヨシヒロ 漫画「劇画漂流」(英題:A Drifting Life)
声の出演|別所哲也、辰巳ヨシヒロ (ナレーション)


IMDb|Tatsumi
http://www.imdb.com/title/tt1922736/


● 『Tatsumi』の別バージョンのビデオクリップ(3本)は こちら に載せてあります。




Tatsumi (2011) - Trailer (英語字幕付き)





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