2011年度USCスクリプター賞 受賞結果発表

原作のある脚本に対する賞、USCスクリプター賞の授賞式が行われ、受賞結果が発表になりました。

【参照記事】 indiewire   
'The Descendants' Wins USC Scripter Award

● 第24回USCスクリプター賞選考委員のリスト
  24th-annual USC Libraries Scripter Award Selection Committee

● USCスクリプター賞 公式サイト(トップページ) 
  The 24th-annual USC Libraries Scripter Award

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2011年度(第24回)USCスクリプター賞 受賞結果
(USC Libraries Scripter Award)

★印 & ピンク文字 … 受賞


★ファミリー・ツリー The Descendants
 アレクサンダー・ペイン、ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ
 Alexander Payne, Nat Faxon, and Jim Rash 
 原作:カウイ・ハート・ヘミングス Kaui Hart Hemmings
     「The Descendants」 (元は、短編「The Minor Wars」)


A Dangerous Method
クリストファー・ハンプトン Christopher Hampton
原作:● ジョン・カー John Kerr  
      ノンフィクション本 「A Most Dangerous Method:
                   The Story of Jung, Freud, and Sabina Spielrein」
    ● 戯曲脚本 クリストファー・ハンプトン Christopher Hampton  
      戯曲 「The Talking Cure」


ジェーン・エア Jane Eyre
モイラ・バフィーニ Moira Buffini
原作:シャーロット・ブロンテ Charlotte Brontë 
    「ジェーン・エア」 (Jane Eyre)


マネーボール Moneyball
スティーヴン・ザイリアン、アーロン・ソーキン 
Steven Zaillian and Aaron Sorkin
原作:マイケル・ルイス Michael Lewis
    「マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男」
    (Moneyball: The Art of Winning an Unfair Game)


裏切りのサーカス Tinker, Tailor, Soldier, Spy
ブリジット・オコナー、ピーター・ストローハン
Bridget O’Connor and Peter Straughan
原作:ジョン・ル・カレ John le Carré
    「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」 (Tinker, Tailor, Soldier, Spy)


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『マネーボール』を超えて『ファミリー・ツリー』が受賞。英国アカデミー賞脚色賞を受賞した『裏切りのサーカス』もここでは残念ながら受賞を逃しました。

脚色賞も一時期『マネーボール』で鉄板だと言われていたものですが、ここへきて「いや、そうでもないぞ」という状況になりつつあります。


ちなみにアカデミー賞脚色賞のノミネート作品は以下のとおり。

 ファミリー・ツリー The Descendants
 ヒューゴの不思議な発明 Hugo
 スーパー・チューズデー 正義を売った日 The Ides of March
 マネーボール Moneyball
 裏切りのサーカス Tinker, Tailor, Soldier, Spy


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2011年度アメリカ映画編集者組合賞(ACE賞/エディ賞) 受賞結果発表

2011年度アメリカ映画編集者組合賞(ACE賞/エディ賞)の授賞式が行われ、受賞結果が発表されました。

【参照記事】  indiewire
'The Artist' and 'The Descendants' Lead ACE Eddie Winners

● アメリカ映画編集者組合 公式サイト(トップページ)
  The American Cinema Editors (ACE Film Editors)

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2011年度(第62回)アメリカ映画編集者組合賞 (ACE賞/エディ賞) 受賞結果
(The American Cinema Editors Awards/ACE Eddie Awards)
(映画部門のみ)

★印 & ピンク文字 … 受賞

ドラマ映画部門 Best Edited Feature Film (Dramatic) (5作品)
★ケヴィン・テント Kevin Tent, A.C.E.
 (ファミリー・ツリー The Descendants)

アンガス・ウォール、カーク・バクスター Kirk Baxter, A.C.E. & Angus Wall, A.C.E. 
(ドラゴン・タトゥーの女 The Girl With the Dragon Tattoo)

セルマ・スクーンメイカー Thelma Schoonmaker, A.C.E.
(ヒューゴの不思議な発明 Hugo)

クリストファー・テレフセン Christopher Tellefsen, A.C.E.
(マネーボール Moneyball)

マイケル・カーン Michael Kahn, A.C.E. 
(戦火の馬 War Horse)


コメディ/ミュージカル映画部門 Best Edited Feature Film (Comedy or Musical) (5作品)
★アン=ソフィー・ビオン、ミシェル・アザナヴィシウス
 Anne-Sophie Bion & Michel Hazanavicius
 (アーティスト The Artist)

ウィリアム・ケアー、マイク・セイル(マイケル・セイル)
William Kerr, Michael L. Sale (Mike Sale)
(ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン Bridesmaids)

アリサ・レプセルター Alisa Lepselter
(ミッドナイト・イン・パリ Midnight in Paris)

アダム・レヒト Adam Recht
(マリリン 7日間の恋 My Week with Marilyn) 

デイナ・E・グローバーマン Dana E. Glauberman, A.C.E.
(ヤング≒アダルト Young Adult)


アニメーション映画部門 Best Edited Animated Feature Film  (3作品)
★クレイグ・ウッド Craig Wood, A.C.E.
 (ランゴ Rango)

マイケル・カーン  Michael Kahn, A.C.E.
(タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密 The Adventures of Tintin)

Eric Dapkewicz
(長ぐつをはいたネコ Puss in Boots)


ドキュメンタリー映画部門 Best Edited Documentary (3作品) 
★ルイス・アースキン、アルジャーノン・タンシル
  Lewis Erskine & Aljernon Tunsil
  (Freedom Riders)

ジョー・ビニ、マヤ・ホーク Joe Bini & Maya Hawke
(世界最古の洞窟壁画 3D/忘れられた夢の記憶 Cave of Forgotten Dreams)

デヴィッド・テデスキ David Tedeschi
(ジョージ・ハリスン リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド 
  George Harrison: Living in the Material World)


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『コメディ/ミュージカル映画部門』と『アニメーション映画部門』は本命作品へ。ドラマ映画部門は、個人的には意外に思う作品へ。私は『ヒューゴの不思議な発明』か『ドラゴン・タトゥーの女』のどちらかかなと想像していたので。編集者組合賞では、長編実写映画の表彰は2つの部門に分かれています。アカデミー賞では当然ひとつです。はたしてどうなるのか。ま、順当に作品賞受賞する映画が編集賞も獲っていくことになるのかな。

● (2012/03/03 記) 2011年度(第84回)アカデミー賞編集賞は『ドラゴンタトゥーの女』が受賞。作品賞へノミネートされていない作品が編集賞を受賞するのは1968年度(第41回)『ブリット』以来とのこと。

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2011年度アメリカ録音組合(映画音響組合)賞 受賞結果発表

2011年度アメリカ録音組合(映画音響組合)賞(The Cinema Audio Society Awards / CAS Awards)の授賞式が行われ、受賞結果が発表になりました。

【参照記事】  HitFix.com. 内  In Contention
'Hugo' sounds great to Cinema Audio Society

● アメリカ録音組合(映画音響組合) 公式サイト(トップページ)
  The Cinema Audio Society

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2011年度(第48回)アメリカ録音組合(映画音響組合)賞 受賞結果
(The Cinema Audio Society Awards / CAS Awards)
(映画部門のみ。 それ以外の部門は 公式サイトの発表 をご覧ください。)

★印 & ピンク文字 … 受賞

劇場用長編実写映画部門 録音(サウンド・ミキシング)賞
Outstanding Achievement in Sound Mixing for 2011:Motion Pictures
★ヒューゴの不思議な発明 Hugo
 Production Mixer:
   John Midgley
 Re-recording Mixer:
   Tom Fleischman, CAS
 Scoring Mixer:
   Simon Rhodes


ハンナ Hanna
 Production Mixer:
   Roland Winke
 Re-recording Mixers:
   Christopher Scarabosio
   Craig Berkey, CAS
 Scoring Mixer:
   Andrew Dudman


マネーボール Moneyball
 Production Mixer:
   Ed Novick
 Re-recording Mixers:
   Deb Adair, CAS
   Ron Bochar, CAS
   David Giammarco
 Scoring Mixer:
   Brad Haenel


パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉 
Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides
 Production Mixer:
   Lee Orloff, CAS
 Re-recording Mixers:
   Paul Massey, CAS
   Chris Boyes
 Scoring Mixer:
   Alan Meyerson


SUPER 8/スーパーエイト  Super 8
 Production Mixer:
   Mark Ulano, CAS
 Re-recording Mixers:
   Tom Johnson
   Andy Nelson
   Anna Behlmer
 Scoring Mixer:
   Dan Wallin



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2012年ベルリン映画祭:受賞作のトレーラー

メイン・コンペティション部門

金熊賞 Golden Bear
塀の中のジュリアス・シーザー
Caesar Must Die  原題:Cesare deve morire
  監督:パオロ・タヴィアーニ、ヴィットリオ・タヴィアーニ Paolo Taviani, Vittorio Taviani
  製作国:イタリア 
  出演:ファビオ・カヴァリ、サルヴァトーレ・ストリアーノ、ほか
※ 北米配給権をアドプト・フィルムズ(Adopt Films)が獲得。 (2012/02/20)
※ 日本での劇場公開、決定。 2013年01月26日より(予定)。 配給はスターサンズ。 (2012/10/04)

(シネマトゥデイの作品紹介より) 【ストーリー】シェイクスピア劇「ジュリアス・シーザー」が幕を閉じ、演者は万雷の拍手に包まれる。そして受刑者である演者は、重警備刑務所レビッビアの官房へと戻っていく。ある者は「芸術に接したことで、本当の監獄を知った」と嘆く。/イタリアの映画監督・脚本家ユニットであるタヴィアーニ兄弟は、翻案作品では文豪トルストイ作品が最も多く、本作ではシェイクスピア作の悲劇を取り入れた。リハーサルに半年を費やし、役者がキャラクターを理解するためにシェイクスピアの語彙がいかに有用か、そして友情と裏切りの相互作用などを実証しようとしたドキュメンタリー作品。『父/パードレ・パドローネ』でカンヌ映画祭のパルムドール賞を、そして『サン★ロレンツォの夜』で同映画祭審査員特別グランプリを受賞している。鋭い着眼点がもたらす、古典演劇と現代の比較がどんな影響を与えるのか。 

映画.comより 実際の刑務所を舞台に、囚人たちを起用して撮影されたフィクションだ。シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」を囚人たちが演じるという大胆なアイデアで、彼らのライバル意識が現場にもたらすサスペンス。暴君のもとで自由を求めるキャラクターたちと、彼ら自身の境遇の共通性など、随所にフィクションと現実がオーバーラップし、金熊賞に相応しい見応えのある作品である。 


Caesar Must Die (原題:Cesare deve morire) - Trailer (1分30秒)






銀熊賞(審査員特別賞) Silver Bear, Jury Grand Prix
Just the Wind 原題:Csak a szél
  監督:ベンス・フリーガウフ(ベネデク・フリーガウフ) Benedek Fliegauf
  製作国:ハンガリー / ドイツ / フランス
  出演:Lajos Sarkany、Katalin Toldi、ほか

(シネマトゥデイの作品紹介より) 【ストーリー】ハンガリーの森の小屋で病弱な父と二人の子どもとひっそり暮らすロマ人のマリ。最近、近くに住むロマ人の家族が次々と銃殺され、不安の中で過ごしていた。そんな中、息子のリオはあることの準備に夢中になっていた。/2008年から2009年にかけて、ハンガリーで実際にあったレイシストによるロマ人殺害事件を基に映画化。監督のベンス・フリーガウフは、本映画祭で上映された『レンゲテグ(原題) / Rengeteg』『ディーラー(原題) / Dealer』の2本がコンペ外ではあるものの受賞経験のあるハンガリーの逸材だ。主演には、6か月をかけて探したロマ人のアマチュア俳優を起用している。ロマ人の人権がテーマだけに、社会派で知られる審査委員長マイク・リーが注目しないはずがない。 


Just the Wind (原題:Csak a szél) - Trailer (2分14秒)






銀熊賞(監督賞) Silver Bear, Best Director
クリスティアン・ペツォールト Christian Petzold
  作品:東ベルリンから来た女  原題:Barbara
  製作国:ドイツ
  出演:ニーナ・ホス、ロナルド・ツェァフェルト、ほか
※ 北米配給権をアドプト・フィルムズ(Adopt Films)が獲得。 (2012/02/20)

(シネマトゥデイの作品紹介より) 【ストーリー】1980年、東ドイツの夏。女医のバーバラは、西側への移住申請をしたが、小さな村の診療所への左遷の命が下される。彼女は郊外の生活に魅力を感じられないまま、西側にいる恋人の手引きによる国外逃亡を計画していた。/ハルーン・ファロッキ監督とハルトムート・ビトムスキー監督の下でアシスタントを経験した「ベルリン派」のクリスティアン・ペツォルト監督。本映画祭コンペ部門への出品は『幻影』『イェラ』に次ぐ3作目となる。リアルさと政治色にこだわる作風で、女性主人公の「監視されることに対する恐れ」という人間心理を突く意欲作だ。ニーナ・ホスは『イェラ』で本映画祭主演女優賞に輝き、昨年の審査員を務めた。監督と女優のコラボはベネチア映画祭に出品した『ジェリコ(原題) / Jerichow』も含め5度目ゆえ、地元ベルリンの期待値は高い。 


Barbara (2012) - Trailer (1分56秒)






銀熊賞(女優賞) Silver Bear, Best Actress
レイチェル・ムワンザ Rachel Mwanza
  作品:魔女と呼ばれた少女 英題:War Witch 原題:Rebelle
  監督:キム・グエン Kim Nguyen
  製作国:カナダ 
  出演:レイチェル・ムワンザ、アラン・バスティアン、ほか
※ トライベッカ・フィルム(Tribeca Film)が北米での配給権を獲得。
  (2012/06/13付け)
 
(シネマトゥデイの作品紹介より) 【ストーリー】内戦中のアフリカの村で、突然現れた反乱軍によって少女の村は焼き払われ、両親も殺されてしまう。さらわれてジャングルに連行された彼女は、無理やり子ども兵としての訓練を受けさせられ、さらには血も涙もない指揮官の夜の相手まで務めさせられていた。/気鋭のキム・グエン監督は、監督だけでなく脚本やプロデューサーまでこなす器用さを持ち合わせている。まだ世界的認知度は低いものの、これまで『グレート・ブルー』で有名なジャン=マルク・バール出演の『ラ・シエ(原題) / La cite』や、『アサインメント』のセリーヌ・ボニアーが出演する『トリュフ(原題) / Truffe』などの作品を手掛けてきた。アフリカの内戦の過酷さを見据えた本作で、初めてベルリン映画祭の大舞台に立つことになるが、社会派作品に重点を置く本映画祭の話題をさらうことは間違いない。

War Witch (2012) - Official Trailer (1分31秒)






銀熊賞(男優賞) Silver Bear, Best Actor
ミケル・ボー・フォルスガード Mikkel Boe Følsgaard (Mikkel Følsgaard)
  作品:ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮
       英題:A Royal Affair 原題:En kongelig affære

銀熊賞(脚本賞) Silver Bear, Best Screenplay
ニコライ・アーセル Nikolaj Arcel
ラスマス・ヘイスターバング Rasmus Heisterberg
  作品:ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮
       英題:A Royal Affair 原題:En kongelig affære
 ※ ニコライ・アーセルとラスマス・ヘイスターバングは、
   『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(2009年)の脚本家コンビ。

A Royal Affair (原題:En kongelig affære)
  製作国:デンマーク / チェコ共和国 / ドイツ / スウェーデン
  出演:マッツ・ミケルセン、トリーヌ・ディルホム、ミケル・ボー・フォルスガード、ほか
※ マグノリア・ピクチャーズ(Magnolia Pictures)が北米での配給権を獲得。
  (2012/08/02付け)

(シネマトゥデイの作品紹介より) 【ストーリー】クリスチャン7世の侍医としてデンマーク宮廷に入ったドイツ人のストルーエンセ。王の信頼の厚いストルーエンセは摂政となり、一方で王妃カロリーネを愛人にしていた。貴族政治の改革を行おうとするストルーエンセだったが、それが原因で悲劇を招くこととなり……。/デンマーク王クリスチャン7世の王妃カロリーネと王の侍医ストルーエンセの、国家をも揺るがす禁じられた恋を描いた恋愛ドラマ。『アフター・ウェディング』『タイタンの戦い』といったデンマーク国内外の作品に出演するマッツ・ミケルセンが、ストルーエンセ役を演じる。ニコライ・アーセル監督は『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』の脚本を担当したということもあり、本作のコンペ出品でさらに知名度を高めることができそうだ。


A Royal Affair (原題:En kongelig affære)
Official UK Trailer (1分48秒)






銀熊賞(芸術貢献賞) Silver Bear, Extraordinary Artistic Achievement
ルッツ・ライテマイヤー (撮影) Lutz Reitemeier
  作品:White Deer Plain  原題:白鹿原 / Bai lu yaun
  監督:ワン・チュエンアン (ワン・チュアンアン / 王全安) Wang Quan'an
  出演:チャン・フォンイー、キティ・チャン、ほか

(シネマトゥデイの作品紹介より) 【ストーリー】中国の陝西省にある小さな村には二つの名家があり、両一族、そして各家の二人の息子たちも共に助け合いながら平和に暮らしていた。だが、ある日、土地の利権に絡んだ騒動が起こり、村に新しくやってきた若い女性がその騒動に巻き込まれる。/内モンゴルを舞台にした『トゥヤーの結婚』で、2007年の本映画祭で金熊賞の栄誉に輝いたワン・チュアンアン監督。これまであまり有名俳優を使わなかったが、今回は『運命の子』などの名優チャン・フォンイーや、『ミラクル7号』のキティ・チャンなどのスターを起用し、ちゃっかり彼女と結婚までしてしまった。中国からのコンペ部門出品作は、今年はチュアンアン監督作品1本だけになることもあり、中国・陝西省を舞台にした壮大な歴史大作が、2度目のグランプリ受賞の快挙に期待がかかる。


White Deer Plain (原題:白鹿原) - Clip (2分35秒)





アルフレード・バウアー賞 Alfred Bauer Prize
熱波 Tabu (ドラマ / モノクロ映画)
  監督:ミゲル・ゴメス Miguel Gomes
  製作国:ポルトガル / ドイツ / ブラジル / フランス
  出演:テレサ・マドゥルガ、ローラ・ソヴェラル、ほか

(シネマトゥデイの作品紹介より) 【ストーリー】ピラールの隣人の老女は、カーボベルデ人のメイドと共に暮らしていた。ある日、老女が亡くなった後、ピラールは偶然彼女の遺品の中からかつての恋人にあてた手紙を発見し、それを投函することを決意する。/当初はポルトガルで映画批評家としてキャリアをスタートさせたミゲル・ゴメスは、同時に短編映画を自分で手掛けるようになり監督としての頭角を現す。やがて2008年に『私たちの好きな八月』を発表し、南米で最大規模のサンパウロ国際映画祭で批評家賞を受賞するほか、同作はカンヌ映画祭の監督週間にも出品されて大きな反響を呼ぶ。1972年生まれの新鋭監督がモノクロームの映像で紡ぐ、ノスタルジックな回想録の不思議な魅力に引き込まれる。


Tabu - Clip 2 (2分49秒)






スペシャル・メンション Special Mention
シモンの空  シスター(←第19回大阪ヨーロッパ映画祭時の邦題)
英題:Sister  原題:L'enfant d'en haut
  監督:ウルスラ・メイヤー(ウルスラ・メイエ) Ursula Meier
  製作国:スイス / フランス
  出演:レア・セドゥー、ケイシー・モテ・クライン(ケイシー・モッテ=クライン)、
     マーティン・コムストン、ジリアン・アンダーソン、ほか
※ 北米配給権をアドプト・フィルムズ(Adopt Films)が獲得。 (2012/02/20)

(シネマトゥデイの作品紹介より) 【ストーリー】スイスのスキーリゾート地。12歳のシモンは金持ちの観光客のスキーや用具を盗み、子どもたちに転売していた。姉のルイーズは仕事を失ったばかりでシモンの稼ぎに依存していたが、シモンが取り返しのつかない事件を起こしてしまい……。/『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』で女殺し屋を演じたレア・セドゥーと、ケイシー・モテ・クラインが主演。長編劇映画デビュー作『ホーム 我が家』が2008年カンヌ映画祭批評家週間で上映されたウルスラ・メイヤー監督は、東京国際映画祭でも紹介されて評価が高かった。2作目となる本作が今後のキーポイントとなりそう。



Sister (原題:L'enfant d'en haut) - Clip (1分12秒)





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短編映画部門

短編映画 金熊賞 Golden Bear for the Best Short Film 2012
Rafa (製作国:ポルトガル / フランス)
  監督:João Salaviza

Rafa - Clip (46秒)






短編映画 銀熊賞(審査員賞) Jury Prize (Silver Bear) 2012
グレートラビット 英題:The Great Rabbit (製作国:フランス)
  監督:和田淳 Atsushi Wada

グレートラビット 'The Great Rabbit' - Trailer  (54秒)





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2012年ベルリン国際映画祭:メイン・コンペティション以外の部門 受賞結果発表

2012年(第62回)ベルリン国際映画祭のメイン・コンペティション以外の部門の受賞結果です。Kプラス長編映画部門でのスペシャル・メンションとして今泉かおり監督作が受賞しています。


【参照記事】 indiewire
"Caesar Must Die" Surprises As Golden Bear Winner


● ベルリン国際映画祭 公式サイト(トップページ)
 Berlinale(The Berlin International Film Festival)

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2012年(第62回)ベルリン国際映画祭 受賞結果
Berlinale (The Berlin International Film Festival)


クリスタル・ベア賞(Kプラス長編映画部門) 
Crystal Bear for the Best Kplus Feature Film
ARCADIA (製作国:アメリカ)
監督:Olivia Silver


スペシャル・メンション(Kプラス長編映画部門) 
Special Mention
『聴こえてる、ふりをしただけ』 (製作国:日本)
監督:今泉かおり Kaori Imaizumi
※アップリンク配給により2012年夏に公開予定。


クリスタル・ベア賞(Kプラス短編映画部門) 
Crystal Bear for the Best Kplus Short Film
Julian (製作国:オーストラリア)
監督:Matthew Moore


スペシャル・メンション(Kプラス短編映画部門) 
Special Mention
B I N O (製作国:オーストラリア)
監督:Bille Pleffer


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ドイツ幼児救済組織 グランプリ(長編映画) 
Grand Prix of the Deutsche Kinderhilfswerk for the Best Feature Film
しあわせのカラス (←2012年東京国際映画祭での邦題)
君がくれた翼 (←2012年大阪ヨーロッパ映画祭での邦題)
Kauwboy (製作国:オランダ)
監督:バウデワイン・コーレ(バウデウェイン・コーレ) Boudewijn Koole


ドイツ幼児救済組織 スペシャル・メンション(長編映画) 
Special Mention
GATTU (製作国:インド)
監督:Rajan Khosa


ドイツ幼児救済組織 特別賞(短編映画) 
Special Prize of the Deutsche Kinderhilfswerk for the Best Short Film
B I N O (製作国:オーストラリア)
監督:Bille Pleffer

ドイツ幼児救済組織 スペシャル・メンション(短編映画) Special Mention
" L " (製作国:ブラジル)
監督:Thais Fujinaga


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パノラマ部門 観客賞(フィクション映画) 
Panorama Section Audience Award, Fiction Film
パレード(←2012年大阪ヨーロッパ映画祭時の邦題)
Parada (The Parade) (製作国:セルビア / クロアチア / マケドニア / スロベニア)
監督:スルジャン・ドラゴエヴィッチ Srdjan Dragojevic

第二位 Second Place
闇に葬られた狂気(←2012年大阪ヨーロッパ映画祭時の邦題)
Diaz - Don't Clean Up This Blood (製作国:イタリア / ルーマニア / フランス)
監督:ダニエレ・ヴィカリ(ダニエーレ・ヴィカリ) Daniele Vicari

第三位 Third Place
Xingu (製作国:ブラジル)
監督:Cao Hamburger


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パノラマ部門 観客賞(ドキュメンタリー映画) 
Panorama Section Audience Award, Documentary Film
Marina Abramovic: The Artist is Present (製作国:アメリカ)
監督:Matthew Akers

第二位 Second Place
Call Me Kuchu (製作国:アメリカ / ウガンダ)
監督:Malika Zouhali-Worral and Katherine Fairfax Wright

第三位 Third Place
La Vierge, les Coptes et Moi (製作国:フランス / カタール / エジプト)
監督:Namir Abdel Messeeh


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FGYO賞(仏独の将来的展望における文化的意見交換のために)
FGYO-Award Dialogue en perspective (FGYO-Award Dialogue in Perspective)(for French-German cultural dialogue)
※ FGYO……The French-German Youth Office

This Ain't California (ドイツ)
監督:Marten Persiel


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以下、Teddy Award (テディ賞)です。
Teddy Award (テディ賞)は、LGBT(ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、性転換者)やクィア問題を扱った作品に与えられる賞です。

Teddy Award For Best Feature Film
Keep The Lights On (製作国:アメリカ)
監督:Ira Sachs


Teddy Award For Best Documentary
Call Me Kuchu (製作国:アメリカ / ウガンダ)
監督:Malika Zouhall-Worrall and Katherine Fairfax Wright


Teddy Award For Best Short Film
Loxoro (製作国:スペイン / ペルー / アルゼンチン / アメリカ)
監督:Claudia Llosa


Teddy Award Jury Prize
Jaurès (製作国:フランス)
監督:Vincent Dieutre


Special Teddy Awards
Mario Montez and Ulrike Ottinger





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2012年ベルリン国際映画祭 受賞結果発表(メイン・コンペティション&短編映画)

2012年(第62回)ベルリン国際映画祭の受賞結果が発表されました。
短編映画部門で日本人監督作が銀熊賞を受賞しています。


【参照記事】 indiewire
"Caesar Must Die" Surprises As Golden Bear Winner

● 公式サイト内 プレスリリース
  Prizes of the International Jury 2012

  Prizes of the International Short Film Jury

  The Awards of the 62nd Berlin International Film Festival


● ベルリン国際映画祭 公式サイト(トップページ)
  Berlinale(The Berlin International Film Festival)

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2012年(第62回)ベルリン国際映画祭 受賞結果
Berlinale (The Berlin International Film Festival)

金熊賞 Golden Bear
塀の中のジュリアス・シーザー 英題:Caesar Must Die 原題:Cesare deve morire
  監督:パオロ・タヴィアーニ、ヴィットリオ・タヴィアーニ Paolo Taviani, Vittorio Taviani
  製作国:イタリア 
※ 北米配給権をアドプト・フィルムズ(Adopt Films)が獲得。 (2012/02/20)



銀熊賞(審査員大賞) Silver Bear, Jury Grand Prix
Just the Wind (原題:Csak a szél)
  監督:ベンス・フリーガウフ(ベネデク・フリーガウフ) Benedek Fliegauf
  製作国:ハンガリー / ドイツ / フランス



銀熊賞(監督賞) Silver Bear, Best Director
クリスティアン・ペツォールト Christian Petzold
  作品:東ベルリンから来た女  原題:Barbara
  製作国:ドイツ
※ 北米配給権をアドプト・フィルムズ(Adopt Films)が獲得。 (2012/02/20)



銀熊賞(男優賞) Silver Bear, Best Actor
ミケル・ボー・フォルスガード Mikkel Boe Følsgaard (Mikkel Følsgaard)
  作品:ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 英題:A Royal Affair 原題:En kongelig affære
  製作国:デンマーク / チェコ共和国 / ドイツ / スウェーデン



銀熊賞(女優賞) Silver Bear, Best Actress
レイチェル・ムワンザ Rachel Mwanza
  作品:魔女と呼ばれた少女 英題:War Witch 原題:Rebelle
  製作国:カナダ
※ 『War Witch』の北米での配給権をトライベッカ・フィルム(Tribeca Film)が獲得。
  (2012/06/13付け)



銀熊賞(脚本賞) Silver Bear, Best Screenplay
ニコライ・アーセル Nikolaj Arcel
ラスマス・ヘイスターバング Rasmus Heisterberg
  作品:ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 英題:A Royal Affair 原題:En kongelig affære
  製作国:デンマーク / チェコ共和国 / ドイツ / スウェーデン
※ ニコライ・アーセルとラスマス・ヘイスターバングは、
  『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(2009年)の脚本家コンビ。



銀熊賞(芸術貢献賞) Silver Bear, Extraordinary Artistic Achievement
ルッツ・ライテマイヤー (撮影) Lutz Reitemeier
  作品:White Deer Plain (原題:白鹿原 / Bai lu yaun)
  監督:ワン・チュエンアン (ワン・チュアンアン / 王全安) Wang Quan'an



アルフレード・バウアー賞 Alfred Bauer Prize
熱波 Tabu (ドラマ / モノクロ映画)
  監督:ミゲル・ゴメス Miguel Gomes
  製作国:ポルトガル / ドイツ / ブラジル / フランス



スペシャル・メンション Special Mention
シモンの空
シスター(←第19回大阪ヨーロッパ映画祭時の邦題)
英題:Sister 原題:L'enfant d'en haut)
  監督:ウルスラ・メイヤー(ウルスラ・メイエ) Ursula Meier
  製作国:スイス / フランス
※ 北米配給権をアドプト・フィルムズ(Adopt Films)が獲得。 (2012/02/20)


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短編映画 金熊賞
Golden Bear for the Best Short Film 2012
Rafa (製作国:ポルトガル / フランス)
  監督:João Salaviza


短編映画 銀熊賞(審査員賞)
Jury Prize (Silver Bear) 2012
グレートラビット (英題:The Great Rabbit) (製作国:フランス)
  監督:和田淳 Atsushi Wada


短編映画 銀熊賞(審査員賞)スペシャル・メンション
Jury Prize (Silver Bear) 2012:Special Mention
Licuri Surf (製作国:ブラジル) (ドキュメンタリー作品)
  監督:Guile Martins


短編映画 DAAD賞
DAAD Short Film Prize 2012
The Man that Got Away (製作国:カナダ)
  監督:Trevor Anderson


ベルリン短編映画賞(ヨーロッパ映画) 
Berlin Short Film Nominee for the European Film Awards 2012
Vilaine Fille Mauvais Garçon (英題:Two Ships) (製作国:フランス)
  監督:Justine Triet


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名誉金熊賞 Honorary Golden Bear
メリル・ストリープ Meryl Streep




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