【犬】2013年カンヌ国際映画祭:パルムドッグ賞を受賞したのはどの犬?

Varietyの記事では「今年のカンヌ映画祭で最も注目を浴びたペットはコーエン兄弟の『Inside Llewyn Davis』(コンペ部門)に登場した猫の Ulysses(ユリシーズ) 。でも(猫なので)受賞資格がない」と結んでいます。(あの猫ちゃんはオスなのね。)

【参照】
● Variety 2013/05/24付け記事
Cannes Palm Dog Award Goes to Liberace’s Blind Poodle

● クランクイン! 2013/05/25付け記事 
カンヌで犬優に贈られる映画賞発表、パルム・ドッグに輝いたのはプードル犬
審査員を務めた5人には雑誌Elleやガーディアン紙、インディペンデント紙など有力紙の記者がずらり。発表に先立っての総評では、コーエン兄弟監督作『Inside Llewyn Davis(原題)』での「猫」が素晴らしい演技を披露したことで、犬優のライバルの活躍を素直に認めつつ、『Borgman(原題)』冒頭の緊張感あふれる追跡シーンでのグレイハウンドや、マッツ・ミケルセン主演の『Michael Kohlhaas(原題)』での獰猛な猟犬たちの演技力を強調、特にメキシコ映画『Heli(原題)』でのチャーミングな犬優Cookieの悲惨な最期が紹介されると、会場からは思わずうめき声が漏れた。


受賞犬には厚紙でできた首輪が贈られるが、プードルは仏カンヌ(Cannes)には来ておらず、授賞式は欠席した。

賞品は紙の首輪、かぁ・・・・・・それじゃあワンコ自身にはメリットがないなあ、食べられないもの。ドッグフード屋さんのスポンサーを募るべきだね。


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2013年カンヌ国際映画祭:パルムドッグ賞 Palm Dog Award

パルムドッグ賞 Palm Dog Award
Baby Boy 
作品:恋するリベラーチェ  英題:Behind The Candelabra 
    ※ (メイン)コンペティション部門エントリー作。
監督:スティーヴン・ソダーバーグ


パルムドッグ賞:審査員特別賞 A special Jury Prize
ワンちゃんたち The pooch posse / The pooches
作品:ブリングリング 英題:The Bling Ring ※ ある視点部門エントリー作品。
監督:ソフィア・コッポラ


ガーディアン紙の映画批評家ピーター・ブラッドショウ氏は「不幸な結末を迎える『フルートベール駅で(英題:Fruitvale Station)』(ある視点部門)の犬、『Heli(ヘリ)』(コンペ部門)の犬、そしてその他の映画に登場した犬たちも、映画の中で苦しさと痛みを味わっていた」を語った、とのこと。

パルム・キャット賞は作らないの?ビデオクリップを見ると、今年は猫ちゃんもワンコたち同様に映画の中で苦しみと痛みを味わっておったよ。『Nothing Bad Can Happen』(ある視点部門)とか。




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2013年カンヌ国際映画祭 併催:監督週間 受賞発表

2013年カンヌ国際映画祭と併催されていた「監督週間」の受賞結果が発表になりました。「監督週間」はカンヌ映画祭と同時期に開催されますが、カンヌ映画祭主催とは別の組織が運営し表彰します。 公式サイトによると、「監督週間」はフランス監督組合(The French Directors Guild)によって組織されている、とのこと。

2013年カンヌ国際映画祭併催「監督週間」は、2013年05月16日から05月26日まで。


【参照記事】 
● The Wrap
Cannes: French Comedy 'Me Myself and Mum' Tops Directors' Fortnight

● Screen Daily
Me, Myself and Mum wins Directors' Fortnight


※ 公式サイト内での発表 2013年05月24日付け 
Awards to Directors' Fortnight Films


● The Directors' Fortnight(監督週間) 公式サイト(英語サイト)
http://www.quinzaine-realisateurs.com/en/


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(2013年カンヌ国際映画祭 併催) 監督週間 受賞結果
Quinzaine des Réalisateurs (Directors Fortnight)

※ 2013年カンヌ国際映画祭併催「監督週間」のラインナップは こちら に載せてあります。


【長編作品】 Features

アート・シネマ・アワード Art Cinema Award
不機嫌なママにメルシィ! (コメディ)
英題:Me, Myself and Mum
原題:Les Garçons et Guillaume, à table!
監督  ギョーム・ガリエンヌ Guillaume Gallienne
製作国 フランス / ベルギー
脚本  ギョーム・ガリエンヌ
音楽  マリー=ジャンヌ・セレロ
撮影  グリン・スピーカート
編集  ヴァレリー・デセーヌ
出演  フランソワーズ・ファビアン、ギョーム・ガリエンヌ、
    イヴ・ジャック、他
※ (長編映画)初監督作(カメラ・ドール 対象者) 1st Film




レーベル・エウロパ・シネマズ 2013 Label Europa Cinemas 2013
(※ この賞の表彰団体は Europa Cinemas Label 。受賞作は Europa Cinemas Label からヨーロッパでの配給拡大のためのサポートを受けることになります。)
The Selfish Giant  (ドラマ)
監督  クリオ・バーナード Clio Barnard
製作国 イギリス
脚本  クリオ・バーナード
音楽  ハリー・エスコット
撮影  マイク・エリー
編集  ニック・フェントン
出演  コーナー・チャップマン、ショーン・トーマス、
    ショーン・ギルダー、ロレイン・アシュボーン、
    イアン・バーフィールド、スティーヴ・エヴェッツ、他
※ サンダンス・セレクツ(Sundance Selects)が北米での配給権を獲得。




SACD賞(劇作家・監督・作曲家協会賞)
Prix SACD(SACD Prize / The Society of Dramatic Authors, Directors and Composers Prize)
不機嫌なママにメルシィ! (コメディ)
英題:Me Myself and Mum
原題:Les Garçons et Guillaume, à table !
監督  ギョーム・ガリエンヌ Guillaume Gallienne
製作国 フランス / ベルギー
出演  フランソワーズ・ファビアン、ギョーム・ガリエンヌ、
    イヴ・ジャック、他




SACD賞(劇作家・監督・作曲家協会賞):スペシャル・メンション
Prix SACD - Special Mention
Tip Top  (サスペンス)
監督  サージ・ボゾン Serge Bozon
製作国 ルクセンブルグ / フランス / ベルギー
脚本  オディール・バロスキ
    サージ・ボゾン
    アクセル・ロペール
撮影  セリーヌ・ボゾン
編集  フランソワ・キクレ
出演  イザベル・ユペール、サミー・ナセリ、
    サンドリーヌ・キベルラン、フランソワ・ダミアン、他


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【短編作品】 Short Film

短編映画:第一位
Premier Prix Illy for Short Filmmaking(First Prize for Short Filmmaking Illy / Illy Prize)
※ Illy はスポンサー名。
Gambozinos
英題:A Wild Goose Chase
監督 João Nicolau



スペシャル・メンション Special Mention
Pouco mais de um mês
英題:About a Month
監督 André Novais Oliveira


以上




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2013年カンヌ国際映画祭:シネフォンダシヨン部門 受賞発表

2013年カンヌ国際映画祭シネフォンダシヨン部門の授賞式が行われ、受賞結果が発表になりました。

シネフォンダシヨンは新しい才能を発掘するために1998年に設立された部門で、世界中の映画学校が出品した短・中編映画15~20作品が選出されコンペが行われます。映画製作を専攻している学生たちの作品ということになります。今年は277の学校から1,550作品が出品され、18作品(フィクション14作品、アニメーション4作品)がピックアップされました。なお、日本からは選出されていません。


【参照記事】 The Wrap  2013/05/24付け記事
Cannes: Student Films From Chicago, Belgium Win Cinefondation Prizes


● 2013年カンヌ国際映画祭 公式サイト内での発表
AWARDS : Jane Campion and the Jury announced the winners of the 16th Cinéfondation Selection なお第一位の受賞者には、(学校卒業後)その初めての長編映画作品がカンヌ映画祭で上映されることが約束されます。



シネフォンダシヨン部門
審査委員長
  ジェーン・カンピオン Jane Campion (ニュージーランドの映画監督 / 脚本家)

審査員
  Maji-da Abdi
    (エチオピアの女優 / 監督 / プロデューサー)
  ニコレッタ・ブラスキ Nicoletta Braschi
    (イタリアの女優 / プロデューサー)
  Nandita Das 
    (インドの女優 / プロデューサー)
  セミフ・カプランオール Semih Kaplanoglu(Semih Kaplanoğlu)  
    (トルコの監督 / 脚本家 / プロデューサー)



● カンヌ国際映画祭 公式サイト(日本語ページ)
  http://www.festival-cannes.com/jp.html

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2013年(第66回)カンヌ国際映画祭 シネフォンダシヨン 受賞結果
(Le Festival International du Film de Cannes / Festival de Cannes)
(Cannes International Film Festival - Cinéfondation)


第一位 First Prize (賞金:15,000ユーロ)
なお第一位の受賞者には、(学校卒業後)その初めての長編映画作品がカンヌ映画祭で上映されることが約束されます。
Needle
監督:Anahita Ghazvinizadeh
学校名 / 国名:The School of the Art Institute of Chicago / アメリカ



第二位 Second Prize (賞金:11,250ユーロ)
En attendant le dégel
英題:Waiting for the Thaw
監督:Sarah Hirtt
学校名 / 国名:INSAS / ベルギー



第三位 Third Prize (賞金:7,500ユーロ)
※ 今年、第三位は2名受賞者がいます。
● In Acvariu
 英題:In the Fishbowl
 監督:Tudor Cristian Jurgiu
 学校名 / 国名:UNATC / ルーマニア


● Pandy  ※ アニメ作品
 英題:Pandas
 監督:Marus Vizar
 学校名 / 国名:FAMU / チェコ共和国


以上




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