【舞台 / ブロードウェイ】渡辺謙|ブロードウェイ・ミュージカル『王様と私』(2015年のリバイバル版)に出演|トニー賞5回ノミネートの舞台女優ケリー・オハラと共演
(2015/06/08 追記)
『王様と私』は2015年(第69回)トニー賞において、以下の賞を受賞しました。
・ミュージカル・リバイバル作品賞
・ミュージカル主演女優賞(受賞者|ケリー・オハラ)
・ミュージカル助演女優賞(受賞者|ルーシー・アン・マイルズ)
・ミュージカル衣装デザイン賞
チケットの売り上げも好調だそうです。興行的にも作品評価的にも大成功を収め、本当に良かったです。おめでとうございます。トニー賞授賞式での渡辺謙さんのパフォーマンスも堂々たるもので、舞台映えもして、ほんと素晴らしかった。なんたってトニー賞ノミニーは舞台で生パフォーマンスしなきゃいけないし、ごまかし効かないからね。はっきり言って、トニー賞のミュージカル主演部門へのノミネートという実績はアカデミー賞ノミネート以上の価値があると思うよ。
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(2015/04/28 追記)
渡辺謙さんは2015年(第69回)トニー賞ミュージカル主演男優賞部門にノミネートされました。 今回、『王様と私』は計9部門へノミネート。リバイバル・ミュージカル部門に限れば『王様と私』は同部門の最多ノミネートとなります。アンナ役のケリー・オハラは今回で6度めのトニー賞ノミネートです。(2015/04/28付け)
これはすごい!!! 信じられないくらいの超特大快挙。おめでとうございます! 英語の発音が云々されましたが、それ以外の部分が高く評価されたということでしょう。(そもそも、英語圏ではない国の王様が西洋文化に触れて……という話なのだから、拙い英語ってのはむしろ役にフィットしているんじゃないの?)
2015年(第69回)トニー賞ノミネーションアナウンスの様子。
ノミネーションのアナウンスはメアリー=ルイーズ・パーカー(Mary-Louise Parker)とブルース・ウィリス(Bruce Willis)。 渡辺謙さんがコールされるのは1:27あたり。
2015 Tony Awards - Nominations
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(2015/04/14 追記)
リンカーン・センター・シアターが公開したモンタージュ・クリップです。
THE KING AND I - Montage
(YouTube LincolnCenterTheater 公式チャンネルより)
渡辺謙さんが英会話を学ぶようになったのは40歳過ぎ。ご本人も「Too late(英会話を始めるには遅すぎ)」と語っているようですがそういう状況でこういう挑戦的な仕事をあえて受けてやり遂げているのはすごいことです。渡辺さんもこの役を依頼され一旦は「無理」と断わっているんですね。でも説得されて受けた。だから、渡辺さんもプロデューサーや演出家もリスクは承知でそれを背負っての企画ということでしょう。アジア人俳優にとってこういうチャンスが巡ってくること自体も稀有だし、それを考えれば(もちろん恐怖心もあるけれど)たとえ酷評されようともチャレンジしたいと思う俳優も多いでしょう。(でもそういうチャンスはなかな回ってこない。)俳優自身の箔付けのために一週間だけブロードウェイで演じる企画や母国や母国出身の観客相手にだけしかチケットが売れないような箔付け興行とはわけが違う。特にアメリカに基盤を置いて活動しているアジア人俳優にとっては、『王様と私』の王様を演じる渡辺謙さんの姿は羨望の的だろうと思います。
この舞台ミュージカル自体は評価は高く、今のところトニー賞のニュージカル・リバイバル作品賞のノミネート候補そしてさらに受賞候補に挙げられるまでになっています。渡辺謙さんの英語の発音には苦言が呈されていますが、プレビュー時よりはずっと良くなっているとのこと。(ジェラルド・バトラーのように英語圏出身の俳優であってもいまだに「訛っている」と言われるくらいなんだから、無理もない。むしろよくやっていると思う。でも批評家はそういう出自等は斟酌せずに評価する。それだからこそ批評そして批評家としての価値を保持している。批評されるほうも批評するほうも苦言を呈されたり呈したりするのは当然のこととして受け止めているはず。) 回を重ねるごとにさらに向上するでしょう。基本的に渡辺さんの演技は舞台向きだと思うし、このビデオクリップ見ても分かる通り、渡辺謙さんは舞台映えするでしょ。そこを評価する人も出てくるはず。
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(2015/03/13 記)
ケリー・オハラと渡辺謙主演の2015年ブロードウェイ・ミュージカル『王様と私』(英題:The King and I)のプロモーション・ビデオ(15秒)です。
Kelli O'Hara and Ken Watanabe in THE KING AND I
(YouTube LincolnCenterTheater 公式チャンネルより)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(以下、2014/07/01 記)(最初の投稿部分)
レギュラーキャストとしてブロードウェイ・デビューするらしいですよ。(観光客獲得目当てや本人の箔付けのため等で一週間だけキャスティングされるとか、そういうのじゃなくて。)
当然、王様役です。 相手はトニー賞5度ノミネートのケリー・オハラ(Kelli O’Hara)。 演出は『南太平洋』でトニー賞を受賞(2008年)し、今年もトニー賞にノミネートされたバートレット・シャー(Bartlett Sher)です。 いやー、すごいね。
プレビューは2015年03月12日、正式オープンは2015年04月16日の予定。(リンカーン・センターのビビアン・ボーモント劇場にて) キャスティングや日程からしても当然トニー賞狙い、ってことですね。何度もリバイバル上演されている著名なミュージカルだし、賞レース的にも興行的にもかなりの期待がかかります。
ブロードウェイ・ミュージカル『王様と私』(2015年版) 英題:The King and I
キャスト&スタッフ(予定)
アンナ役|ケリー・オハラ Kelli O’Hara
王様役|渡辺謙 Ken Watanabe
監督(演出)|バートレット・シャー Bartlett Sher
振付|ジェローム・ロビンス Jerome Robbins
音楽監督|クリストファー・ガタリ(クリストファー・ガッテリ) Christopher Gattelli
舞台装置(セット)デザイン|マイケル・イヤーガン Michael Yeargan
衣装デザイン|キャサリン・ズーバー(キャサリン・スーベル) Catherine Zuber
照明デザイン|ドナルド・ホルダー Donald Holder
音響デザイン|スコット・レーラー(スコット・レフラー) Scott Lehrer
作曲|リチャード・ロジャース Richard Rodgers
作詞|オスカー・ハマースタイン2世 Oscar Hammerstein II
【参照】
● The Hollywood Reporter 2014/06/30付け記事
Kelli O'Hara, Ken Watanabe to Star on Broadway in 'The King and I'
● Variety.com 2014/06/30付け記事
Ken Watanabe to Make Broadway Debut in ‘The King and I’
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【 ケリー・オハラ 】 Kelli O’Hara
ケリー・オハラは今年(2014年)6月に授賞式が行われた第68回トニー賞のミュージカル主演女優賞にノミネートされています。
作品:マディソン郡の橋
英題:The Bridges of Madison County
"One Second and A Million Miles"
from "The Bridges of Madison County"
歌唱:ケリー・オハラ Kelli O'Hara
スティーヴン・パスクール Steven Pasquale
2014 Tony Awards Show Clip:
The Bridges of Madison County
● YouTube "The Bridges of Madison County" チャンネル
http://www.youtube.com/user/BridgesMusical/videos
【ケリー・オハラ|トニー賞歴】
2005年(第59回)
作品:The Light in the Piazza
(英題の読み|ザ・ライト・イン・ザ・ピアッツァ)
ミュージカル助演女優賞ノミネート
2006年(第60回)
作品:パジャマ・ゲーム 英題:The Pajama Game
ミュージカル主演女優賞ノミネート
2008年(第62回)
作品:南太平洋 英題:South Pacific
ミュージカル主演女優賞ノミネート
2012年(第66回)
作品:Nice Work If You Can Get It
(英題の読み|ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット)
ミュージカル主演女優賞ノミネート
2014年(第68回)
作品:マディソン郡の橋 英題:The Bridges of Madison County
ミュージカル主演女優賞ノミネート
もしも『王様と私』がトニー賞のミュージカル・リバイバル作品賞とかにノミネートされたらトニー賞授賞式で渡辺謙がケリー・オハラとパフォーマンスをすることになるかもね。王様の恰好したケン・ワタナベが!歌う!踊る!うわぁー、すごいぞ。(いやまぁ、無事上演されたうえ、トニー賞にノミネートされなきゃダメだけど。) 渡辺謙さんはどのくらい歌えるんだろうか……ケリー・オハラと組んで歌って踊る役なんだから彼女と比べて著しく見劣りがするような歌唱力と声量ならそもそも配役されないだろうし。声量があるといいね。
(2015/06/07 追記) 昨年7月にこんなこと(↑)書いておりましたが、妄想が現実になりました。渡辺謙さんはミュージカル主演女優賞ノミネートのケリー・オハラとミュージカル助演女優賞ノミネートのルーシー・アン・マイルズとともにトニー賞授賞式でパフォーマンスをすることになりました! “Getting to Know You” と “Shall We Dance?” を披露するとのこと。(だから渡辺謙さんは少しだけ歌って台詞を喋って踊ることにはなるんじゃないかと。)すごい。マジで。信じられない……ああっ、すごいことだ。日本人俳優がトニー賞授賞式の舞台上でメインキャストとして歌って踊るなんて、こんなこと、私が生きているうちにはもう二度とないかもしれん。 ― 1996年(第50回)トニー賞授賞式でのドナ・マーフィとルー・ダイアモンド・フィリップスのパフォーマンス動画も下のほうに載せてありますが、あんな感じになるんでしょうな。
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【 王様と私 】
原作は小説『Anna and the King of Siam』(アンナとシャム王)。 この小説を原作とした映画『アンナとシャム王』(英題:Anna and the King of Siam)が作られ1946年に公開されました。
『アンナとシャム王』(1946年) 英題:Anna and the King of Siam
監督|ジョン・クロムウェル John Cromwell
アンナ|アイリーン・ダン Irene Dunne
モンクット王|レックス・ハリソン Rex Harrison
Anna and the King of Siam (1946) - Trailer
舞台ミュージカルの初演は1951年。アンナ役はガートルード・ローレンス(Gertrude Lawrence)、王様役はユル・ブリンナー(Yul Brynner)。 第6回トニー賞にてミュージカル作品賞 / 主演女優賞(ガートルード・ローレンス) / 助演男優賞(ユル・ブリンナー)をはじめ5部門にノミネート、そしてノミネートされた5部門すべてで受賞。この『王様と私』の王様役はユル・ブリンナーの当たり役となり、ブリンナーは生涯を通じてこの役を演じ続けました。
1956年にミュージカル映画化。舞台版のキャストであったユル・ブリンナーが映画版でも王様役を務めました。ブリンナーはこの役で1956年度(第29回)アカデミー賞主演男優賞を受賞しています。
映画『王様と私』(1956年) 英題:The King and I
監督|ウォルター・ラング Walter Lang
アンナ役|デボラ・カー Deborah Kerr (歌唱吹き替え:マーニ・ニクソン)
王様役|ユル・ブリンナー Yul Brynner
1979年ロンドン公演バージョン。
The King And I - Royal Variety Performance 1979
アンナ役|バージニア・マッケンナ Virginia McKenna
(1979年ローレンス・オリヴィエ賞ミュージカル女優賞 受賞)
王様役|ユル・ブリンナー
バージニア・マッケンナ、良い声。巧いわー。『野生のエルザ』(1965年)の主演の女優さんかぁ……歌、巧いんですね。というか舞台出身の人で、元々歌えるんですね。知らなかった。(知らないことばっかりで……。)
1996年にリバイバル上演された時には第50回トニー賞でミュージカル主演男優賞(ルー・ダイアモンド・フィリップス)をはじめ8部門にノミネート。ミュージカル・リバイバル作品賞、ミュージカル主演女優賞(ドナ・マーフィ)をはじめ4部門を受賞しました。
1996年(第50回)トニー賞授賞式での『王様と私』チームのパフォーマンス。
The King and I 1996 Tony Awards
アンナ役|ドナ・マーフィ Donna Murphy
王様役|ルー・ダイアモンド・フィリップス Lou Diamond Phillips
リバイバルでもトニー賞受賞しているんですね。こりゃあ2015年版もプレッシャーかかるわ。……でも、もしもケン・ワタナービの舞台ミュージカルが好評なら、もしかしたらミュージカル映画としてリメイク、っていう話も出てくるかもしれんし…… 1999年の『アンナと王様』もありますけど、あれはミュージカル映画じゃないし、ミュージカル映画としてはリメイクし頃でしょ?映画化するとあの王様像が問題視されるでしょうけど、こうして舞台化もされるわけだし、映画だって工夫すれば何とかなりそうな気もするし。(ああ、妄想が止まらない……)
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【渡辺謙さん 舞台歴】 (ウィキペディアより)
● 悲劇・ブリタニキュス(1980年、演劇集団 円)
● 下谷万年町物語(1981年、蜷川幸雄 演出) パルコ劇場
● 冬のライオン(1981年、演劇集団 円)
● バジャゼ(1981年、演劇集団 円)
● プラトーノフ(1982年、演劇集団 円)
● 花粉熱(1984年、演劇集団 円)
● ピサロ(1985年、パルコ・山崎努プロデュース公演) パルコ劇場
アタワルパ 役
● ハムレット(1988年、蜷川幸雄 演出) スパイラルホール
主演・ハムレット 役
● 永遠 Part2(2001年、演劇集団 円)
● ホロヴィッツとの対話(2013年、三谷幸喜演出) パルコ劇場・シアターBRAVA!
主演・調律師フランツ=モア 役
三谷幸喜×渡辺謙
「ホロヴィッツとの対話」(2013年)舞台稽古 ダイジェスト
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『王様と私』は2015年(第69回)トニー賞において、以下の賞を受賞しました。
・ミュージカル・リバイバル作品賞
・ミュージカル主演女優賞(受賞者|ケリー・オハラ)
・ミュージカル助演女優賞(受賞者|ルーシー・アン・マイルズ)
・ミュージカル衣装デザイン賞
チケットの売り上げも好調だそうです。興行的にも作品評価的にも大成功を収め、本当に良かったです。おめでとうございます。トニー賞授賞式での渡辺謙さんのパフォーマンスも堂々たるもので、舞台映えもして、ほんと素晴らしかった。なんたってトニー賞ノミニーは舞台で生パフォーマンスしなきゃいけないし、ごまかし効かないからね。はっきり言って、トニー賞のミュージカル主演部門へのノミネートという実績はアカデミー賞ノミネート以上の価値があると思うよ。
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(2015/04/28 追記)
渡辺謙さんは2015年(第69回)トニー賞ミュージカル主演男優賞部門にノミネートされました。 今回、『王様と私』は計9部門へノミネート。リバイバル・ミュージカル部門に限れば『王様と私』は同部門の最多ノミネートとなります。アンナ役のケリー・オハラは今回で6度めのトニー賞ノミネートです。(2015/04/28付け)
これはすごい!!! 信じられないくらいの超特大快挙。おめでとうございます! 英語の発音が云々されましたが、それ以外の部分が高く評価されたということでしょう。
2015年(第69回)トニー賞ノミネーションアナウンスの様子。
ノミネーションのアナウンスはメアリー=ルイーズ・パーカー(Mary-Louise Parker)とブルース・ウィリス(Bruce Willis)。 渡辺謙さんがコールされるのは1:27あたり。
2015 Tony Awards - Nominations
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(2015/04/14 追記)
リンカーン・センター・シアターが公開したモンタージュ・クリップです。
THE KING AND I - Montage
(YouTube LincolnCenterTheater 公式チャンネルより)
渡辺謙さんが英会話を学ぶようになったのは40歳過ぎ。ご本人も「Too late(英会話を始めるには遅すぎ)」と語っているようですがそういう状況でこういう挑戦的な仕事をあえて受けてやり遂げているのはすごいことです。渡辺さんもこの役を依頼され一旦は「無理」と断わっているんですね。でも説得されて受けた。だから、渡辺さんもプロデューサーや演出家もリスクは承知でそれを背負っての企画ということでしょう。アジア人俳優にとってこういうチャンスが巡ってくること自体も稀有だし、それを考えれば(もちろん恐怖心もあるけれど)たとえ酷評されようともチャレンジしたいと思う俳優も多いでしょう。(でもそういうチャンスはなかな回ってこない。)俳優自身の箔付けのために一週間だけブロードウェイで演じる企画や母国や母国出身の観客相手にだけしかチケットが売れないような箔付け興行とはわけが違う。特にアメリカに基盤を置いて活動しているアジア人俳優にとっては、『王様と私』の王様を演じる渡辺謙さんの姿は羨望の的だろうと思います。
この舞台ミュージカル自体は評価は高く、今のところトニー賞のニュージカル・リバイバル作品賞のノミネート候補そしてさらに受賞候補に挙げられるまでになっています。渡辺謙さんの英語の発音には苦言が呈されていますが、プレビュー時よりはずっと良くなっているとのこと。(ジェラルド・バトラーのように英語圏出身の俳優であってもいまだに「訛っている」と言われるくらいなんだから、無理もない。むしろよくやっていると思う。でも批評家はそういう出自等は斟酌せずに評価する。それだからこそ批評そして批評家としての価値を保持している。批評されるほうも批評するほうも苦言を呈されたり呈したりするのは当然のこととして受け止めているはず。) 回を重ねるごとにさらに向上するでしょう。基本的に渡辺さんの演技は舞台向きだと思うし、このビデオクリップ見ても分かる通り、渡辺謙さんは舞台映えするでしょ。そこを評価する人も出てくるはず。
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(2015/03/13 記)
ケリー・オハラと渡辺謙主演の2015年ブロードウェイ・ミュージカル『王様と私』(英題:The King and I)のプロモーション・ビデオ(15秒)です。
Kelli O'Hara and Ken Watanabe in THE KING AND I
(YouTube LincolnCenterTheater 公式チャンネルより)
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(以下、2014/07/01 記)(最初の投稿部分)
レギュラーキャストとしてブロードウェイ・デビューするらしいですよ。(観光客獲得目当てや本人の箔付けのため等で一週間だけキャスティングされるとか、そういうのじゃなくて。)
当然、王様役です。 相手はトニー賞5度ノミネートのケリー・オハラ(Kelli O’Hara)。 演出は『南太平洋』でトニー賞を受賞(2008年)し、今年もトニー賞にノミネートされたバートレット・シャー(Bartlett Sher)です。 いやー、すごいね。
プレビューは2015年03月12日、正式オープンは2015年04月16日の予定。(リンカーン・センターのビビアン・ボーモント劇場にて) キャスティングや日程からしても当然トニー賞狙い、ってことですね。何度もリバイバル上演されている著名なミュージカルだし、賞レース的にも興行的にもかなりの期待がかかります。
ブロードウェイ・ミュージカル『王様と私』(2015年版) 英題:The King and I
キャスト&スタッフ(予定)
アンナ役|ケリー・オハラ Kelli O’Hara
王様役|渡辺謙 Ken Watanabe
監督(演出)|バートレット・シャー Bartlett Sher
振付|ジェローム・ロビンス Jerome Robbins
音楽監督|クリストファー・ガタリ(クリストファー・ガッテリ) Christopher Gattelli
舞台装置(セット)デザイン|マイケル・イヤーガン Michael Yeargan
衣装デザイン|キャサリン・ズーバー(キャサリン・スーベル) Catherine Zuber
照明デザイン|ドナルド・ホルダー Donald Holder
音響デザイン|スコット・レーラー(スコット・レフラー) Scott Lehrer
作曲|リチャード・ロジャース Richard Rodgers
作詞|オスカー・ハマースタイン2世 Oscar Hammerstein II
【参照】
● The Hollywood Reporter 2014/06/30付け記事
Kelli O'Hara, Ken Watanabe to Star on Broadway in 'The King and I'
● Variety.com 2014/06/30付け記事
Ken Watanabe to Make Broadway Debut in ‘The King and I’
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【 ケリー・オハラ 】 Kelli O’Hara
ケリー・オハラは今年(2014年)6月に授賞式が行われた第68回トニー賞のミュージカル主演女優賞にノミネートされています。
作品:マディソン郡の橋
英題:The Bridges of Madison County
"One Second and A Million Miles"
from "The Bridges of Madison County"
歌唱:ケリー・オハラ Kelli O'Hara
スティーヴン・パスクール Steven Pasquale
2014 Tony Awards Show Clip:
The Bridges of Madison County
● YouTube "The Bridges of Madison County" チャンネル
http://www.youtube.com/user/BridgesMusical/videos
【ケリー・オハラ|トニー賞歴】
2005年(第59回)
作品:The Light in the Piazza
(英題の読み|ザ・ライト・イン・ザ・ピアッツァ)
ミュージカル助演女優賞ノミネート
2006年(第60回)
作品:パジャマ・ゲーム 英題:The Pajama Game
ミュージカル主演女優賞ノミネート
2008年(第62回)
作品:南太平洋 英題:South Pacific
ミュージカル主演女優賞ノミネート
2012年(第66回)
作品:Nice Work If You Can Get It
(英題の読み|ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット)
ミュージカル主演女優賞ノミネート
2014年(第68回)
作品:マディソン郡の橋 英題:The Bridges of Madison County
ミュージカル主演女優賞ノミネート
もしも『王様と私』がトニー賞のミュージカル・リバイバル作品賞とかにノミネートされたらトニー賞授賞式で渡辺謙がケリー・オハラとパフォーマンスをすることになるかもね。王様の恰好したケン・ワタナベが!歌う!踊る!うわぁー、すごいぞ。(いやまぁ、無事上演されたうえ、トニー賞にノミネートされなきゃダメだけど。) 渡辺謙さんはどのくらい歌えるんだろうか……ケリー・オハラと組んで歌って踊る役なんだから彼女と比べて著しく見劣りがするような歌唱力と声量ならそもそも配役されないだろうし。声量があるといいね。
(2015/06/07 追記) 昨年7月にこんなこと(↑)書いておりましたが、妄想が現実になりました。渡辺謙さんはミュージカル主演女優賞ノミネートのケリー・オハラとミュージカル助演女優賞ノミネートのルーシー・アン・マイルズとともにトニー賞授賞式でパフォーマンスをすることになりました! “Getting to Know You” と “Shall We Dance?” を披露するとのこと。(だから渡辺謙さんは少しだけ歌って台詞を喋って踊ることにはなるんじゃないかと。)すごい。マジで。信じられない……ああっ、すごいことだ。日本人俳優がトニー賞授賞式の舞台上でメインキャストとして歌って踊るなんて、こんなこと、私が生きているうちにはもう二度とないかもしれん。 ― 1996年(第50回)トニー賞授賞式でのドナ・マーフィとルー・ダイアモンド・フィリップスのパフォーマンス動画も下のほうに載せてありますが、あんな感じになるんでしょうな。
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【 王様と私 】
原作は小説『Anna and the King of Siam』(アンナとシャム王)。 この小説を原作とした映画『アンナとシャム王』(英題:Anna and the King of Siam)が作られ1946年に公開されました。
『アンナとシャム王』(1946年) 英題:Anna and the King of Siam
監督|ジョン・クロムウェル John Cromwell
アンナ|アイリーン・ダン Irene Dunne
モンクット王|レックス・ハリソン Rex Harrison
Anna and the King of Siam (1946) - Trailer
舞台ミュージカルの初演は1951年。アンナ役はガートルード・ローレンス(Gertrude Lawrence)、王様役はユル・ブリンナー(Yul Brynner)。 第6回トニー賞にてミュージカル作品賞 / 主演女優賞(ガートルード・ローレンス) / 助演男優賞(ユル・ブリンナー)をはじめ5部門にノミネート、そしてノミネートされた5部門すべてで受賞。この『王様と私』の王様役はユル・ブリンナーの当たり役となり、ブリンナーは生涯を通じてこの役を演じ続けました。
1956年にミュージカル映画化。舞台版のキャストであったユル・ブリンナーが映画版でも王様役を務めました。ブリンナーはこの役で1956年度(第29回)アカデミー賞主演男優賞を受賞しています。
映画『王様と私』(1956年) 英題:The King and I
監督|ウォルター・ラング Walter Lang
アンナ役|デボラ・カー Deborah Kerr (歌唱吹き替え:マーニ・ニクソン)
王様役|ユル・ブリンナー Yul Brynner
1979年ロンドン公演バージョン。
The King And I - Royal Variety Performance 1979
アンナ役|バージニア・マッケンナ Virginia McKenna
(1979年ローレンス・オリヴィエ賞ミュージカル女優賞 受賞)
王様役|ユル・ブリンナー
バージニア・マッケンナ、良い声。巧いわー。『野生のエルザ』(1965年)の主演の女優さんかぁ……歌、巧いんですね。というか舞台出身の人で、元々歌えるんですね。知らなかった。(知らないことばっかりで……。)
1996年にリバイバル上演された時には第50回トニー賞でミュージカル主演男優賞(ルー・ダイアモンド・フィリップス)をはじめ8部門にノミネート。ミュージカル・リバイバル作品賞、ミュージカル主演女優賞(ドナ・マーフィ)をはじめ4部門を受賞しました。
1996年(第50回)トニー賞授賞式での『王様と私』チームのパフォーマンス。
The King and I 1996 Tony Awards
アンナ役|ドナ・マーフィ Donna Murphy
王様役|ルー・ダイアモンド・フィリップス Lou Diamond Phillips
リバイバルでもトニー賞受賞しているんですね。こりゃあ2015年版もプレッシャーかかるわ。……でも、もしもケン・ワタナービの舞台ミュージカルが好評なら、もしかしたらミュージカル映画としてリメイク、っていう話も出てくるかもしれんし…… 1999年の『アンナと王様』もありますけど、あれはミュージカル映画じゃないし、ミュージカル映画としてはリメイクし頃でしょ?映画化するとあの王様像が問題視されるでしょうけど、こうして舞台化もされるわけだし、映画だって工夫すれば何とかなりそうな気もするし。(ああ、妄想が止まらない……)
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【渡辺謙さん 舞台歴】 (ウィキペディアより)
● 悲劇・ブリタニキュス(1980年、演劇集団 円)
● 下谷万年町物語(1981年、蜷川幸雄 演出) パルコ劇場
● 冬のライオン(1981年、演劇集団 円)
● バジャゼ(1981年、演劇集団 円)
● プラトーノフ(1982年、演劇集団 円)
● 花粉熱(1984年、演劇集団 円)
● ピサロ(1985年、パルコ・山崎努プロデュース公演) パルコ劇場
アタワルパ 役
● ハムレット(1988年、蜷川幸雄 演出) スパイラルホール
主演・ハムレット 役
● 永遠 Part2(2001年、演劇集団 円)
● ホロヴィッツとの対話(2013年、三谷幸喜演出) パルコ劇場・シアターBRAVA!
主演・調律師フランツ=モア 役
三谷幸喜×渡辺謙
「ホロヴィッツとの対話」(2013年)舞台稽古 ダイジェスト
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