2014アカデミー賞外国語映画賞:リトアニアからの出品作が決定

リトアニア代表作は2013年ワルシャワ国際映画祭にて審査員特別賞を受賞した Ignas Jonynas 監督作『The Gambler(英題)』に決まりました。



リトアニアからの出品作
The Gambler(2013年)
原題|Lošėjas(Losejas)
監督|Ignas Jonynas


IMDb|Lošėjas
http://www.imdb.com/title/tt2924336/




Lošėjas(The Gambler) - Trailer


このトレーラーのBGM、いいですね。




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2014アカデミー賞外国語映画賞:ベルギーからの出品作が決定(『サンドラの週末』)

ベルギー代表作は2014年カンヌ国際映画祭のコンペティション部門へピックアップされた、マリオン・コティヤール主演×ダルデンヌ兄弟監督作『サンドラの週末』に決まりました。



ベルギーからの出品作
サンドラの週末
英題|Two Days, One Night
原題|Deux Jours, Une Nuit
監督|ジャン=ピエール・ダルデンヌ Jean-Pierre Dardenne
   リュック・ダルデンヌ Luc Dardenne
製作国|ベルギー / フランス / イタリア


IMDb|Deux jours, une nuit
http://www.imdb.com/title/tt2737050/


(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら)【ストーリー】サンドラは理解ある夫の助けを得て仕事を続けているが、業績はあまり芳しくなく、自分自身の席を確保するためにも従業員たちにボーナスを諦めてもらう必要があった。気の重い仕事だったが、今度の週末中に同僚たちを訪ねて回り、説得する必要に迫られていた。 【ここに注目】『ロゼッタ』『ある子供』で2度のカンヌ国際映画祭パルムドールの栄誉を手にした、ベルギーのダルデンヌ兄弟が手掛ける人間ドラマ。仕事を続けるために憎まれ役を買って出たヒロインの苦悩や葛藤を描写する。オスカー女優のマリオン・コティヤールが主演を務め、ダルデンヌ兄弟作品常連のオリヴィエ・グルメらが共演を果たす。カンヌ国際映画祭に強い隣国ベルギーの巨匠監督が、3度目のパルムドールを手にするかに期待が膨らむ。


(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より)こちら)【解説】サンドラ(マリオン・コティヤール)には週末しか残されていません。彼女が仕事を失わないために夫の力を借りて同僚のもとに行き、賞与を諦めるように説得するには1度のチャンスしかないのです。




●『サンドラの週末』主演のマリオン・コティヤールは、2014年度(第87回)アカデミー賞主演女優賞にノミネートされました。(2015/01/16付け)




イギリス版トレーラー。
Two Days, One Night - Official UK Trailer #1(英語字幕付き)





映画『サンドラの週末』日本版予告編 (ナレーション|中谷美紀)


(2015/04/09 記) 日本版予告編は、被写体を舐め回すようなねちっこい(まるで視姦するかのような)カメラワークを感じさせない作りになっている。




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2014アカデミー賞外国語映画賞:ブラジルからの出品作が決定

ブラジル代表作は2014年ベルリン国際映画祭 国際映画批評家連盟賞(パノラマ部門)&テディ賞 受賞のダニエル・リベイロ監督作『The Way He Looks(英題)』に決まりました。



ブラジルからの出品作
The Way He Looks
原題|Hoje eu quero voltar sozinho
監督|ダニエル・リベイロ Daniel Ribeiro


IMDb|Hoje Eu Quero Voltar Sozinho
http://www.imdb.com/title/tt1702014/



The Way He Looks - Hoje Eu Quero Voltar Sozinho | official trailer (2014)



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ブラジルは、代表作選考にエントリーされた18作品のリストを発表していました。以下のとおり。

【参照先】
ブラジル文化省(Ministério da Cultura / MinC) 
公式サイト http://www.cultura.gov.br/
2014年09月14日付け E o Oscar vai para...(英訳|And the Oscar goes to ...)


■印……ブラジル代表作


A Grande Vitória
監督|Stefano Capuzzi


A Oeste do Fim do Mundo
監督|Paulo Nascimento


アマゾン大冒険 世界最大のジャングルを探検しよう!(ドキュメンタリー作品)
原題/英題|Amazonia
監督|ティエリー・ラコベール Thierry Ragobert
製作国|ブラジル / フランス
※ 2013年ベネチア国際映画祭 クロージング上映作品


Dominguinhos
監督|Eduardo Nazarian
   Joaquim Castro
   Mariana Aydar


Sheep's Clothing
原題|Entre Nós
監督|パウロ・モレッリ Paulo Morelli
製作国|ブラジル
※ 2013年ローマ国際映画祭コンペティション部門へ選出


Exercício do Caos
監督|Frederico Machado


Getúlio
監督|João Jardim


The Way He Looks
原題|Hoje eu quero voltar sozinho
監督|ダニエル・リベイロ Daniel Ribeiro
製作国|ブラジル
※ 2014年ベルリン国際映画祭 国際映画批評家連盟賞(パノラマ部門)&テディ賞 受賞


Jogo de Xadrez
監督|Luís Antônio Pereira


Minhocas
監督|Paolo Conti e Arthur Nunes


Não pare na pista: a melhor história de Paulo Coelho
監督|Daniel Augusto


O Homem das Multidões
監督|Marcelo Gomes e Cao Guimarães


A Wolf at the Door
原題|O Lobo atrás da Porta(O Lobo Atrás da Porta)
監督|フェルナンド・コインブラ Fernando Coimbra
製作国|ブラジル
※ 2013年サン・セバスティアン国際映画祭 オリゾンテ賞(=オリゾンテ・ラテーノス部門 最優秀作品賞) 受賞


O menino e o mundo
監督|Alê Abreu


O menino no espelho
監督|Guilherme Fiúza Zenha


Praia do Futuro
監督|カリム・アイノズ Karim Aïnouz
製作国|ブラジル / ドイツ
※ 2014年ベルリン国際映画祭コンペティション部門へ選出


Serra Pelada
監督|Heitor Dhalia


Tatuagem
監督|Hilton Lacerda


ブラジル文化省のサイトでブラジル代表作選考にエントリーしている全作品名を公表しているんだよ。全作品、予告編付きで。すごいなあ。このアカデミー賞外国語映画賞部門への出品をブラジル映画を世界へ売り込むための国家戦略の一環として重視しているということの証ですよ。我が国の代表作選考&公表の仕方とのこの違いようったら……日本では何名で(誰が)選んでいるのか、エントリーされた作品の数や作品名が一切公表されない。世間の人も(そして映画ファンすらも)代表作選考過程なんて殆ど関心無いみたいだし、映画業界の人からも「選考内容をオープンにすべき」などという提言もない。マスコミも指摘しない。オープンにしたらマズイことでもあるんでしょうかね。(これじゃたとえ不正があったって分かりゃしない。一切、公表しないでおいて「不正などあり得ない」とか主張されたってねぇ) 日本も、選考委員の数とその名前/代表作選考への応募総数/最終選考に残った作品名、くらいは日本映画製作者連盟のサイトで公表すべきだと思う。




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2014アカデミー賞外国語映画賞:デンマークからの出品作が決定

デンマーク代表作は『Sorrow and Joy(英題)』に決まりました。


『Sorrow and Joy(英題)』は2013年ローマ国際映画祭コンペティション部門へ選出。また、2013年度ロベルト賞(Robert Award / ”デンマークのアカデミー賞”と呼ばれる)へ10部門ノミネート、うち1賞を受賞しています。



アカデミー賞外国語映画賞受賞が1回/ノミネートが2回/「最終選考に残った9作品」入りが1回、とデンマークは2010年代に入って絶好調です。



デンマークからの出品作
Sorrow and Joy(2013年)
原題|Sorg og glæde
監督|ニルス・マルムロス Nils Malmros


IMDb|Sorg og glæde
http://www.imdb.com/title/tt3089978/




Sorg og glæde (Sorrow and Joy) - Trailer



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デンマークは最終選考に残った3作品のショートリストを発表していました。
最終選考に残っていた作品は以下のとおり。


Speed Walking
原題|Kapgang
監督|ニールス・アルデン・オプレヴ Niels Ardern Oplev


愛する人へ(←トーキョーノーザンライツフェスティバル2016での邦題)
英題|Someone You Love
原題|En du elsker
監督|ペアニル・フィシャー・クリステンセン Pernille Fischer Christensen


Sorrow and Joy
原題|Sorg og glæde
監督|ニルス・マルムロス Nils Malmros




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2014アカデミー賞外国語映画賞:モロッコからの出品作が決定

モロッコ代表作はHassan Benjelloun 監督作『The Red Moon(英題)』に決まりました。



モロッコからの出品作
The Red Moon(2013年)
原題|La Lune Rouge
監督|Hassan Benjelloun


IMDb|La lune rouge (2013)
http://www.imdb.com/title/tt2949504/




La Lune Rouge (القمر الأحمر) - Trailer
Directed by Hassan Benjelloun





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2014アカデミー賞外国語映画賞:チェコ共和国からの出品作が決定

チェコ共和国代表作は2014年カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭のコンペティション部門へ選出された、アンドレア・セドラツコヴァ監督作『Fair Play』に決まりました。


アンドレア・セドラツコヴァは映画編集者として2005年『戦場のアリア』や2009年『君を想って海をゆく』等を手掛けています。IMDbによると、映画編集者として働くいっぽうで2000年頃より映画監督としても活動していて、この『Fair Play』は劇場用長編映画監督第三作目ということになるようです。



チェコ共和国からの出品作
Fair Play
監督|アンドレア・セドラツコヴァ Andrea Sedlácková(Andrea Sedláčková / Andrea Sedlackova)


IMDb|Fair Play
http://www.imdb.com/title/tt2199448/




Fair Play (2014) - Trailer
directed by Andrea Sedláčková


今年度のアカデミー賞外国語映画賞への代表作にはカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭絡みの作品が結構あるので、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭はもっと注目していかなければいけない映画祭なのかも。

ここによると「新人映画製作者にとっても見逃せない国際映画祭の一つ」になっているそう。ということは、多くの国が”新人監督作 / 監督作品数がまだまだ少ない人”の作品をその代表作として送り込んできているということですよね。つまり、どこの国も停滞気味で、”新しい風”が欲しい&期待している” ”新人発掘&後押しに力を入れている”ってことですかね。




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2014アカデミー賞外国語映画賞:パキスタンからの出品作が決定(『娘よ』)

パキスタン代表作は2014年トロント国際映画祭ディスカバリー部門へ選出された、アフィア・ナサニエル監督作『娘よ』に決まりました。


『娘よ』は2013年ゴッサム賞の ”女性映画監督へのスポットライト 'Live the Dream' 奨学金” 候補にもなっています。



パキスタンからの出品作
娘よ
英題|Daughter
原題|Dukhtar
監督|アフィア・ナサニエル Afia Nathaniel


IMDb|Dukhtar
http://www.imdb.com/title/tt3175888/




Dukhtar (Daughter) - Trailer(英語字幕付き)


(経歴からするとかなり恵まれた家庭のご出身なんでしょうけど、それでも)パキスタンで女性が映画の監督をするのは大変でしょうね。IMDbのプロフィールによると、アフィア・ナサニエル監督は生まれ故郷のラホール(パキスタン北部)の大学で数学とコンピュターサイエンスを勉強したあと映画製作へ転じ、アメリカのコロンビア大学で映画製作を学び、その後故郷へ戻って独立系映画会社を設立し、そこで映画を作っている、とのこと。




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2014アカデミー賞外国語映画賞:コロンビアからの出品作が決定

コロンビア代表作は2014年ズーリン国際児童・青年映画祭(Zlín International Film Festival for Children and Youth)へ選出された、マリア・ガンボア監督作『Mateo』に決まりました。



コロンビアからの出品作
Mateo
監督|マリア・ガンボア María Gamboa(Maria Gamboa)


IMDb|Mateo (2014)
http://www.imdb.com/title/tt3603406/




Mateo (2014) - Official Trailer 1(英語字幕付き)



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コロンビアは、最終選考に残った3作品のショートリストを発表していました。
最終選考に残っていた作品は以下のとおり。


ロス・ホンゴス(←2014年東京国際映画祭での邦題)
原題|Los Hongos
監督|オスカー・ルイズ・ナヴィア Oscar Ruiz Navia
製作国|コロンビア / フランス / アルゼンチン / ドイツ
※ 2014年ロカルノ国際映画祭 現代の映画人(シネアスツ・オブ・ザ・プレゼント)部門 審査員特別賞 受賞
※ 2014年ロッテルダム国際映画祭 Hubert Bals Fund Lions Film Award 受賞


Mateo
監督|マリア・ガンボア Maria Gamboa 
※ 2014年ズーリン国際児童・青年映画祭(Zlín International Film Festival for Children and Youth)へ選出


Tierra en la Lengua
監督|ルーベン・メンドーザ Rubén Mendoza(Ruben Mendoza)




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