アメリカ:ルイジアナ州ラファイエットの映画館で銃乱射、11人死傷|2015年7月23日(現地時間)








産経ニュース  2015年07月24日付け記事
米南部ルイジアナ州の映画館で乱射事件 2人死亡、7人負傷、犯人も自殺( ttp://www.sankei.com/world/news/150724/wor1507240021-n1.html )

【ニューヨーク=黒沢潤】米南部ルイジアナ州ラファイエットの映画館で23日夜、乱射事件が発生し、2人が死亡、7人が負傷した。犯人は自殺した。犯人は白人男性(58)といい、地元警察が犯行動機を調べている。館内には約100人がいた。ラファイエットは州南部に位置し、人口約12万人。

またか……


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【続報】




米ルイジアナ(Louisiana)州ラファイエット(Lafayette)の映画館で23日夜に起きた銃乱射事件で、2人を殺害し自殺した男は合法的に銃を購入していたことが分かった。 <中略> インターネット上の記録からは、ハウザー容疑者が陰謀論に傾倒し、ナチス(Nazi)への共感や政府に批判的な意見を持っていたことがうかがえる。精神的な問題も抱えていた記録があり、妻からは2008年に接近禁止命令の申し立てを起こされていた。


精神的な問題を抱えている人が合法的に銃を購入できる国。こんな事件が幾度となく繰り返されても銃規制は反対派が多くて一向に進まない。対応策としては「訓練を受けた警備員を増員して映画館の警備を強化する」「暗闇でも映る夜間カメラを設置し監視を強める」などが挙げられていましたが、抜本的処置には当然ならないし、警備を強化と言っても国内すべての映画館が充分に対応できるわけじゃないだろうし。アメリカで映画館離れの傾向がじんわりと広がっているのはこういう影響もあるでしょうね。こういう事件が起こるたび、真っ暗闇で見知らぬ人々に囲まれ(ほぼ)密室状態で数時間過ごすことになる映画館というものが不測のテロ行為や災害に対していかに脆弱であるかという事実が改めて周知徹底されるという格好だもの。

日本だって、週末の特典配布目当てに来る某映画ファンをさばくのに戦々恐々&四苦八苦している映画館(当地)が、チケット買うのにも長蛇の列で買ったはいいが入場口のチケットもぎりも大渋滞で上映開始に間に合うかどうか客がハラハラするような都内某映画館が、不測の事態に(それがたとえテロ行為じゃなくても地震や火災なんかにも。)対応なんて出来る?無理でしょ。


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(2015/08/21 追記)


シネマトゥデイ  2015年8月21日付け記事
米映画館、ついに手荷物検査実施へ!全米最大の映画館チェーン発表( ttp://www.cinematoday.jp/page/N0075851 )
全米最大の映画館チェーンであるリーガル・エンターテインメント・グループが、相次いだ銃撃事件を受けて、映画館入場の際に手荷物検査を実施すると発表した。 <中略> 「…… これにより、お客様にはご不便をおかけすること、そしてその検査によって、完全なる安全を保障できるわけではないことも承知しております。しかしながら、安全性を少しでも高めることは、その不便さに勝ると信じております」という声明を発表した。

”ここまでしないと客はもう映画館へ来てくれなくなる(配信へ流れてしまう)” ということでしょうね。



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