ジャパンタイムズ(The Japan Times)紙|「2015年 日本公開外国映画ベストテン」(ジョバンニ・ファツィオ氏 選 & 庄司かおり氏 選)

元記事
The Japan Times  2015年12月23日付け
Top 10 films of 2015: Like finding a needle in a haystack( ttp://www.japantimes.co.jp/culture/2015/12/23/films/top-10-films-2015-like-finding-needle-haystack/#.VnyGaa_UhZQ )


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ジャパンタイムズ(The Japan Times)紙 ジョバンニ・ファツィオ(Giovanni Fazio)氏による「2015年外国映画ベストテン」
Top 10 films of 2015: Like finding a needle in a haystack
(※ 日本での劇場未公開作 / TVドラマシリーズものを含む)

Like finding a needle in a haystack(まるで”ほし草の山の中に針を探す”ような感じ)



01.
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年)
英題:Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ Alejandro González Iñárritu
日本での劇場公開:2015年4月10日




02.
皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇(2013年)
英題:Narco Cultura
監督:シャウル・シュワルツ Shaul Schwarz
日本での劇場公開:2015年4月11日




03.
インサイド・ヘッド(2015年)
英題:Inside Out
監督:ピート・ドクター Pete Docter
共同監督:ロニー・デル・カルメン Ronnie Del Carmen
日本での劇場公開:2015年7月18日




04.
アクトレス~女たちの舞台~(2014年)
英題:Clouds of Sils Maria
仏題:Sils Maria
監督:オリヴィエ・アサイヤス Olivier Assayas
日本での劇場公開:2015年10月24日




05.
ビッグ・アイズ(2014年)
英題:Big Eyes
監督:ティム・バートン Tim Burton
日本での劇場公開:2015年1月23日




06.
ラビリンス 抜け出せないふたり(2013年)
英題:Some Velvet Morning
監督:ニール・ラビュート Neil LaBute
日本での公開状況:DVDスルー(2015年1月7日発売)




07.
ルック・オブ・サイレンス(2014年)
英題:The Look Of Silence
監督:ジョシュア・オッペンハイマー Joshua Oppenheimer
日本での劇場公開:2015年7月4日




08.
セッション(2014年)
英題:Whiplash
監督:デイミアン・チャゼル Damien Chazelle
日本での劇場公開:2015年4月17日




09.
MAD MEN マッドメン(シーズン7)エピソード14「Person to Person」(2015年)
英題:Mad Men, Season 7, Episode 14, ‘Person to Person’
監督:マシュー・ワイナー Matthew Weiner
日本での放映:未定




10.
Ex Machina(英題)(2015年)
監督:アレックス・ガーランド Alex Garland
日本での劇場公開:未定




ジョバンニ・ファツィオ氏は記事の中で「2015年は不作の年だった。公開された新作の大抵は既視感のあるものだった。劇場公開作は予算規模が大きくどっかんどっかんと爆破するシーンのある刺激的なスーパーヒーロー映画のような巨額の金を稼ぎ出すタイプと顎を撫でながらふむふむと訳知り顔で見るような”映画祭映画”の両極端に分かれてしまっており、魅力を失っている。文化的中間地帯と言えるようなものはTVとオンライン・ビデオに明け渡されてしまっている」(※意訳含む)と述べています。(「中間層が無い」というのはマーク・シリング氏が日本映画の現状として指摘した事と共通するものがあります。今年、洋画は興行的には好調で人気の洋画大作も数多く登場しました。しかし、公開作には傾向的な偏りがあり、ジョバンニ・ファツィオ氏からすると不作だった、ということでしょうか。)


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元記事
The Japan Times  2015年12月23日付け
Top 10 films of 2015: Inspired acting and difficult characters( ttp://www.japantimes.co.jp/culture/2015/12/23/films/top-10-films-2015-inspired-acting-difficult-characters/#.Vn0wZK_UhZQ )


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ジャパンタイムズ(The Japan Times)紙 庄司かおり(Kaori Shoji)氏による「2015年外国映画ベストテン」
Top 10 films of 2015: Inspired acting and difficult characters

Inspired acting and difficult characters(演技と困難な役どころ〔キャラクター〕にインスパイアされた作品)



01.
セッション(2014年)
英題:Whiplash
監督:デイミアン・チャゼル Damien Chazelle
日本での劇場公開:2015年4月17日




02.
サンローラン(2014年)
英題:Saint Laurent
監督:ベルトラン・ボネロ Bertrand Bonello
日本での劇場公開:2015年12月07日




03.
追憶と、踊りながら(2014年)
英題:Lilting
監督:ホン・カウ Hong Khaou
日本での劇場公開:2015年5月23日




04.
ザ・トライブ(2014年)
英題:The Tribe
原題:Plemya
監督:ミロスラヴ・スラボシュピツキー Miroslav Slaboshpitsky
日本での劇場公開:2015年4月18日




05.
サイの季節(2012年)
英題:Rhino Season
原題:Fasle kargadan
監督:バフマン・ゴバディ Bahman Ghobadi
日本での劇場公開:2015年7月11日




06.
ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年)
英題:Terminator Genysis
監督:アラン・テイラー Alan Taylor
日本での劇場公開:2015年7月10日




07.
ルック・オブ・サイレンス(2014年)
英題:The Look Of Silence
監督:ジョシュア・オッペンハイマー Joshua Oppenheimer
日本での劇場公開:2015年7月4日




08.
わたしに会うまでの1600キロ(2014年)
英題:Wild
監督:ジャン=マルク・ヴァレ Jean-Marc Vallée
日本での劇場公開:2015年8月28日




09.
グローリー/明日への行進(2014年)
英題:Selma
監督:エヴァ・デュヴァネイ Ava DuVernay
日本での劇場公開:2015年6月19日




10.
白い沈黙(2014年)
英題:The Captive
監督:アトム・エゴヤン Atom Egoyan
日本での劇場公開:2015年10月16日




庄司かおり氏は記事の中で「2015年の外国映画のラインナップは、あたかも映画通のために寄せ集められたかのような状況だった。しかし今年公開された作品群のにおいて特徴的で際立っていたのは”俳優の演技”で、映画の中のキャラクターがスクリーンの中から観客の心に触れてくるような存在になるよう俳優たちは誠意を尽くしていた。それらの演技は忘れがたいものであり気力に満ちたものだった。このような演技が見られる作品がひとつの年に集中するということはそうそう起こることではなく、そういうものを鑑賞した際にはまるで贈り物を貰ったかのような気分になるでしょう」(※意訳含む)と述べています。




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ジャパンタイムズ(The Japan Times)紙|「2015年 日本映画ベストテン」(マーク・シリング氏 選)

元記事
The Japan Times  2015年12月23日付け
Top 10 films of 2015: War, slackers and a love hotel( ttp://www.japantimes.co.jp/culture/2015/12/23/films/top-10-films-2015-war-slackers-love-hotel/#.Vnx_Dq_UhZQ )



ジャパンタイムズ(The Japan Times)紙 マーク・シリング(Mark Schilling)氏による「2015年(日本映画)ベストテン」
Top 10 films of 2015: War, slackers and a love hotel

War, slackers and a love hotel(戦争、無気力で無目的な若者〔ゴミクズ同然の人〕たち、そしてラブホテル



01.
恋人たち
英題:Three Stories of Love
監督:橋口亮輔 Ryosuke Hashiguchi




02.
野火
英題:Fires on the Plain
監督:塚本晋也 Shinya Tsukamoto




03.
百円の恋
英題:100 Yen Love
監督:武正晴 Masaharu Take




04.
海街diary
英題:Our Little Sister
監督:是枝裕和 Hirokazu Koreeda




05.
さよなら歌舞伎町
英題:Kabukicho Love Hotel
監督:廣木隆一 Ryuichi Hiroki




06.
きみはいい子
英題:Being Good
監督:呉美保 Mipo Oh




07.
お盆の弟
英題:Obon Brothers
監督:大崎章 Akira Ohsaki




08.
バクマン。
英題:Bakuman
監督:大根仁 Hitoshi Ohne




09.
ロマンス
英題:Round Trip Heart
監督:タナダユキ Yuki Tanada




10.
螺旋銀河(らせんぎんが)
英題:Antonym
監督:草野なつか Natsuka Kusano




マーク・シリング氏は記事の中で「日本映画の現状に関して楽観的にはなれない。その一因には中規模予算映画の衰退がある。才能ある多くの監督たちは完全に商業的になるかまたは極度にインディ化していっている。小規模予算の映画自体は劣っているわけではないけれど、題材(主題)が限定的になる傾向にある(=同じような題材の作品ばかりになりがち)」(※意訳含む)と述べています。




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