2016年度(第89回)アカデミー賞外国語映画賞|韓国からの出品作 決定

韓国代表作はキム・ジウン監督作『The Age of Shadows(英題)』に決まりました。『The Age of Shadows(英題)』は2016年ベネチア国際映画祭のコンペティション外部門や2016年トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門へ選出されています。



韓国からの出品作
The Age of Shadows
原題|Miljeong / Mil-jeong / 밀정
監督|キム・ジウン Kim Jee-woon
米国配給|CJ エンターテインメント・アメリカ


IMDb|The Age of Shadows
http://www.imdb.com/title/tt4914580/




kstyle.com  2016年08月30日付け記事
ソン・ガンホ&コン・ユ主演映画「密偵」第89回アカデミー外国語映画賞の出品作に選定(注|「密偵」は原題(韓国語)の日本語直訳。正式な邦題ではありません。)( ttp://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2051662&categoryCode=MV )
30日、映画振興委員会は公式サイトを通じて「全般的に優れた演出力が際立つ映画はたくさんあった。それぞれの個性や長所及び短所もはっきりしており、審査委員の間でも熾烈な討論があった。その結果、審査基準と配点基準に基づいて相対的に(受賞の) 可能性の高い『密偵』を選定した」と明かした。続いて「『密偵』は作品の美学的な完成度のみならず、監督及び俳優の知名度、海外配給及びマーケティングにおいても高い点数を得た」と伝えた。

「作品の美学的な完成度のみならず、監督及び俳優の知名度、海外配給及びマーケティングにおいても高い点数を得た」……選出するにあたってそういうこと、考慮するよね、ふつうは。




kstyle.com の紹介記事より (注|「密偵」は原題(韓国語)の日本語直訳。正式な邦題ではありません。)
敵と仲間をなかなか区別できない混沌の時代、義烈団(ぎれつだん) の情報を掘り出す朝鮮人出身の日本警察イ・ジョンチュル役のソン・ガンホと武装独立運動団体、義烈団の新しいリーダーキム・ウジンに扮したコン・ユがお互いの正体と意図を知りながらも本音を隠したまま隠密に接触する姿は、時代の両極端に立っている2人の関係が今後どのように変化していくか、観客がまったく予想できない張り詰めた緊張感を届ける。「密偵」はワーナーブラザーズの初めてとなる韓国映画投資作だ。韓国で今年下半期に公開される。





2016 Movie THE AGE OF SHADOWS (밀정) - First Trailer


韓国は過去に代表作として優秀な作品も相当数出品してきてはいるのですが、巡り合わせが悪いと言いましょうか、未だに「最終選考に残る9作品入り」すら出来ていません。今回、予告編を見る限りでは「最終選考に残る9作品入り(ショートリスト入り)」、イケるんじゃないかなあと思うのですが、さてどうなるでしょうか。(私の見立ては当てにならないのですけどもね。)





[밀정] The Age of Shadows (2016) - Official Trailer(英語字幕付き)


↑上の予告編よりこっちの予告編のほうがいい。予告編自体の出来が良いなあ。(誰の台詞なのか分からないけれど)日本語の発音も悪くないですね。(追記|鶴見辰吾さんも出演しているようなので日本語の台詞は鶴見さんのものなのかも。)これ、見たいわー。面白そう。ソン・ガンホはほんと素晴らしい。

(サスペンス・オンリーじゃなくて)ドラマ部分にも厚みがあるものであれば、これ、韓国悲願のアカデミー賞外国語映画賞ノミネートもあるかもよ。ワーナーのローカル・プロダクションだから賞レースで見込みがありそうならアメリカ国内でワーナーがキャンペーンするんだろうし、大手の映画会社が付いているのは有利。




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