2016年度(第89回)アカデミー賞外国語映画賞|タイからの出品作 決定

タイ代表作は Kanittha Kwanyu(Kanittha Kwunyoo)監督作『Karma(英題)』に決まりました。



タイからの出品作
Karma(2015年)
原題|Arpat
監督|Kanittha Kwanyu(Kanittha Kwunyoo)


IMDb|Arpat
http://www.imdb.com/title/tt5365042/




ตัวอย่าง อาบัติ (Official Trailer)





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2016年度(第89回)アカデミー賞外国語映画賞|ロシアからの出品作 決定

ロシア代表作は2016年ベネチア国際映画祭のコンペティションへ選出され銀獅子賞(監督賞)を受賞したアンドレイ・コンチャロフスキー監督作『Paradise(英題)』に決まりました。

アンドレイ・コンチャロフスキー監督作がロシア代表作に選ばれるのはこれで2回目。前回は、2002年度(第75回)の『House of Fools(英題)』でした。



ロシア代表作はここ10年のうち2度ノミネート。2007年度(第80回)にニキータ・ミハルコフ監督作『12人の怒れる男』で、2014年(第87回)にアンドレイ・ズビャギンツェフ監督作『裁かれるは善人のみ』で同部門へノミネートを果たしています。



ロシアからの出品作
Paradise
原題|Rai / Рай
監督|アンドレイ・コンチャロフスキー Andrei Konchalovsky
製作国|ロシア / ドイツ


IMDb|Ray
http://www.imdb.com/title/tt4551318/



〔2016年ベネチア国際映画祭|シネマトゥデイの作品紹介(こちら)より〕【ストーリー】フランスでレジスタンス活動に身を投じたロシア貴族出身のオルガ、フランス人レジスタンスの同志ジュールス、ナチス高官ヘルムート。第二次世界大戦下、国籍も生まれ育った環境も全く異なる3人の人生が交錯する。【ここに注目】ロシアの芸術一家に生まれ、弟のニキータ・ミハルコフと共に、ロシア映画界を代表する映画監督であるアンドレイ・コンチャロフスキーの最新作。本映画祭では『白夜と配達人』(2014・日本劇場未公開)で銀獅子賞を受賞。プライベートでも監督のパートナーであるユリア・ヴィソツカヤをキャストに迎え、戦時下を生き抜こうとする3人の男女の宿命を追った壮大な物語が紡がれる。





Venezia 73: Paradise - Trailer(英語字幕付き)


戦争(ナチスもの)映画、多いなあ。白黒映画も。




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2016年度(第89回)アカデミー賞外国語映画賞|デンマークからの出品作 決定(『ヒトラーの忘れもの』)

デンマーク代表作は2015年東京国際映画祭のコンペティションへ選出され最優秀男優賞(受賞者|ローラン・モラー&ルイス・ホフマン)を受賞したマルティン・サンフィリート監督作『ヒトラーの忘れもの』に決まりました。『ヒトラーの忘れもの』は2016年トロント国際映画祭プラットフォーム部門へも選出されました。北米配給はソニー・ピクチャーズ・クラシックス。



デンマーク代表作は2010年代に入ってから絶好調。すっかりこの部門のノミネート常連国になりました。

2010年度からの2015年度までの6回のうち、最終選考に残る9作品入りすらしなかったのはたったの1回のみ。受賞が1回、ノミネートが3回(受賞した年を含めると4回)、最終選考に残る9作品入りしたのが1回(受賞&ノミネートした年を含めると5回)。

このように近年はフランスやドイツ以上の高成績を上げています。



デンマークからの出品作
ヒトラーの忘れもの(2015年)
別邦題|地雷と少年兵(←2015年[第28回]東京国際映画祭での邦題)
英題|Land of Mine
原題|Under sandet
監督|マルティン・サンフィリート(マーチン・ピータ・サンフリト) Martin Zandvliet
製作国|デンマーク / ドイツ


IMDb|Under sandet
http://www.imdb.com/title/tt3841424/



〔東京国際映画祭の作品紹介(こちら)より〕【作品解説】終戦直後、デンマークの海岸沿いに埋められた無数の地雷の撤去作業に、敗残ドイツ軍の少年兵が動員される。憎きナチ兵ではあるが、戦闘を知らない無垢な少年たちを前に、指揮官の心情は揺れる。憎しみの中、人間に良心は存在するか? 残酷なサスペンスの中で展開する感動のドラマ。/本作はフィクションであるが、史実をベースにしている。二次大戦中にデンマークの海岸に埋められた地雷の数は2百万個に上り、戦後にその処理で900人が死んだという。脚本家としても実績のあるザンドヴリエット監督は、アルコール依存症からの復帰を期す人気女優(『Applause』)や、タイに妻を求めに行く孤独なボディービルダー(『Teddy Bear』/脚本参加)など、特異な人物像の造形に長けている。新作では、良心の痛みと葛藤する指揮官と、背負わされた罪の重さを自覚しながら明日を夢見る少年たちを描く脚本を、3年がかりで完成させた。少年兵を全員新人が演じていることや、死の恐怖と残酷なコントラストをなす美しい海岸線が、実際に地雷が撤去された場所で撮影されたことなどが映画のリアリティを高めている。





Under Sandet – Official Trailer


デンマークは今年も戦争絡みの作品を送ってきました。今作は世界各地の映画祭で観客賞を獲っていますが、この予告編をみるとその理由が分かるような気がします。(上↑に引用/転記してありますが、東京国際映画祭の今作の作品紹介文も素晴らしい。) 昨年度の外国語映画賞部門の傾向からすると、デンマーク代表作、今年もイケるかも。北米配給ソニー・ピクチャーズ・クラシックスだし。「最終選考に残る9作品」入り、さらにそれ以上の結果も出るか!?





Land of Mine | Under Sandet - Trailer(英語字幕付き)






『ヒトラーの忘れもの』日本版予告編



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デンマークは最終選考に残った3作品のショートリストを発表していました。
最終選考に残っていた作品は以下のとおり。


The Commune
原題|Kollektivet
監督|トマス・ヴィンターベア Thomas Vinterberg



Walk with Me
原題|De standhaftige
監督|リーサ・オリーン Lisa Ohlin



ヒトラーの忘れもの(2015年)
別邦題|地雷と少年兵(←2015年[第28回]東京国際映画祭での邦題)
英題|Land of Mine
原題|Under sandet
監督|マルティン・サンフィリート Martin Zandvliet




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