2017年度(第12回)アジア・フィルム・アワード|作品賞受賞作&ノミネート作品のトレーラー

第12回アジア・フィルム・アワードの授賞式は2018年3月17日にマカオで行われました。



12th Asian Film Awards – Nominees 2018 – Asian Film Festivals


Variety.com
Asian Film Awards: ‘Youth’ Wins Top Prize From ‘Demon Cat’



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【2017年度(第12回)アジア・フィルム・アワード|作品賞受賞作&ノミネート作品のトレーラー】

★印 & ピンク文字 … 作品賞受賞



芳華(ほうか) - Youth -
 別邦題|芳華(ファンホァ)-Youth-(2018年 電影2018|日中映画交流事業 での邦題)
 英題|Youth
 原題|芳华 / 芳華
 製作国|中国
 監督|フォン・シャオガン Feng Xiaogang(馮小剛)
※ 2017年(第42回)トロント国際映画祭 スペシャル・プレゼンテーション部門 出品


2018年 電影2018|日中映画交流事業 から)作品紹介|1970 年代の中国、軍隊芸術団に青春を捧げる青年たち。 劉峰(リュー・フォン)は純朴で人助けが好きな好青年として仲間に信頼されている。何小萍(フー・シャオピン)は希望と理想を持って芸術団に入団したが、農村出身であるため芸術団の先輩たちにいじめられている。激動の時代、恋の動悸、人々が運命に翻弄され、思わぬ結末に…/中国で2017年最高の感動作として爆発的ヒットが続くフォン監督の最新作。上映1ヶ月で興行収入14億元(約230億円)監督個人興行収入記録を塗り替えた作品。




Youth 芳华|Youth 芳華 (2017) - Official Chinese Trailer


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天使は白をまとう(2017年 [第18回] 東京フィルメックスでの邦題)
 英題|Angels Wear White
 原題|嘉年華
 製作国|中国 / フランス
 監督|ヴィヴィアン・チュイ Vivian Qu(文晏)
※ 2017年(第74回)ベネチア国際映画祭 コンペティション部門 出品



2017年 [第18回] 東京フィルメックス より)作品紹介|少女への性的暴行事件が発生したリゾート地のモーテル。フロントで夜勤していた女性はオーナーの圧力で嘘の証言をするも、やがて、ある行動に出る。中国インディペンデント映画の名作を製作してきたヴィヴィアン・チュウが監督。ヴェネチア映画祭コンペ部門で上映。




『天使は白をまとう』(Angels Wear White)






Angels wear White (嘉年华, 2017) de Vivian Qu




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Newton(英題/原題)
 製作国|インド
 監督|アミット・ヴィ・ マサーカル Amit V Masurkar
※ 2017年度(第90回)アカデミー賞外国語映画賞インド代表作



Newton | Official Trailer




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それから
 英題|The Day After
 原題| Geu-hu
 製作国|韓国
 監督|ホン・サンス Hong Sang-soo
※ 2017年(第70回)カンヌ国際映画祭 コンペティション部門 出品



『それから』公式サイト より)あらすじ|アルム(キム・ミニ)は、著名な評論家でもあるボンワン(クォン・ヘヒョ)が社長をつとめる小さな出版社“図書出版 カン”に勤めることになった。ボンワンは、毎朝4時半に起きて出勤し夜遅くまで帰らないことで、妻に浮気を疑われている。アルム初出勤の日、事務所に踏み込んできた女に、アルムはいきなり殴られた。浮気の証拠を見つけたボンワンの妻(チョ・ユニ)が、アルムを夫の愛人だと勘違いしたのだ。追い詰められたボンワンは、不倫の相手は外国に行ってしまい、居場所は知らないと答える。 夜、ボンワンはアルムをお詫び代わりに食事に連れて行く。アルムは仕事を辞めると告げるが引き止められる。ところがそこに、アルムの前任者でボンワンの浮気相手であるチャンスク(キム・セビョク)が前触れもなく姿を現す。そして、舌の根も乾かぬうちに、二人から出版社を辞めて欲しいと頼まれるアルム。あまりの理不尽さに憤るが、アルムは数冊の本をもらい出版社を後にする。それから……。ボンワンの評論が有名な賞を受賞した。アルムがお祝いを伝えるために、“図書出版 カン”を訪れると――。




映画『それから』(2017年)日本版予告編




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三度目の殺人
 英題|The Third Murder
 製作国|日本
 監督|是枝裕和 Hirokazu Kore-eda

※ 2017年(第74回)ベネチア国際映画祭 コンペティション部門 出品



『三度目の殺人』予告編




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ところが 監督賞部門は、監督作が作品賞へノミネートされなかった監督が3名も入り、しかも監督作が作品賞へノミネートされなかった人が受賞している……



【監督賞】 ★印 … 受賞

石井裕也 Yuya Ishii
 作品|映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ
 英題|The Tokyo Night Sky Is Always the Densest Shade of Blue
 製作国|日本



チェン・カイコー Chen Kaige
 作品|空海 -KU-KAI- 美しき王妃の謎
 英題|Legend of the Demon Cat
 製作国|中国 / 日本



シルヴィア・チャン(張艾嘉) Sylvia Chang
 作品(英題)|Love Education
 原題|相愛相親
 製作国|台湾



アン・ホイ(許鞍華) Ann Hui
 作品(英題)|Our Time Will Come
 原題|明月幾時有
 製作国|香港



ホン・サンス Hong Sang-soo
 作品|それから
 英題|The Day After
 原題| Geu-hu
 製作国|韓国



フォン・シャオガン Feng Xiaogang(馮小剛)
 作品|芳華(ほうか) - Youth -
 別邦題|芳華(ファンホァ)-Youth- (2018年 電影2018|日中映画交流事業 での邦題)
 英題|Youth
 原題|芳华 / 芳華
 製作国|中国



アジア地区以外の大きな国際映画祭へ出品歴のある作品を作品賞へ並べアジア・フィルム・アワードの格を保たせるようにし、監督賞は地区内の主要国へほぼ均等に目配りした結果、こうなったということ? 他を圧倒するような作品がなかったということでしょうが、アジア地区映画全体の地盤沈下を示しているような感じがしないでもない。

監督賞のメンツがこの5名ならば、作品賞を受賞した『芳華 -Youth-』のフォン・シャオガン監督へ監督賞が行くのが自然な流れではないの? 『芳華 -Youth-』は本当に作品そのものの出来自体で評価されたのだろうか? 作品賞と監督賞、変なバランス。不可解。




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