2012アカデミー賞外国語映画賞:カナダからの出品作が決定(『魔女と呼ばれた少女』)

カナダ代表作は2012年ベルリン国際映画祭銀熊賞(女優賞)や2012年トライベッカ映画祭ワールド・ナラティブ部門作品賞と主演女優賞を受賞した、キム・グエン監督作『魔女と呼ばれた少女』に決定しました。

2012年カンヌ国際映画祭ある視点部門の女優賞&併設賞であるクィアパルム賞や2012年トロント国際映画祭カナダ製作映画賞を受賞した、グザヴィエ・ドラン監督作『わたしはロランス』は落選。


カナダ代表作となった『魔女と呼ばれた少女』と落選した『わたしはロランス』、どちらも代表作として出品されてくればノミネートの有力候補となるであろうと目されていた作品でした。おそらくカナダの国内選考は激戦だったのではないでしょうか。



カナダは1980年代に2度ノミネート(どちらもドゥニ・アルカン監督作)していますが、その後は同部門との縁が遠ざかってしまいました。13年間のノミネートできない時代を挟んで、2003年度には"三度目の正直"といいましょうかドゥニ・アルカン監督の『みなさん、さようなら』が見事受賞を果たしました。受賞で弾みがついたのか、その後はノミネート3回・「最終選考に残る9作品」入りが2回と快進撃が続いている状況です。残念ながらノミネートを逃した2009年度もノミネート有力視されていましたし、近年はカナダがどの作品を代表作として送り込んでくるかに関心が集まるようになっています。



カナダからの出品作
魔女と呼ばれた少女
英題|War Witch
原題|Rebelle
監督|キム・グエン Kim Nguyen



(シネマトゥデイの作品紹介より) 【ストーリー】内戦中のアフリカの村で、突然現れた反乱軍によって少女の村は焼き払われ、両親も殺されてしまう。さらわれてジャングルに連行された彼女は、無理やり子ども兵としての訓練を受けさせられ、さらには血も涙もない指揮官の夜の相手まで務めさせられていた。





War Witch (2012) - Official Trailer (1分31秒)





映画『魔女と呼ばれた少女』日本版予告編






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