2013年カンヌ国際映画祭:メイン・コンペティションへエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップ(パート2)

2013年(第66回)カンヌ国際映画祭のメイン・コンペティションへエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップです。

2013年(第66回)カンヌ国際映画祭は、2013年05月15日から05月26日まで。

● カンヌ国際映画祭 公式サイト(日本語ページ)
  http://www.festival-cannes.com/jp.html


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パート1からのつづき



The Immigrant (読み|ジ・イミグラント) (ドラマ / ロマンス / ミステリー / サスペンス) 120分
旧英題:Lowlife
監督  ジェームズ・グレイ James Gray
製作国 アメリカ
撮影  ダリウス・コンジ
出演  ジェレミー・レナー、マリオン・コティヤール、ホアキン・フェニックス、   
     ダグマーラ・ドミンスク、アンジェラ・サラフィアン、アントニー・コローネ、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 1921年。2人姉妹のエヴァ(マリオン・コティヤール)とマグダは、生まれ故郷ポーランドを離れ、「約束の地」、ニューヨークへと向かいます。エリス島に到着すると、マグダは結核に患い、隔離されてしまいます。エヴァはたった1人きりで途方に暮れ、ふてぶてしいヒモのブルーノ(ホアキン・フェニックス)の罠に落ちます。マグダを救うため、エヴァはすべてを犠牲にする決心をし、覚悟の上で売春に身を投じます。オーランドにやってくると、ブルーノの従弟の手品師(ジェレミー・レナー)が彼女に自信と素晴らしい日々への希望を取り戻させてくれます。しかし、ブルーノの嫉妬は考えていませんでした...

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 アメリカ、ニューヨーク。ポーランド移民のエバ(マリオン・コティヤール)はバーレスクだけでは妹の薬代を稼ぎだせず、体を売る決意をする。そんな彼女の前に、売春あっせん人(ホアキン・フェニックス)のいとこだというマジシャン(ジェレミー・レナー)が現れ、姉妹に救いの手を差し伸べるが……。 / 【ここに注目】 今回は移民女性の苦難を脚本にしたというジェームズ・グレイ監督が、ポーランドからアメリカンドリームを夢見て米国に渡った移民女性と、彼女に関わる2人の男性を描く。本作で4度目のコラボレーションとなるホアキン・フェニックスを起用、ヒロインを苦しめる売春あっせん人を演じている。豪華キャストによる社会派ドラマとしても注目されること必至。

The Immigrant (2013) - Clip (1分52秒)
撮影:ダリウス・コンジ




The Immigrant (2013) - Clip (1分35秒)




※ 『The Immigrant』のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内でも見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers.html


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Grigris (読み|グリグリス) 100分
監督  マハマト=サレ・ハルーン Mahamat-Saleh Haroun
製作国 チャド / フランス 
出演   Soulémane Démé、Cyril Guei、Anaïs Monory、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 25歳のGrigris(Soulémane Démé)は麻痺した脚を切断しなければいけませんが、ダンサ-になることを夢見ています。しかし叔父が重病にかかり、その夢を諦めます。彼は叔父を助けるため、ガソリンの密売人になることを決意します。

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 25歳のグリグリ(Soulémane Démé)の下半身は麻痺(まひ)しているのだが、彼にはダンサーになるという夢があった。ところが、おじが重病になり、彼は夢を諦めて、ギャングの下でガソリンの密売をすることになる。 / 【ここに注目】 何度も父親と息子の関係をテーマにしてきた、チャド出身のマハマト=サレ・ハルーン監督。彼はアフリカ映画として13年ぶりに本映画祭に出品となった2010年の映画『終わりなき叫び』で審査員賞を受賞。同じテーマを繰り返す真意を、紛争は男性によるものであり、父親から息子に受け継がれると考えるからと表明。そのためにも映画を通じて、対立や紛争が日常化しているという故国の現状を国際社会に知らしめる。

Grigris (2013) - Clip 1 (2分17秒)




Grigris (2013) - Clip 2 (3分37秒)




Grigris (2013) - Clip 3 (2分07秒)




※ 『Grigris』のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内でも見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers.html


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罪の手ざわり  135分
英題:A Touch of Sin
原題:Tian Zhu Ding / 天注定
監督  ジャ・ジャンクー(賈樟柯) JIA Zhangke(Jia Zhang Ke)
製作国 中国 / 日本
製作会社 オフィス北野

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 村の指導者たちの腐敗に激怒した鉱夫Dahai(Jiang Wu)は行動を起こす決心をします。出稼ぎ労働者のSan'erは、自分の銃がもたらす無限の可能性に気付きます。サウナの受付係のXiaoyuは、裕福な顧客のしつこい嫌がらせによって追い詰められていきます。Xiaohuiは仕事を転々とし、ますます卑しい状況へと堕ちていきます。4人の登場人物、4つの地方、たったひつとの同じ現代中国の姿。暴力が徐々に蝕む、急激な経済成長の遂げている社会の姿。

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 四つの町を舞台に主人公も4名というスタイルで、各自が何かしらの問題に直面し、解決を試みるという四つのストーリーが展開される。 / 【ここに注目】 本映画祭の出品歴に『青の稲妻』『四川のうた』がある中国のジャ・ジャンクー監督が、野心作で勝負に出る。「言葉では言い表せないストーリー」だと公言し、これまでのイメージを一新して武侠(ぶきょう)映画へのオマージュとして、初のアクションシーンにも臨んだという。なお監督作の常連で、本国では御用達女優と表現されるチャオ・タオと昨年、結婚。公私共にパートナーとなり気合も十分に、改めて大舞台に臨む。

A Touch of Sin (天注定) (2013) - Trailer (2分01秒)




A Touch of Sin (天注定) (2013) - Clip (2分24秒)




A Touch of Sin (天注定) (2013) - Clip (47秒)





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そして父になる (2013年)  (ドラマ) 120分
英題:Like Father, Like Son
監督  是枝裕和 Hirokazu Koreeda
出演  福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、
     二宮慶多、黄升炫、風吹ジュン、國村隼、樹木希林、夏八木勲、他
配給 ギャガ
※ 日本での劇場公開は2013年10月05日より(予定)。
※ サンダンス・セレクト(Sundance Selects)が北米での配給権を獲得。
  (2013/05/26付け)

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 仕事で成功することばかりを考えている建築家の良多(福山雅治)は、若い妻(尾野真千子)と6歳の息子とともに理想的な家庭を築いています。しかし、息子の生まれた病院の産科から、出生時に赤ん坊の取り違えがあったことを告げられ、全ての価値基準はこっぱみじんに飛び散ってしまいます。育ててきた男の子は自分の子ではなく、本当の息子はずっと質素な家庭で成長していたのです...

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 学歴、仕事、家庭、全てにおいて申し分のない良多(福山雅治)だったが、突然、自分の息子が生まれた病院内で取り違えられていたことを知る。良多の家族、そして相手の家族は、究極の選択を迫られる。 / 【ここに注目】 柳楽優弥がカンヌ国際映画祭史上最年少で男優賞を受賞したことでも話題になった是枝裕和監督の『誰も知らない』。是枝監督はその第57回以来、3度目のコンペ部門ノミネートとなる。主演は福山雅治。また、その妻を演じる尾野真千子といえばデビュー作『萌の朱雀』がカメラドールを受賞、さらに『殯(もがり)の森』が審査員特別グランプリに輝き、主演に抜てきされた2本がカンヌの名誉ある賞を獲得。尾野のパワーでパルムドールを引き寄せられるか!?

『そして父になる』 特報 (55秒)
Soshite Chichi ni Naru (Like Father, Like Son) (2013) - Theatrical Teaser Trailer
directed by Hirokazu Kore-eda (Japan)




Soshite Chichi ni Naru (そして父になる / Like Father, Like Son) - Clip 1
Hirokazu Kore-eda (Japan)



Soshite Chichi ni Naru (そして父になるになる / Like Father, Like Son) - Clip 2



※ 上↑のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内でも見ることが出来ます。 
  こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers.html


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アデル、ブルーは熱い色 (ドラマ) 187分
英題:The Life of Adele
別英題:Blue Is the Warmest Color(読み|ブルー・イズ・ザ・ウォーメスト・カラー)
原題:La Vie d'Adèle - Chapitre 1&2 (Le bleu est une couleur chaude)
監督  アブドゥラティフ・ケシシュ Abdellatif Kechiche
製作国 フランス 
出演   レア・セドゥ、アデル・エグザルチョプロス、Jeremie Laheurte、  
      Catherine Salée、オーレリアン・ルコワン、Sandor Funtek、他
※ サンダンス・セレクツ(Sundance Selects)が北米での配給権を獲得。
  (2013/05/23付け)

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 愛する人と出会うことを夢見る15歳の少女アデル(アデル・エグザルチョプロス)は、ボーイフレンドとのデート中に青い髪の女を見掛け、それが運命の出会いだと感じる。そしてアデルは青い髪の女、エマ(レア・セドゥ)と愛し合うことで女となり、大人になっていく。 / 【ここに注目】 長編3作目の『ラ・グレーヌ・エ・ル・ミュレ(原題) / La graine et le mullet』でベネチア国際映画祭審査員特別賞、セザール賞監督賞を受賞したチュニジア系フランス人のアブデラティフ・ケシッシュ監督。長編5作目の本作でカンヌ国際映画祭初参加となる。繊細で刺激的な作風のケシッシュ監督が取り上げるのは、フランスのコミックを原作にした同性愛に目覚める少女の物語。少女にとっての運命の女を『マリー・アントワネットに別れをつげて』のレア・セドゥが演じる。

Le Bleu est une Couleur Chaude - Clip (58秒)




Blue Is the Warmest Color - Official International Trailer (1分48秒)



※ 『The Life of Adele』(Blue Is the Warmest Color)のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内でも見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers.html


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藁の楯 わらのたて (2013年) (サスペンス / アクション) 125分
英題:Straw Shield / Shield of Straw
監督  三池崇史 Takashi Miike
出演  大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、山崎努、岸谷五朗、
     伊武雅刀、永山絢斗、余貴美子、本田博太郎、他
配給 ワーナー・ブラザース
※ 劇場公開は2013年04月26日より(予定)。

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 「この男を殺してください。お礼として10億円お支払いします。」この広告が日本の全新聞紙に掲載され、億万長者の蜷川(山崎努)が、孫娘を殺害した容疑者の清丸(藤原竜也)の首に懸賞金をかけます。数百万人の潜在的な敵が、清丸を東京まで護送する刑事たちの行く手に立ちはだかり、長い旅を地獄の追跡に変貌させ、結末の不確かな都会の西部劇へと観客を誘います。

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 孫娘を惨殺された政財界の大物・蜷川隆興(山崎努)が、犯人の首に10億円の懸賞金を懸けた。警視庁警護課SPの銘苅(大沢たかお)と白岩(松嶋菜々子)は、福岡で自首した容疑者・清丸国秀(藤原竜也)を警視庁まで護送する任務を命じられる。 / 【ここに注目】 人気漫画「BE-BOP-HIGHSCHOOL」の木内一裕が手掛けた同名小説を映画化したサスペンスアクション。重厚なテーマを内包しつつも三池崇史監督がエンターテインメント作品として仕上げ、10億円の懸賞金が懸かった凶悪犯を護送することになったSPたちの過酷な戦いを描き出す。本映画祭コンペ部門は過去に『一命』出品の経験もある三池監督、自身の得意なジャンルの作品を出品したことで栄光を勝ち取れる可能性も大きい。

『藁の楯 わらのたて』 予告編 2 (1分58秒)




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17歳 (ドラマ) 90分
英題:Young And Beautiful
原題:Jeune et jolie / Jeune & jolie
監督  フランソワ・オゾン François Ozon
製作国 フランス
出演  マリーヌ・ヴァクト、シャーロット・ランプリング、フレデリック・ピエロ、他
※ サンダンス・セレクツ(Sundance Selects)が北米での配給権を獲得。
  (2013/05/23付け)

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 17歳の少女(マリーヌ・ヴァクト)の四季と4つの曲によるポートレート 。

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 快楽のために売春するようになった17歳の少女(マリーヌ・ヴァクト)の四季を四つの楽曲と共に描く物語。 / 【ここに注目】 フランソワ・オゾン監督作がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選ばれたのは、2003年の『スイミング・プール』以来10年ぶり。10代の売春婦を体当たりで演じるマリーヌ・ヴァクトはイヴ・サンローランの香水のCMで注目されたモデルで、女優としての作品には『フランス、幸せのメソッド』がある。オゾン監督のミューズともいえる『まぼろし』などのシャーロット・ランプリングも出演し、待望のパルムドールを狙う。

Jeune et Jolie (Jeune & jolie) - Teaser Trailer (56秒)





パート3へつづく




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