2014アカデミー賞外国語映画賞:ブルガリアからの出品作が決定

ブルガリア代表作は、イヴァン・ニチェフ監督作『Bulgarian Rhapsody(英題)』に決まりました。


(追記)ブルガリア国内からは代表作選出結果に対し不満が噴出している模様。(2014/09/08付け)



ブルガリアからの出品作
Bulgarian Rhapsody
原題|българска рапсодия
監督|イヴァン・ニチェフ Ivan Nitchev


IMDb|Bulgarian Rhapsody
http://www.imdb.com/title/tt3541358/




Bulgarian Rahpsody (2014) - Trailer



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The Hollywood Reporter.com 2014年9月08日付け記事
Bulgaria's Oscar Nominee Criticized for Director's Role on Selection Committee

代表作として選ばれた『Bulgarian Rhapsody』の監督イヴァン・ニチェフは、ブルガリア代表作選考を行うBulgarian National Film Councilの会員のひとり。今回、イヴァン・ニチェフは選考の投票はしていないとのことですが、国内の批評家から「今回代表作となった『Bulgarian Rhapsody』は現在のブルガリアの映画撮影技術を反映していない」と批判が出ているとのこと。つまり「他にもブルガリア代表作としてふさわしい候補作品がいくつかあったにもかかわらず、この『Bulgarian Rhapsody』が選出されたといのは不可解。イヴァン・ニチェフがBulgarian National Film Councilの会員だからこの古臭い『Bulgarian Rhapsody』が選ばれたのではないか?」というらしいです。代表作選考を行ったBulgarian National Film Councilの長であるIrina Kanoushevaは「イヴァン・ニチェフは今回投票をおこなっていない。(投票に関わっていない。)選考の投票は a vote by secret written ballot(匿名投票?)によるもの。」と語っています。


「よりによって何故この作品を選んだのか。おかしい!もっと良い作品だってあるのに!国際的な映画祭で賞を獲った作品だってあるのに!こんなの出したら、ブルガリアの映画製作レベルはこの程度なのかと世界中から思われるじゃないか。そんなの、嫌。勘弁して欲しい」ということでしょう。 今回は、単にベテラン監督に気をつかってしまったことでおかしな投票結果になったのか、はたまた不正があったのか、今のところはどちらなのか分かりません。もしかしたら、単純に選考委員の感性の問題なのかも!?


(2014/10/10 追記) 兎にも角にも、『Bulgarian Rhapsody』はブルガリア代表作として映画芸術科学アカデミーに受理されました。




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