トム・クルーズ|キャンペーンで日本の地方都市を訪問するハリウッドスター|『映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014年)のキャンペーンで

九州の福岡へまで自分の映画のプロモーションにやって来る世界的トップ・スター。首都東京でキャンペーンする姿は報道を通じてよく見かけますが、九州まで来てその姿を見せ、手を振り、挨拶をして声を聞かせるというのはなかなかありません。日本の小説が原作とはいえ、九州はロケ地でもないし物語の舞台になっている地でもない。それなのに福岡までやって来た。地方在住者にとっては(それがたとえ福岡以外の地方在住者だとしても。)短時間であってもわざわざこんな遠くの地方都市までハリウッドスターが来てくれたというインパクトは大きいですよ。それに(映画のチケットを買った人のみが見ることが出来る舞台挨拶とかではなく)街の中でプロモーションすればその映画の存在を知らない人も含め観衆にアピールできる。すごいわ。



2014年06月26日(木)
映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のキャンペーンで
福岡県福岡市博多区:JR博多シティ駅前広場に登場したトム・クルーズ








博多へ来る前に大阪を訪問。

トム・クルーズさん「マイド、オオキニ」 道頓堀で新作映画PR
(YouTube KYODO NEWS 【共同通信社】公式チャンネルより)


あの 汚い 道頓堀川でトム・クルーズに”船乗り込み”ふうのイベントを……ふむ。トム・クルーズ(Tom Cruise)がクルーズ(巡航 / Cruise)を……ふむふむ。 ― 大阪の人は芸能人(芸人)を見慣れているせいか、きゃあきゃあ言わないね。




シネマトゥデイ 2014年6月26日付け記事
トム・クルーズ、1日で日本縦断!東京・大阪・福岡回るも疲れは見せず!
主演映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のプロモーションのため来日中のトム・クルーズが26日、1日で東京・大阪・福岡の3都市を回る日本縦断ツアーを行った。大阪と福岡でのイベントを終え、最終地となる東京・六本木ヒルズで開催されたジャパンプレミアに出席したトムは、疲れを全く見せることなく、会場に集まった約1,500人のファンのため、気さくにサインや写真撮影に応じていた。 <中略> 前日25日に関西国際空港に降り立ったトムは、朝の9時半ごろからダグ・ライマン監督、製作のアーウィン・ストフと共に船に乗って大阪・道頓堀に現れる、サプライズ“クルーズ”イベントを敢行。終了後、そのまま飛行機で初の訪問地となる福岡へと渡り、JR博多シティ駅前広場でファンミーティングを開催。ハリウッドを代表する大スターの登場とあって、広場には約7,000人ものファンが集まり、周囲は熱狂の渦に包まれた。

ダグ・リーマンはいつから「~・ライマン」表記になったの? 今後は「ダグ・ライマン」表記でずっといくの?





映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は2014年6月28日・29日に先行上映、7月4日より全国公開予定。


映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』日本版予告編
(英題:Edge of Tomorrow / DVD等の英題:Live. Die. Repeat.)


予告編を見る限りではあんまり面白そうに思えないんだよなあ。でも ダグ・リーマン監督作なら出来はいいのかも。 ― IMDbのレイティングは8.2(投票数:69,141)だから、一般観客の評価はかなり良いですね。 ロッテン・トマトは? RTの批評家の評価もトマトメーター90%、アベレージ・レイティング7.5だから、かなり良い……あれ、じゃあ、なんで北米では動員がイマイチなの?10~20代からすると主演二人がそんなに若くない(自分たち世代のスターではない)からかなあ。






Cinemacafe.net 2014年06月27日付け
トム・クルーズ、多忙でも「1日1本映画観る」 根っからの映画人ぶり披露
トム・クルーズが6月27日(金)、都内で行われた主演最新作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の来日記者会見を出席し、「どんなに忙しくても1日1本映画を観るんだ」と根っからの映画人ぶりを披露。また「常にお客さんのことを意識する」とこだわりを語った。 <中略> 来日会見にはダグ・ライマン監督、プロデューサーのアーウィン・ストフ氏も出席。ライマン監督からは「トムがこの映画で一番意識していたのは、日本のファンのことなんだ。例えば、日本語字幕の入れ方とかね。このタイミングで字幕が入るけど、そのせいで素晴らしい映像を見逃さないかなって…。それくらい、強い思い入れがあるんだよ」とトムの熱すぎる日本愛が明かされた。

「映画人ぶりを披露」というか、この人は世界的規模で展開するエンタメ業界のトップにいるプロデューサーでもあるのだから ”今、世界の映画業界にはどういう流れが来ているのか? どういう演出が/どういう人材が/どういう題材が今、きているのか? 今の人々に何が好まれるのか?観客は何を欲しているのか?” を常にチェックし続けなければならないと強く自覚しているでしょうし、そうしなければ仕事にならないでしょう。こういう人たちの映画鑑賞は ”プロとしての高い職業意識からくる映画鑑賞” で、単なる ”趣味の映画鑑賞” じゃない(たぶん)。 ”モバイル端末で切れ切れに見るということになってでも、とにかく見る”、きっとそうしているんじゃない? でなければ、こんなハードスケジュールをこなしながら映画を見ることはできないでしょう。


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『オール・ユー・ニード・イズ・キル』字幕版翻訳 戸田奈津子


日本テレビ系「another sky-アナザースカイ」に戸田奈津子さんが出演されていました。戸田さんは字幕翻訳の仕事を得るまでになんと20年もかかったとのこと。(フランシス・フォード・コッポラ監督作1979年『地獄の黙示録』がスタートとご本人は語っていましたが、ウィキペディアでは1970年『野性の少年』が初めてと書いてあります。) 

「自分の望みは一生叶わないままで終わることもあるだろうと分かっていたけれど、(字幕翻訳家になる)夢を目指してコツコツやった」

戸田さんの翻訳はものによってはやや難ありの場合もあって、誤訳がみつかり抗議を受けたり翻訳降板させられたりというケースもあったようですが、ご本人は表面上凹んでいる様子もなく、常にバイタリティに溢れています。あのバイタリティはどこからくるのか? 現在、78歳だそうですが、私などより元気度は数段いや数十段上です。

戸田さんは東京出身の1936年生まれ。終戦時(1945年)は9歳。戦後5年経って外国語映画が解禁となりアメリカ映画を初めて見て大変驚き、映画字幕の翻訳の仕事をしたいと思い英語を勉強した、とのこと。(お茶の水女子大学附属高等学校を経て津田塾大学英文科卒業) 東京出身で、1950年代にお茶の水女子大学附属高等学校から津田塾大学へ行ったのだから頭も良かったのでしょうし、ご実家も経済的に余裕のあるお宅だったのかもしれません。

自分の望みはこのまま一生叶わないこともあるだろうと分かっていて20年間追い続けることが出来るだけの夢がある、ってことがまずすごい。



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