2018年度(第91回)アカデミー賞|作品別受賞数

2018年度(第91回)アカデミー賞:作品別受賞数


【4】 ボヘミアン・ラプソディ
主演男優賞
編集賞
音響編集賞(音響効果賞 / Best Sound Editing)
音響調整賞(録音賞 / Best Sound Mixing)




【3】 グリーンブック
作品賞
助演男優賞
脚本賞




【3】 ROMA/ローマ
監督賞
撮影賞
外国語映画賞




【3】 ブラックパンサー
作曲賞
プロダクション・デザイン賞
衣装デザイン賞




【1】 女王陛下のお気に入り
主演女優賞



【1】 ビール・ストリートの恋人たち
助演女優賞



【1】 ブラック・クランズマン
脚色賞



【1】 アリー/スター誕生
主題歌賞(歌曲賞)



【1】 バイス
メイクアップ&ヘアスタイリング賞



【1】 ファースト・マン
視覚効果賞



【1】 スパイダーマン:スパイダーバース
長編アニメーション映画賞



【1】 Free Solo(英題)
長編ドキュメンタリー映画賞



【1】 Bao(英題)
短編アニメーション映画賞



【1】 ピリオド 羽ばたく女性たち
短編ドキュメンタリー映画賞



【1】 Skin(英題)
短編実写映画賞




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2018年度(第91回)アカデミー賞 受賞結果

2018年度(第91回)アカデミー賞授賞式はホスト無しで開催されました。

授賞式終盤にどんでん返しというかサプライズがあったり(しかも喜びと哀しみがごちゃ混ぜになるようなアップセットで……)ぐったりです。授賞式は結果が次々と発表され授賞式内での出し物も少なく、3時間以内には収まらなかったにせよかなり短縮。(個人的にはこれでいいんじゃないかと思う。司会者いなくても授賞式やれますね。[追記] …… と思ったのだけれど、それは映像を見てないからかも。式を見ていた人から気ぜわしいとの声もあり。でもアカデミー賞やアカデミー賞授賞式自体に関心薄めな人には4時間はきっと長いよね。「24部門の受賞結果をすべて見なければならないものなのか?」という意見もあることはあるし。授賞式はNHK・BSプレミアムで3月に放送されるのを見ます。)

(2019/03/12 追記)NHK・BSプレミアムで授賞式を見ました。終わってから時間がだいぶ経過していることと授賞式後もアカデミー賞に対してのあーだこーだが続いているせいか授賞式の様子をきちんと見ようという意欲がかなり減退していて、早送りのハイスピードで見ました。オープニングのクイーン+アダム・ランバートのパフォーマンスは放送があったけれど、 歌曲賞パフォーマンスや亡くなった方へのトリビュート・シーンの放送は無し。受賞発表と受賞の挨拶は24部門すべて放送された(…と思う) 外国語映画賞のプレゼンターであるハビエル・バルデムがスペイン語でべらべら喋っているのが超かっこよかった。2か国語以上を喋れるってかっこいいよなあ。今年ほど外国語映画賞部門へスポットライトが当たった年もない。いつも会場の反応はほぼ無関心に近いもの。各ノミニーの紹介時、『万引き家族』は、大拍手で迎えられた『ROMA/ローマ』の直後に紹介されたせいもあってか拍手が少ないように感じてちょっと寂しかった。



【参照】 indiewire  2019年2月24日付け
2019 Oscars Winners List: ‘Green Book’ Best Picture, ‘Bohemian Rhapsody’ Dominates With Four Prizes



● 授賞式を放映するABCのアカデミー賞公式サイト(トップページ)
 http://oscar.go.com/


● 映画芸術科学アカデミー 公式サイト(トップページ)
 The Academy of Motion Picture Arts and Sciences

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2018年度(第91回)アカデミー賞 受賞結果
The 91st Academy Awards : Winners and Nominees

★印 … 受賞



【作品賞】 Best Picture(ノミネートは8作品)

グリーンブック
 英題|Green Book
 プロデューサー|ジム・バーク Jim Burke
         チャールズ・B・ウェスラー Charles B. Wessler
         ブライアン・カリー Brian Currie
         ピーター・ファレリー Peter Farrelly
         ニック・ヴァレロンガ Nick Vallelonga
 米国配給|ユニバーサル・ピクチャーズ Universal Pictures
(※ 2001年度 [ 第74回 ]『ビューティフル・マインド』以降初めて、ワーナー・ブラザース以外の大手スタジオ製作の映画が作品賞を受賞した。〔=2001年度以降、大手映画会社はワーナー・ブラザースの作品しか作品賞を受賞出来ていなかった〕)

アカデミー賞作品賞に新時代は来ず。米国アカデミー賞の保守的なところを再び見せつけられた感あり。 ― 保守的というべきなのか、んーどうなのかな。これがアカデミー賞の伝統というものなのかも。それにしても……作品賞受賞を決定する際の投票集計の方法に難があるような気がします。




ブラックパンサー
英題|Black Panther
プロデューサー|ケヴィン・ファイギ Kevin Feige
米国配給|ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ Walt Disney Studios Motion Pictures




ブラック・クランズマン
英題|BlacKkKlansman
プロデューサー|ショーン・マッキトリック Sean McKittrick
        ジェイソン・ブラム Jason Blum
        レイモンド・マンスフィールド Raymond Mansfield
        ジョーダン・ピール Jordan Peele
        スパイク・リー Spike Lee
米国配給|フォーカス・フィーチャーズ Focus Features




ボヘミアン・ラプソディ
英題|Bohemian Rhapsody
プロデューサー|グレアム・キング Graham King
米国配給|20世紀フォックス 20th Century Fox




女王陛下のお気に入り
英題|The Favourite
プロデューサー|セシ・デンプシー Ceci Dempsey
        エド・ギニー Ed Guiney
        リー・マジデイ Lee Magiday
        ヨルゴス・ランティモス Yorgos Lanthimos
米国配給|フォックス・サーチライト・ピクチャーズ Fox Searchlight Pictures




ROMA/ローマ
英題|Roma
プロデューサー|ガブリエラ・ロドリゲス Gabriela Rodriguez
        アルフォンソ・キュアロン Alfonso Cuaron
米国配給|ネットフリックス Netflix




アリー/スター誕生
英題|A Star Is Born
プロデューサー|ビル・ガーバー Bill Gerber
        ブラッドリー・クーパー Bradley Cooper
        リネット・ハウエル・テイラー Lynette Howell Taylor
米国配給|ワーナー・ブラザース Warner Bros. Pictures




バイス
英題|Vice
プロデューサー|デデ・ガードナー Dede Gardner
        ジェレミー・クライナー Jeremy Kleiner
        ケヴィン・メシック Kevin Messick
        アダム・マッケイ Adam McKay
米国配給|アンナプルナ・ ピクチャーズ Annapurna Pictures





【監督賞】 Directing

アルフォンソ・キュアロン Alfonso Cuaron
 作品|ROMA/ローマ
 英題|Roma




スパイク・リー Spike Lee
作品|ブラック・クランズマン
英題|BlacKkKlansman




パヴェウ・パヴリコフスキ Pawel Pawlikowski
作品|COLD WAR あの歌、2つの心
英題|Cold War (2018)
原題|Zimna wojna




ヨルゴス・ランティモス Yorgos Lanthimos
作品|女王陛下のお気に入り
英題|The Favourite




アダム・マッケイ Adam McKay
作品|バイス
英題|Vice





【主演男優賞】 Actor in a Leading Role

ラミ・マレック Rami Malek
 作品|ボヘミアン・ラプソディ
 英題|Behemian Rhapsody




ブラッドリー・クーパー Bradley Cooper
作品|アリー/スター誕生
英題|A Star Is Born




クリスチャン・ベイル Christian Bale
作品|バイス
英題|Vice




ウィレム・デフォー Willem Dafoe
作品|永遠の門 ゴッホの見た未来
英題|At Eternity’s Gate




ヴィゴ・モーテンセン Viggo Mortensen
作品|グリーンブック
英題|Green Book




【主演女優賞】 Actress in a Leading Role

オリヴィア・コールマン Olivia Colman
 作品|女王陛下のお気に入り
 英題|The Favourite

(※ ブロードキャスト映画批評家協会賞(=放送映画批評家協会賞 / クリティックス・チョイス・アワード)とアメリカ映画俳優組合賞とゴールデン・グローブ賞を受賞してアカデミー賞を受賞出来なかったのは2001年度『ビューティフル・マインド』のラッセル・クロウと2006年度『ドリームガールズ』のエディ・マーフィのみ。ラッセル・クロウは前年2000年度に主演男優賞を受賞していた。)【参照】The HollywoodReporter.com 2019年2月25付け記事 Oscars Analysis: How 'Green Book' Won and Glenn Close Lost(なお、参照先の記事を書いた Scott Feinberg によると 投票権を持つアカデミー会員は現時点で7,902名だそうです。)

(なんとも複雑な気分。オリヴィア・コールマンの受賞は本当に嬉しい♪ この賞を獲れたから『女王陛下のお気に入り』チームは手ぶらで帰る羽目にならずに済んだ。でも!でも!これまでさんざんノミネートされ受賞を逃してきたグレン・クローズが金色のガウンを着てこの授賞式に臨んでいる気持ちを考えると……もうほんとに気の毒過ぎる。結果を聞いて胃が痛くなってきた。もしかしたらアカデミー会員の中には『天才作家の妻』という作品自体見ていないという人もいたのでは。作品自体の評価が上がり切らない、もしくは話題にならない映画でノミネートされるとこういう憂き目に遭う。 [ 2019/02/26 追記 ] 上記の HollywoodReporter の記事でもやはり『女王陛下のお気に入り』と『天才作家の妻』では鑑賞者の数に差があったのではないかという分析がありました。映画批評家や外国人記者や演者 [俳優/女優] は演者の演技が話題になっている作品はそれなりにきちんとチェックする。でもアカデミー会員は様々な分野からアカデミーに招待され会員になっているので、みんながみんな そこまで几帳面に全ノミネート作をチェックはしないんだよね。あと、近年若いアカデミー会員が増えたので高齢の夫婦の物語である『天才作家の妻』はそういう若い会員にとっては他の作品と比較するとどうしても視聴が後回しになってしまうのではないかとの考察も。)




ヤリッツァ・アパリシオ Yalitza Aparicio
作品|ROMA/ローマ
英題|Roma




グレン・クローズ Glenn Close
作品|天才作家の妻 - 40年目の真実 -
英題|The Wife




レディー・ガガ Lady Gaga
作品|アリー/スター誕生
英題|A Star is Born




メリッサ・マッカーシー Melissa McCarthy
作品|ある女流作家の罪と罰
英題|Can You Ever Forgive Me?





【助演男優賞】 Actor in a Supporting Role

マハーシャラ・アリ Mahershala Ali
 作品|グリーンブック
 英題|Green Book




アダム・ドライヴァー Adam Driver
作品|ブラック・クランズマン
英題|BlacKKKlansman




サム・エリオット Sam Elliot
作品|アリー/スター誕生
英題|A Star is Born




リチャード・E・グラント Richard E. Grant
作品|ある女流作家の罪と罰
英題|Can You Ever Forgive Me?




サム・ロックウェル Sam Rockwell
作品|バイス
英題|Vice





【助演女優賞】 Actress in a Supporting Role

レジーナ・キング Regina King
 作品|ビール・ストリートの恋人たち
 英題|If Beale Street Could Talk




エイミー・アダムス Amy Adams
作品|バイス
英題|Vice




マリーナ・デ・タビラ Marina de Tavira
作品|ROMA/ローマ
英題|Roma




エマ・ストーン Emma Stone
作品|女王陛下のお気に入り
英題|The Favourite




レイチェル・ワイズ Rachel Weisz
作品|女王陛下のお気に入り
英題|The Favourite





【脚本賞】 Writing (Original Screenplay)

作品|グリーンブック
 英題|Green Book
 脚本|ニック・ヴァレロンガ Nick Vallelonga
    ブライアン・ヘイズ・カリー Brian Hayes Currie
    ピーター・ファレリー Peter Farrelly




作品|女王陛下のお気に入り
英題|The Favourite
脚本|デボラ・デイヴィス Deborah Davis
   トニー・マクナマラ Tony McNamara




作品|魂のゆくえ
英題|First Reformed
脚本|ポール・シュレイダー Paul Schrader




作品|ROMA/ローマ
英題|Roma
脚本|アルフォンソ・キュアロン Alfonso Cuaron




作品|バイス
英題|Vice
脚本|アダム・マッケイ Adam McKay





【脚色賞】 Writing (Adapted Screenplay)

作品|ブラック・クランズマン
 英題|BlacKkKlansman
 脚本|チャーリー・ワクテル Charlie Wachtel
    デイヴィッド・ラビノウィッツ David Rabinowitz
    ケヴィン・ウィルモット Kevin Willmott
    スパイク・リー Spike Lee
※ スパイク・リーはアカデミー賞名誉賞受賞したあとの脚色賞受賞。(こういうパターンは前にもあったような気がする。初ではないと思う、多分。)




作品|バスターのバラード
英題|The Ballad of Buster Scruggs
脚本|イーサン・コーエン Ethan Coen
   ジョエル・コーエン Joel Coen




作品|ある女流作家の罪と罰
英題|Can You Ever Forgive Me?
脚本|ニコール・ホロフセナー Nicole Holofcener
   ジェフ・ウィッティ Jeff Whitty




作品|ビール・ストリートの恋人たち
英題|If Beale Street Could Talk
脚本|バリー・ジェンキンズ Barry Jenkins




作品|アリー/スター誕生
英題|A Star Is Born
脚本|エリック・ロス Eric Roth
   ブラッドリー・クーパー Bradley Cooper
   ウィル・フェッターズ Will Fetters





【撮影賞】 Cinematography

作品|ROMA/ローマ
 英題|Roma
 撮影|アルフォンソ・キュアロン Alfonso Cuaron
※ 映画監督(演出家)が撮影賞を受賞するのはアカデミー賞史上 初。




作品|COLD WAR あの歌、2つの心
英題|Cold War (2018)
原題|Zimna wojna
撮影|ウカシュ・ジャル Lukasz Zal




作品|女王陛下のお気に入り
英題|The Favourite
撮影|ロビー・ライアン Robbie Ryan




作品|Never Look Away(英題)
原題|Werk ohne Autor
撮影|キャレブ・デシャネル Caleb Deschanel




作品|アリー/スター誕生
英題|A Star Is Born
撮影|マシュー・リバティーク Matthew Libatique




【編集賞】 Film Editing

作品|ボヘミアン・ラプソディ
 英題|Bohemian Rhapsody
 編集|ジョン・オットマン John Ottman




作品|ブラック・クランズマン
英題|BlacKkKlansman
編集|バリー・アレクサンダー・ブラウン Barry Alexander Brown




作品|女王陛下のお気に入り
英題|The Favourite
編集|ヨルゴス・モヴロプサリディス Yorgos Mavropsaridis




作品|グリーンブック
英題|Green Book
編集|パトリック・J・ドン・ヴィト Patrick J. Don Vito




作品|バイス
英題|Vice
編集|ハンク・コーウィン Hank Corwin





【プロダクション・デザイン賞】 Production Design

作品|ブラックパンサー
 英題|Black Panther
 プロダクション・デザイン|ハンナ・ビークラー Hannah Beachler
 セット・デコレーション|ジェイ・ハート Jay Hart
(※ 同部門をアフリカ系女性〔ハンナ・ビークラー〕が受賞するのはアカデミー賞史上 初。)




作品|女王陛下のお気に入り
英題|The Favourite
プロダクション・デザイン|フィオナ・クロンビー Fiona Crombie
セット・デコレーション|アリス・フェルトン Alice Felton




作品|ファースト・マン
英題|First Man
プロダクション・デザイン|ネイサン・クロウリー Nathan Crowley
セット・デコレーション|キャシー・ルーカス Kathy Lucas




作品|メリー・ポピンズ リターンズ
英題|Mary Poppins Returns
プロダクション・デザイン|ジョン・マイヤー John Myhre
セット・デコレーション|ゴードン・シム Gordon Sim




作品|ROMA/ローマ
英題|Roma
プロダクション・デザイン|エウヘニオ・カバイェーロ Eugenio Caballero
セット・デコレーション|バルバラ・エンリケス Barbara Enriquez





【衣装デザイン賞】 Costume Design

作品|ブラックパンサー
 英題|Black Panther
 衣装デザイン|ルース・E・カーター Ruth E. Carter(Ruth Carter)
(※ 同部門をアフリカ系女性〔ルース・E・カーター〕が受賞するのはアカデミー賞史上 初。)




作品|バスターのバラード
英題|The Ballad of Buster Scruggs
衣装デザイン|メアリー・ゾフレス Mary Zophres




作品|女王陛下のお気に入り
英題|The Favourite
衣装デザイン|サンディ・パウエル Sandy Powell




作品|メリー・ポピンズ リターンズ
英題|Mary Poppins Returns
衣装デザイン|サンディ・パウエル Sandy Powell




作品|ふたりの女王 メアリーとエリザベス
英題|Mary Queen of Scots(2018)
衣装デザイン|アレクサンドラ・バーン Alexandra Byrne





【メイクアップ&ヘアスタイリング賞】 Makeup and Hairstyling(ノミネートは3作品)

作品|バイス
 英題|Vice
 メイク担当|Greg Cannom
       Kate Biscoe
       Patricia DeHaney




作品|Border(英題)
原題|Grans
メイク担当|Goran Lundstrom
      Pamela Goldammer
(※『Border』は 第91回アカデミー賞外国語映画賞スウェーデン代表作)




作品|ふたりの女王 メアリーとエリザベス
英題|Mary Queen of Scots(2018)
メイク担当|Jenny Shircore
      Marc Pilcher
      Jessica Brooks





【作曲賞】 Music (Original Score)

作品|ブラックパンサー
 英題|Black Panther
 作曲|ルートヴィッヒ・ヨーランソン Ludwig Goransson




作品|ブラック・クランズマン
英題|BlacKKKlansman
作曲|テレンス・ブランチャード Terence Blanchard




作品|ビール・ストリートの恋人たち
英題|If Beale Street Could Talk
作曲|ニコラス・ブリテル Nicholas Britell




作品|犬ヶ島
英題|Isle of Dogs
作曲|アレクサンドル・デスプラ Alexandre Desplat




作品|メリー・ポピンズ リターンズ
英題|Mary Poppins Returns
作曲|マーク・シェイマン Marc Shaiman





【主題歌賞(歌曲賞)】 Music (Original Song)(ノミネートは5作品)

シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた
 英題|Shallow
 歌唱|レディー・ガガ Lady Gaga
    ブラッドリー・クーパー Bradley Cooper
 作詞/作曲|レディー・ガガ Lady Gaga
      マーク・ロンソン Mark Ronson
      アンソニー・ロッソマンド Anthony Rossomando
      アンドリュー・ワイアット Andrew Wyatt
 作品|アリー/スター誕生
 英題|A Star Is Born

Lady Gaga, Bradley Cooper - Shallow
(From A Star Is Born/Live From The Oscars)
(YouTube Lady Gaga より)







オール・ザ・スターズ
英題|All the Stars
歌唱|ケンドリック・ラマー Kendrick Lamar
   SZA(シザ)
作曲|Sounwave(マーク・スピアーズ Mark Spears)
   ケンドリック・ラマー Kendrick Lamar Duckworth
   アンソニー・ ティフィス Anthony Tiffith
作詞|ケンドリック・ラマー Kendrick Lamar Duckworth
   アンソニー・ ティフィス Anthony Tiffith
   SZA(Solana Rowe)
作品|ブラックパンサー
英題|Black Panther




I'll Fight(英題)
歌唱|ジェニファー・ハドソン Jennifer Hudson
作詞/作曲|ダイアン・ウォーレン Diane Warren
作品|RBG 最強の85才
英題|RBG




幸せのありか
英題|The Place Where Lost Things Go
歌唱|エミリー・ブラント Emily Blunt
作曲|マーク・シェイマン Marc Shaiman
作詞|スコット・ウィットマン Scott Wittman
   マーク・シェイマン Marc Shaiman
作品|メリー・ポピンズ リターンズ
英題|Mary Poppins Returns




When A Cowboy Trades His Spurs For Wings(英題)
歌唱|ティム・ブレイク・ネルソン Tim Blake Nelson
   ウィリー・ワトソン Willie Watson
作詞/作曲|デヴィッド・ローリングス David Rawlings
     ギリアン・ウェルチ Gillian Welch
作品|バスターのバラード
英題|The Ballad of Buster Scruggs





【音響調整賞(録音賞)】 Sound Mixing

作品|ボヘミアン・ラプソディ
 英題|Bohemian Rhapsody
 担当|Paul Massey
    Tim Cavagin
    John Casali




ブラックパンサー
英題|Black Panther
担当|Steve Boeddeker
   Brandon Proctor
   Peter Devlin




ファースト・マン
英題|First Man
担当|Jon Taylor
   Frank A. Montano
   Ai-Ling Lee
   Mary H. Ellis




ROMA/ローマ
英題|Roma
担当|Skip Lievsay
   Craig Henighan
   Jose Antonio Garcia




アリー/スター誕生
英題|A Star Is Born
担当|Tom Ozanich
   Dean Zupancic
   Jason Ruder
   Steve Morrow





【音響編集賞(音響効果賞)】 Sound Editing

作品|ボヘミアン・ラプソディ
 英題|Bohemian Rhapsody
 担当|John Warhurst
    Nina Hartstone




ブラックパンサー
英題|Black Panther
担当|Benjamin A. Burtt
   Steve Boeddeker




ファースト・マン
英題|First Man
担当|Ai-Ling Lee
   Mildred Iatrou Morgan




クワイエット・プレイス
英題|A Quiet Place
担当|Ethan Van der Ryn
   Erik Aadahl




ROMA/ローマ
英題|Roma
担当|Sergio Diaz
   Skip Lievsay





【視覚効果賞】 Visual Effects

作品|ファースト・マン
 英題|First Man
 担当|Paul Lambert
    Ian Hunter
    Tristan Myles
    J.D. Schwalm




作品|アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
英題|Avengers: Infinity War
担当|Dan DeLeeuw
   Kelly Port
   Russell Earl
   Dan Sudick




作品|プーと大人になった僕
英題|Christopher Robin
担当|Christopher Lawrence
   Michael Eames
   Theo Jones
   Chris Corbould




作品|レディ・プレイヤー1
英題|Ready Player One
担当|Roger Guyett
   Grady Cofer
   Matthew E. Butler
   David Shirk




作品|ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
英題|Solo: A Star Wars Story
担当|Rob Bredow
   Patrick Tubach
   Neal Scanlan
   Dominic Tuohy





【外国語映画賞】 Foreign Language Film(ノミネート作は5作品)

ROMA/ローマ
 原題/英題|Roma
 監督|アルフォンソ・キュアロン Alfonso Cuaron
 製作国|メキシコ
 米国配給|ネットフリックス Netflix




存在のない子供たち
英題|Capernaum
原題|Capharnaüm
監督|ナディーン・ラバキー Nadine Labaki
製作国|レバノン
米国配給|ソニー・ピクチャーズ・クラシック Sony Pictures Classics




COLD WAR あの歌、2つの心
英題|Cold War (2018)
原題|Zimna wojna
監督|パヴェウ・パヴリコフスキ Pawel Pawlikowski
製作国|ポーランド
米国配給|アマゾン・スタジオ Amazon Studios




Never Look Away(英題)
原題|Werk ohne Autor
監督|フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク Florian Henckel von Donnersmarck
製作国|ドイツ
米国配給|ソニー・ピクチャーズ・クラシック Sony Pictures Classics




万引き家族
英題|Shoplifters
監督|是枝裕和 Hirokazu Kore-Eda
製作国|日本
米国配給|マグノリア・ピクチャーズ  Magnolia Pictures

(超激戦/ハイレベルと言われた今年度の外国語映画賞部門。そういう評価をされている年にノミネートされた事自体が素晴らしいこと。『COLD WAR』『万引き家族』が『ROMA/ローマ』とともにノミネートされたからこそハイレベルと言われることになったのだから。『THE GUILTY/ギルティ』『バーニング 劇場版』などが入っていたらさらにハイレベルになったかも。





【長編アニメーション映画賞】 Animated Feature Film(ノミネート作は5作品)

スパイダーマン:スパイダーバース
 英題|Spider-Man: Into the Spider-Verse
 監督|ボブ・ペルシケッティ Bob Persichetti
    ピーター・ラムジー Peter Ramsey
    ロドニー・ロスマン Rodney Rothman
 プロデューサー|フィル・ロード Phil Lord
         クリストファー・ミラーChristopher Miller
 米国配給|ソニー・ピクチャーズ・リリーシング Sony Pictures Releasing
 製作国|アメリカ
※ ソニー・ピクチャーズ アニメーション制作の作品が同部門を受賞するのは初。




インクレディブル・ファミリー
英題|Incredibles 2
監督|ブラッド・バード Brad Bird
プロデューサー|ジョン・ウォーカー John Walker
        ニコール・パラディス・グリンドル Nicole Paradis Grindle
米国配給|ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ Walt Disney Studios Motion Pictures
製作国|アメリカ




犬ヶ島
英題|Isle of Dogs
監督|ウェス・アンダーソン Wes Anderson
プロデューサー|ウェス・アンダーソン Wes Anderson
        スコット・ルーディン Scott Rudin
        スティーヴン・レイルズ Steven Rales
        ジェレミー・ドーソン Jeremy Dawson
米国配給|フォックス・サーチライト・ピクチャーズ Fox Searchlight Pictures
製作国|アメリカ / ドイツ




未来のミライ
英題|Mirai
監督|細田守 Mamoru Hosoda
プロデューサー|齋藤優一郎 Yuichiro Saito
米国配給|Gkids
     Fathom Events
製作国|日本




シュガー・ラッシュ:オンライン
英題|Ralph Breaks the Internet
監督|リッチ・ムーア Rich Moore
   フィル・ジョンストン Phil Johnston
プロデューサー|クラーク・スペンサー Clark Spencer
米国配給|ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ Walt Disney Studios Motion Pictures
製作国|アメリカ





【長編ドキュメンタリー映画賞】 Documentary (Feature)(ノミネート作は5作品)

Free Solo(英題)
 監督|ジミー・チン Jimmy Chin
    エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ Elizabeth Chai Vasarhelyi
 プロデューサー|Evan Hayes
         Shannon Dill
 米国配給|ナショナル・ジオグラフィック・ドキュメンタリー・フィルムス National Geographic Documentary Films




Hale County This Morning, This Evening(英題)
監督|RaMell Ross
プロデューサー|Joslyn Barnes
        Su Kim
米国配給|ザ・シネマ・ガイド The Cinema Guild




Minding the Gap(英題)
監督|ビン・リュウ Bing Liu
プロデューサー|Diane Quon
米国配給|Hulu(フールー)




父から息子へ ~戦火の国より~ (ドイツ映画祭HORIZONTE 2019での邦題)
英題|Of Fathers and Sons(2017年)
原題|Kinder des Kalifats
監督|タラール・デルキ Talal Derki
プロデューサー|Ansgar Frerich
        Eva Kemme
        Tobias N. Siebert
米国配給|キノ・ローバー Kino Lorber
     Starz!




RBG 最強の85才
英題|RBG
監督|ジュリー・コーエン Julie Cohen
   ベッツィ・ウエスト Betsy West
プロデューサー|ジュリー・コーエン Julie Cohen
        ベッツィ・ウエスト Betsy West
米国配給|マグノリア・ピクチャーズ  Magnolia Pictures





【短編実写映画賞】 Short Film (Live Action)(ノミネート作は5作品)

Skin(英題)
 監督|Guy Nattiv
 プロデューサー|Jaime Ray Newman
 製作|New Native Pictures 他
 米国配給|Fox Searchlight Pictures




Detainment(英題)
監督|ヴィンセント・ラム Vincent Lambe
プロデューサー|Darren Mahon





野獣
英題|Fauve
監督|ジェレミー・コント Jeremy Comte
プロデューサー|Maria Gracia Turgeon




マルグリット
英題|Marguerite
監督|マリアンヌ・ファルレ Marianne Farley
プロデューサー|Marie-Helene Panisset




Mother(英題)
原題|Madre
監督|Rodrigo Sorogoyen
プロデューサー|Maria del Puy Alvarado





【短編アニメーション映画賞】 Short Film (Animated)(ノミネート作は5作品)

Bao(読み|バオ)
 英題|Bao
 監督|ドミー・シー Domee Shi
 プロデューサー|Becky Neiman-Cobb
 制作|ピクサー・アニメーション・スタジオ Pixar Animation Studios
(※ 監督のドミー・シーは中国系カナダ人。ピクサーの短編映画を監督するのは女性としてもアジア系としてもドミー・シーが初めて。)




Animal Behaviour(英題)
監督|David Fine
   Alison Snowden




Late Afternoon(英題)
監督|Louise Bagnall
プロデューサー|Nuria Gonzalez Blanco




One Small Step(英題)
監督|Andrew Chesworth
   Bobby Pontillas




Weekends(英題)
監督|Trevor Jimenez





【短編ドキュメンタリー映画賞】 Documentary (Short Subject)(ノミネート作は5作品)

ピリオド 羽ばたく女性たち
 英題|Period. End of Sentence
 監督|Rayka Zehtabchi
 プロデューサー|Melissa Berton
 製作|ネットフリックス Netflix




Black Sheep(英題)
監督|Ed Perkins
プロデューサー|Jonathan Chinn




エンド・ゲーム: 最期のあり方
英題|End Game
監督|ロブ・エプスタイン  Rob Epstein
   ジェフリー・フリードマン  Jeffrey Friedman
プロデューサー|ジェフリー・フリードマン  Jeffrey Friedman




LIFEBOAT(英題)
監督|Skye Fitzgerald
プロデューサー|Bryn Mooser




A Night at the Garden(英題)
監督|Marshall Curry
プロデューサー|Marshall Curry



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【発表順】

《Queen + Adam Lambert: "Behemian Rhapsody" Performance》
「We Will Rock You」「We are the Champions」

01. Supporting Actress

02. Doc Feature

03. Makeup & Hair

04. Costume Design

05. Production Design

06. Cinematography

07. Sound Editing

08. Sound Mixing

09. Foreign Language

10. Film Editing

11. Supporting Actor

12. Animated Feature

13. Animated Short

14. Doc Short

15. Visual Effects

16. Live Action Short

17. Original Screenplay

18. Adapted Screenplay

19. Original Score

20. Original Song

《追悼コーナー》

21. Actor

22. Actress

21. Director

24. Picture


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とりあえずリメイク作が作品賞を受賞するというようなことがなくてホッとしました。(3度目のリメイク作、オリジナルを含めたら4度目の映画化作品が作品賞を獲るなんて、新作/オリジナル作品が受賞出来ずリメイク作が獲るなんて、そんなの映画業界の敗北宣言のようなもんですよ。)

『ボヘミアン・ラプソディ』が4賞、『グリーンブック』『ROMA/ローマ』『ブラックパンサー』が3賞を受賞。『ボヘミアン・ラプソディ』と『ブラックパンサー』が案外頑張った印象。

昨年「人気映画賞部門を創設しようかな」という映画芸術科学アカデミーからのアナウンスがあった(今年度はとりあえず創設せず。)ことが投票行動に影響が出ているような気がします。人気映画賞部門創設まで視野に入っているような状況にアカデミー会員たちも驚いただろうし、そういう状況下では「一般観客が映画館へ足を運んでみてくれた人気作品にも目配りをしていかねば……」という意識が会員たちの中に芽生えたのでは。なーんてことを考えたりしました。

『女王陛下のお気に入り』はプロダクション・デザイン賞と衣装デザイン賞の2賞を逃したことで「(『ローマ』と並んで最多ノミネートだったのに)このままでは手ぶらで帰らなければならないかも……」という状況に。それが式の終盤でビッグ・アップセットが起き主演女優賞を受賞。”ひとつ獲れて一安心” というところ。

2010年代に入ってからの作品賞受賞作には(受賞作のみならずノミネート作にも)鑑賞後少々がっかりするものもあり、またそういうがっかり受賞作&がっかりノミネート作が徐々に増えてきているのですが(個人の印象です。)、『グリーンブック』がそうでないことを祈ります。

アカデミー賞まわりは年々キャンペーンも報道も派手になっています。前哨戦と言われる映画賞も増え、食傷気味なほど。まさに『虚栄』という言葉がしっくりくるような状態。(2010年代の受賞作群をみて、30年後40年後の人々はどう思うのだろうな。40年後なんて……そのころ私はもう生きていないだろうけど。)




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2018年度インディペンデント・スピリット賞 受賞結果発表

2018年度(第34回)インディペンデント・スピリット賞(The Independent Spirit Awards / 開催地:ロサンゼルス)の授賞式が行われ、受賞結果が発表されました。授賞式のホストはオーブリー・プラザ(Aubrey Plaza)でした。



● 公式サイト内の発表 (2019/02/23付け)
Here are the Winners of the 2019 Film Independent Spirit Awards



● インディペンデント・スピリット賞 公式サイト(トップページ)
 The Independent Spirit Awards




SHOW HIGHLIGHTS | 2019 Film Independent Spirit Awards
Film Independent さんより)


以前に比べるとずいぶんと派手になりましたねえ。「ドレスアップしない」というのが暗黙のルールのようになっていたのに今や……人によっては肩出しロングドレスで来場しているし。”インディペンデント・スピリット” って一体なんぞや、という気分。もしかして ”インディペンデント・スピリット” を忘れているのはインディペンデント・スピリット賞じゃないの?


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2018年度(第34回)インディペンデント・スピリット賞 受賞結果
(The Independent Spirit Awards)


★印 … 受賞



作品賞 Best Film (Best Feature)
※ プロデューサーに与えられます。


ビール・ストリートの恋人たち
 英題|If Beale Street Could Talk
 監督|バリー・ジェンキンズ Barry Jenkins
 プロデューサー|Dede Gardner
         Barry Jenkins
         Jeremy Kleiner
         Sara Murphy
         Adele Romanski




Eighth Grade (8th Grade)(英題)
監督|ボー・バーナム Bo Burnham
プロデューサー|Eli Bush
        Scott Rudin
        Christopher Storer
        Lila Yacoub




魂のゆくえ
英題|First Reformed
監督|ポール・シュレイダー Paul Schrader
プロデューサー|Jack Binder
        Greg Clark
        Gary Hamilton
        Victoria Hill
        David Hinojosa
        Frank Murray
        Deepak Sikka
        Christine Vachon




足跡はかき消して
英題|Leave No Trace
監督|デブラ・グラニック Debra Granik
プロデューサー|Anne Harrison
        Linda Reisman
        Anne Rosellini




ビューティフル・デイ(2017年)
英題|You Were Never Really Here
監督|リン・ラムジー Lynne Ramsay
プロデューサー|Rosa Attab
        Pascal Caucheteux
        Rebecca O’Brien
        Lynne Ramsay
        James Wilson





第一回作品賞 Best First Feature
※ 監督とプロデューサーに与えられます。

Sorry to Bother You(英題)
 監督|ブーツ・ライリー Boots Riley
 プロデューサー|Nina Yang Bongiovi
         Jonathan Duffy
         Charles D. King
         George Rush
         Forest Whitaker
         Kelly Williams




へレディタリー/継承
英題|Hereditary
監督|アリ・アスター Ari Aster
プロデューサー|Kevin Frakes
        Lars Knudsen
        Buddy Patrick




ジェニーの記憶
英題|The Tale
監督|ジェニファー・フォックス Jennifer Fox
プロデューサー|Jennifer Fox
        Sol Bondy
        Lawrence Inglee
        Mynette Louie
        Oren Moverman
        Simone Pero
        Reka Posta
        Laura Rister
        Regina K. Scully
        Lynda Weinman




We the Animals(英題)
監督|Jeremiah Zagar
プロデューサー|Andrew Goldman
        Christina D. King
        Paul Mezey
        Jeremy Yaches




ワイルドライフ
英題|Wildlife
監督|ポール・ダノ Paul Dano
プロデューサー|Paul Dano
        Andrew Duncan
        Jake Gyllenhaal
        Riva Marker
        Oren Moverman
        Ann Ruark
        Alex Saks





監督賞 Best Director

バリー・ジェンキンズ Barry Jenkins
 作品|ビール・ストリートの恋人たち
 英題|If Beale Street Could Talk




デブラ・グラニック Debra Granik
作品|足跡はかき消して
英題|Leave No Trace




タマラ・ジェンキンス Tamara Jenkins
作品|プライベート・ライフ
英題|Private Life




リン・ラムジー Lynne Ramsay
作品|ビューティフル・デイ(2017年)
英題|You Were Never Really Here




ポール・シュレイダー Paul Schrader
作品|魂のゆくえ
英題|First Reformed





脚本賞 Best Screenplay

ある女流作家の罪と罰
 英題|Can You Ever Forgive Me?
 脚本|ニコール・ホロフセナー Nicole Holofcener
    ジェフ・ウィッティ Jeff Whitty




コレット
英題|Colette
脚本|リチャード・グラツァー Richard Glatzer (脚本 / 原案)
   レベッカ・レンキェヴィチ Rebecca Lenkiewicz
   ワッシュ・ウェストモアランド Wash Westmoreland




プライベート・ライフ
英題|Private Life
脚本|タマラ・ジェンキンス Tamara Jenkins




Sorry to Bother You(英題)
脚本|ブーツ・ライリー Boots Riley




作品|魂のゆくえ
英題|First Reformed
脚本|ポール・シュレイダー Paul Schrader





第一回脚本賞 Best First Screenplay

Eighth Grade (8th Grade)(英題)
 脚本|ボー・バーナム Bo Burnham




Nancy(英題)
脚本|クリスティーナ・チョウ Christina Choe




Thoroughbreds(英題)
脚本|コリー・フィンレイ Cory Finley




ジェニーの記憶
英題|The Tale
脚本|ジェニファー・フォックス Jennifer Fox




Blame(英題)
脚本|クイン・シェパード Quinn Shephard(脚本/原案)
   ローリー・シェパード Laurie Shephard(原案)





ジョン・カサヴェテス賞 John Cassavetes Award
※ 50万ドル以下の製作費の作品が対象。 賞は、脚本家・監督・プロデューサーに与えられます。

En el Séptimo Día(英題)
 監督|ジム・マッケイ Jim McKay




A Bread Factory(英題)
監督|パトリック・ワン Patrick Wang




Never Goin' Back(英題)
監督|オーガスティン・フリッゼル Augustine Frizzell




Socrates(英題)
監督|アレックス・モラット Alex Moratto




Thunder Road(英題)
監督|ジム・カミングス Jim Cummings





主演男優賞 Best Actor (Best Male Lead)

イーサン・ホーク Ethan Hawke
 作品|魂のゆくえ
 英題|First Reformed




ジョン・チョー John Cho
作品|search/サーチ
英題|Searching




ダヴィード・ディグス Daveed Diggs
作品|Blindspotting(英題)




Christian Malheiros
作品|Socrates(英題)




ホアキン・フェニックス Joaquin Phoenix
作品|ビューティフル・デイ(2017年)
英題|You Were Never Really Here





主演女優賞 Best Actress (Best Female Lead)

グレン・クローズ Glenn Close
 作品|天才作家の妻 -40年目の真実-
 英題|The Wife




トニ・コレット Toni Collette
作品|へレディタリー/継承
英題|Hereditary




エルシー・フィッシャー Elsie Fisher
作品|Eighth Grade (8th Grade)(英題)




レジーナ・ホール Regina Hall
作品|Support the Girls(英題)




ヘレナ・ハワード Helena Howard
作品|Madeline's Madeline(英題)




キャリー・マリガン Carey Mulligan
作品|ワイルドライフ
英題|Wildlife





助演男優賞 Best Supporting Actor (Best Supporting Male)

リチャード・E・グラント Richard E. Grant
 作品|ある女流作家の罪と罰
 英題|Can You Ever Forgive Me?




ラウル・カスティーヨ Raul Castillo
作品|We the Animals(英題)




アダム・ドライヴァー Adam Driver
作品|ブラック・クランズマン
英題|BlacKkKlansman




ジョシュ・ハミルトン Josh Hamilton
作品|Eighth Grade (8th Grade)(英題)




ジョン・デヴィッド・ワシントン John David Washington
作品|Monsters and Men(英題)





助演女優賞 Best Supporting Actress (Best Supporting Female)

レジーナ・キング Regina King
 作品|ビール・ストリートの恋人たち
 英題|If Beale Street Could Talk




ケイリー・カーター Kayli Carter
作品|プライベート・ライフ
英題|Private Life




タイン・デイリー Tyne Daly
作品|A Bread Factory(英題)
トーマシン・ハーコート・マッケンジー Thomasin Harcourt McKenzie
作品|足跡はかき消して
英題|Leave No Trace




J・スミス=キャメロン J. Smith-Cameron
作品|Nancy(英題)




撮影賞 Best Cinematography

サヨムプー・ムックディプローム Sayombhu Mukdeeprom
 作品|サスペリア(2018年)
 英題|Suspiria




アシュリー・コナー Ashley Connor
作品|Madeline's Madeline(英題)




ディエゴ・ガルシア Diego Garcia
作品|ワイルドライフ
英題|Wildlife




ベンジャミン・ローブ Benjamin Loeb
作品|マンディ 地獄のロード・ウォリアー
英題|Mandy




Zak Mulligan
作品|We the Animals(英題)





編集賞 Best Editing

ビューティフル・デイ(2017年)
 英題|You Were Never Really Here
 編集|ジョー・ビニ Joe Bini




We the Animals(英題)
編集|出口景子 Keiko Deguchi
   ブライアン・A・ケイツ Brian A. Kates
   Jeremiah Zagar




アメリカン・アニマルズ
英題|American Animals
編集|ルーク・ダンクリー Luke Dunkley
   ニック・フェントン Nick Fenton
   クリス・ギル Chris Gill
   ジュリアン・ハート Julian Hart




ジェニーの記憶
英題|The Tale
編集|アンネ・ファビニ Anne Fabini
   アレックス・ホール Alex Hall
   ゲイリー・レヴィ Gary Levy




Mid90s(英題)
編集|ニック・フーイ Nick Houy





外国映画賞(国際映画賞) Best International Film
※ 監督に与えられます。

ROMA/ローマ
 原題/英題|Roma
 監督|アルフォンソ・キュアロン Alfonso Cuaron
 製作国|メキシコ




バーニング 劇場版
英題|Burning
原題|Beoning / Buh-ning
監督|イ・チャンドン Lee Chang-dong
製作国|韓国




女王陛下のお気に入り
英題|The Favourite
監督|ヨルゴス・ランティモス Yorgos Lanthimos
製作国|イギリス




幸福なラザロ
英題|Happy as Lazzaro
原題|Lazzaro felice
監督|アリーチェ・ロルヴァケル Alice Rohrwacher
製作国|イタリア




万引き家族
英題|Shoplifters
監督|是枝裕和 Hirokazu Kore-Eda
製作国|日本





ドキュメンタリー賞 Best Documentary
※ 監督に与えられます。

Won't You Be My Neighbor?(英題)
 監督|モーガン・ネヴィル Morgan Neville




Hale County This Morning, This Evening(英題)
監督|RaMell Ross




Minding the Gap(英題)
監督|Bing Liu




父から息子へ ~戦火の国より~ (ドイツ映画祭HORIZONTE 2019での邦題)
英題|Of Fathers and Sons(2017年)
監督|タラール・デルキ Talal Derki




ナディアの誓い-On Her Shoulders
英題|On Her Shoulders
監督|アレクサンドリア・ボンバッハ Alexandria Bombach




消えた16mmフィルム
英題|Shirkers
監督|サンディ・タン Sandi Tan





ロバート・アルトマン賞 Robert Altman Award
※ 監督、キャスティング・ディレクター、演者たち(アンサンブル・キャスト)に与えられます。

作品|サスペリア(2018年)
 監督|ルカ・グァダニーノ Luca Guadagnino
 キャスティング・ディレクター|Avy Kaufman
                Stella Savino
 出演|マウゴーシャ・ベラ Malgosia Bela
    イングリット・カーフェン Ingrid Caven
    Lutz Ebersdorf
    エレナ・フォキーナ Elena Fokina
    ミア・ゴス Mia Goth
    ジェシカ・ハーパー Jessica Harper
    ダコタ・ジョンソン Dakota Johnson
    ガーラ・ムーディ Gala Moody
    クロエ・グレース・モレッツ Chloë Grace Moretz
    レネ・ソーテンダイク Renée Soutendijk
    ティルダ・スウィントン Tilda Swinton
    シルヴィー・テステュー Sylvie Testud
    アンゲラ・ヴィンクラー Angela Winkler




ボニー賞 Bonnie Award

デブラ・グラニック Debra Granik


タマラ・ジェンキンス Tamara Jenkins


カリン・クサマ Karyn Kusama





製作者賞 Piaget Producers Award
※ 新進のプロデューサーに贈られます。25,000ドルの無制限の補助金も授与。

Shrihari Sathe


Jonathan Duffy and Kelly Williams


Gabrielle Nadig





Someone to Watch Award
※ 適切な認知を受けていない映画製作者に贈られます。25,000ドルの無制限の補助金も授与。

Socrates(英題)
 監督|アレックス・モラット Alex Moratto


Lemonade(英題)
監督|Ioana Uricaru


We the Animals(英題)
監督|Jeremiah Zagar





Truer Than Fiction Award
※ 大きな認知をまだ受けていないノンフィクション映画の映画製作者に贈られます。25,000ドルの無制限の補助金も授与。

Minding the Gap(英題)
 監督|Bing Liu




ナディアの誓い-On Her Shoulders
英題|On Her Shoulders
監督|アレクサンドリア・ボンバッハ Alexandria Bombach




Hale County This Morning, This Evening(英題)
監督|RaMell Ross


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作品賞も脚本賞も『魂のゆくえ』が獲るのではと思っていたのでちょっと意外。でも『ビール・ストリートの恋人たち』が大勝ちしたのは嬉しい。

『ビール・ストリートの恋人たち』(作品賞/監督賞/助演女優賞)、『魂のゆくえ』(主演男優賞)、『Eighth Grade』(第一回脚本賞)、『ビューティフル・デイ』(編集賞)、『足跡はかき消して』(ボニー賞)など作品賞ノミネート作すべて手ぶらでは帰さないという配慮(?)もあったり、またアカデミー賞では不遇(落選)だった『Won't You Be My Neighbor?』にも救いの手を差し伸べたり、他にも『ある女流作家の罪と罰』(助演男優賞/脚色賞)『Sorry to Bother You』(第一回作品賞)、『サスペリア』(撮影賞/ロバート・アルトマン賞)、『ROMA/ローマ』(外国映画賞)など有力作・注目作にも万遍なく賞が振り分けられた感じあり。



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〔予想〕2018年度(第91回)アカデミー賞|受賞予想(全24部門)

2018年度(第91回)アカデミー賞受賞予想です。



2018年度(第91回)アカデミー賞授賞式は、(現地時間で)2019年2月24日〔日本時間で2019年2月25日(月)〕に行われる予定です。


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【2018年度(第91回)アカデミー賞|受賞予想(全24部門)】

【作品賞】 Best Film

ROMA/ローマ
英題|Roma
プロデューサー|ガブリエラ・ロドリゲス Gabriela Rodriguez
        アルフォンソ・キュアロン Alfonso Cuaron
米国配給|ネットフリックス Netflix

『ROMA/ローマ』か『グリーンブック』か。アカデミー賞作品賞が新時代へ突入する瞬間を見てみたいというのもあり、こういう予想で。ただここ4年受賞作予想を外しているので……。個人的には2005年度(第78回)でも新時代突入を期待して裏切られた経験があるし(受賞作『クラッシュ』)、『グリーンブック』が受賞して米国アカデミー賞の保守的なところを再び見せつけられる可能性も高いとは思います。

(余談|アン・リー監督は2000年度『グリーン・デスティニー』/2005年度『ブロークバック・マウンテン』(監督賞受賞)/2012年度『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(監督賞受賞)と大きなチャンスが三度あった人だし、世間から「アカデミー賞には(まだ)価値がある」とみなされているうちにアン・リー監督作が作品賞を受賞して欲しいですね。)

(2019/03/25 AM9:30 追記)『ROMA/ローマ』『グリーンブック』以外の作品が獲っていってもおかしくないよねえ。一応、本命『ROMA/ローマ』、対抗『グリーンブック』という予想が多いけど、「えっ、それが!」というのが作品賞獲るかもね。でも予想は変えませんよ。




【監督賞】 Best Directer

アルフォンソ・キュアロン Alfonso Cuaron
作品|ROMA/ローマ
英題|Roma




【主演男優賞】 Best Leading Actor

ラミ・マレック Rami Malek
作品|ボヘミアン・ラプソディ
英題|Behemian Rhapsody

個人的には『永遠の門 ゴッホの見た未来』のウィレム・デフォーの大アップセット受賞を(かなりの望み薄だけれど)期待したいです。



【主演女優賞】 Best Leading Actress

グレン・クローズ Glenn Close
作品|天才作家の妻 - 40年目の真実 -
英題|The Wife




【助演男優賞】 Best Supporting Actor

マハーシャラ・アリ Mahershala Ali
作品|グリーンブック
英題|Green Book




【助演女優賞】 Best Supporting Actress

レジーナ・キング Regina King
作品|ビール・ストリートの恋人たち
英題|If Beale Street Could Talk




【脚本賞】 Best Original Screenplay

作品|女王陛下のお気に入り
英題|The Favourite
脚本|デボラ・デイヴィス Deborah Davis
   トニー・マクナマラ Tony McNamara




【脚色賞】 Best Adapted Screenplay

作品|ブラック・クランズマン
英題|BlacKkKlansman
脚本|チャーリー・ワクテル Charlie Wachtel
   デイヴィッド・ラビノウィッツ David Rabinowitz
   ケヴィン・ウィルモット Kevin Willmott
   スパイク・リー Spike Lee

アカデミー会員さんたちはスパイク・リーには何か受賞させたいはず。



【撮影賞】 Best Cinematography

作品|ROMA/ローマ
英題|Roma
撮影|アルフォンソ・キュアロン Alfonso Cuaron




【編集賞】 Best Editing

作品|ボヘミアン・ラプソディ
英題|Bohemian Rhapsody
編集|ジョン・オットマン John Ottman




【プロダクション・デザイン賞】 Best Art Direction

作品|女王陛下のお気に入り
英題|The Favourite
プロダクション・デザイン|フィオナ・クロンビー Fiona Crombie
セット・デコレーション|アリス・フェルトン Alice Felton




【衣装デザイン賞】 Best Costume Design

作品|ブラックパンサー
英題|Black Panther
衣装デザイン|ルース・E・カーター Ruth E. Carter(Ruth Carter)

『女王陛下のお気に入り』(サンディ・パウエル)も獲って欲しい。(無理だろうけど)2作品の同時受賞を期待。



【メイクアップ&ヘアスタイリング賞】 Makeup and Hairstyling

作品|バイス
英題|Vice
メイク担当|Greg Cannom
      Kate Biscoe
      Patricia DeHaney




【作曲賞】 Best Music (Original Score)

作品|ビール・ストリートの恋人たち
英題|If Beale Street Could Talk
作曲|ニコラス・ブリテル Nicholas Britell




【主題歌賞(歌曲賞)】 Best Original Song

シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた
英題|Shallow
歌唱|レディー・ガガ Lady Gaga
   ブラッドリー・クーパー Bradley Cooper
作詞/作曲|レディー・ガガ Lady Gaga
     マーク・ロンソン Mark Ronson
     アンソニー・ロッソマンド Anthony Rossomando
     アンドリュー・ワイアット Andrew Wyatt
作品|アリー/スター誕生
英題|A Star Is Born

(『ブラックパンサー』(主題歌『オール・ザ・スターズ』)のケンドリック・ラマーとSZAはアカデミー賞授賞式でパフォーマンスしないそうですよ!あらら。【参照】Variety.com(In Contention)Oscars: Kendrick Lamar and SZA Will Not Perform ‘Black Panther’ Song (EXCLUSIVE) [ February 21, 2019 11:34AM PT ])



【音響調整賞(録音賞)】 Best Sound Mixing

作品|ボヘミアン・ラプソディ
英題|Bohemian Rhapsody
担当|Paul Massey
   Tim Cavagin
   John Casali




【音響編集賞(音響効果賞)】 Best Sound Editing

ファースト・マン
英題|First Man
担当|Ai-Ling Lee
   Mildred Iatrou Morgan




【視覚効果賞】 Best Visual Effects

作品|ファースト・マン
英題|First Man
担当|Paul Lambert
   Ian Hunter
   Tristan Myles
   J.D. Schwalm

『プーと大人になった僕』が獲らないかなあとうっすら期待しています……。



【外国語映画賞】 Best Foreign Language Film

ROMA/ローマ
原題/英題|Roma
監督|アルフォンソ・キュアロン Alfonso Cuaron
製作国|メキシコ
米国配給|ネットフリックス Netflix




【長編アニメーション映画賞】 Best Animated Film

スパイダーマン:スパイダーバース
英題|Spider-Man: Into the Spider-Verse
監督|ボブ・ペルシケッティ Bob Persichetti
   ピーター・ラムジー Peter Ramsey
   ロドニー・ロスマン Rodney Rothman
プロデューサー|フィル・ロード Phil Lord
        クリストファー・ミラーChristopher Miller
米国配給|ソニー・ピクチャーズ・リリーシング Sony Pictures Releasing
製作国|アメリカ




【長編ドキュメンタリー映画賞】 Best Documentary Film

Free Solo(英題)
監督|ジミー・チン Jimmy Chin
   エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ Elizabeth Chai Vasarhelyi
プロデューサー|Evan Hayes
        Shannon Dill
米国配給|ナショナル・ジオグラフィック・ドキュメンタリー・フィルムス National Geographic Documentary Films




【短編実写映画賞】 Best Live Action Short Film

Marguerite(英題)
監督|Marianne Farley
プロデューサー|Marie-Helene Panisset




【短編アニメーション映画賞】 Best Animated Short Film

Bao(英題)
監督|Domee Shi
プロデューサー|Becky Neiman-Cobb




【短編ドキュメンタリー映画賞】 Documentary, Short Subjects

Black Sheep(英題)
監督|Ed Perkins
プロデューサー|Jonathan Chinn


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作品別受賞数 予想


【4】 ROMA/ローマ
作品賞
監督賞
撮影賞
外国語映画賞



【3】 ボヘミアン・ラプソディ
主演男優賞
編集賞
音響調整賞(録音賞 / Best Sound Mixing)



【2】 女王陛下のお気に入り
脚本賞
プロダクション・デザイン賞



【2】 ビール・ストリートの恋人たち
助演女優賞
作曲賞



【2】 ファースト・マン
音響編集賞(音響効果賞 / Best Sound Editing)
視覚効果賞



【1】 天才作家の妻 - 40年目の真実 -
主演女優賞



【1】 グリーンブック
助演男優賞



【1】 ブラック・クランズマン
脚色賞



【1】 ブラックパンサー
衣装デザイン賞



【1】 バイス
メイクアップ&ヘアスタイリング賞



【1】 アリー/スター誕生
主題歌賞(歌曲賞)



【1】 スパイダーマン:スパイダーバース
長編アニメーション映画賞



【1】 Free Solo(英題)
長編ドキュメンタリー映画賞



【1】 Marguerite(英題)
短編実写映画賞



【1】 Bao(英題)
短編アニメーション映画賞



【1】 Black Sheep(英題)
短編ドキュメンタリー映画賞



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ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)による
「アカデミー賞作品賞の受賞作が決まるまで…を説明しました」ビデオ



How a Film Wins the Oscar for Best Picture, Explained | Vanity Fair
(YouTube Vanity Fair より)


作品賞の投票集計、ややこしい。





猿渡由紀さんの日本語記事が分かりやすいです。

Yahoo個人 2019年2月14日付け記事
予測を難しくするオスカー作品賞の投票形式をわかりやすく解説

現在、この投票形式を採用しているアワードは、プロデューサー組合賞(PGA)と、放送映画批評家協会賞だけである。

投票者が全く異なるのに放送映画批評家協会賞とアカデミー賞作品賞の傾向が似るのは投票形式にも拠るところが大きいのかも。

こういう形式を採っているので「投票者たちが2位もしくは3位に選びたくなる作品のほうがが受賞しやすい」と言われてしまう。


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● 映画芸術科学アカデミー 公式サイト(トップページ)
  The Academy of Motion Picture Arts and Sciences



● 授賞式を放映するABCのアカデミー賞公式サイト(トップページ)
  http://oscar.go.com/



【更新】2018年度(第91回)アカデミー賞|映画芸術科学アカデミーは「撮影賞」「編集賞」「短編実写映画賞」「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」の4部門の受賞者をCM中に発表することを決定/(ところが、2019年2月15日付けで結局この決定を撤回することにしたとのこと。)


(2019年2月16日 追記)

映画業界内より猛反発を受け、映画芸術科学アカデミーは結局今まで通り24部門すべての受賞者の発表を放送内に行うことに。

【参照】Variety.com 2019年2月15日付け記事
All Oscar Categories to Air Live After Hollywood Protest

アカデミー賞授賞式における問題点は残ったまま。ABC局から求められている「授賞式は3時間以内に収めること」は果たしてどう実現するのか?(授賞式内の出し物を大幅にカットするしかないよね?) ストリーミング配信でどの程度視聴者が戻るか?そして授賞式放映(地上波&ストリーミング双方)にCMスポンサーが今まで通り付くかどうか?ABC局や映画芸術科学アカデミーにとってはそこが大問題。

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(2019年2月12日 記)


いっそのこと作品賞と俳優4賞の計5部門だけ放送すればいいんじゃないの?結局のところアメリカ国内でも一般的に関心を持つのは作品賞を俳優4賞くらいなもんだし。作品賞と俳優4賞の5部門を授賞式の終盤に置き、その部分だけ放送する。歌曲賞パフォーマンスも物故者トリビュートも地上波放送は無しにする。歌曲賞パフォーマンスや物故者トリビュートや作品賞と俳優4賞の計5部門以外の部門はその前に録画しておき作品賞発表後にYouTubeのオスカー公式チャンネルで流す。関心のある人はそれを見ればいい。そうすれば確実に授賞式の地上波放送は1時間以内に終わる。授賞式の放映権料は下げざるを得ないだろうけど、映画芸術科学アカデミーも今まで通りの派手な運営は見直せばいいんじゃないの?


毎年4~6部門を持ち回りでCM中に放送するなんていうバカにしたやり方をするくらいなら、主要5部門に絞ったらいい。そもそも、ほんとに「授賞式が長過ぎるから見ない」のか?結果だけ知ればそれでよし、という人にとっては長かろうが短かろうが見ないだろうしねえ。





シネマトゥデイ 2019年2月12日付け記事
アカデミー賞、4部門の受賞者発表はCM中に行うことが決定【第91回アカデミー賞】

今年のアカデミー賞授賞式では、撮影賞、編集賞、短編実写映画賞、メイク・ヘアスタイリング賞という計4部門の受賞者発表はCM中に行われることに決まった。映画芸術科学アカデミーの会長ジョン・ベイリーが発表した。この4部門はテレビの生放送中に編集したものを流すほか、アカデミー賞公式サイトのストリーミングではライブ放送するとのこと。CM中に発表される賞は毎年4部門から6部門が持ち回り式になるといい、今回省略された撮影賞、編集賞、短編実写映画賞、メイク・ヘアスタイリング賞については、来年の授賞式ではきちんと放送中に発表される。また、2曲しかパフォーマンスされないかもしれないとウワサされていた歌曲賞だが、例年通りノミネートされた5曲全てのパフォーマンスが行われることも発表された。







この記事のコメント欄では「この4部門にはディズニー作品がノミネートされていない(ディズニーはアカデミー賞授賞式を放送するABC局の親会社)」という指摘もあり。


Variety.com  2019年2月11日付け記事
Academy Confirms Four Oscar Presentations Set for Commercial Breaks



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