2011年度(第84回)アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞|エントリー15作品(長編ドキュメンタリー映画賞 ショートリスト)のリスト 発表

映画芸術科学アカデミーは2011年度(第84回)アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞へエントリーされた15作品のリスト(長編ドキュメンタリー映画賞 ショートリスト)を発表しました。


なお、この15作品は124本の有資格作品の中から選ばれました。この15作品から5作品が2011年度(第84回)アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞へノミネートされることになります。


2011年度(第84回)アカデミー賞ノミネーション発表は(現地日時で)2012年1月24日です。



【参照】 映画芸術科学アカデミー公式サイト内 プレスリリース 
 15 Documentary Features Advance in 2011 Oscar[レジスタードトレードマーク] Race

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2011年度(第84回)アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞へエントリーされた15作品(長編ドキュメンタリー映画賞 ショートリスト)

(映画タイトルのアルファベット順)



Battle for Brooklyn (2010年)
監督:マイケル・ガリンスキー Michael Galinsky
    スキ・ホーリー Suki Hawley
製作会社:RumuR Inc.
製作国:アメリカ




Bill Cunningham New York (2010年)
監督:リチャード・プレス Richard Press
製作会社:First Thought Films
製作国:アメリカ/フランス




Buck (2011年)
監督:シンディ・ミール Cindy Meehl
製作会社:Cedar Creek Productions
製作国:アメリカ
※ 2011年度サンダンス映画祭観客賞(ドキュメンタリー部門)受賞。




Hell and Back Again (2011年)
監督:ダンファン・デニス Danfung Dennis
製作会社:Roast Beef Productions Limited
製作国:アメリカ/イギリス/アフガニスタン
※ 2011年度サンダンス映画祭ワールド・シネマ・グランプリ(ドキュメンタリー部門)とワールド・シネマ/撮影賞(ドキュメンタリー部門)の2部門を受賞。




もしもぼくらが木を失ったら (2011年)
(英題:If a Tree Falls: A Story of the Earth Liberation Front)
監督:マーシャル・カリー Marshall Curry
    サム・カルマン Sam Cullman
製作会社:Marshall Curry Productions, LLC
製作国:アメリカ/イギリス
※ 2011年度サンダンス映画祭編集賞(ドキュメンタリー部門)受賞。




Jane's Journey (2010年)
監督:ロレンツ・クナウアー Lorenz Knauer
製作会社:NEOS Film GmbH & Co. KG
製作国:ドイツ/タンザニア




The Loving Story(Long Way Home: The Loving Story) (2011年)
監督:ナンシー・バースキー Nancy Buirski
製作会社:Augusta Films
製作国:アメリカ




Paradise Lost 3: Purgatory (2011年)
監督:ジョー・バーリンジャー Joe Berlinger
    ブルース・シノフスキー Bruce Sinofsky
製作会社:@radical.media
製作国:アメリカ




Pina/3D ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち (2011年) (英題:Pina)
監督:ヴィム・ヴェンダース Wim Wenders
製作会社:Neue Road Movies GmbH
製作国:ドイツ/フランス/イギリス
※ 本作は本年度アカデミー賞外国語映画賞部門のドイツ代表作にも選出されています。




プロジェクト・ニム (2011年) (英題:Project Nim)
監督:ジェームズ・マーシュ James Marsh
製作会社:Red Box Films
製作国:イギリス/アメリカ
※ 2011年度サンダンス映画祭のワールド・シネマ/監督賞(ドキュメンタリー部門)受賞。




Semper Fi: Always Faithful (2011年)
監督:トニー・ハードモンTony Hardmon
    レイチェル・リベルテ Rachel Libert
製作会社:Tied to the Tracks Films, Inc.
製作国:アメリカ
※ 2011年トライベッカ映画祭編集賞受賞。同映画祭観客賞の第2位獲得。




Sing Your Song (2011年)
監督:スザンヌ・ロストック Susanne Rostock
製作会社:S2BN Belafonte Productions, LLC
製作国:アメリカ




Undefeated (2011年)
監督:ダニエル・リンジー Daniel Lindsay 
    T・J・マーティン T.J. Martin
製作会社:Spitfire Pictures
製作国:アメリカ




Under Fire: Journalists in Combat (2011年)
監督:マーティン・バーク Martyn Burke
製作会社:JUF Pictures, Inc.




あの頃、僕らは-いま語られるエイズの記憶 (2011年)
(英題:We Were Here)
監督:デヴィッド・ワイスマン David Weissman
    ビル・ウェバー Bill Weber
製作会社:Weissman Projects, LLC
製作国:アメリカ


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有望とみなされていたけれどリスト入りしなかった主な作品は…


アイルトン・セナ~音速の彼方へ (2010年)(英題:Senna) 
監督:アシフ・カパディア Asif Kapadia
 

Into the Abyss (Into The Abyss: A Tale of Death, A Tale of Life)
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク Werner Herzog


Dragonslayer(2011年)
監督:トリスタン・パターソン Tristan Patterson


Better This World
監督:ケイティ・カロウェイ Katie Galloway,
    ケリー・デュアン Kelly Duane (Kelly Duane de la Vega)


The Interrupters
監督:スティーヴ・ジェームズ Steve James


Tabloid
監督:エロール・モリス Errol Morris


Page One: Inside The New York Times
監督:アンドリュー・ロッシ Andrew Rossi


Nostalgia for the Light
監督:パトリッツォ・ガズマン Patrizio Guzman


Being Elmo: A Puppeteer's Journey
監督:コンスタンス・マークス Constance Marks
    フィリップ・シェーンPhilip Shane


LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語(2011年) (英題:Life in a Day)
監督:ケヴィン・マクドナルド Kevin Macdonald, ジョセフ・マイケル(共同監督) Joseph Michae



『Jiro Dreams of Sushi』(邦題:二郎は鮨の夢を見る)も入りませんでした。



2011年 AFI Fest|受賞結果 発表

アメリカ映画協会(American Film Institute, AFI )が開催する 2011年AFI Festの受賞結果が発表になりました。


The 2011 AFI Fest winners

ブレイクスルー部門 Breakthrough Section 
(賞金として5,000 ドルが贈呈されます)
With Every Heartbeat (原題:Kyss mig) (スウェーデン)
監督:Alexandra-Therese Keining


新人映画監督部門 New Auteurs Section
闇を生きる男 Bullhead (原題:Rundskop) (ベルギー)
監督:ミヒャエル・R・ロスカム Michaël R. Roskam
※ 『Bullhead』は本年度アカデミー賞外国語映画賞部門のベルギー代表作に選出されています。


ワールド・シネマ部門 World Cinema Section (2作品のタイ受賞)
● Jiro Dreams of Sushi (アメリカ)
  監督:デヴィッド・ゲルブ David Gelb
※ 日本の寿司職人・小野二郎(「すきやばし次郎」店主)を追ったドキュメンタリー作品。

● キニアルワンダ Kinyarwanda (アメリカ / ルワンダ)
  監督:アルリック・ブラウン Alrick Brown
※ 2011サンダンス映画祭 観客賞(ワールド・シネマ/ドラマ部門)受賞。
※ SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011 (主催:埼玉県) 最優秀作品賞受賞。


ヤング・アメリカンズ部門 Young Americans Section
Wuss (アメリカ)
監督:Clay Liford


実写短編映画部門 Live Action Short Film Section
審査員大賞 Grand Jury Prize
Frozen Stories(Opowiesci z chlodni) (ポーランド)
監督:Grzegorz Jaroszuk

オノラブル・メンション(選外佳作) Honorable Mention
Babyland (アメリカ)
監督:Marc Fratello


アニメーション短編映画部門 Animated Short Film Section
審査員大賞 Grand Jury Prize
The Eagleman Stag (イギリス)
監督:マイケル・プリーズ Michael Please

オノラブル・メンション(選外佳作) Honorable Mention
The Voyagers (アメリカ)
監督:ペニー・レイン Penny Lane


新人映画監督批評家賞 New Auteurs section Critics Prize
審査員大賞 Grand Jury Prize
The Loneliest Planet (アメリカ / ドイツ)
監督:ジュリア・ロクテフ Julia Loktev

審査員特別賞 Special Jury Prize
Attenberg (ギリシャ)
監督:アティナ・ラシェル・ツァンガリ Athina Rachel Tsangari
※ 『Attenberg』は本年度アカデミー賞外国語映画賞部門のギリシャ代表作に選出されています。

演技賞 Acting Award Prize
マティアス・スーナールツ Matthias Schoenaerts
作品:闇を生きる男 Bullhead (原題:Rundskop) (ベルギー)



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2011アカデミー賞授賞式の新司会が決定

映画芸術科学アカデミーは、第84回(2011年度)アカデミー賞授賞式の司会を降板したエディ・マーフィに代わる新司会者がビリー・クリスタル(Billy Crystal)になったことを発表しました。ビリー・クリスタルは今回で9度目の司会ということになります。

【参照】 映画芸術科学アカデミー プレスリリース
Billy Crystal to Return as Host for 84th Academy Awards®


ビリー・クリスタルは昨年の授賞式にゲストとして登場しそれで里心(?)がついたか、授賞式のホストを再び務めることに対して前向きな発言をしていたので、代役だけどアカデミーの窮地を救うことも出来るし、やる気満々で登場してくることでしょう。新プロデューサーがブライアン・グレイザーなので古株のコメディアンや俳優へ依頼がいくのではないかと予想されていましたが、その通りになりました。ビリー・クリスタル待望論は根強くあったので、そういう方たちにとっては喜ばしいことでしょう。そういう方々にしてみれば「最初からビリー・クリスタルにしておけばよかったのに」ということかもしれません。急遽登板する代役司会者としてビリー・クリスタルは最適でしょう。勝手知ったるなんとやらで準備の仕方は熟知しているしビッグ・ショーの司会進行にも慣れているし、やるとなったら徹底して作り込む人なので準備時間は少ないけどそれなりのものはこしらえてくるでしょうし。

マペッツ、キャンペーンしたのに残念だったね。ニール・パトリック・ハリスの司会が見たかった私も残念。ニール・パトリック・ハリスとブライアン・グレイザーじゃ繋がりがなさそうだものなあ。


The Muppets(ザ・マペッツ)、アカデミー賞授賞式の司会者になるためキャンペーン中♪

Facebook の The Muppets Should Host the 2012 Oscars のページ こちら
ツイッターもあるよ。 Muppet Oscars 2012 さん


こちらの記事 にキャンペーン用のミス・ピギーのポスターが載っています。爆笑。
この↑↑元ネタ写真(FYCキャンペーン用のメリッサ・レオの写真)はこちら↓↓の記事に載っています。
http://www.deadline.com/2011/02/oscar-melissa-leo-goes-rogue-with-her-own-personal-campaign-ads/


indiewire のアンケートでは今現在、ザ・マペッツ圧勝中です。

(2011/11/24 記) 残念ながら司会者は別の人物になってしまいましたが、ゲスト・パフォーマーとして出演する可能性はまだあるかも!? 『ザ・マペッツ』での楽曲が主題歌賞にノミネートされればさらに出演の可能性は高くなりますよ、きっと。


私はニール・パトリック・ハリスがいいな。ゲイを侮蔑して辞任したプロデューサーがいなくなり、ゲイであることを公表しているニール・パトリック・ハリスが司会を務める…いいじゃないですか。

それに今年のトニー賞でこんな↓↓やりとりをしていたしね。

Neil Patrick Harris and Hugh Jackman duet at 2011 Tony Awards


ニール・パトリック・ハリスが司会ならマペッツも出演できるかもしれないし。
あっ、それに主題歌賞に『ザ・マペッツ』から何かノミネートされるかもしれないし。何かと好都合じゃないか。
ニール・パトリック・ハリスもマペッツもジェイソン・シーゲルやエイミー・アダムスと一緒に歌って踊ればいいし。
マペッツもスマーフも出しちゃえば子供も見るかもよ。


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【更新記録】
※ 追記しました。 (2011/11/24)



2011アカデミー賞授賞式:辞任したブレット・ラトナーの後任プロデューサーはブライアン・グレイザー

映画芸術科学アカデミーは、本年度(第84回)アカデミー賞授賞式のプロデューサーにブライアン・グレイザー(Brian Grazer)が加わると発表しました。ブライアン・グレイザーはドン・ミッシャー(Don Mischer)と共に授賞式のプロデュースをすることになります。ブライアン・グレイザーが授賞式のプロデュースをするのはこれが初めてです。

ブライアン・グレイザーは、アカデミー賞に脚本家として1回、プロデューサーとして2回ノミネートされており、2001年度には『ビューティフル・マインド』で作品賞を受賞しています。(ご存知のとおり、アカデミー賞作品賞はプロデューサーに与えられる賞です。)

ブライアン・グレイザーが今年関わっている作品は『カウボーイ&エイリアン』『J・エドガー』そして『ペントハウス』(英題:Tower Heist)などがあります。

【参照】 
● 映画芸術科学アカデミー公式サイト プレスリリース
Brian Grazer to Produce 84th Academy Awards® with Don Mischer

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これって、ブライアン・グレイザーは自分が携わっている作品の監督が引き起こした問題だから責任を感じて引き受けたんだろうか。それに、『J・エドガー』の作品賞ノミネートは無いとみられていることが判明した、ってことかもね。


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