2016年度(第89回)アカデミー賞外国語映画賞|ドイツからの出品作 決定(『ありがとう、トニ・エルドマン』)

ドイツ代表作は2016年(第69回)カンヌ国際映画祭のコンペティションへ選出され国際映画批評家連盟賞を受賞した『ありがとう、トニ・エルドマン』に決まりました。

カンヌでオフィシャルな賞を獲れずに終わったことに大きな驚きの声があがったほど好評を博した本作、アカデミー賞外国語映画賞部門でも本命視されること必至です。米国配給権はソニー・ピクチャーズ・クラシックスが獲得済み。



ドイツからの出品作 ■ 印 …… 女性監督
ありがとう、トニ・エルドマン
英題/原題|Toni Erdmann
監督|マーレン・アーデ Maren Ade  
製作国|ドイツ / オーストリア


IMDb|Toni Erdmann
http://www.imdb.com/title/tt4048272/

IMDbによると日本の配給はビターズ・エンドのようです。



〔シネマトゥデイの2016年[第69回]カンヌ映画祭スペシャルでの作品紹介(こちら)より〕【ストーリー】老犬と暮らす情熱的な音楽教師ヴィンフリードは、有能なビジネスコンサルタントとして世界中を飛び回っている娘のイネスとは長い間疎遠だった。だがある日、大切な相棒である犬を亡くした彼は、久々に娘とコンタクトを取ってみようと思い立つ。【ここに注目】プロデューサーや脚本家としても活躍する『恋愛社会学のススメ』のドイツの女性監督マーレン・アーデがメガホンを取って放つヒューマンドラマ。 『エンジェル』などのイギリス人女優ルーシー・ラッセルや、『私の、息子』などのルーマニア人俳優ヴラド・イヴァノフら国際派スターが豪華共演。 『恋愛社会学のススメ』で第59回ベルリン国際映画祭審査員グランプリと女優賞の2つの銀熊賞を受賞した実力派監督の躍進に注目が集まる。




Toni Erdmann (2016) - Trailer(英語字幕付き)


無事、国内予選を突破して出品されてきました。よかった、よかった。米国配給はソニー・ピクチャーズ・クラシックスで賞レースに向けてのキャンペーンにも力を入れてくるでしょうし、外国語映画賞の受賞候補筆頭となるのではないでしょうか。


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ドイツは最終選考に残った8作品のショートリストを発表していました。
最終選考に残っていた作品は以下のとおり。


アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男
英題|The People vs. Fritz Bauer
原題|Der Staat gegen Fritz Bauer
監督|ラース・クラウメ Lars Kraume



アンネの日記(←ドイツ映画祭2016「HORIZONTE」での邦題)
原題|Das Tagebuch der Anne Frank
監督|ハンス・シュタインビヒラー(ハンス・シュタインビッヒラー) Hans Steinbichler



Fog in August
原題|Nebel im August
監督|Kai Wessel



Stefan Zweig: Farewell to Europe
原題|Vor der Morgenröte – Stefan Zweig in Amerika
監督|マリア・シュラーダー Maria Schrader
※『Stefan Zweig: Farewell to Europe』はオーストリア代表作として出品されます。



帰ってきたヒトラー
英題|Look Who's Back
原題|Er ist wieder da
監督|ダーヴィト・ヴネント David Wnendt



ありがとう、トニ・エルドマン
英題/原題|Toni Erdmann
監督|マーレン・アーデ Maren Ade



Power to Change: the Energy Rebellion
原題|Power to Change: Die EnergieRebellion
監督|カール=A・フェヒナー Carl-A. Fechner



At Eye Level
監督|Evi Goldbrunner
   Joachim Dollhopf




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