2013年カンヌ国際映画祭:ある視点部門へエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップ(パート1)

2013年(第66回)カンヌ国際映画祭のある視点部門へエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップです。


2013年(第66回)カンヌ国際映画祭は、2013年05月15日から05月26日まで。



● カンヌ国際映画祭 公式サイト(日本語ページ)
 http://www.festival-cannes.com/jp.html


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オープニング上映作品

ブリングリング (犯罪 / ドラマ) 90分
英題:The Bling Ring
監督  ソフィア・コッポラ Sofia Coppola
製作国 アメリカ
出演  エマ・ワトソン、レスリー・マン、タイッサ・ファーミガ、
    エリン・ダニエルズ、ケイティ・チャン、
    スラエル・ブルサード(イズラエル・ブルサール)、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) ロサンゼルスで、セレブと高級ブランドの世界に魅了された若者たちの一団が、インターネットを通じて有名人たちのスケジュールを入手し、留守中の邸宅で盗みを繰り返します。彼らがくすねたのは300万ドル相当の宝石、洋服、靴などの高級品。被害者の中には、パリスヒルトン、オーランドブルーム、レイチェルビルソンの名前が見られます。メディアはこのギャングを「Bling Ring」と名付けました。



The Bling Ring - Official Trailer (1分42秒)






『ブリングリング』日本版予告編 (1分53秒)




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オマール、最後の選択  97分
原題:Omar
監督  ハニ・アブ・アサド Hany Abu-Assad
出演  アダム・バクリ
製作国 パレスチナ
(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 占領下のパレスチナ、3人の幼馴染と1人の若い娘が、自由を求める闘いの中で傷ついていきます...


Omar (2013) - Official Trailer 1 (1分52秒)






Omar (2013) - Clip | Toronto International Film Festival




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Death March (読み|デス・マーチ) 105分 モノクロ作品
監督  アドルフォ・アリックス・ジュニア Adolfo Alix Jr.
製作国 フィリピン / 日本
出演  Sid Lucero、Zanjoe Marudo、Sam Milby、
    Jason Abalos、Jacky Woo、Carlo Aquino、
    Felix Roco、Luis Alandy、Benjamin Alves、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 1942年、フィリピンのバターン州。肉体的に疲弊した数千人ものフィリピン人、アメリカ人兵士が灼熱の太陽の下、歩かされています。疫病、飢餓、劣悪な日本兵によって与えられた誤った治療の餌食となっていました。この悪夢の中、Miguel(Sid Lucero)は兵士の死体が彼に話しかけるのを恐怖をもって観察していました。Alex(Zanjoe Marudo)には幻覚症状が起き、精神衛生を疑っています。Roy(Sam Milby)は負傷したアメリカ人隊長の世話をし、彼を生かそうとしています。Hatori(Jacky Woo)にはかつてないほど現実のはざまにいるように思え、自分が次々に天使、兵士、衛兵、市民になった気がするのでした。


Death March (2013) - Teaser Trailer (1分17秒)




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フルートベール駅で  90分
英題:Fruitvale Station  旧英題:Fruitvale
監督  ライアン・クーグラー Ryan Coogler
製作国 アメリカ
脚本  ライアン・クーグラー
出演  マイケル・B・ジョーダン、オクタヴィア・スペンサー、
    メロニー・ディアス、アーナ・オライリー、
    ジョーイ・オグレスビー、チャド・マイケル・マーレイ、
    ケヴィン・デュランド、アレックス・アレッサンドロ・ガルシア、
    リーサ・コーエン、他
※ (長編映画)初監督作(カメラ・ドール 対象者) 1st Film

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 2009年1月1日、22歳のOscar Grant(マイケル・B・ジョーダン)はサンフランシスコの地下鉄の駅Fruitvaleで警察官らとすれ違います。この出会いにより、ある見知らぬ者が三面記事になりました。映画はこの出会いから24時間前を描きます。



Fruitvale Station (2013) - Official Trailer #1 (2分12秒)






映画『フルートベール駅で』日本版予告編(2分10秒)




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The Bastards (読み|ザ・バスターズ) 120分
原題:Les Salauds
監督  クレール・ドニ(クレール・ドゥニ) Claire Denis
出演  ヴァンサン・ランドン、キアラ・マストロヤンニ、
    ジュリー・バタイユ、ミシェル・シュボール、
    ローラ・クレトン、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) パリ近郊でのある晩、小さな靴の会社を営むJacquesが死にます。妻Sandra(ジュリー・バタイユ)はアラブに近いインド洋で航海する超大型タンカーの艦長をしている兄弟のMarco(ヴァンサン・ランドン)にフランスへ戻り、タンカーを棄てるように嘆願します。「Marco、戻って私を助けて。全てを壊し、全てを持って行ったあのひどい男に復讐して。彼のせいで夫が死んだの。Marco、あなたしかいないの。いつも家族から逃げ続けられないわ。あなたが必要なの。娘、そしてあなたの姪のJustine(ローラ・クレトン)もあなたを必要としているわ。」「海を越えて魂を死へ持って行って欲しい」(F. ペソア)


The Bastards (Les Salauds) Trailer | Toronto International Film Festival(1分55秒)




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北(ノルテ)―歴史の終わり(←2013年東京国際映画祭での邦題) 250分(=4時間10分)
英題:Norte, The End of History
原題:Norte, hangganan ng kasaysayan 
監督  ラヴ・ディアズ Lav Diaz
製作国 フィリピン

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) ある男が殺人の罪で不当に投獄される一方で、真犯人は自由に移動しています。暗殺者は祖国の終わる事ない裏切りと無気力さにフラストレーションを溜めているインテリです。収監者の彼は単純で、おかしく不思議な事が起きると牢獄で生活するのも我慢できると思い始めています。


Norte, The End of History - Trailer (1分43秒)





パート2へつづく




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2013年カンヌ国際映画祭:ある視点部門へエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップ(パート2)

2013年(第66回)カンヌ国際映画祭のある視点部門へエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップです。


2013年(第66回)カンヌ国際映画祭は、2013年05月15日から05月26日まで。



● カンヌ国際映画祭 公式サイト(日本語ページ)
 http://www.festival-cannes.com/jp.html


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パート1のつづき



As I Lay Dying  (読み|アズ・アイ・レイ・ダイイング) 120分
監督  ジェームズ・フランコ James Franco
製作国 アメリカ
出演  ジェームズ・フランコ、ローガン・マーシャル=グリーン、
    ダニー・マクブライド、ティム・ブレイク・ネルソン、
    アーナ・オライリー、ベス・グラント、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) William Faulknerの有名小説「Tandis que j’agonise」をアレンジし、『AS I LAY DYING』は母のなきがらを終の棲家まで運ぶ悩みに満ちた家族の旅を追います。


As I Lay Dying (2013) - Official Trailer #1 (1分21秒)




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ミエーレ(←2014イタリア映画祭時の邦題) 96分
原題:Miele
監督  ヴァレリア・ゴリノ Valeria Golino
製作国 イタリア / フランス
出演  ジャスミン・トリンカ、カルロ・チェッキ、
    リベロ・デ・リエンツォ、ヴィニーチョ・マルキオーニ、
    イアイア・フォルテ、他
※ (長編映画)初監督作(カメラ・ドール 対象者) 1st Film

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) Irène(ジャスミン・トリンカ)はローマから遠くない海沿いの家で一人暮らしをしています。父と愛人は彼女が学生だと思っていますが、実はMIELEというコードネームを持ち、尊厳死を選ぶ者に強力なバルビツル酸剤を不法に投与しています。ある日、彼女は新しい「顧客」Grimaldi氏に致死量を渡します。彼は全く健康なのですが人生に飽きて終わりを迎えたいことが分かると、自殺の責任者にならず、彼を全力で止めようとするのでした。


Miele (2013) - Trailer (1分55秒)




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湖の見知らぬ男(←2014年(第17回)カイエ・デュ・シネマ週間での邦題) 97分
英題:Stranger by the Lake
原題:L'Inconnu du lac
監督  アラン・ギロディ Alain Guiraudie
製作国 フランス 
出演  Pierre Deladonchamps、Christophe Paou、
    Patrick Dassumçao、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) ある夏。湖畔に隠れたナンパの場所。Franck(Pierre Deladonchamps)はMichel(Christophe Paou)に恋します。美しく強く、死ぬほど危険な男。そうとは知りながらもこの情熱に生きたいのでした。


L'Inconnu du lac (Stranger by the Lake) (2013) - Trailer (1分24秒)
(英語字幕付き)




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Bends (読み|ベンズ) 95分
原題:過界
監督  フローラ・ラウ(劉韻文) Flora Lau
製作国 香港
撮影  クリストファー・ドイル
出演  チェン・クン(陳坤)、 カリーナ・ラウ(劉嘉玲)、
    Yuan Tian、他
※ (長編映画)初監督作(カメラ・ドール 対象者) 1st Film

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 『Bends』のキャラクターとその物語は中国と香港、深センの国境「特別行政区」で展開されます。思いも寄らない共謀が裕福なビジネスマンと結婚予定のAnna(カリーナ・ラウ)とその運転手Huiを結びます。香港が中国大陸と保つ益々複雑化する状況の中、互いに自分の道を見つけなければなりません。二人は彼らを取り巻く世界の重圧に耐えなければなりません。Huiは妻が第2子を香港で生めるように闘います。: 彼は中国に対して規則である「第2子」の罰金を払うことはできません。Annaと彼は国境を何の問題もなく日常的に通過しています…Annaのほうは、夫の失踪による財政騒動のさなか、うわべだけの生活スタイル、社会的ステータスを保とうとします…AnnaとHuiの人生はある一つの場所で出会います。: 車中で…


Bends (2013) - Trailer | Toronto International Film Festival
 (2分24秒)(英語字幕付き)




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消えた画 クメール・ルージュの真実 95分
英題:The Missing picture
原題:l'image manquante
監督  リティー・パニュ Rithy Panh
製作国 フランス / カンボジア

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 世界には多くの画像があり、私たちは全て見尽くし、考え尽くしたと思い込んでいます。私は数年前から失くした画像を探しています。カンボジアを統治していたクメールルージュによって1975年から1979年の間に撮られたものを。写真一枚だけでは大量犯罪を証明できなませんが、私たちに考え、瞑想させてくれます。歴史の構築。アーカイブや、書類、私の国の田舎で探しても無駄でした。今なら知っています、この画像が足りないことを。そして探しません。わいせつで意味がないのでしょうか。だから私が製作します。今日あなた方に私が与えるのは画像や、一枚の画像の追求でなく、追及の画像です。映画がそれを可能にしてくれます。いくつかの画像はいつまでも足りないままですが、他のもので間に合わせられます。このムーブメントの中には人生、戦い、苦しみ、美しさ、失くした顔の悲しみ、理解、そしてたまに気高さ、勇気までもがあります。しかし忘却は永遠にあり得ません。


『消えた画 クメール・ルージュの真実』日本版予告編




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La jaula de oro  110分
監督  ディエゴ・ケマダ・ディエス Diego Quemada-Diez
製作国 メキシコ
出演  ラモン・メディナ、Rodolfo Dominguez、
    ブランドン・ロペス、Karen Martínez、他
※ (長編映画)初監督作(カメラ・ドール 対象者) 1st Film

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 15歳のJuan(ブランドン・ロペス)、 Sara(Karen Martínez)とSamuelはアメリカに行くためグアテマラを逃げ出します。メキシコ横断の際、スペイン語も話さず身分証明書も持たずに旅するTzotzil語を話すインディアン Chauk(Rodolfo Dominguez)に出会いました。彼らはメキシコ国境よりも良い世界に憧れますが、すぐに全く別の現実と立ち向かわなければなりません。


La Jaula de Oro - Trailer (1分47秒)





パート3へつづく




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2013年カンヌ国際映画祭:ある視点部門へエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップ(パート3)

2013年(第66回)カンヌ国際映画祭のある視点部門へエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップです。


2013年(第66回)カンヌ国際映画祭は、2013年05月15日から05月26日まで。



● カンヌ国際映画祭 公式サイト(日本語ページ)
 http://www.festival-cannes.com/jp.html


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パート2のつづき



Manuscripts Don’t Burn(英題の読み|マニュスクリプツ・ドント・バーン) 125分
原題:Dast-Neveshtehaa Nemisoosand
監督  モハマド・ラスロフ Mohammad Rasoulof
製作国 イラン

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) Khosrowは殺し屋。Mortezaの下、2人で殺しの依頼へ向かいます。殺しは自殺にみせかけなければなりません。2人の殺し屋はぎりぎりのところで最初のプランを変更しなければなりません。


Manuscripts Don't Burn - Trailer (2分01秒)
(英語字幕付き)




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Sarah Prefers To Run(英題の読み|サラ・プリファーズ・トゥ・ラン) 94分
仏題:Sarah préfère la course
監督  クロエ・ ロビショウ Chloé Robichaud
製作国 カナダ
出演  Sophie Desmarais、Jean-Sébastien Courchesne、
    Hélène Florent、ミシュリーヌ・ランクト、他  
※ (長編映画)初監督作(カメラ・ドール 対象者) 1st Film

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) サラ(Sophie Desmarais)は中距離走の若きアスリート。モントリオール州最高峰の大学付属陸上クラブのポストのオファーを受け、彼女の人生は大きく変化します。生まれ故郷のケベック郊外からは遠く離れた場所です。サラはこの冒険に身を投じるための金銭的援助を母から受けることはできません。彼女の母は何よりも娘の健康と人生に訪れる大きな変化がもたらす結果を心配していました。決心したサラはそれでも、友人のアントワーヌ(Jean-Sébastien Courchesne)と共に街へと旅立ちます。世間知らずの2人は結婚することになりますが、それは好条件の借入と政府の奨学金を手にするためだったのです。結婚は彼らが望んだことではありません。20歳という若さでは...サラは自分の選択が誰も傷つけないことを望みますが、あいにく、彼女は走ることを選んだのです。


Sarah préfère la course (Sarah Prefers To Run) - Trailer (1分43秒)





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グランド・セントラル 95分
英題:Grand Central
監督  レベッカ・ズロトヴスキ Rebecca Zlotowski
製作国 フランス  
出演  レア・セドゥ、タハール・ラヒム、
    ドゥニ・メノーシェ、オリヴィエ・グルメ、
    ジョアン・リベロー、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) Gary(タハール・ラヒム)は若く機敏で学ぶのが早く、誰とも何の約束を交わしたことがありません。小さな仕事を繰り返した後、原発に雇用されます。放射性物質量が最も高い原子炉 の近くで、やっと探していたもの、金、チーム、家族を見つけました。しかしそのチームにはToni(ドゥニ・メノーシェ)の妻Karole(レア・セドゥ)がおり、彼は恋に落ちます。禁断の愛と被爆が少しずつ彼を汚染していき、毎日が脅威となってゆきます。



Grand Central (2013) - Trailer (1分42秒)






Grand Central (2013) - Clip (1分06秒)


みんな大好きレア・セドゥさんの魅惑のショートパンツ姿。



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My Sweet Pepperland(英題の読み|マイ・スイート・ペパーランド)
監督  ヒネル・サレーム Hiner Saleem
製作国 イラン / イラク / トルコ
出演  ゴルシフテ・ファラハニ、Korkmaz Arslan、他

My Sweet Pepperland (2013) - Bande-annonce (Trailer)





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Nothing Bad Can Happen (英題の読み|ナッシング・バッド・キャン・ハプン) 110分
原題:Tore tanzt
監督  カトリン・ゲビー Katrin Gebbe
製作国 ドイツ
出演  Julius Feldmeier、Sascha Alexander Gersak、
    Swantje Kohlhof、Annika Kuhl、Daniel Michel
※ (長編映画)初監督作(カメラ・ドール 対象者) 1st Film

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) Tore(Julius Feldmeier)が仲間に加わっているグループ、JesusFreakS(ジーザスフリークス)はキリスト教のパンク思想活動を行い、宗教的規律に反発しながらも、イエスが説いた愛の教えを大切に守っています。Tore は Benno(Sascha Alexander Gersak)と知り合います。動かなくなったTore の車を発進させるのを Benno が手助けしてくれたのですが、その方法はほとんど奇蹟的なものでした。Tore はBenno の庭のテントに越してきて、家族の一員になります。しかし、Benno は Tore の信念を攻撃するという欲望に勝てません。恐ろしい暴力と残忍な侮辱で Benno は Tore を苦しめ、隣人を救うという Tore の信仰が試練にさらされます。


Nothing Bad Can Happen (2013) - Official US Release Trailer(2分35秒)
(英語字幕付き)






Tore tanzt (Nothing Bad Can Happen) - Clip (1分58秒)


猫ちゃんに何するの! やめてっ! …… なんという、猫ちゃん受難映画。ま、この作品の中で難を受けているのは猫だけでなく人間も、というのようですが。 (パルムドック賞だけでなく)今年はパルムキャット賞を創設して、映画に対しての猫ちゃんの貢献を表彰しその苦難を救済すべきだね。



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ワコルダ(←2013年ラテンビート映画祭時の邦題) 90分
原題:Wakolda
監督  ルシア・プエンソ Lucía Puenzo
製作国 アルゼンチン / スペイン / フランス / ドイツ / ノルウェイ
出演  アレックス・ブレンデミュール、ナタリア・オレイロ、
    Elena Roger、Guillermo Pfening、
    ディエゴ・ペレッティ、Florencia Bado、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 1960年、パタゴニア。1人のドイツ人物理学者(アレックス・ブレンデミュール)がバリローチェへ続く長い道の途中でアルゼンチン一家に出会います。バリローチェでは、エヴァ(ナタリア・オレイロ)とエンゾ(ディエゴ・ペレッティ)、そして彼らの3人の子供たちが、ナウエルウアピ湖沿いに家庭的で小さな宿を開く準備をしていました。この典型的な家族が、彼の純潔さと完璧さへの強迫観念をかきたます。とりわけ、12歳の少女リリス(Florencia Bado)は年齢にしては小さすぎたのです。本当の身元を知らずに、一家は彼を最初の客として迎え入れます。この男のカリスマ性、優雅な物腰、知識、金に少しずつ魅了され、ついに一家は史上最も恐ろしい犯罪者の一人と暮らしていることに気付くのです。


Wakolda (2012) - Trailer (1分43秒)
(英語字幕付き)







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2013年カンヌ国際映画祭:特別上映作品・ミッドナイト上映作品等 トレーラー&ビデオクリップ

2013年(第66回)カンヌ国際映画祭は、2013年05月15日から05月26日まで。


● カンヌ国際映画祭 公式サイト(日本語ページ)
 http://www.festival-cannes.com/jp.html


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【コンペティション外】 Out of Competition


オール・イズ・ロスト 最後の手紙  (アクション) 106分
英題:All Is Lost
監督  J・C・チャンダー J.C. Chandor
製作国 アメリカ

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) インド洋一人旅の最中、ある男(ロバート・レッドフォード)が目を覚ますと、漂流していたコンテナと衝突した際に、12メートルあるヨットの船体に穴が開いているのに気づきました。ラジオもナビゲーションもなく、男は激しい嵐に見舞われます。修理や船員としての資質、年齢よりもある肉体的な力にもかかわらず、かろうじて生き延びました。しかし照りつける太陽やサメの脅威、わずかな備蓄も枯渇し、並外れた彼も死が迫っていることを実感します。


All Is Lost (2013) - Clip> (実質、1分17秒)


登場人物もロバート・レッドフォードただ一人のようですが、とにかく(冒頭にナレーションはあるらしいのですが)作品内に台詞がたった一つしかないそうです。どうやらかなりの意欲作のようです。海とボートとレッドフォード(と、サメ?)しかいない。けど、レッドフォードがその存在感とパフォーマンスで画面を持たせている、とのこと。鑑賞後の作品の評価はどうであれ、キャリアがまだ浅い監督のこういう意欲作こそコンペに入れるべきじゃないのかなあ。



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【コンペティション外】 Out of Competition


マイ・ブラザー 哀しみの銃弾 (犯罪 / ドラマ / サスペンス) 144分
英題:Blood Ties
監督  ギョーム・カネ Guillaume Canet
製作国 フランス / アメリカ
※ ロードサイド・アトラクションズ(Roadside Attractions)が北米での配給権を獲得。(2013/05/22付け)

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) ニューヨーク、1974年。殺人事件の罪に問われた50代のChris(クライヴ・オーウェン)は数年を牢獄で過ごした後、素行の改善によって釈放されます。若き弟であり有望な警察Frank(ビリー・クラダップ)はしぶしぶとした様子で牢獄の前にいます。Chris とFrankを隔てたのは。「キャリア」の選択ではなく、人生と幼少の頃からのライバル関係によるものです。男手一人で育てた父Léon(ジェームズ・カーン)は被害を出し、牢獄にいたにもかかわらず目に見えるようにChrisをひいきにしていました。しかし、Frankは兄が変わったことを望み、チャンスをやろうとします。: 彼を住まわせ、仕事を見つけ、子供と元妻Monica(マリオン・コティヤール)とやり直すのを手伝います。こうした試みにも関わらず、Chrisはすぐに過去にとらわれ、同じ道を歩みます。Frankにとってこれは最後の裏切りであり、Chrisのためにはもう何もしてあげようとしません。しかし時既に遅く、2人の兄弟の運命は永遠に結ばれるのでした…


Blood Ties (2013) - Teaser Trailer> (1分46秒)





Blood Ties (2013) - Clip (25秒)




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【コンペティション外】 Out of Competition


不正義の果て (ドキュメンタリー) 220分
英題:The Last of the Unjust
原題:Le dernier des injustes
監督  クロード・ランズマン Claude Lanzmann
製作国 フランス / オーストリア
 
(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 1975年ローマ。 Claude Lanzmann がテレージエンシュタットのゲットーの最後のユダヤ人評議会長Benjamin Murmelsteinを撮影しました。この「ユダヤ人の首席司祭*」だけが戦争で殺されませんでした。ウィーンのユダヤ教シナゴーグの祭司、1938年ドイツによるオーストリア併合の後、MurmelsteinはEichmannと何週間も、7年間徹底的に戦い、12万人のユダヤ人を移民させるのに成功し、ゲットーの清算を逃れました。2012年、Claude Lanzmannは87歳 。人間の時の経過を隠すどころか、ゲットーの信じられない永続性を見せ、ローマでのインタビューを発掘、演出し「ヒトラーによりユダヤ人に与えられ」「ゲットーのモデル」であった町、世界を欺くためにAdolf Eichmannに選ばれた偽りのゲットー、テレージエンシュタットに戻ります。ここではBenjamin Murmelsteinの素晴らしい人格が見られます。人を惹きつける溢れた知性、確固たる勇気、例のない記憶力、素晴らしい皮肉、冷笑と真実の語り手。この3つの時代を通してニスコからテレージエンシュタット、ウィーンからローマまで映画はかつてないほど最終解決案の形成を明らかにし、Eichmannの素顔を映し出し、ユダヤ評議会の野蛮な矛盾を包み隠さず見せています。(*ナチスの専門用語)



↓この記事内の説明のほうが上↑の解説より分かりやすいです。



The Last of the Unjust - Clip (1分28秒)




※ 『The Last of the Unjust』のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内で見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers/outOfCompetition.html?year=2013


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【ミッドナイト上映(ミッドナイト・スクリーニング)】 Midnight Screenings


Monsoon Shootout  (サスペンス) 82分
監督  アミット・クマール Amit Kumar
製作国 インド
撮影  Rajeev Ravi

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) ムンバイにモンスーンの雨が降る間、初めて任務についた若き警察Adi(Vijay Verma)は人生を変える選択をしなければなりません。撃つか撃たないか。一つ一つの決定に、彼の理念への妥協を要するシステムに対する旅が彼を巻き込みます。全ての選択に価値があります。


Monsoon Shootout (2013) - Clip 1  (52秒)



Monsoon Shootout (2013) - Clip 3  (59秒)


撮影、素晴らしい。この撮影監督 Rajeev Ravi 氏はこの映画祭のガラ上映作品である『Bombay Talkies』の撮影も担当しているのですね。 同じアジア地域の他国作品でこういうのを見てしまうと哀しい気分になる。日本映画は映像(撮影)の面でアジア地区の国々に完全に置いていかれてる。(これはあくまでも、個人的な印象・感想です。)


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【ミッドナイト上映(ミッドナイト・スクリーニング)】 Midnight Screenings


名探偵ゴッド・アイ  (犯罪 / ドラマ) 127分
英題:Blind Detective
原題:盲探 / Man Tam
監督  ジョニー・トー(杜琪峰) Johnnie To
製作国 香港

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 非常に有能な彼(アンディ・ラウ)は任務中、盲目になりましたが探偵業をあきらめたくありません。それからは警察の未解決事件を担当して生活の糧を得ています。彼女は若く有望な探偵、幼馴染が行方不明になってから罪悪感に苛まれています。彼の事件を解決する妙技に驚き、幼馴染を探して欲しいと頼むことにしました。彼はあることを胸に秘めてOKします。


Blind Detective (盲探) - Teaser Trailer (55秒)




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【ジェリー・ルイス トリビュート】 Jerry Lewis Tribute


Max Rose  (ドラマ) 83分
監督  ダニエル・ノア Daniel Noah
製作国 アメリカ


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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Muhammad Ali's Greatest Fight  (TVムービー) 97分
監督  スティーヴン・フリアーズ Stephen Frears
製作国 アメリカ

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) モハメッド アリが頂点を極めた時、彼はベトナム戦争に召集されます。宗教的信念から米軍への奉仕を拒むと、国の最も高い法廷機関である最高法院に提訴され、かつてない法の戦いが引き起こされました。敬意を払われている裁判官Harlan(クリストファー・プラマー)は事務所に最近加わったメンバー、若きConnolly(ベンジャミン・ウォーカー)が問題としている自分の取り組みを検討します。そのためニクソン大統領から指名された裁判官を含む8人の裁判官を説得し、モハメッド アリの罪状を扱わなければなりません。



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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Stop The Pounding Heart  98分
監督   ロベルト・ミネルヴィーニ Roberto Minervini

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) サラ(Sara Carlson)は山羊の牧畜を営む一家に育つ若い娘。彼女の両親は12人の子供たちを家で教育し、聖書の厳しい教えを説きます。姉妹たちと同様、サラが学ばなければならなかったのは、敬虔な女性であること、男たちに仕えること、無垢な心と純潔を結婚するまで守ることです。ロデオ好きの若者コルビーに出会ったサラは、それまで彼女が知っていた唯一の生き方に疑問を投げかけます。近代アメリカと、美しい景色をちりばめた島の共同体の姿を感動的に描きだす『Stop the PoundingHeart』は、思春期、家族、社会通念、男性と女性の役割、宗教の問題をアメリカ南部の田舎の中で探り出します。


Stop The Pounding Heart - Trailer  (1分40秒)




※ 『Stop The Pounding Heart』のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内で見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers/specialScreenings.html?year=2013


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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Weekend of A Champion (2012年)  93分
監督   フランク・サイモン Frank Simon
製作国 イギリス / フランス

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 1971年、モータースポーツファンのロマンポランスキーは、F 1の世界チャンピオン、ジャッキースチュワートと一緒に週末を過ごしました。モナコグランプリ開催期間中のことであり、この年、ジャッキースチュワートはモナコグランプリで優勝を手にしました。ポランスキーはスチュワートに独占的に会い、3日間にわたってサーキット内外でスチュワートの様子を追います。その結果として、高いIQを持つアスリートの私生活の貴重な時を、勝利の頂点で見ることができるのです。40年後、ポランスキーとスチュワートが再会し、年と共に大きく変化したF1について、自然かつユニークな、比類のない方法で語り合います。



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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Seduced And Abandoned (ドキュメンタリー) 95分 
監督  ジェームズ・トバック James Toback
製作国 アメリカ

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 『SEDUCED AND ABANDONED』はアレック・ボールドウィンとジェームズ・トバックが誘う冒険の旅。カンヌ映画祭、芸術としての映画、金、グラマラス、死など、映画の世界に親密に関係する面を通して展開します。第65回カンヌ映画祭(2012年)の開催期間中のまばゆい映像を収めた『SEDUCED AND ABANDONED』が見せてくれるものの中でも、とりわけ素晴らしいのは、驚くべき豪華なポートレート。ベルナルド・ベルトルッチ、フランシス・コッポラ、ロマン・ポランスキー、マーティン・スコセッシ、ライアン・ゴズリング、ジェシカ・チャステイン、ベレニス・ベジョ、ダイアン・クルーガー、ジェームズ・カーンら錚々たる人物たちが登場します。


Seduced And Abandoned (2013) - Clip (1分26秒)
※ 冒頭にCMが流れることもあります。



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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Otdat Konci  101分
英題:Bite the Dust
監督  Taisia Igumentseva
※ Taisia Igumentseva……2012年(第65回)カンヌ国際映画祭シネフォンダシヨン第一位受賞者。

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) この極めて小さな村では誰もが知り合いです。老いた羊飼いのVassilitchはすべての時間を Praline と名付けた、子供のような目をした乳牛の世話をして過ごし、隠遁生活を送る老女のZinaは政府をののしり、女房たちは他人の亭主に色目を使い、地元の発明家 Ivanは子供たちと一緒に工夫を凝らした道具で遊んでいます。ある日、恐ろしいニュースが届きます。テレビが地球の歴史上もっとも強いコロナ質量の放出を発表したのです。人類は24時間以内に滅びると宣告されました。最初の衝撃が去り、村の住民たちは人生に別れを告げる非常に風変わりな方法を考え出します。村を挙げてお祭りを行うのです。テーブルを準備し、パテやケーキを焼き、何人かは勇気を振り絞ってこの最後の瞬間にあたって人生の重要な決断を下します。しかし世界の終焉はいつも来ないもの…手におえない状況になってしまいます。人々は気付くのです。もう以前のような暮らしには戻れないということに…


Otdat Konci (Bite the Dust) - Trailer (1分27秒)


オフビート・コメディ、ということでいいのかな。



※ 『Otdat Konci』のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内でも見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers/specialScreenings.html?year=2013



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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Homeland
原題:Né quelque part
監督  Mohamed Hamidi
製作国 アルジェリア / フランス
出演  Tewfik Jallab、ジャメル・ドゥブーズ、他

Né Quelque Part (2013) - Trailer (2分05秒)


面白そう。



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【ガラ上映(ガラ・スクリーニング) インドへのトリビュート(トリビュート・トゥ・インディア)】
Gala Screening, Tribute to India


Bombay Talkies  115分
監督  Zoya Akhtar
     Dibakar Banerjee
     Karan Johar
     Anurag Kashyap
製作国 インド
撮影   Rajeev Ravi

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 『Bombay Talkies』は4人の監督による4つの短編作品を含む映画です。その中には映画、セレブ、ダンス、俳優の遊びといったインド映画の要素がつまっています。インドにとってインド映画100周年と、映画の新世紀の始まりです。


Bombay Talkies (2013) - Official Trailer (2分10秒)


これも面白そう。





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