2012アカデミー賞外国語映画賞:アフガニスタンからの出品作が決定(『悲しみを聴く石』)

アフガニスタン代表作はゴルシフテ・ファラハニ主演×アティーク・ラヒーミー監督作の映画『悲しみを聴く石』に決まりました。

作家でもあるアティーク・ラヒーミーが執筆し2008年ゴンクール賞を受賞した小説『悲しみを聴く石』(原題|Syngué Sabour)を自ら監督し映画化。

映画『悲しみを聴く石』は2012年トロント国際映画祭コンテンポラリー・ワールド・シネマ部門にも選出されました。


アティーク・ラヒーミー監督作は2004年カンヌ国際映画祭 ある視点部門 Prize of the glance to the future を受賞した『Earth and Ashes』(原題:Khakestar-o-khak / 原作本の邦題は『灰と土』)がアフガニスタン代表作として選ばれており、同国代表作として選出されるのは今回で2度目です。


アフガニスタンは過去6回出品(うち、1回は不受理)していますが、ノミネートはまだありません。



アフガニスタンからの出品作
悲しみを聴く石(←アジア・フォーカス福岡国際映画祭2013での邦題)
英題|The Patience Stone
原題|Syngué sabour, pierre de patience
監督|アティーク・ラヒーミー Atiq Rahimi


IMDb|Syngué sabour, pierre de patience
http://www.imdb.com/title/tt1638353/



● 原作本の出版元である白水社の作品紹介
http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=09005

戦場から植物状態となって戻った男。コーランの祈りを唱えながら看病を続ける妻。やがて女は、快復の兆しを見せない夫に向かって、誰にも告げたことのない罪深い秘密を語り始める……。




The Patience Stone (2012) - Trailer





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2012年度アカデミー賞授賞式の司会、発表

● 映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)からの発表
  SETH MacFARLANE TO HOST 85TH OSCARS[レジスタードトレードマーク]  (2012年10月01日付け発表)


映画芸術科学アカデミーは、第85回(2012年度)アカデミー賞授賞式の司会をセス・マクファーレン(Seth MacFarlane)が務めると発表しました。セス・マクファーレンがアカデミー賞授賞式の司会を務めるのはこれが初めてです。

セス・マクファーレンは、テレビアニメシリーズ『ファミリー・ガイ』(Family Guy)の脚本家であり、"American Dad!" や "The Cleveland Show "等の共同製作者でもあります。製作者としてのみでなくパフォーマーとしても番組に参加しており、『ファミリー・ガイ』のステューウィー役の吹替で2000年度エミー賞ボイスオーバー・パフォーマンス賞(=吹替賞)を受賞しています。

今夏には劇場用長編映画初監督となるコメディ作『Ted』(2012年)にて大ヒットを飛ばし成功を収めました。TVショー「サタデー・ナイト・ライヴ」のホストを務めたり、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールやニューヨークのカーネギー・ホールでライヴ・パフォーマンスを行いチケットは完売となるほどの人気を博しています。ミュージシャンとしても活動中で "Music Is Better Than Words" というデビューアルバムでグラミー賞にノミネートもされています。

2012年度(第85回)アカデミー賞授賞式は、2013年02月24日(日)にハリウッド&ハイランドセンター内ドルビー・シアター(The Dolby Theatre)にて行われ、授賞式の模様は米・ABCテレビ・ネットワークを通じ225ヶ国で放映されます。

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今年の「旬の人」がホストになりました。今までは"テレビの人"であったわけですが、『Ted』の大ヒットで"映画の人"にもなったばかり。トークも出来、ライブ・パフォーマンスにも慣れているようので、アカデミー賞の司会には最適でしょう。

セス・マクファーレンは38歳(10月で39歳)。年齢的にも丁度いいでしょう。昨年度は途中で司会者が交代しなければならないような事態が発生したので仕方がありませんでしたが、熟年というか高齢の人物が司会をするのは今度のことを考えたら問題があるでしょうし。(昨年度「50代後半から60代の人物にアカデミー賞の司会をさせるのはもうマズイだろう」という感じがしましたもの。) 若い世代へのアピールというのがアカデミー賞とアカデミー賞授賞式が抱えている課題なので、やはり司会者は30代後半から40代くらいが適当でしょう。

私はニール・パトリック・ハリスがいいなあと思っていましたが(年齢的にもライブ・パフォーマーとしても適しているので。)、でも今回の映画芸術科学アカデミーのチョイスはベストだと思います。

ということは、くまのテッドも出演するのかな。(去年のマペッツみたいな扱いかもしれないけど。)




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