2013年カンヌ国際映画祭:シネフォンダシヨン部門 受賞発表

2013年カンヌ国際映画祭シネフォンダシヨン部門の授賞式が行われ、受賞結果が発表になりました。

シネフォンダシヨンは新しい才能を発掘するために1998年に設立された部門で、世界中の映画学校が出品した短・中編映画15~20作品が選出されコンペが行われます。映画製作を専攻している学生たちの作品ということになります。今年は277の学校から1,550作品が出品され、18作品(フィクション14作品、アニメーション4作品)がピックアップされました。なお、日本からは選出されていません。


【参照記事】 The Wrap  2013/05/24付け記事
Cannes: Student Films From Chicago, Belgium Win Cinefondation Prizes


● 2013年カンヌ国際映画祭 公式サイト内での発表
AWARDS : Jane Campion and the Jury announced the winners of the 16th Cinéfondation Selection なお第一位の受賞者には、(学校卒業後)その初めての長編映画作品がカンヌ映画祭で上映されることが約束されます。



シネフォンダシヨン部門
審査委員長
  ジェーン・カンピオン Jane Campion (ニュージーランドの映画監督 / 脚本家)

審査員
  Maji-da Abdi
    (エチオピアの女優 / 監督 / プロデューサー)
  ニコレッタ・ブラスキ Nicoletta Braschi
    (イタリアの女優 / プロデューサー)
  Nandita Das 
    (インドの女優 / プロデューサー)
  セミフ・カプランオール Semih Kaplanoglu(Semih Kaplanoğlu)  
    (トルコの監督 / 脚本家 / プロデューサー)



● カンヌ国際映画祭 公式サイト(日本語ページ)
  http://www.festival-cannes.com/jp.html

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2013年(第66回)カンヌ国際映画祭 シネフォンダシヨン 受賞結果
(Le Festival International du Film de Cannes / Festival de Cannes)
(Cannes International Film Festival - Cinéfondation)


第一位 First Prize (賞金:15,000ユーロ)
なお第一位の受賞者には、(学校卒業後)その初めての長編映画作品がカンヌ映画祭で上映されることが約束されます。
Needle
監督:Anahita Ghazvinizadeh
学校名 / 国名:The School of the Art Institute of Chicago / アメリカ



第二位 Second Prize (賞金:11,250ユーロ)
En attendant le dégel
英題:Waiting for the Thaw
監督:Sarah Hirtt
学校名 / 国名:INSAS / ベルギー



第三位 Third Prize (賞金:7,500ユーロ)
※ 今年、第三位は2名受賞者がいます。
● In Acvariu
 英題:In the Fishbowl
 監督:Tudor Cristian Jurgiu
 学校名 / 国名:UNATC / ルーマニア


● Pandy  ※ アニメ作品
 英題:Pandas
 監督:Marus Vizar
 学校名 / 国名:FAMU / チェコ共和国


以上




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2013年カンヌ国際映画祭 併催:批評家週間 受賞結果

カンヌ国際映画祭と平行して開催された「批評家週間」(The Critics’ Week)の受賞結果が発表されました。

「批評家週間」はカンヌ映画祭と同時期に開催されますが、カンヌ映画祭主催とは別の組織が運営し表彰します。2013年カンヌ国際映画祭併催の「批評家週間」は、2013年05月16日から24日まででした。

● 公式サイト内での発表 http://semainedelacritique.com/news/palmares2013.html


【参照】 
● The Wrap  2013/05/23付け記事
Hitman Drama 'Salvo' Wins Critics' Week Prize at Cannes

● indiewire  2013/05/23付け記事
'Salvo' Tops Cannes Critics' Week Winners

● Screen Daily  2013/05/23付け
Salvo wins Cannes Critics’ Week



◆Nespresso (ネスプレッソ) 大賞(グランプリ)◆ Nespresso Grand Prize
審査員長
ミゲル・ゴメス Miguel Gomes 
(ポルトガルの映画監督)
審査員
・Dennis Lim
 (フィルム・ソサイエティ・オブ・ リンカーンセンター〔the Film Society of Lincoln Center〕のプロブラム・ディレクター)
・Neil Young 
 (ブラッドフォード国際映画祭〔the International Film Festival Bradford〕の共同監督)
 ※ Neil Young 氏はこのブログ(Neil Young's Film Lounge)やっている方ですね。
  カンヌ映画映画祭の受賞予想(オッズ)とかを出しています。
・Alin Tasciyan 
 (トルコのジャーナリスト)
・Alex Vicente
 (スペインのジャーナリスト)


その他の部門の審査員リストは こちら をご覧下さい。



● Semaine de la Critique (批評家週間) 公式サイト(英語サイト)
 http://www.semainedelacritique.com/EN/index.php


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(2013年カンヌ国際映画祭 併催) 第52回 批評家週間 受賞結果
La Semaine Internationale de la Critique / Semaine de la Critique
(The International Critics’ Week / The Critics’ Week)

※ 2013年「批評家週間」のラインナップは こちら に載せてあります。


【長編作品】 Feature film prizes

Nespresso(ネスプレッソ) 大賞(グランプリ) Nespresso Grand Prize
※ 賞金10,000-Euroが授与される。Nespresso(ネスプレッソ)はスポンサー名。
サルヴォ(←2014イタリア映画祭時の邦題)
原題:Salvo
監督 ファビオ・グラッサドニア Fabio Grassadonia
   アントニオ・ピアザ Antonio Piazza
製作国 イタリア / フランス Italy/France



大賞 - スペシャル・メンション Nespresso Grand Prize - Special Mention
Los Dueños
監督 アグスティン・トスカーナ Agustin Toscano
   Ezequiel Radusky
製作国 アルゼンチン Argentina




France 4 ヴィジョナリー賞 France 4 Visionary Award
※ 賞金4,000 Euroが授与される。France 4 はスポンサー名。
サルヴォ(←2014イタリア映画祭時の邦題)
原題:Salvo
監督 ファビオ・グラッサドニア Fabio Grassadonia
   アントニオ・ピアザ Antonio Piazza
製作国 イタリア / フランス Italy/France




SACD賞(劇作家・監督・作曲家協会賞)
The Society of Dramatic Authors, Directors and Composers Prize(Prix SACD/SACD Prize)
※ 賞金4,000 Euroが授与される。
The Dismantlement
仏題:Le Démantèlement
監督 セバスチャン・ピロット Sébastien Pilote
製作国 カナダ Canada


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【短編・中編作品】 Short / Medium Length Films

ディスカバリー賞 Discovery Award
Come and Play
原題:Komm und Spiel
監督 Daria Belova
製作国 ドイツ Germany




ディスカバリー賞 - 脚本賞 Discovery Award - Best Screenplay
※ 第一回脚本に対しての賞。スポンサー「CCAS」から8,000 Euroが授与される。
The Opportunist
監督 デイヴィッド・ラセター David Lassiter
製作国 アメリカ USA




カナル・プリュス(Canal+)賞 Canal+ Award
Pleasure
監督 Ninja Thyberg
製作国 スウェーデン Sweden


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【その他の賞】 Other Awards

レール・ドール Rails d’Or
めぐり逢わせのお弁当
英題:The Lunchbox
原題:Dabba
監督 リテーシュ・バトラ Ritesh Batra
製作国 インド / フランス / ドイツ India/France/Germany
※ ソニー・ピクチャーズ・クラシックス(Sony Pictures Classics)が北米での配給権を獲得。(2013/05/24付け)




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2013年カンヌ国際映画祭:ある視点部門へエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップ(パート1)

2013年(第66回)カンヌ国際映画祭のある視点部門へエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップです。


2013年(第66回)カンヌ国際映画祭は、2013年05月15日から05月26日まで。



● カンヌ国際映画祭 公式サイト(日本語ページ)
 http://www.festival-cannes.com/jp.html


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オープニング上映作品

ブリングリング (犯罪 / ドラマ) 90分
英題:The Bling Ring
監督  ソフィア・コッポラ Sofia Coppola
製作国 アメリカ
出演  エマ・ワトソン、レスリー・マン、タイッサ・ファーミガ、
    エリン・ダニエルズ、ケイティ・チャン、
    スラエル・ブルサード(イズラエル・ブルサール)、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) ロサンゼルスで、セレブと高級ブランドの世界に魅了された若者たちの一団が、インターネットを通じて有名人たちのスケジュールを入手し、留守中の邸宅で盗みを繰り返します。彼らがくすねたのは300万ドル相当の宝石、洋服、靴などの高級品。被害者の中には、パリスヒルトン、オーランドブルーム、レイチェルビルソンの名前が見られます。メディアはこのギャングを「Bling Ring」と名付けました。



The Bling Ring - Official Trailer (1分42秒)






『ブリングリング』日本版予告編 (1分53秒)




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オマール、最後の選択  97分
原題:Omar
監督  ハニ・アブ・アサド Hany Abu-Assad
出演  アダム・バクリ
製作国 パレスチナ
(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 占領下のパレスチナ、3人の幼馴染と1人の若い娘が、自由を求める闘いの中で傷ついていきます...


Omar (2013) - Official Trailer 1 (1分52秒)






Omar (2013) - Clip | Toronto International Film Festival




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Death March (読み|デス・マーチ) 105分 モノクロ作品
監督  アドルフォ・アリックス・ジュニア Adolfo Alix Jr.
製作国 フィリピン / 日本
出演  Sid Lucero、Zanjoe Marudo、Sam Milby、
    Jason Abalos、Jacky Woo、Carlo Aquino、
    Felix Roco、Luis Alandy、Benjamin Alves、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 1942年、フィリピンのバターン州。肉体的に疲弊した数千人ものフィリピン人、アメリカ人兵士が灼熱の太陽の下、歩かされています。疫病、飢餓、劣悪な日本兵によって与えられた誤った治療の餌食となっていました。この悪夢の中、Miguel(Sid Lucero)は兵士の死体が彼に話しかけるのを恐怖をもって観察していました。Alex(Zanjoe Marudo)には幻覚症状が起き、精神衛生を疑っています。Roy(Sam Milby)は負傷したアメリカ人隊長の世話をし、彼を生かそうとしています。Hatori(Jacky Woo)にはかつてないほど現実のはざまにいるように思え、自分が次々に天使、兵士、衛兵、市民になった気がするのでした。


Death March (2013) - Teaser Trailer (1分17秒)




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フルートベール駅で  90分
英題:Fruitvale Station  旧英題:Fruitvale
監督  ライアン・クーグラー Ryan Coogler
製作国 アメリカ
脚本  ライアン・クーグラー
出演  マイケル・B・ジョーダン、オクタヴィア・スペンサー、
    メロニー・ディアス、アーナ・オライリー、
    ジョーイ・オグレスビー、チャド・マイケル・マーレイ、
    ケヴィン・デュランド、アレックス・アレッサンドロ・ガルシア、
    リーサ・コーエン、他
※ (長編映画)初監督作(カメラ・ドール 対象者) 1st Film

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 2009年1月1日、22歳のOscar Grant(マイケル・B・ジョーダン)はサンフランシスコの地下鉄の駅Fruitvaleで警察官らとすれ違います。この出会いにより、ある見知らぬ者が三面記事になりました。映画はこの出会いから24時間前を描きます。



Fruitvale Station (2013) - Official Trailer #1 (2分12秒)






映画『フルートベール駅で』日本版予告編(2分10秒)




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The Bastards (読み|ザ・バスターズ) 120分
原題:Les Salauds
監督  クレール・ドニ(クレール・ドゥニ) Claire Denis
出演  ヴァンサン・ランドン、キアラ・マストロヤンニ、
    ジュリー・バタイユ、ミシェル・シュボール、
    ローラ・クレトン、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) パリ近郊でのある晩、小さな靴の会社を営むJacquesが死にます。妻Sandra(ジュリー・バタイユ)はアラブに近いインド洋で航海する超大型タンカーの艦長をしている兄弟のMarco(ヴァンサン・ランドン)にフランスへ戻り、タンカーを棄てるように嘆願します。「Marco、戻って私を助けて。全てを壊し、全てを持って行ったあのひどい男に復讐して。彼のせいで夫が死んだの。Marco、あなたしかいないの。いつも家族から逃げ続けられないわ。あなたが必要なの。娘、そしてあなたの姪のJustine(ローラ・クレトン)もあなたを必要としているわ。」「海を越えて魂を死へ持って行って欲しい」(F. ペソア)


The Bastards (Les Salauds) Trailer | Toronto International Film Festival(1分55秒)




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北(ノルテ)―歴史の終わり(←2013年東京国際映画祭での邦題) 250分(=4時間10分)
英題:Norte, The End of History
原題:Norte, hangganan ng kasaysayan 
監督  ラヴ・ディアズ Lav Diaz
製作国 フィリピン

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) ある男が殺人の罪で不当に投獄される一方で、真犯人は自由に移動しています。暗殺者は祖国の終わる事ない裏切りと無気力さにフラストレーションを溜めているインテリです。収監者の彼は単純で、おかしく不思議な事が起きると牢獄で生活するのも我慢できると思い始めています。


Norte, The End of History - Trailer (1分43秒)





パート2へつづく




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2013年カンヌ国際映画祭:ある視点部門へエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップ(パート2)

2013年(第66回)カンヌ国際映画祭のある視点部門へエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップです。


2013年(第66回)カンヌ国際映画祭は、2013年05月15日から05月26日まで。



● カンヌ国際映画祭 公式サイト(日本語ページ)
 http://www.festival-cannes.com/jp.html


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パート1のつづき



As I Lay Dying  (読み|アズ・アイ・レイ・ダイイング) 120分
監督  ジェームズ・フランコ James Franco
製作国 アメリカ
出演  ジェームズ・フランコ、ローガン・マーシャル=グリーン、
    ダニー・マクブライド、ティム・ブレイク・ネルソン、
    アーナ・オライリー、ベス・グラント、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) William Faulknerの有名小説「Tandis que j’agonise」をアレンジし、『AS I LAY DYING』は母のなきがらを終の棲家まで運ぶ悩みに満ちた家族の旅を追います。


As I Lay Dying (2013) - Official Trailer #1 (1分21秒)




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ミエーレ(←2014イタリア映画祭時の邦題) 96分
原題:Miele
監督  ヴァレリア・ゴリノ Valeria Golino
製作国 イタリア / フランス
出演  ジャスミン・トリンカ、カルロ・チェッキ、
    リベロ・デ・リエンツォ、ヴィニーチョ・マルキオーニ、
    イアイア・フォルテ、他
※ (長編映画)初監督作(カメラ・ドール 対象者) 1st Film

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) Irène(ジャスミン・トリンカ)はローマから遠くない海沿いの家で一人暮らしをしています。父と愛人は彼女が学生だと思っていますが、実はMIELEというコードネームを持ち、尊厳死を選ぶ者に強力なバルビツル酸剤を不法に投与しています。ある日、彼女は新しい「顧客」Grimaldi氏に致死量を渡します。彼は全く健康なのですが人生に飽きて終わりを迎えたいことが分かると、自殺の責任者にならず、彼を全力で止めようとするのでした。


Miele (2013) - Trailer (1分55秒)




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湖の見知らぬ男(←2014年(第17回)カイエ・デュ・シネマ週間での邦題) 97分
英題:Stranger by the Lake
原題:L'Inconnu du lac
監督  アラン・ギロディ Alain Guiraudie
製作国 フランス 
出演  Pierre Deladonchamps、Christophe Paou、
    Patrick Dassumçao、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) ある夏。湖畔に隠れたナンパの場所。Franck(Pierre Deladonchamps)はMichel(Christophe Paou)に恋します。美しく強く、死ぬほど危険な男。そうとは知りながらもこの情熱に生きたいのでした。


L'Inconnu du lac (Stranger by the Lake) (2013) - Trailer (1分24秒)
(英語字幕付き)




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Bends (読み|ベンズ) 95分
原題:過界
監督  フローラ・ラウ(劉韻文) Flora Lau
製作国 香港
撮影  クリストファー・ドイル
出演  チェン・クン(陳坤)、 カリーナ・ラウ(劉嘉玲)、
    Yuan Tian、他
※ (長編映画)初監督作(カメラ・ドール 対象者) 1st Film

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 『Bends』のキャラクターとその物語は中国と香港、深センの国境「特別行政区」で展開されます。思いも寄らない共謀が裕福なビジネスマンと結婚予定のAnna(カリーナ・ラウ)とその運転手Huiを結びます。香港が中国大陸と保つ益々複雑化する状況の中、互いに自分の道を見つけなければなりません。二人は彼らを取り巻く世界の重圧に耐えなければなりません。Huiは妻が第2子を香港で生めるように闘います。: 彼は中国に対して規則である「第2子」の罰金を払うことはできません。Annaと彼は国境を何の問題もなく日常的に通過しています…Annaのほうは、夫の失踪による財政騒動のさなか、うわべだけの生活スタイル、社会的ステータスを保とうとします…AnnaとHuiの人生はある一つの場所で出会います。: 車中で…


Bends (2013) - Trailer | Toronto International Film Festival
 (2分24秒)(英語字幕付き)




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消えた画 クメール・ルージュの真実 95分
英題:The Missing picture
原題:l'image manquante
監督  リティー・パニュ Rithy Panh
製作国 フランス / カンボジア

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 世界には多くの画像があり、私たちは全て見尽くし、考え尽くしたと思い込んでいます。私は数年前から失くした画像を探しています。カンボジアを統治していたクメールルージュによって1975年から1979年の間に撮られたものを。写真一枚だけでは大量犯罪を証明できなませんが、私たちに考え、瞑想させてくれます。歴史の構築。アーカイブや、書類、私の国の田舎で探しても無駄でした。今なら知っています、この画像が足りないことを。そして探しません。わいせつで意味がないのでしょうか。だから私が製作します。今日あなた方に私が与えるのは画像や、一枚の画像の追求でなく、追及の画像です。映画がそれを可能にしてくれます。いくつかの画像はいつまでも足りないままですが、他のもので間に合わせられます。このムーブメントの中には人生、戦い、苦しみ、美しさ、失くした顔の悲しみ、理解、そしてたまに気高さ、勇気までもがあります。しかし忘却は永遠にあり得ません。


『消えた画 クメール・ルージュの真実』日本版予告編




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La jaula de oro  110分
監督  ディエゴ・ケマダ・ディエス Diego Quemada-Diez
製作国 メキシコ
出演  ラモン・メディナ、Rodolfo Dominguez、
    ブランドン・ロペス、Karen Martínez、他
※ (長編映画)初監督作(カメラ・ドール 対象者) 1st Film

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 15歳のJuan(ブランドン・ロペス)、 Sara(Karen Martínez)とSamuelはアメリカに行くためグアテマラを逃げ出します。メキシコ横断の際、スペイン語も話さず身分証明書も持たずに旅するTzotzil語を話すインディアン Chauk(Rodolfo Dominguez)に出会いました。彼らはメキシコ国境よりも良い世界に憧れますが、すぐに全く別の現実と立ち向かわなければなりません。


La Jaula de Oro - Trailer (1分47秒)





パート3へつづく




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2013年カンヌ国際映画祭:ある視点部門へエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップ(パート3)

2013年(第66回)カンヌ国際映画祭のある視点部門へエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップです。


2013年(第66回)カンヌ国際映画祭は、2013年05月15日から05月26日まで。



● カンヌ国際映画祭 公式サイト(日本語ページ)
 http://www.festival-cannes.com/jp.html


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パート2のつづき



Manuscripts Don’t Burn(英題の読み|マニュスクリプツ・ドント・バーン) 125分
原題:Dast-Neveshtehaa Nemisoosand
監督  モハマド・ラスロフ Mohammad Rasoulof
製作国 イラン

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) Khosrowは殺し屋。Mortezaの下、2人で殺しの依頼へ向かいます。殺しは自殺にみせかけなければなりません。2人の殺し屋はぎりぎりのところで最初のプランを変更しなければなりません。


Manuscripts Don't Burn - Trailer (2分01秒)
(英語字幕付き)




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Sarah Prefers To Run(英題の読み|サラ・プリファーズ・トゥ・ラン) 94分
仏題:Sarah préfère la course
監督  クロエ・ ロビショウ Chloé Robichaud
製作国 カナダ
出演  Sophie Desmarais、Jean-Sébastien Courchesne、
    Hélène Florent、ミシュリーヌ・ランクト、他  
※ (長編映画)初監督作(カメラ・ドール 対象者) 1st Film

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) サラ(Sophie Desmarais)は中距離走の若きアスリート。モントリオール州最高峰の大学付属陸上クラブのポストのオファーを受け、彼女の人生は大きく変化します。生まれ故郷のケベック郊外からは遠く離れた場所です。サラはこの冒険に身を投じるための金銭的援助を母から受けることはできません。彼女の母は何よりも娘の健康と人生に訪れる大きな変化がもたらす結果を心配していました。決心したサラはそれでも、友人のアントワーヌ(Jean-Sébastien Courchesne)と共に街へと旅立ちます。世間知らずの2人は結婚することになりますが、それは好条件の借入と政府の奨学金を手にするためだったのです。結婚は彼らが望んだことではありません。20歳という若さでは...サラは自分の選択が誰も傷つけないことを望みますが、あいにく、彼女は走ることを選んだのです。


Sarah préfère la course (Sarah Prefers To Run) - Trailer (1分43秒)





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グランド・セントラル 95分
英題:Grand Central
監督  レベッカ・ズロトヴスキ Rebecca Zlotowski
製作国 フランス  
出演  レア・セドゥ、タハール・ラヒム、
    ドゥニ・メノーシェ、オリヴィエ・グルメ、
    ジョアン・リベロー、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) Gary(タハール・ラヒム)は若く機敏で学ぶのが早く、誰とも何の約束を交わしたことがありません。小さな仕事を繰り返した後、原発に雇用されます。放射性物質量が最も高い原子炉 の近くで、やっと探していたもの、金、チーム、家族を見つけました。しかしそのチームにはToni(ドゥニ・メノーシェ)の妻Karole(レア・セドゥ)がおり、彼は恋に落ちます。禁断の愛と被爆が少しずつ彼を汚染していき、毎日が脅威となってゆきます。



Grand Central (2013) - Trailer (1分42秒)






Grand Central (2013) - Clip (1分06秒)


みんな大好きレア・セドゥさんの魅惑のショートパンツ姿。



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My Sweet Pepperland(英題の読み|マイ・スイート・ペパーランド)
監督  ヒネル・サレーム Hiner Saleem
製作国 イラン / イラク / トルコ
出演  ゴルシフテ・ファラハニ、Korkmaz Arslan、他

My Sweet Pepperland (2013) - Bande-annonce (Trailer)





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Nothing Bad Can Happen (英題の読み|ナッシング・バッド・キャン・ハプン) 110分
原題:Tore tanzt
監督  カトリン・ゲビー Katrin Gebbe
製作国 ドイツ
出演  Julius Feldmeier、Sascha Alexander Gersak、
    Swantje Kohlhof、Annika Kuhl、Daniel Michel
※ (長編映画)初監督作(カメラ・ドール 対象者) 1st Film

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) Tore(Julius Feldmeier)が仲間に加わっているグループ、JesusFreakS(ジーザスフリークス)はキリスト教のパンク思想活動を行い、宗教的規律に反発しながらも、イエスが説いた愛の教えを大切に守っています。Tore は Benno(Sascha Alexander Gersak)と知り合います。動かなくなったTore の車を発進させるのを Benno が手助けしてくれたのですが、その方法はほとんど奇蹟的なものでした。Tore はBenno の庭のテントに越してきて、家族の一員になります。しかし、Benno は Tore の信念を攻撃するという欲望に勝てません。恐ろしい暴力と残忍な侮辱で Benno は Tore を苦しめ、隣人を救うという Tore の信仰が試練にさらされます。


Nothing Bad Can Happen (2013) - Official US Release Trailer(2分35秒)
(英語字幕付き)






Tore tanzt (Nothing Bad Can Happen) - Clip (1分58秒)


猫ちゃんに何するの! やめてっ! …… なんという、猫ちゃん受難映画。ま、この作品の中で難を受けているのは猫だけでなく人間も、というのようですが。 (パルムドック賞だけでなく)今年はパルムキャット賞を創設して、映画に対しての猫ちゃんの貢献を表彰しその苦難を救済すべきだね。



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ワコルダ(←2013年ラテンビート映画祭時の邦題) 90分
原題:Wakolda
監督  ルシア・プエンソ Lucía Puenzo
製作国 アルゼンチン / スペイン / フランス / ドイツ / ノルウェイ
出演  アレックス・ブレンデミュール、ナタリア・オレイロ、
    Elena Roger、Guillermo Pfening、
    ディエゴ・ペレッティ、Florencia Bado、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 1960年、パタゴニア。1人のドイツ人物理学者(アレックス・ブレンデミュール)がバリローチェへ続く長い道の途中でアルゼンチン一家に出会います。バリローチェでは、エヴァ(ナタリア・オレイロ)とエンゾ(ディエゴ・ペレッティ)、そして彼らの3人の子供たちが、ナウエルウアピ湖沿いに家庭的で小さな宿を開く準備をしていました。この典型的な家族が、彼の純潔さと完璧さへの強迫観念をかきたます。とりわけ、12歳の少女リリス(Florencia Bado)は年齢にしては小さすぎたのです。本当の身元を知らずに、一家は彼を最初の客として迎え入れます。この男のカリスマ性、優雅な物腰、知識、金に少しずつ魅了され、ついに一家は史上最も恐ろしい犯罪者の一人と暮らしていることに気付くのです。


Wakolda (2012) - Trailer (1分43秒)
(英語字幕付き)







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