2013年カンヌ国際映画祭:特別上映作品・ミッドナイト上映作品等 トレーラー&ビデオクリップ

2013年(第66回)カンヌ国際映画祭は、2013年05月15日から05月26日まで。


● カンヌ国際映画祭 公式サイト(日本語ページ)
 http://www.festival-cannes.com/jp.html


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【コンペティション外】 Out of Competition


オール・イズ・ロスト 最後の手紙  (アクション) 106分
英題:All Is Lost
監督  J・C・チャンダー J.C. Chandor
製作国 アメリカ

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) インド洋一人旅の最中、ある男(ロバート・レッドフォード)が目を覚ますと、漂流していたコンテナと衝突した際に、12メートルあるヨットの船体に穴が開いているのに気づきました。ラジオもナビゲーションもなく、男は激しい嵐に見舞われます。修理や船員としての資質、年齢よりもある肉体的な力にもかかわらず、かろうじて生き延びました。しかし照りつける太陽やサメの脅威、わずかな備蓄も枯渇し、並外れた彼も死が迫っていることを実感します。


All Is Lost (2013) - Clip> (実質、1分17秒)


登場人物もロバート・レッドフォードただ一人のようですが、とにかく(冒頭にナレーションはあるらしいのですが)作品内に台詞がたった一つしかないそうです。どうやらかなりの意欲作のようです。海とボートとレッドフォード(と、サメ?)しかいない。けど、レッドフォードがその存在感とパフォーマンスで画面を持たせている、とのこと。鑑賞後の作品の評価はどうであれ、キャリアがまだ浅い監督のこういう意欲作こそコンペに入れるべきじゃないのかなあ。



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【コンペティション外】 Out of Competition


マイ・ブラザー 哀しみの銃弾 (犯罪 / ドラマ / サスペンス) 144分
英題:Blood Ties
監督  ギョーム・カネ Guillaume Canet
製作国 フランス / アメリカ
※ ロードサイド・アトラクションズ(Roadside Attractions)が北米での配給権を獲得。(2013/05/22付け)

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) ニューヨーク、1974年。殺人事件の罪に問われた50代のChris(クライヴ・オーウェン)は数年を牢獄で過ごした後、素行の改善によって釈放されます。若き弟であり有望な警察Frank(ビリー・クラダップ)はしぶしぶとした様子で牢獄の前にいます。Chris とFrankを隔てたのは。「キャリア」の選択ではなく、人生と幼少の頃からのライバル関係によるものです。男手一人で育てた父Léon(ジェームズ・カーン)は被害を出し、牢獄にいたにもかかわらず目に見えるようにChrisをひいきにしていました。しかし、Frankは兄が変わったことを望み、チャンスをやろうとします。: 彼を住まわせ、仕事を見つけ、子供と元妻Monica(マリオン・コティヤール)とやり直すのを手伝います。こうした試みにも関わらず、Chrisはすぐに過去にとらわれ、同じ道を歩みます。Frankにとってこれは最後の裏切りであり、Chrisのためにはもう何もしてあげようとしません。しかし時既に遅く、2人の兄弟の運命は永遠に結ばれるのでした…


Blood Ties (2013) - Teaser Trailer> (1分46秒)





Blood Ties (2013) - Clip (25秒)




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【コンペティション外】 Out of Competition


不正義の果て (ドキュメンタリー) 220分
英題:The Last of the Unjust
原題:Le dernier des injustes
監督  クロード・ランズマン Claude Lanzmann
製作国 フランス / オーストリア
 
(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 1975年ローマ。 Claude Lanzmann がテレージエンシュタットのゲットーの最後のユダヤ人評議会長Benjamin Murmelsteinを撮影しました。この「ユダヤ人の首席司祭*」だけが戦争で殺されませんでした。ウィーンのユダヤ教シナゴーグの祭司、1938年ドイツによるオーストリア併合の後、MurmelsteinはEichmannと何週間も、7年間徹底的に戦い、12万人のユダヤ人を移民させるのに成功し、ゲットーの清算を逃れました。2012年、Claude Lanzmannは87歳 。人間の時の経過を隠すどころか、ゲットーの信じられない永続性を見せ、ローマでのインタビューを発掘、演出し「ヒトラーによりユダヤ人に与えられ」「ゲットーのモデル」であった町、世界を欺くためにAdolf Eichmannに選ばれた偽りのゲットー、テレージエンシュタットに戻ります。ここではBenjamin Murmelsteinの素晴らしい人格が見られます。人を惹きつける溢れた知性、確固たる勇気、例のない記憶力、素晴らしい皮肉、冷笑と真実の語り手。この3つの時代を通してニスコからテレージエンシュタット、ウィーンからローマまで映画はかつてないほど最終解決案の形成を明らかにし、Eichmannの素顔を映し出し、ユダヤ評議会の野蛮な矛盾を包み隠さず見せています。(*ナチスの専門用語)



↓この記事内の説明のほうが上↑の解説より分かりやすいです。



The Last of the Unjust - Clip (1分28秒)




※ 『The Last of the Unjust』のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内で見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers/outOfCompetition.html?year=2013


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【ミッドナイト上映(ミッドナイト・スクリーニング)】 Midnight Screenings


Monsoon Shootout  (サスペンス) 82分
監督  アミット・クマール Amit Kumar
製作国 インド
撮影  Rajeev Ravi

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) ムンバイにモンスーンの雨が降る間、初めて任務についた若き警察Adi(Vijay Verma)は人生を変える選択をしなければなりません。撃つか撃たないか。一つ一つの決定に、彼の理念への妥協を要するシステムに対する旅が彼を巻き込みます。全ての選択に価値があります。


Monsoon Shootout (2013) - Clip 1  (52秒)



Monsoon Shootout (2013) - Clip 3  (59秒)


撮影、素晴らしい。この撮影監督 Rajeev Ravi 氏はこの映画祭のガラ上映作品である『Bombay Talkies』の撮影も担当しているのですね。 同じアジア地域の他国作品でこういうのを見てしまうと哀しい気分になる。日本映画は映像(撮影)の面でアジア地区の国々に完全に置いていかれてる。(これはあくまでも、個人的な印象・感想です。)


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【ミッドナイト上映(ミッドナイト・スクリーニング)】 Midnight Screenings


名探偵ゴッド・アイ  (犯罪 / ドラマ) 127分
英題:Blind Detective
原題:盲探 / Man Tam
監督  ジョニー・トー(杜琪峰) Johnnie To
製作国 香港

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 非常に有能な彼(アンディ・ラウ)は任務中、盲目になりましたが探偵業をあきらめたくありません。それからは警察の未解決事件を担当して生活の糧を得ています。彼女は若く有望な探偵、幼馴染が行方不明になってから罪悪感に苛まれています。彼の事件を解決する妙技に驚き、幼馴染を探して欲しいと頼むことにしました。彼はあることを胸に秘めてOKします。


Blind Detective (盲探) - Teaser Trailer (55秒)




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【ジェリー・ルイス トリビュート】 Jerry Lewis Tribute


Max Rose  (ドラマ) 83分
監督  ダニエル・ノア Daniel Noah
製作国 アメリカ


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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Muhammad Ali's Greatest Fight  (TVムービー) 97分
監督  スティーヴン・フリアーズ Stephen Frears
製作国 アメリカ

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) モハメッド アリが頂点を極めた時、彼はベトナム戦争に召集されます。宗教的信念から米軍への奉仕を拒むと、国の最も高い法廷機関である最高法院に提訴され、かつてない法の戦いが引き起こされました。敬意を払われている裁判官Harlan(クリストファー・プラマー)は事務所に最近加わったメンバー、若きConnolly(ベンジャミン・ウォーカー)が問題としている自分の取り組みを検討します。そのためニクソン大統領から指名された裁判官を含む8人の裁判官を説得し、モハメッド アリの罪状を扱わなければなりません。



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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Stop The Pounding Heart  98分
監督   ロベルト・ミネルヴィーニ Roberto Minervini

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) サラ(Sara Carlson)は山羊の牧畜を営む一家に育つ若い娘。彼女の両親は12人の子供たちを家で教育し、聖書の厳しい教えを説きます。姉妹たちと同様、サラが学ばなければならなかったのは、敬虔な女性であること、男たちに仕えること、無垢な心と純潔を結婚するまで守ることです。ロデオ好きの若者コルビーに出会ったサラは、それまで彼女が知っていた唯一の生き方に疑問を投げかけます。近代アメリカと、美しい景色をちりばめた島の共同体の姿を感動的に描きだす『Stop the PoundingHeart』は、思春期、家族、社会通念、男性と女性の役割、宗教の問題をアメリカ南部の田舎の中で探り出します。


Stop The Pounding Heart - Trailer  (1分40秒)




※ 『Stop The Pounding Heart』のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内で見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers/specialScreenings.html?year=2013


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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Weekend of A Champion (2012年)  93分
監督   フランク・サイモン Frank Simon
製作国 イギリス / フランス

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 1971年、モータースポーツファンのロマンポランスキーは、F 1の世界チャンピオン、ジャッキースチュワートと一緒に週末を過ごしました。モナコグランプリ開催期間中のことであり、この年、ジャッキースチュワートはモナコグランプリで優勝を手にしました。ポランスキーはスチュワートに独占的に会い、3日間にわたってサーキット内外でスチュワートの様子を追います。その結果として、高いIQを持つアスリートの私生活の貴重な時を、勝利の頂点で見ることができるのです。40年後、ポランスキーとスチュワートが再会し、年と共に大きく変化したF1について、自然かつユニークな、比類のない方法で語り合います。



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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Seduced And Abandoned (ドキュメンタリー) 95分 
監督  ジェームズ・トバック James Toback
製作国 アメリカ

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 『SEDUCED AND ABANDONED』はアレック・ボールドウィンとジェームズ・トバックが誘う冒険の旅。カンヌ映画祭、芸術としての映画、金、グラマラス、死など、映画の世界に親密に関係する面を通して展開します。第65回カンヌ映画祭(2012年)の開催期間中のまばゆい映像を収めた『SEDUCED AND ABANDONED』が見せてくれるものの中でも、とりわけ素晴らしいのは、驚くべき豪華なポートレート。ベルナルド・ベルトルッチ、フランシス・コッポラ、ロマン・ポランスキー、マーティン・スコセッシ、ライアン・ゴズリング、ジェシカ・チャステイン、ベレニス・ベジョ、ダイアン・クルーガー、ジェームズ・カーンら錚々たる人物たちが登場します。


Seduced And Abandoned (2013) - Clip (1分26秒)
※ 冒頭にCMが流れることもあります。



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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Otdat Konci  101分
英題:Bite the Dust
監督  Taisia Igumentseva
※ Taisia Igumentseva……2012年(第65回)カンヌ国際映画祭シネフォンダシヨン第一位受賞者。

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) この極めて小さな村では誰もが知り合いです。老いた羊飼いのVassilitchはすべての時間を Praline と名付けた、子供のような目をした乳牛の世話をして過ごし、隠遁生活を送る老女のZinaは政府をののしり、女房たちは他人の亭主に色目を使い、地元の発明家 Ivanは子供たちと一緒に工夫を凝らした道具で遊んでいます。ある日、恐ろしいニュースが届きます。テレビが地球の歴史上もっとも強いコロナ質量の放出を発表したのです。人類は24時間以内に滅びると宣告されました。最初の衝撃が去り、村の住民たちは人生に別れを告げる非常に風変わりな方法を考え出します。村を挙げてお祭りを行うのです。テーブルを準備し、パテやケーキを焼き、何人かは勇気を振り絞ってこの最後の瞬間にあたって人生の重要な決断を下します。しかし世界の終焉はいつも来ないもの…手におえない状況になってしまいます。人々は気付くのです。もう以前のような暮らしには戻れないということに…


Otdat Konci (Bite the Dust) - Trailer (1分27秒)


オフビート・コメディ、ということでいいのかな。



※ 『Otdat Konci』のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内でも見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers/specialScreenings.html?year=2013



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【特別上映(スペシャル・スクリーニング)】 Special Screenings


Homeland
原題:Né quelque part
監督  Mohamed Hamidi
製作国 アルジェリア / フランス
出演  Tewfik Jallab、ジャメル・ドゥブーズ、他

Né Quelque Part (2013) - Trailer (2分05秒)


面白そう。



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【ガラ上映(ガラ・スクリーニング) インドへのトリビュート(トリビュート・トゥ・インディア)】
Gala Screening, Tribute to India


Bombay Talkies  115分
監督  Zoya Akhtar
     Dibakar Banerjee
     Karan Johar
     Anurag Kashyap
製作国 インド
撮影   Rajeev Ravi

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 『Bombay Talkies』は4人の監督による4つの短編作品を含む映画です。その中には映画、セレブ、ダンス、俳優の遊びといったインド映画の要素がつまっています。インドにとってインド映画100周年と、映画の新世紀の始まりです。


Bombay Talkies (2013) - Official Trailer (2分10秒)


これも面白そう。





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2013年カンヌ国際映画祭:メイン・コンペティションへエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップ (パート1)

2013年(第66回)カンヌ国際映画祭のメイン・コンペティションへエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップです。

2013年(第66回)カンヌ国際映画祭は、2013年05月15日から05月26日まで。

● カンヌ国際映画祭 公式サイト(日本語ページ)
  http://www.festival-cannes.com/jp.html


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オープニング上映作品 (※ 本作はコンペティション外。)

華麗なるギャツビー (2013年)  (ドラマ) 142分
英題:The Great Gatsby
監督  バズ・ラーマン Baz Luhrmann 
製作国 アメリカ / オーストラリア
出演  レオナルド・ディカプリオ、キャリー・マリガン、
    ジョエル・エドガートン、トビー・マグワイア、
    アイラ・フィッシャー、ジェイソン・クラーク、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 1922年、春。時代の風潮に助長され、道徳観念は乱れ、ジャズが大人気となり、酒の密輸入は拡大していました... 見習い作家のニック・キャラウエイ(トビー・マグワイア)は中西部を離れ、ニューヨークに移り住みます。アメリカンドリームを掴みたいと願うニックは、上流階級の豪華なパーティーに興じるミステリアスな大富豪ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)や、従妹のデイジー(キャリー・マリガン)とその夫で名門家出身の気まぐれなトム・ブキャナン(ジョエル・エドガートン)に囲まれて生活するようになります。こうしてニックは億万長者たちの魅惑的な世界に入り込み、彼らの幻想や愛や嘘を目の当たりにします。その時代の恵まれた証人として、ニックはひとつの物語を書き始めます。そこに混ざり合うのは困難な愛、絶対的な夢、破滅を招く悲劇。そして、過去から差し出された鏡には、私たちが生きる現代とその闘いが映し出されています。


The Great Gatsby - Official Trailer #3 (2分44秒)





『華麗なるギャツビー』(2013年)
日本版予告編(日本語吹替)(2分30秒)





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イタリアのある城で (ドラマ / コメディ) 104分
英題:A Castle In Italy
原題:Un château en Italie
監督  ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ Valeria Bruni Tedeschi
製作国  フランス
出演   ルイ・ガレル、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、
     グザヴィエ・ボーヴォワ、フィリッポ・ティーミ、
     アンドレ・ウィルムス、マリー・リヴィエール、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) ルイーズ(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)はナタン(ルイ・ガレル)に出会い、再び夢を膨らませます。これは、病気の兄と彼らの母の物語、ひとつの運命の物語でもあるのです。それはイタリア資産階級の名家が辿る運命。崩壊していく家族の、ひとつの世界の終りの、ある愛の始まりの物語です。

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 ある男女の出会いと夢、そして兄弟、病気、彼らの母親の物語。イタリアのブルジョワジー階級の実業家一家の運命について、家族の崩壊と上流階級の没落、愛の始まりが描かれる。 / 【ここに注目】 『華麗なるアリバイ』などに出演する女優で、フランス元大統領夫人のカーラ・ブルーニの実姉でもあるヴァレリア・ブルーニ・テデスキ監督。長編監督作3作目となる本作は、イタリアのブルジョワジー出身である彼女の家族を描いた作品で、自ら主演を務める。前作『アクトリス(原題) / Actrices』でカンヌ国際映画祭ある視点部門審査員特別賞を受賞。初のコンペ参戦であり、コンペ中唯一の女性監督としての注目度も高い。


Un château en Italie (A Castle In Italy) (2013) - Trailer (1分41秒)




※ 『A Castle In Italy』のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内でも見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers.html



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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌 (ドラマ) 105分
英題:Inside Llewyn Davis
監督  イーサン・コーエン Ethan Coen
    ジョエル・コーエン Joel Coen
製作国 アメリカ
撮影  ブリュノ・デルボネル
出演  オスカー・アイザック、キャリー・マリガン、
    ジャスティン・ティンバーレイク、ギャレット・ヘドランド、
    ジョン・グッドマン、F・マーレイ・エイブラハム、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 1961年、グリニッチビレッジで音楽の世界に身を置く若きフォーク歌手の人生。Llewyn Davis(オスカー・アイザック)は交差点にいました。厳しい冬がニューヨークを包み、ギターを手にした若き男がミュージシャンとして生活するために闘い、彼自身の一部となる乗り越えられそうにない障害に立ち向かいます。どんな小さな仕事もやり、友人や見知らぬ人の協力を得て生きていきます。ビレッジのカフェからシカゴの寂れたクラブまで、災難を経験して音楽の巨匠Bud Grossman(F・マーレイ・エイブラハム)のオーディションにたどり着きます。自分が来た道を振り返る前に…

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 1960年代のニューヨーク。グリーンウィッチ・ビレッジでシンガー・ソングライターとしての成功を夢見るルウェイン・デイヴィス(オスカー・アイザック)の物語。 / 【ここに注目】 ボブ・ディランの憧れの存在でもあったデイヴ・ヴァン・ロンクの自伝に着想を得て、鳴かず飛ばずのシンガー・ソングライターの姿から1960年代のフォークシーンをコーエン兄弟が描く。主演は、『エンジェル ウォーズ』『10イヤーズ(原題)/ 10 Years』で歌声を披露しているオスカー・アイザック。『バートン・フィンク』でパルムドールに輝いているコーエン兄弟だけに、パルムドール候補の上位に当然挙げられるだろう。


Inside Llewyn Davis - Trailer (2分11秒)
※ BGMの歌はボブ・ディランの「Farewell(フェアウェル)」だそうです。2010年リリースの『ザ・ブートレッグ・シリーズ第9集:ザ・ウィットマーク・デモ』(英題: The Bootleg Series Vol. 9 – The Witmark Demos: 1962–1964)に収録されています。





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バトル・オブ・ライジング コールハースの戦い 125分
原題:Michael Kohlhaas
英題:Age of Uprising: The Legend of Michael Kohlhaas
監督   アルノー・デ・パリエール Arnaud des Pallières
製作国 フランス / ドイツ
出演  マッツ・ミケルセン、ブルーノ・ガンツ、
    ポール・バーテル、メリュジーヌ・マヤンス、
    ダーヴィット・ベネント、デヴィッド・クロス、
    ドニ・ラヴァン、セルジ・ロペス、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 16世紀、セヴェンヌのある場所で繁盛している馬の商人Michael Kohlhaas(マッツ・ミケルセン)は家族と豊かで幸せな生活を送っていました。不正の犠牲者である彼は、敬虔で清廉潔白な彼は軍隊を挙げ、権利を回復すべく街を荒らすのでした。

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 16世紀のフランス。実直な馬商人のミヒャエル・コールハース(マッツ・ミケルセン)は家族と幸せに暮らしていた。ある日、領主に2頭の馬を抵当に取られた上に不当な目に遭わされたことから、正義を訴えるために立ち上がる。 / 【ここに注目】 18世紀ドイツの劇作家クライストの「ミヒャエル・コールハースの運命」を基にした歴史ドラマ。『偽りなき者』でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞したマッツ・ミケルセンに、『ホーリー・モーターズ』のドニ・ラヴァンや『ブリキの太鼓』のダーヴィット・ベネントなど多彩なキャストが集結。監督のアルノー・デ・パリエールは『パーク(原題) / Parc』がストックホルム国際映画祭コンペ部門にノミネートされた経験もあり、本作で4作目となる俊英だ。


Age of Uprising: The Legend of Michael Kohlhaas - Official UK Trailer





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ジミーとジョルジュ 心の欠片(かけら)を探して (ドラマ) 120分
英題:Jimmy P: Psychotherapy of a Plains Indian
別英題:Jimmy P.
旧英題:Jimmy Picard
監督  アルノー・デプレシャン Arnaud Desplechin
製作国 アメリカ / フランス
出演  ベニチオ・デル・トロ、マチュー・アマルリック、
    エリヤ・バスキン、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 第二次世界大戦の直後、ブラックフット族のインディアンJimmy Picard(ベニチオ・デル・トロ)はフランスで戦い、カンザスのトピカにある脳の病気専門の軍事病院に入れられました。Jimmy Picardは眩暈、一時的失明、聴覚の喪失といった数々のトラブルに悩まされます…。生理学の欠如から統合失調症と診断されました。病院の幹部はそれでもフランス人民俗学者、精神分析学者およびネイティブアメリカン文化のスペシャリストGeorges Devereux(マチュー・アマルリック)の意見を聞きます。

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 ブラックフィート族のジミー・ピカード(ベニチオ・デル・トロ)は、第2次世界大戦から帰還してからというものさまざまな症状に悩まされるように。そこで彼は遠方の病院に出向き、民俗学者で精神科医のジョルジュ・デヴェロー(マチュー・アマルリック)と出会う。 / 【ここに注目】 フランス系アメリカ人ジョルジュ・デヴェロー著「夢の分析:或る平原インディアンの精神治療記録」を原作に、一人のネイティブアメリカンとフランス人の精神科医との間の友情を描く本作。デヴェローの心理療法は広くヨーロッパとアメリカで行われているため、題材としての引きも強い。カンヌ国際映画祭の常連ともいえるアルノー・デプレシャン監督だけに手堅い仕上がりで満足させてくれるはず。


Jimmy P. (Psychotherapy of a Plains Indian) - 2013 - Official Trailer





Jimmy P: Psychotherapy of a Plains Indian - Clip (40秒)




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エリ (←2013年東京国際映画祭時の邦題) 105分
原題:Heli
監督  アマト・エスカランテ Amat Escalante
製作国  メキシコ
出演   Armando Espitia、リンダ・ゴンザレス、
     Juan Eduardo Palacios、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) メキシコ。12歳の少女Estelaはドラッグの横領に巻き込まれた若き警察官に恋をしてしまい、彼女の家族が暴力の連鎖にはまります。

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 市民のほとんどが自動車の組み立て工場か麻薬カルテルで働くしかない小さな町。長男のエリは、突然行方知れずになった父を捜すうちに警官の汚職、麻薬の密売、性的搾取といった暗部に直面し絶望する。 / 【ここに注目】 アマト・エスカランテ監督はスペイン、バルセロナ生まれ。メキシコ、グアナフアトで育ち、出自を生かした題材に臨んできた。長編デビュー作『サングレ(原題) / Sangre』がカンヌ国際映画祭ある視点部門で上映され国際批評家連盟賞を受賞、東京国際映画祭でも上映された。そして続く『Los bastardos』がラテンビート映画祭で上映されるなど、日本でも注目されている。本作はサンダンス・NHK国際映像作家賞を獲得した脚本作品である。


Heli (2013) - Trailer (1分40秒)





Heli (2013) - Clip 1 (1分04秒)





Heli (2013) - Clip 2 (1分13秒)




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ある過去の行方  (ドラマ) 130分
英題:The Past
原題:Le Passé     
監督  アスガー・ファルハディ Asghar Farhadi
製作国 フランス
出演  ベレニス・ベジョ、タハール・ラヒム、
    ババク・カリミ、アリ・モサファ、
    ポリーヌ・ビュルレ、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 4年間の別居の後、離婚の手続きを踏もうとするフランス人の妻Marie(ベレニス・ベジョ)の頼みによりAhmad(アリ・モサファ)がテヘランからパリに到着します。 短い滞在の間、AhmadはMarieが娘Lucie(ポリーヌ・ビュルレ)と対立しているのに気づきます。関係改善を試みる彼の努力は過去の秘密のベールをめくるのでした。

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 フランス人の妻マリー(ベレニス・ベジョ)と別れて4年、テヘランに住むアフマド(アリ・モサファ)は正式な離婚手続きを取るためにパリへと戻ってくる。マリーと娘ルーシー(ポリーヌ・ビュルレ)の不和に気付いたアフマドは仲を取り持とうとするものの、思いがけず過去の秘密が暴かれてしまう。 / 【ここに注目】 前作『別離』(2011)でベルリン国際映画祭金熊賞やアカデミー賞外国語映画賞など、世界中の映画賞を席巻したイランのアスガー・ファルハディ監督。新作は国籍の異なる家族が登場する複雑な心理ドラマで、夫婦をメインにイラン社会の縮図を描いた『別離』を思わせる内容。国際的地位を高めたファルハディ監督がフランスでメガホンを取り、『アーティスト』のベレニス・ベジョや『預言者』のタハール・ラヒムが出演していることにも注目だ。


『ある過去の行方』日本版予告編 (1分58秒)





Le passé (The Past) - Clip 1 (英語字幕付き) (1分43秒)





Le passé (The Past) - Clip 2 (英語字幕付き) (2分09秒)





パート2につづく




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2013年カンヌ国際映画祭:メイン・コンペティションへエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップ(パート2)

2013年(第66回)カンヌ国際映画祭のメイン・コンペティションへエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップです。

2013年(第66回)カンヌ国際映画祭は、2013年05月15日から05月26日まで。

● カンヌ国際映画祭 公式サイト(日本語ページ)
  http://www.festival-cannes.com/jp.html


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パート1からのつづき



The Immigrant (読み|ジ・イミグラント) (ドラマ / ロマンス / ミステリー / サスペンス) 120分
旧英題:Lowlife
監督  ジェームズ・グレイ James Gray
製作国 アメリカ
撮影  ダリウス・コンジ
出演  ジェレミー・レナー、マリオン・コティヤール、ホアキン・フェニックス、   
     ダグマーラ・ドミンスク、アンジェラ・サラフィアン、アントニー・コローネ、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 1921年。2人姉妹のエヴァ(マリオン・コティヤール)とマグダは、生まれ故郷ポーランドを離れ、「約束の地」、ニューヨークへと向かいます。エリス島に到着すると、マグダは結核に患い、隔離されてしまいます。エヴァはたった1人きりで途方に暮れ、ふてぶてしいヒモのブルーノ(ホアキン・フェニックス)の罠に落ちます。マグダを救うため、エヴァはすべてを犠牲にする決心をし、覚悟の上で売春に身を投じます。オーランドにやってくると、ブルーノの従弟の手品師(ジェレミー・レナー)が彼女に自信と素晴らしい日々への希望を取り戻させてくれます。しかし、ブルーノの嫉妬は考えていませんでした...

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 アメリカ、ニューヨーク。ポーランド移民のエバ(マリオン・コティヤール)はバーレスクだけでは妹の薬代を稼ぎだせず、体を売る決意をする。そんな彼女の前に、売春あっせん人(ホアキン・フェニックス)のいとこだというマジシャン(ジェレミー・レナー)が現れ、姉妹に救いの手を差し伸べるが……。 / 【ここに注目】 今回は移民女性の苦難を脚本にしたというジェームズ・グレイ監督が、ポーランドからアメリカンドリームを夢見て米国に渡った移民女性と、彼女に関わる2人の男性を描く。本作で4度目のコラボレーションとなるホアキン・フェニックスを起用、ヒロインを苦しめる売春あっせん人を演じている。豪華キャストによる社会派ドラマとしても注目されること必至。

The Immigrant (2013) - Clip (1分52秒)
撮影:ダリウス・コンジ




The Immigrant (2013) - Clip (1分35秒)




※ 『The Immigrant』のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内でも見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers.html


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Grigris (読み|グリグリス) 100分
監督  マハマト=サレ・ハルーン Mahamat-Saleh Haroun
製作国 チャド / フランス 
出演   Soulémane Démé、Cyril Guei、Anaïs Monory、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 25歳のGrigris(Soulémane Démé)は麻痺した脚を切断しなければいけませんが、ダンサ-になることを夢見ています。しかし叔父が重病にかかり、その夢を諦めます。彼は叔父を助けるため、ガソリンの密売人になることを決意します。

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 25歳のグリグリ(Soulémane Démé)の下半身は麻痺(まひ)しているのだが、彼にはダンサーになるという夢があった。ところが、おじが重病になり、彼は夢を諦めて、ギャングの下でガソリンの密売をすることになる。 / 【ここに注目】 何度も父親と息子の関係をテーマにしてきた、チャド出身のマハマト=サレ・ハルーン監督。彼はアフリカ映画として13年ぶりに本映画祭に出品となった2010年の映画『終わりなき叫び』で審査員賞を受賞。同じテーマを繰り返す真意を、紛争は男性によるものであり、父親から息子に受け継がれると考えるからと表明。そのためにも映画を通じて、対立や紛争が日常化しているという故国の現状を国際社会に知らしめる。

Grigris (2013) - Clip 1 (2分17秒)




Grigris (2013) - Clip 2 (3分37秒)




Grigris (2013) - Clip 3 (2分07秒)




※ 『Grigris』のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内でも見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers.html


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罪の手ざわり  135分
英題:A Touch of Sin
原題:Tian Zhu Ding / 天注定
監督  ジャ・ジャンクー(賈樟柯) JIA Zhangke(Jia Zhang Ke)
製作国 中国 / 日本
製作会社 オフィス北野

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 村の指導者たちの腐敗に激怒した鉱夫Dahai(Jiang Wu)は行動を起こす決心をします。出稼ぎ労働者のSan'erは、自分の銃がもたらす無限の可能性に気付きます。サウナの受付係のXiaoyuは、裕福な顧客のしつこい嫌がらせによって追い詰められていきます。Xiaohuiは仕事を転々とし、ますます卑しい状況へと堕ちていきます。4人の登場人物、4つの地方、たったひつとの同じ現代中国の姿。暴力が徐々に蝕む、急激な経済成長の遂げている社会の姿。

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 四つの町を舞台に主人公も4名というスタイルで、各自が何かしらの問題に直面し、解決を試みるという四つのストーリーが展開される。 / 【ここに注目】 本映画祭の出品歴に『青の稲妻』『四川のうた』がある中国のジャ・ジャンクー監督が、野心作で勝負に出る。「言葉では言い表せないストーリー」だと公言し、これまでのイメージを一新して武侠(ぶきょう)映画へのオマージュとして、初のアクションシーンにも臨んだという。なお監督作の常連で、本国では御用達女優と表現されるチャオ・タオと昨年、結婚。公私共にパートナーとなり気合も十分に、改めて大舞台に臨む。

A Touch of Sin (天注定) (2013) - Trailer (2分01秒)




A Touch of Sin (天注定) (2013) - Clip (2分24秒)




A Touch of Sin (天注定) (2013) - Clip (47秒)





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そして父になる (2013年)  (ドラマ) 120分
英題:Like Father, Like Son
監督  是枝裕和 Hirokazu Koreeda
出演  福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、
     二宮慶多、黄升炫、風吹ジュン、國村隼、樹木希林、夏八木勲、他
配給 ギャガ
※ 日本での劇場公開は2013年10月05日より(予定)。
※ サンダンス・セレクト(Sundance Selects)が北米での配給権を獲得。
  (2013/05/26付け)

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 仕事で成功することばかりを考えている建築家の良多(福山雅治)は、若い妻(尾野真千子)と6歳の息子とともに理想的な家庭を築いています。しかし、息子の生まれた病院の産科から、出生時に赤ん坊の取り違えがあったことを告げられ、全ての価値基準はこっぱみじんに飛び散ってしまいます。育ててきた男の子は自分の子ではなく、本当の息子はずっと質素な家庭で成長していたのです...

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 学歴、仕事、家庭、全てにおいて申し分のない良多(福山雅治)だったが、突然、自分の息子が生まれた病院内で取り違えられていたことを知る。良多の家族、そして相手の家族は、究極の選択を迫られる。 / 【ここに注目】 柳楽優弥がカンヌ国際映画祭史上最年少で男優賞を受賞したことでも話題になった是枝裕和監督の『誰も知らない』。是枝監督はその第57回以来、3度目のコンペ部門ノミネートとなる。主演は福山雅治。また、その妻を演じる尾野真千子といえばデビュー作『萌の朱雀』がカメラドールを受賞、さらに『殯(もがり)の森』が審査員特別グランプリに輝き、主演に抜てきされた2本がカンヌの名誉ある賞を獲得。尾野のパワーでパルムドールを引き寄せられるか!?

『そして父になる』 特報 (55秒)
Soshite Chichi ni Naru (Like Father, Like Son) (2013) - Theatrical Teaser Trailer
directed by Hirokazu Kore-eda (Japan)




Soshite Chichi ni Naru (そして父になる / Like Father, Like Son) - Clip 1
Hirokazu Kore-eda (Japan)



Soshite Chichi ni Naru (そして父になるになる / Like Father, Like Son) - Clip 2



※ 上↑のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内でも見ることが出来ます。 
  こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers.html


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アデル、ブルーは熱い色 (ドラマ) 187分
英題:The Life of Adele
別英題:Blue Is the Warmest Color(読み|ブルー・イズ・ザ・ウォーメスト・カラー)
原題:La Vie d'Adèle - Chapitre 1&2 (Le bleu est une couleur chaude)
監督  アブドゥラティフ・ケシシュ Abdellatif Kechiche
製作国 フランス 
出演   レア・セドゥ、アデル・エグザルチョプロス、Jeremie Laheurte、  
      Catherine Salée、オーレリアン・ルコワン、Sandor Funtek、他
※ サンダンス・セレクツ(Sundance Selects)が北米での配給権を獲得。
  (2013/05/23付け)

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 愛する人と出会うことを夢見る15歳の少女アデル(アデル・エグザルチョプロス)は、ボーイフレンドとのデート中に青い髪の女を見掛け、それが運命の出会いだと感じる。そしてアデルは青い髪の女、エマ(レア・セドゥ)と愛し合うことで女となり、大人になっていく。 / 【ここに注目】 長編3作目の『ラ・グレーヌ・エ・ル・ミュレ(原題) / La graine et le mullet』でベネチア国際映画祭審査員特別賞、セザール賞監督賞を受賞したチュニジア系フランス人のアブデラティフ・ケシッシュ監督。長編5作目の本作でカンヌ国際映画祭初参加となる。繊細で刺激的な作風のケシッシュ監督が取り上げるのは、フランスのコミックを原作にした同性愛に目覚める少女の物語。少女にとっての運命の女を『マリー・アントワネットに別れをつげて』のレア・セドゥが演じる。

Le Bleu est une Couleur Chaude - Clip (58秒)




Blue Is the Warmest Color - Official International Trailer (1分48秒)



※ 『The Life of Adele』(Blue Is the Warmest Color)のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内でも見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers.html


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藁の楯 わらのたて (2013年) (サスペンス / アクション) 125分
英題:Straw Shield / Shield of Straw
監督  三池崇史 Takashi Miike
出演  大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、山崎努、岸谷五朗、
     伊武雅刀、永山絢斗、余貴美子、本田博太郎、他
配給 ワーナー・ブラザース
※ 劇場公開は2013年04月26日より(予定)。

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 「この男を殺してください。お礼として10億円お支払いします。」この広告が日本の全新聞紙に掲載され、億万長者の蜷川(山崎努)が、孫娘を殺害した容疑者の清丸(藤原竜也)の首に懸賞金をかけます。数百万人の潜在的な敵が、清丸を東京まで護送する刑事たちの行く手に立ちはだかり、長い旅を地獄の追跡に変貌させ、結末の不確かな都会の西部劇へと観客を誘います。

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 孫娘を惨殺された政財界の大物・蜷川隆興(山崎努)が、犯人の首に10億円の懸賞金を懸けた。警視庁警護課SPの銘苅(大沢たかお)と白岩(松嶋菜々子)は、福岡で自首した容疑者・清丸国秀(藤原竜也)を警視庁まで護送する任務を命じられる。 / 【ここに注目】 人気漫画「BE-BOP-HIGHSCHOOL」の木内一裕が手掛けた同名小説を映画化したサスペンスアクション。重厚なテーマを内包しつつも三池崇史監督がエンターテインメント作品として仕上げ、10億円の懸賞金が懸かった凶悪犯を護送することになったSPたちの過酷な戦いを描き出す。本映画祭コンペ部門は過去に『一命』出品の経験もある三池監督、自身の得意なジャンルの作品を出品したことで栄光を勝ち取れる可能性も大きい。

『藁の楯 わらのたて』 予告編 2 (1分58秒)




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17歳 (ドラマ) 90分
英題:Young And Beautiful
原題:Jeune et jolie / Jeune & jolie
監督  フランソワ・オゾン François Ozon
製作国 フランス
出演  マリーヌ・ヴァクト、シャーロット・ランプリング、フレデリック・ピエロ、他
※ サンダンス・セレクツ(Sundance Selects)が北米での配給権を獲得。
  (2013/05/23付け)

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 17歳の少女(マリーヌ・ヴァクト)の四季と4つの曲によるポートレート 。

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 快楽のために売春するようになった17歳の少女(マリーヌ・ヴァクト)の四季を四つの楽曲と共に描く物語。 / 【ここに注目】 フランソワ・オゾン監督作がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選ばれたのは、2003年の『スイミング・プール』以来10年ぶり。10代の売春婦を体当たりで演じるマリーヌ・ヴァクトはイヴ・サンローランの香水のCMで注目されたモデルで、女優としての作品には『フランス、幸せのメソッド』がある。オゾン監督のミューズともいえる『まぼろし』などのシャーロット・ランプリングも出演し、待望のパルムドールを狙う。

Jeune et Jolie (Jeune & jolie) - Teaser Trailer (56秒)





パート3へつづく




共通テーマ:映画

2013年カンヌ国際映画祭:メイン・コンペティションへエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップ(パート3)

2013年(第66回)カンヌ国際映画祭のメイン・コンペティションへエントリーされた作品のトレーラー&ビデオクリップです。


2013年(第66回)カンヌ国際映画祭は、2013年05月15日から05月26日まで。

● カンヌ国際映画祭 公式サイト(日本語ページ)
  http://www.festival-cannes.com/jp.html


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パート2からのつづき



ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 (ドラマ) 110分
英題:Nebraska
監督   アレクサンダー・ペイン Alexander Payne
製作国 アメリカ
脚本  ボブ・ネルソン
撮影  フェドン・パパマイケル
出演  ブルース・ダーン、ウィル・フォーテ、
    ステイシー・キーチ、ボブ・オデンカーク、
    デヴィン・ラトレイ、ランス・ハワード、他

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 酒ばかり飲んでいる初老のウッディ(ブルース・ダーン)だったが、雑誌の宝くじで100万ドルが当選。当選金を受け取るためにモンタナからネブラスカへ行くウッディに、疎遠になっていた息子のデイヴィッド(ウィル・フォーテ)がしぶしぶ付き添うことになる。 / 【ここに注目】 『サイドウェイ』『ファミリー・ツリー』でアカデミー賞脚色賞に輝いたアレクサンダー・ペイン監督の新作は、アルコール中毒の頑固おやじと息子の旅をモノクロ映像でつづるロードムービー。ペイン監督がカンヌ国際映画祭のコンペ部門に登場するのは、2002年の『アバウト・シュミット』以来2度目。クセのある父親を演じる『ジャンゴ 繋がれざる者』などのブルース・ダーンの演技も見どころとなりそう。

Nebraska (2013) - Official Trailer #1 (2分03秒)





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毛皮のヴィーナス 90分
英題:Venus in Fur
原題:La Vénus à la fourrure 
監督  ロマン・ポランスキー Roman Polanski
製作国 フランス
脚本  ロマン・ポランスキー
撮影  パヴェル・エデルマン
出演  エマニュエル・セニエ、マチュー・アマルリック

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 上演が急がれる演目の俳優のオーディションに一日を過ごした後パリの舞台で一人、Thomas(マチュー・アマルリック)は応募者の惨めな演技を電話で嘆いていました。主役を演じるのに必要とされる能力のあるものは一人もおらず、帰ろうとすると奔放で抜け目ない真のパワーの塊Vanda(エマニュエル・セニエ)が現れます。VandaはThomasが嫌うもの全てでした。下品で思慮がなく、主役を掴むためには何に対しても尻込みしません。しぶしぶと、そして無理強いされつつも彼はチャンスを試すと、Vandaの変わりように驚きます。コスチュームやアクセサリーを手に入れただけでなく、キャラクターを完璧に理解し、(その上同じ名前)そらでセリフを覚えているのでした。「オーディション」は延長し、強さを増す一方でThomasの興味は妄想に変わっていきます。

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 オーディションでお粗末な演技ばかりを見せられた演出家のトーマス(マチュー・アマルリック)の前にヴァンダ(エマニュエル・セニエ)という女優が現れる。ガツガツしていて下品なヴァンダは、まさにトーマスの嫌悪するタイプ。ところがチャンスを与えてみたところ、ヴァンダの変身ぶりにトーマスは驚がくする。 / 【ここに注目】 ロマン・ポランスキーの新作は、マチュー・アマルリックと自身の妻エマニュエル・セニエ出演のエロティックコメディー。『おとなのけんか』と同じく舞台の映画化で、原案はマゾヒズムの語源となったマゾッホの小説にインスパイアされた二人芝居「ヴィーナス・イン・ファー」。2002年の『戦場のピアニスト』でパルムドールを獲得したポランスキー監督だが、ライバルも強力なだけに混戦必至。

La Venus à la Fourrure (2013) - Official Trailer #1 (1分32秒)





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恋するリベラーチェ (伝記もの / ドラマ) 118分
英題:Behind The Candelabra (読み|ビハインド・ザ・キャンデラブラ)
監督  スティーヴン・ソダーバーグ Steven Soderbergh
製作国 アメリカ
出演  マット・デイモン、マイケル・ダグラス、
    デビー・レイノルズ、ロブ・ロウ、
    ボイド・ホルブルック、ダン・エイクロイド、
    スコット・バクラ、ポール・ライザー、
    ニッキー・カット、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) エルヴィス、エルトンジョン、マドンナの前にはLiberace(マイケル・ダグラス)がいました。: 名ピアニスト、豊かなアーティスト、舞台、テレビの虫。Liberaceは舞台でも舞台以外でも極端さを好み、やりすぎることに歓びを感じていました。1977年の夏の日、若く美しいScott Thorson(マット・デイモン)が彼の楽屋に入ると、年齢や社会層の違いにも関わらず二人の男の秘密の関係が始まり、それは5年間続くのでした。

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 ラスベガスの豪華ショーの人気ピアニストであるリベラーチ(マイケル・ダグラス)は、年若きスコット・ソーソン(マット・デイモン)と出会う。二人は年の差はあるものの時に家族、友人、恋人として月日を過ごしていく。 / 【ここに注目】 スコット・ソーソンによる愛人生活と愛憎をつづった半自伝的小説を実写化。彼らの6年間を描く物語だが、スティーヴン・ソダーバーグ監督いわく、本作は男性版『テルマ&ルイーズ』なのだとか。三大映画祭の常連監督だが、以前より公言していた通り本作をもっていったん監督は休業(再開の可能性はある)とのこと。そうなると必然的に有終の美を飾れるか、注目されるに違いない。なおマイケル・ダグラスが喉頭がんを診断されて以来の初出演作でもある。

Behind the Candelabra (仏題:Ma vie avec Liberace) - Trailer (2分03秒)





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グレート・ビューティー 追憶のローマ (ドラマ) 150分
英題:」The Great Beauty
原題:La Grande Bellezza
監督  パオロ・ソレンティーノ Paolo Sorrentino
製作国 イタリア / フランス
撮影  ルカ・ビガッツィ
出演  トニ・セルヴィッロ、ザブリナ・フェリッリ、
    カルロ・ヴェルドーネ、カルロ・ブッチロッソ、
    イアイア・フォルテ、パメラ・ヴィロレッジ、
    ガラテア・ランツィ、セレナ・グランディ、
    イザベラ・フェラーリ、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 本物または推測上の貴族の女性、成金、政治家、強盗犯罪、ジャーナリスト、俳優、退廃貴族、高位聖職者、アーティスト、知識人がもろい関係の糸をより、古い王宮、広大なヴィラ、最も美しい街のテラスの中で動き回る絶望のバビロンに吸収されます。全てがそこにあり、最高の日に現れません。65歳のJep Gambardella(トニ・セルヴィッロ)は作家、ジャーナリスト、無気力で幻滅しており、目はいつもジントニックで湿り、この意味のない敗北の、強く気が沈むような人類の行列を見物しています。 無気力で眩暈がしています。その背景には夏のローマ。素晴らしく無感動です。死んだ歌姫のように。

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 イタリア、ローマの夏は魅惑的で、街は陽光できらめく。ジャーナリストとして成功した65歳のガンバーデラ(トニ・セルヴィッロ)は、かの地でその文化と上流社会を謳歌(おうか)していた。しかし同時に、その心の片隅には虚無感を抱いていた。 / 【ここに注目】 部門は異なるが、『愛の果てへの旅』から連続して5作品がカンヌで上映され、中でも『イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-』で審査員賞、『きっと ここが帰る場所』でエキュメニカル審査員賞を受賞しているパオロ・ソレンティーノ監督は、本映画祭との相性が良好だ。哲学的なテーマと映像美で多くの人々の心をつかみそう。主演は『イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-』『ゴモラ』のトニ・セルヴィッロが務める。

La grande bellezza - Teaser Trailer (1分35秒)




La grande bellezza - Official Trailer (2分01秒)




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ボーグマン(←2013東京国際映画祭時の邦題) (サスペンス) 118分
原題:Borgman
監督  アレックス・ファン・ヴァーメルダム Alex van Warmerdam
製作国 オランダ
撮影  トム・エリスマン
出演  Jan Bijvoet、Hadewych Minis、イェロン・ペルセヴァル、
    アレックス・ファン・ヴァーメルダム、Tom Dewispelaere、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) Camiel Borgman(Jan Bijvoet)は裕福な郊外の静かな通りに突然現れ、ブルジョワ家庭を訪ねます。彼は誰なのでしょう?夢、悪魔、寓意または我々の恐怖を体現したものでしょうか?

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 郊外の閑静な住宅地。夫婦と3人の子どもが暮らす邸宅のベルを鳴らしたボーグマン(Jan Bijvoet)。まだこの時は、ボーグマンがこの裕福な一家に悪夢をもたらす悪魔のような男であることは誰も知る由もなかった。 / 【ここに注目】 アレックス・ファン・ヴァーメルダムは、今作が8作目となるオランダの鬼才。演劇界から活動をスタートし、1980年代より映画を製作。1992年の『ザ・ノーザナーズ(英題) / The Northerners』がヨーロピアン・フィルム・アワードの新人作品賞を受賞した。カンヌ国際映画祭では、1998年の『リトル・トニー(英題)/ Little Tony』がある視点部門に出品されたもののコンペは初。ヴァーメルダム監督らしい悪意とブラックユーモアに満ちた作風は台風の目となるか。

Borgman - Trailer (1分20秒)





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オンリー・ゴッド (犯罪 / ドラマ / サスペンス) 90分
英題:Only God Forgives
監督  ニコラス・ウィンディング・レフン Nicolas Winding Refn
製作国 フランス / デンマーク
撮影  ラリー・スミス
出演  ライアン・ゴズリング、クリスティン・スコット・トーマス、
    ヤーヤーイン(Yayaying)、Vithaya Pansringarm、
    ゴードン・ブラウン、Oak Keerati、Tom Burke、他

(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) アメリカの司法機関から逃げ出したJulian(ライアン・ゴズリング)はバンコクで麻薬取引のカムフラージュにキックボクシングのジムを経営しています。広大な犯罪組織の頭である彼の母(クリスティン・スコット・トーマス)は愛する息子Billy(Tom Burke)の体を帰国させる為にアメリカへ向かいます。Billyは若い娼婦を野蛮に惨殺したとして殺されたためです。激高と復讐で正気を失った彼女はJulianに殺人の指導者となることを要求します。Julianは引退し、同僚に褒めそやされている不思議な警官Chang(Vithaya Pansringarm)と対峙しなけばなりません…

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 アメリカからバンコクに逃亡中のジュリアン(ライアン・ゴズリング)はボクシングジムを運営しながらドラッグの売買をしている。ある日、弟のビリー(Tom Burke)が殺され、犯罪組織のボスである母親のクリスタル(クリスティン・スコット・トーマス)が激怒。ジュリアンは復讐するように命じられる。 / 【ここに注目】 『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフン監督と、主演のライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだクライムスリラー。ゴズリングのほか、『イングリッシュ・ペイシェント』の演技派女優クリスティン・スコット・トーマスが出演。カンヌ国際映画祭監督賞を受賞した『ドライヴ』で批評家に絶賛されたレフン監督だが、新作もそのクールな映像センスが生きる犯罪映画とあって期待値もかなり高い。

Only God Forgives - Official International Trailer #2  (1分37秒)




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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ 122分
英題:Only Lovers Left Alive
監督  ジム・ジャームッシュ Jim Jarmusch
製作国 アメリカ
撮影  ヨリック・ル・ソー
出演  トム・ヒドルストン、ティルダ・スウィントン、
    ミア・ワシコウスカ、ジョン・ハート、
    アントン・イェルチン、ウェイン・ブリンストン、他
※ ソニー・ピクチャーズ・クラシックス(Sony Pictures Classics)が北米での配給権を獲得。
  (2013/05/24付け)

(シネマトゥデイの作品紹介より)こちら) 【ストーリー】 アンダーグラウンドのミュージシャン、アダム(トム・ヒドルストン)は人間たちの行動を憂えていた。そんなとき、生気あふれる恋人イヴ(ティルダ・スウィントン)が再び現れる。二人は何世紀にもわたって愛し合ってきたが、二人の関係は堕落し切っていた。そして、イヴの狂気じみた妹アヴァ(ミア・ワシコウスカ)が登場したことで、二人の愛は崩壊へと向かう。 / 【ここに注目】 1984年の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』でカメラドールを受賞、2005年の『ブロークン・フラワーズ』で審査員特別グランプリに輝くなど、カンヌ国際映画祭の常連ともいえるジム・ジャームッシュ監督。はやりのバンパイア映画もインディーズ映画の名匠ジャームッシュが撮るとなると一筋縄ではいかない。音楽、さらにはアメリカのデトロイトやモロッコのタンジールなど、世界各国でロケを行ったというビジュアルも気になるところだ。

Only Lovers Left Alive (2013) - Clip 1 (57秒)




Only Lovers Left Alive (2013) - Clip 2 (54秒)



※ 『Only Lovers Left Alive』のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内でも見ることが出来ます。 こちら → http://www.festival-cannes.com/jp/trailers.html



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クロージング上映作品 Closing Film 
(※ 本作はコンペティション外作品です。)

ケープタウン(2013年) (犯罪 / サスペンス / ドラマ) 110分
英題:Zulu  
監督 ジェローム・サル Jérôme Salle
製作国 フランス
撮影  ドゥニ・ルーダン  
出演  オーランド・ブルーム、フォレスト・ウィッテカー、
    タニア・ファン・グラン、ナターシャ・ローリング、他
(カンヌ国際映画祭公式サイト[日本語版]内の作品紹介より) 未だにアパルトヘイトが根付く南アフリカで2人の警官(フォレスト・ウィティカー&オーランド・ブルーム)が少年を殺した犯人を追跡します。ケープタウンの黒人居住区から海辺の高級ヴィラまで、この調査は2人の男の人生を揺るがし、彼らの内なる悪魔との対立は必至となります。

(ムービープラスの作品紹介より) (こちら) [解説] アンジェリーナ・ジョリー、ジョニー・デップ主演『ツーリスト』のオリジナル脚本で注目されたジェローム・サルの4本目の監督作。南アフリカのケープタウンを舞台に、アパルトヘイト時代の悲惨なトラウマを負った黒人刑事(フォレスト・ウィティカー)が、自分とは正反対の若手白人刑事(オーランド・ブルーム)と組んで、麻薬と犯罪がはびこる街の殺人事件に挑む。主演はフォレスト・ウィティカー、オーランド・ブルーム。

Zulu (2013) - Official US Trailer (1分43秒)




※ 『Zulu』のビデオクリップはカンヌ国際映画祭公式サイト内で見ることが出来ます。
  こちら →http://www.festival-cannes.com/jp/trailers/outOfCompetition.html?year=2013





共通テーマ:映画

indiewireによる「とっても早い2013年度アカデミー賞予想」

indiewire(記事投稿:Peter Knegt氏)による「とっても早い2013年度アカデミー賞予想」です。 (注:2013年05月上旬時点での予想ですので、2013年度公開予定であっても公開が翌年以降になる作品もあるかもしれません。)

【参照記事】 indiewire 2013年05月13日付け
2014 Oscar Predictions



【作品賞】 Best Picture
ヘビー級(最有望)と思える作品(←純然たる憶測に基づく)
The Likely Heavyweights, Based Purely On Speculation

1. ウルフ・オブ・ウォールストリート The Wolf of Wall Street
   監督:マーティン・スコセッシ Martin Scorsese / 北米公開予定:11月15日12月25日
2. ミケランジェロ・プロジェクト The Monuments Men
   監督:ジョージ・クルーニー George Clooney / 北米公開予定:12月18日2014年1月
3. アメリカン・ハッスル American Hustle
   監督:デヴィッド・O・ラッセル David O. Russell / 北米公開予定:12月13日(限定公開開始)
4. ウォルト・ディズニーの約束 Saving Mr. Banks
   監督:ジョン・リー・ハンコック John Lee Hancock / 北米公開予定:12月20日13日(限定公開開始)
5. August: Osage County
   監督:ジョン・ウェルズ John Wells / 北米公開予定:11月08日12月25日(限定公開開始)



(まだ見てないのでわからないけど)机上論的には
ちょっときわどい(リスクを背負っている)かなあと思われる作品
(リスキー要素を気にしなければもちろん最有望候補となる作品)
A Little More Risky On Paper (But If They Pull It Off, Watch Out)

6. ゼロ・グラビティ Gravity
   監督:アルフォンソ・キュアロン Alfonso Cuarón / 北米公開予定:10月04日
7. Foxcatcher
   監督:ベネット・ミラー Bennett Miller / 北米公開予定:2013年秋2014年
8. キャプテン・フィリップス Captain Phillips
   監督:ポール・グリーングラス Paul Greengrass / 北米公開予定:10月11日
9. 12 Years a Slave
   監督:スティーブ・マックイーン Steve McQueen / 北米公開予定:12月27日10月18日(限定公開開始)



「小作品なので・・・どうかなぁ?イケるか?」・・・な作品
The Little Engines That Could?

10. Fruitvale Station
    監督:ライアン・クーグラー Ryan Coogler / 北米公開予定:07月12日
11. ビフォア・ミットナイト Before Midnight
    監督:リチャード・リンクレイター Richard Linklater / 北米公開予定: 05月24日



今後、楽々と主要な候補となり得るであろう作品
Could Easily Be Major Contenders

12. 悪の法則 The Counselor
    監督:リドリー・スコット Ridley Scott / 北米公開予定:11月15日
13. ダラス・バイヤーズクラブ The Dallas Buyers Club
    監督:ジャン=マルク・ヴァレ Jean-Marc Vallee / 北米公開予定: 2013年11月01日
14. Inside Llewyn Davis
    監督:コーエン兄弟 Joel & Ethan Coen / 北米公開予定:12月06日
15. とらわれて夏 Labor Day
    監督:ジェイソン・ライトマン Jason Reitman / 北米公開予定: 2013年12月25日(限定公開開始)
16. Nebraska
    監督:アレクサンダー・ペイン Alexander Payne / 北米公開予定:11月22日
17. Out of the Furnace
    監督:スコット・クーパー Scott Cooper / 北米公開予定:10月04日12月06日
18. ラッシュ プライドと友情 Rush
    監督:ロン・ハワード Ron Howard / 北米公開予定:09月20日
19. The Fifth Estate
    監督:ビル・コンドン Bill Condon / 北米公開予定:11月15日10月18日
20. Serena
    監督:スサンネ・ビア Susanne Bier / 北米公開予定:未定



「有望作が評価を下げ賞レースから脱落するようなら浮上してくるかも」・・・な作品
If The Mighty Fall, They Could Rise

21. プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 The Place Beyond The Pines
    監督:デレク・シアンフランス Derek Cianfrance / 北米公開済み
22. 42 世界を変えた男  英題:42
    監督:ブライアン・ヘルゲランド Brian Helgeland / 北米公開済み



どうなるか誰にもわからない作品
You Never Know

23. LIFE!  英題:The Secret Life of Walter Mitty
    監督:ベン・スティラー Ben Stiller / 北米公開予定:12月25日
24. ブルージャスミン Blue Jasmine
    監督:ウディ・アレン Woody Allen / 北米公開予定:07月26日
25. 大統領の執事の涙 The Butler
    監督:リー・ダニエルズ Lee Daniels / 北米公開予定:10月08日08月16日




【主演男優賞】  Best Actor
(まだ見てないので分からないが)机上論的には最有力と思われる候補
Look Like Very Strong Contenders (On Paper)

1. レオナルド・ディカプリオ Leonardo DiCaprio
    (The Wolf of Wall Street)
2. マシュー・マコノヒー Matthew McConaughey
    (The Dallas Buyers Club)
3. トム・ハンクス Tom Hanks
    (Saving Mr. Banks)
4. クリスチャン・ベール Christian Bale
    (American Hustle)
5. スティーヴ・カレル Steve Carell
    (Foxcatcher)


「もしかして少々オスカー向きでない役どころか?(でもまだよくわからないけど。)」・・・な候補
Potentially Less Oscar-Bait Fare (But We Know Nothing)

6. キウェテル・イジョフォー Chiwetel Ejiofer
   (12 Years a Slave)
7. トム・ハンクス Tom Hanks
   (Captain Phillips)
8. ジョージ・クルーニー George Clooney
   (Gravity)


「すでに我々は鑑賞済み。(見た上で判断するに)ノミニーとしてふさわしい候補ばかり。
あとはオスカー・キャンペーン次第」・・・な候補
We've Seen Them & They Are All Very Deserving...
It Just Depends On How Their Competition Shapes Up

09. マイケル・B・ジョーダン Michael B. Jordan
    (Fruitvale Station)
10. イーサン・ホーク Ethan Hawke
    (ビフォア・ミッドナイト Before Midnight)
11. マシュー・マコノヒー Matthew McConaughey
    (Mud)


今後、楽々と主要な候補となり得るであろう候補
Could Easily Be Major Contenders

12. ブルース・ダーン Bruce Dern
    (Nebraska)
13. フォレスト・ウィテカー Forest Whitaker
    (The Butler)
14. マイケル・ファスベンダー Michael Fassbender
    (The Counselor)
15. ケイシー・アフレック Casey Affleck
    (Out of the Furnace)
16. ベネディクト・カンバーバッチ Benedict Cumberbatch
    (The Fifth Estate)
17. コリン・ファース Colin Firth
    (The Railway Man)
18. オスカー・アイザック  Oscar Isaac
    (Inside Llewyn Davis)
19. イドリス・エルバ Idris Elba
    (Mandela: Long Walk To Freedom)
20. ライアン・ゴズリング Ryan Gosling
    (Only God Forgives)



【主演女優賞】  Best Actress
(まだ見てないので分からないが)机上論的には最有力と思われる候補
Look Like Very Strong Contenders (On Paper)

1. メリル・ストリープ Meryl Streep
    (August: Osage County)
2. ナオミ・ワッツ Naomi Watts
    (ダイアナ Diana)
3. エマ・トンプソン Emma Thompson
    (Saving Mr. Banks)
4. ニコール・キッドマン Nicole Kidman
    (Grace of Monaco)
5. ジュリア・ロバーツ Julia Roberts
    (August: Osage County)


「もしかして少々オスカー向きでない役どころか?(でもまだよくわからないけど。)」・・・な候補
Potentially Less Oscar-Bait Fair (But We Know Nothing)

6. サンドラ・ブロック Sandra Bullock
    (Gravity)
7. ケイト・ウィンスレット Kate Winslet
    (Labor Day)


「すでに我々は鑑賞済み。(見た上で判断するに)ノミニーとしてふさわしい候補。
あとはオスカー・キャンペーン次第」・・・な候補
We've Seen It & She's Deserving...
It Just Depends On How Her Competition Shapes Up

8. ジュリー・デルピー Julie Delpy (ビフォア・ミッドナイト Before Midnight)


今後、楽々と主要な候補となり得るであろう候補
Could Easily Be Major Contenders

09. マリオン・コティヤール Marion Cotillard
    (The Immigrant)
10. ケイト・ブランシェット Cate Blanchett
    (Blue Jasmine)
11. ジェシカ・チャステイン Jessica Chastain
    (The Disappearance of Eleanor Rigby)
12. ジェニファー・ローレンス Jennifer Lawrence
    (Serena)
13. ベレニス・ベジョ Bérénice Bejo
    (The Past)
14. サマンサ・モートン Samantha Morton
    (Decoding Annie Parker)
15. フェリシティ・ジョーンズ Felicity Jones
    (The Invisible Woman)
16. エリザベス・オルセン Elizabeth Olsen
    (Therese Raquin)
17. リース・ウィザースプーン Reese Witherspoon
    (Devil's Knot)
18. シンシア・ニクソン Cynthia Nixon
    (A Quiet Passion)
19. ゾーイ・サルダナ Zoe Saldana
    (Nina)
20. ルーニー・マーラ Rooney Mara
    (Ain't Them Bodies Saints)



【助演男優賞】  Best Supporting Actor
(まだ見てないので分からないが)机上論的には最有力と思われる候補
Look Like Very Strong Contenders (On Paper)

1. マーク・ラファロ Mark Ruffalo
    (Foxcatcher)
2. ベネディクト・カンバーバッチ Benedict Cumberbatch
    (August: Osage County)
3. コリン・ファレル Colin Farrell
    (Saving Mr. Banks)
4. ブラッドリー・クーパー Bradley Cooper
    (American Hustle)
5. マイケル・ファスベンダー Michael Fassbender
    (12 Years a Slave)
6. ジョシュ・ブローリン Josh Brolin
    (Labor Day)
7. ジェレミー・レナー Jeremy Renner
    (American Hustle)


彼はいつの日かノミネートされる(はず) 
(確かにねえ。毎年名が挙がるけど毎年ノミネートされない・・・)
He's Gotta Get Nominated Someday

8. ジョン・グッドマン John Goodman
    (The Monument's Men)
9. ジョン・グッドマン John Goodman
    (Inside Llewyn Davis)


「すでに我々は鑑賞済み。(見た上で判断するに)ノミニーとしてベストな候補。
あとはオスカー・キャンペーン次第」・・・な候補
Best Shots From What We've Seen...
It Just Depends On How Their Competition Shapes Up

10. ハリソン・フォード Harrison Ford
    (42 世界を変えた男  英題:42)
11. ライアン・ゴズリング Ryan Gosling
    (プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 The Place Beyond The Pines)
12. ベン・フォスター Ben Foster
    (Ain't Them Bodies Saints)


「今後、楽々と主要な候補となり得るであろう(でもまだ全然分からないけど。)」・・・な候補
Could Easily Be Major Contenders (We Really Know Nothing)

13. ジャレッド・レト Jared Leto
    (The Dallas Buyers Club)
14. ハビエル・バルデム Javier Bardem
    (悪の法則 The Counselor)
15. ブラッド・ピット Brad Pitt
    (悪の法則 The Counselor)
16. クリスチャン・ベール Christian Bale
    (Out of the Furnace)
17. フィリップ・シーモア・ホフマン Phillip Seymour Hoffman
    (A Most Wanted Man)
18. クリス・クーパー Chris Cooper
    (August: Osage County)
19. マシュー・マコノヒー Matthew McConaughey
    (The Wolf of Wall Street)
20. ロバート・デ・ニーロ Robert De Niro
    (American Hustle)



【助演女優賞】  Best Supporting Actress
(まだ見てないので分からないが)机上論的には最有力と思われる候補
Look Like Very Strong Contenders (On Paper)

1. エイミー・アダムス Amy Adams
    (American Hustle)
2. ヴァネッサ・レッドグレイヴ Vanessa Redgrave
    (Foxcatcher)
3. マーゴ・マーティンデイル Margo Martindale
    (August: Osage County)
4. ケイト・ブランシェット Cate Blanchett
    (The Monuments Men)
5. ジェニファー・ローレンス Jennifer Lawrence
    (American Hustle)
6. キャメロン・ディアス Cameron Diaz
    (悪の法則 The Counselor)
7. オプラ・ウィンフリー Oprah Winfrey
    (The Butler)


「カンヌ映画祭で(この候補がノミニーとなりうるかどうなのかが)分かると思う」・・・な候補
We'll Find Out Soon Enough At Cannes

8. クリスティン・スコット・トーマス Kristin Scott Thomas
    (Only God Forgives)
9. キャリー・マリガン Carey Mulligan
    (Inside Llewyn Davis)



「すでに我々は鑑賞済みで(見た上で判断するに)ノミニーとしてベストな候補。
あとはオスカー・キャンペーン次第」・・・な候補
Best Shots From What We've Seen...
It Just Depends On How Their Competition Shapes Up

10. オクタヴィア・スペンサー Octavia Spencer
    (Fruitvale Station)
11. スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johnannson
    (Don Jon)


今後、楽々と主要な候補となり得るであろう(でもまだ全然分からないけど。)」・・・な候補
Could Easily Be Major Contenders (We Really Know Nothing)

12. ジェシカ・ラング Jessica Lange
    (Therese Raquin)
13. サリー・ホーキンス Sally Hawkins
    (Blue Jasmine)
14. ジェニファー・ガーナー Jennifer Garner
    (The Dallas Buyers Club)
15. キャサリン・キーナー Catherine Keener
    (Captain Phillips)
16. ヴィオラ・デイヴィス Viola Davis
    (Prisoners)
17. ゾーイ・サルダナ Zoe Saldana
    (Out of the Furnace)
18. Lupita Nyong'o
    (12 Years a Slave)
19. ジュリエット・ルイス Juliette Lewis
    (August: Osage County)
20. ローラ・リニー Laura Linney
    (The Fifth Estate)




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