2011年度(第84回)アカデミー賞外国語映画賞|日本からの出品作が決定 (『一枚のハガキ 』)

2011年度(第84回)アカデミー賞外国語映画賞部門への日本からの出品作が決まりました。


【参照】 一般社団法人日本映画製作者連盟
第84回米国アカデミー賞最優秀外国語映画賞部門への出品作品として「一枚のハガキ」新藤兼人監督作品(株式会社 近代映画協会)が決定しました




日本からの出品作
一枚のハガキ
英題|Postcard
監督|新藤兼人 Kaneto Shindō
製作会社|近代映画協会
出演|豊川悦司、大竹しのぶ、六平直政、大杉漣、
   柄本明、倍賞美津子、津川雅彦、川上麻衣子、
   絵沢萠子、大地泰仁、 渡辺大、麿赤兒、他



シネマトゥデイの作品紹介より)【チェック】邦画界最高齢の現役映画監督、新藤兼人が自らの戦争体験を基に描く感動の人間ドラマ。終戦間際に招集された兵士100名のうち94名が戦死し、残った6名のうちのある男性に焦点を絞り、彼自身と戦死した友人の家族の崩壊と再生への道のりをつづる。生き残った元兵士を、『必死剣 鳥刺し』の豊川悦司、その友人の妻を『オカンの嫁入り』の大竹しのぶが演じている。新藤監督自身を投影させた主人公をはじめ周囲の人々の苦悩が胸に突き刺さる。【ストーリー】太平洋戦争末期、中年兵として招集された啓太(豊川悦司)ほか仲間99名の運命は、上官によるくじ引きで決定した。仲間の定造(六平直政)はフィリピンに送られることになり、戦死を覚悟した彼は啓太に妻の友子(大竹しのぶ)が書いた一枚のハガキを託す。もし彼が生き延びることができたら、妻にハガキは読んだと伝えてくれと頼まれ……。





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【公式発表】2011年度アカデミー賞授賞式の司会、発表

【追記】
エディ・マーフィは、本年度(第84回)アカデミー賞授賞式のプロデューサーを務める予定であったブレット・ラトナーの辞任に伴いアカデミー賞授賞式の司会から撤退を申し出、映画芸術科学アカデミーはそれを受理しました。 後任の司会者はビリー・クリスタル

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映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)からの発表
Eddie Murphy to Host 84th Academy Awards[レジスタードトレードマーク] (2011年09月06日付け発表)


映画芸術科学アカデミーは、第84回(2011年度)アカデミー賞授賞式の司会をエディ・マーフィ(Eddie Murphy)が務めると発表しました。エディ・マーフィがアカデミー賞授賞式の司会を務めるのはこれが初めてです。






!!!!!!!! ・・・・・・・・・・・・ マジで!!!??? ・・・・・・・・・・・・ (絶句)。


司会者の発表、昨年はだいぶ遅かったのですが今年は早いっ。

今年のアカデミー賞授賞式のプロデューサーであるブレット・ラトナー(関連記事はこちら)がエディ・マーフィを推しているということでしたが、まさか、ほんとにそうなるとは思わなかった。

2006年の『ドリームガールズ』でアカデミー賞助演男優賞受賞を逃し、ショックのあまり式の途中で退席したというエディ・マーフィ。

ブロードキャスト映画批評家協会賞、ゴールデン・グローブ賞、アメリカ映画俳優組合賞、と、アカデミー賞前哨戦と言われるような大きな映画賞で受賞し肝心のアカデミー賞だけ逃してしまったので、そのショックは周囲の人々が思うより大きかったということでしょう。実際、あの『ドリームガールズ』の演技で受賞できなかったのは気の毒でした。(でもあの時は、何とか辛抱して退席はこらえるべきでした。そうすれば、その後の仕事のオファーの内容もきっと変わっていったでしょうに。)

彼は二度とアカデミー賞には呼ばれないだろうと思っていましたが、こんな形で戻ってくるとは。エディ・マーフィにとってはキャリア再浮上のきっかけになるかもしれません。ブレット・ラトナー監督作でエディ・マーフィも出演しているアクション・コメディ『Tower Heist』が今年11月に公開されますので、今回の事はその映画のいい宣伝にもなるでしょう。 


※ (2011/10/27追記) やっぱりそうだったか。
【シネマトゥデイ 2011年10月27日付け記事】 
アカデミー賞の司会に抜擢されたエディ・マーフィ 「オスカー史上最悪の司会になる予感」とコメント

(シネマトゥデイの記事より抜粋) エディは自分に白羽の矢が当たったのは、アカデミー賞のプロデューサーの1人であるブレット・タロナーがエディの新作映画『タワー・ハイスト(原題) / Tower Heist』の監督でもあり、プロモーションの1つになると思ったからだとも言っている。「僕がオスカーの司会をやれば、映画の封切り前にちょっとした話題になるかもしれないって彼に言ったら、実現したというわけさ」と、「エンターテインメント・トゥナイト」のインタビューでジョークを飛ばした。



ビリー・クリスタルが司会再登板に乗り気である、という話も出ていましたねえ…。まあ結局のところ授賞式の脚本を書く作家陣をリフレッシュさせ面白いギャグを脚本に仕込まなければ誰が司会をやっても面白くはならない、という意見があり、確かにそのとおりなのです。


【追記】 (2011/09/07)
一昨年の司会はスティーヴ・マーティンとアレック・ボールドウィンのコンビだったのですが、その時に「また白人中年男が司会者だ」という声があったのを思い出しました。そういえばここのところ黒人(有色人種)が司会を務めることはなく、だから今回、そのあたりを考慮したのかな、と。

前に、今年の司会者候補としてオプラ・ウィンフリーの名があがっていましたが、彼女は早々に否定コメントを出しました。(その後、オプラ・ウィンフリーがアカデミー賞名誉賞を授与されるという報道が出ました。)オプラ・ウィンフリーが司会を務めてくれるのが映画芸術科学アカデミーにとってはベストだったかもしれません。「オプラ・ウィンフリー・ショー」も終了したので授賞式リハーサルの時間もとれるだろうし、有色人種で女性、司会経験もあり、人気も高い。うってつけだったのに。

映画芸術科学アカデミーには最初から「今年の司会者は黒人で」という心積もりがあったのかもしれません。でもこれは単なる私の推測です。

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【更新記録】
※ 追記しました。 (2011/10/27)
※ 追記しました。 (2011/12/14)



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