2012アカデミー賞外国語映画賞:オーストリアからの出品作が決定(『愛、アムール』)

オーストリアの代表作は2012年カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞したミヒャエル・ハネケ監督作『愛、アムール』(原題|Amour)に決まりました。


代表作として出品されてきた場合、外国語映画賞部門のノミネートのみならず受賞の筆頭候補になるだろうと言われていた『愛、アムール』。無事オーストリア代表作に選出され出品の運びとなりました。


オーストリアの代表作は1986年度(第59回)に『'38 - Vienna Before the Fall』がノミネートを果たして以降同部門には縁がなく受賞もノミネートもありませんでしたが、2000年代後半に入り2007年度(第80回)にシュテファン・ルツォヴィツキー監督作『ヒトラーの贋札』が受賞、翌2008年度(第81回)には Götz Spielmann 監督作『Revanche』がノミネートしています。


ミヒャエル・ハネケ監督作はオーストリア代表作としての出品は今度で5回め(うち、一回は出品したものの定められている出品条件を満たせず、失格)で、ドイツ代表作として2009年度に『白いリボン』が出品されノミネートを果たしています。


カンヌ映画祭のパルムドールを受賞した作品はアカデミー賞外国語映画賞にノミネートはあっても受賞までには至らないケースがほとんど。ただ、外国語映画賞はここのところノミネートや受賞の傾向がほんの少し変わりつつあるので……さてどうなるでしょう。



オーストリアからの出品作
愛、アムール
原題|Amour
監督|ミヒャエル・ハネケ Michael Haneke


IMDb|Amour
http://www.imdb.com/title/tt1602620/


(カンヌ国際映画祭公式差イト[日本語版]内の作品紹介より)80代の Georges と Anne は、共に元音楽教師という教養のある夫婦。ふたりの娘もまた音楽家で、家族とともに外国で暮らしていた。ある日、Anne が事故に遭い、夫婦をつなぐ愛情が過酷な試練に直面する。




『愛、アムール』 日本版予告編





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